砲流改虎は仮面ライダーである   作:シュワルツシルト半径

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アナザーライダーを救ったので初投稿です。

パーストは過去って意味です。
パーストと言えばエクシードタイムバースト格好いいっすよね。

所でこの小説って略すと『ほかか』になるんですね。
暖かそう


第28話「パーストへ遡れ」

「仮面ライダークラッシュてある砲流改虎達勇者部は、突如出現したレオ・クラスターバーテックススマッシュになす術もなく倒されていく。しかし、強い想いで覚醒した竜がレオを打ち倒す。そして、勇者部に平穏が訪れたのでありました……と言うことで。」

 

「『砲流改虎は仮面ライダーである』、完!今回からは友奈ちゃんと東郷さんのラブストーリー・『歴オタ、親友と同棲するってよ』が始ま____」

 

「らないよ!何でタイトルまで決めてるの!?」

 

「ゆ、友奈先輩!?何時からそこに……バレては仕方がない。どろん!」

 

「あっ!逃げちゃった……うーん、じゃあ私が代わりに!第29話、どうぞ!」

 

 

重い瞼を開く竜。目に飛び込んで来たのは白い天井。

何故こうなったのか。

まず思い出したのは、レオとの戦い。

あの後、恐らく気絶してしまい、病院に運び込まれたのだろう。

 

「うっ…あっ、いてて……。」

 

身体を起こそうとするが、散々無茶したせいか、今も所々が痛む。

それに、先程から腕に何かが乗っている感覚がする。

 

「……改虎?」

 

その方に顔を向けると、改虎が眠っていた。

ずっと見守っていたからか、寝息を立て眠っている。

頭を軽く叩き、起こす。

 

「ん……竜…?!竜!大丈夫か!?心配したんだぞ!」

 

「ちょっ!改虎痛い痛い!痛いってぇ!落ち着けよぉ!」

 

起きるなり、竜の肩を掴んで迫る改虎。

何とか改虎を落ち着かせる。

息を整え、痛みが引いた所で一つ、竜から改虎へ質問があった。

 

「なぁ、俺ってどの位寝てた?」

 

「あー…確か3日、だな。寝過ぎだろ、竜。」

 

そうは言っても、改虎は一週間も眠っていた事があるから、竜の事も言えないのだが。

その後は、他愛もない話をする。

空が綺麗だな、とか、リンゴ旨いな、とか。

だが、そんな会話が竜には心地良かった。

 

 

「まさか、レオがやられちまうとはなぁ。折角育てたのに。」

 

大袈裟に項垂(うなだ)れるスターク。

しかし、その声には喜びが含まれていた。

 

「ハザードレベル4.0……まだまだだ。もっと伸ばせよ、竜。」

 

毒蛇達は止まらない_____。

 

 

九月中旬。葉も紅葉してくる時期となった。

まだハロウィンには程遠いはずだが、街はすっかりムードに包まれている。

 

ようやく退院し、学校へ通い始めた竜。

久しぶりの学校に心を躍らせる。

 

「お久しぶりです…ってどういう状況ですかこれ。」

 

その日竜が部室へ向かうと、いつもと違う光景が広がっていた。

部室の前に集まる___否、避難している勇者部。

何が起きてるかは、すぐに理解できた。

 

「あー……なるほど。つまり、ゴキ___ムググッ!?」

 

「それ以上言うんじゃない。」

 

禁断の名前を口にする前に、改虎が塞ぐ。

と、改虎を振り払う竜。

いつの間にか手に持った棒状に丸めた新聞紙を握り、部室のドアを開ける。

 

「よし、それなら俺が!」

 

「え?竜君まさか………。」

 

「行ってきます!I'll be back!」

 

何処かで聞いた様なセリフを言いながら。

 

結局、竜によって黒き魔物は退治された。

その後、勇者部では、黒き魔物が出たら竜に任せると言う風習が出来た。

竜は、ある意味勇者だった。

 

 

南波家が所有する空き地。

そこで訓練を続ける一人のライダー。

 

一通り訓練し終え、休憩していると、電話が掛かって来る。

携帯には『可愛い妹・焔たん』と表示されていた。

 

「もしもし~。うん……うぇ!?レオが倒された!?マジかよ……あぁ、じゃあな。」

 

通話を切り、スポーツ飲料を飲む影人。

さっきまで落ち込んでいた筈だが、何故かやる気で満ちていた。

 

「俄然やる気出てきた!よーっし、レオの分まで、俺が頑張らなきゃな!」

 

何でもポジティブシンキング___それが影人の考え方だった。

と、また電話が掛かって来る。

スタークからだ。

 

「どうしたんですかスタークさん?……ほんほん…え!マジすか!?やったぁ!…はい!それじゃあ!」

 

本日二度目のハイテンションな驚き。

果たして、その内容とは____。

 

 

太陽が水平線の向こうに沈み、1日が終わる。

竜は、この平穏な日常を必ず守る。

そして、愛と平和を胸に生きていく。

そう決めた。

 

そう言えば、今日は母親の帰りが遅い、と言う訳で。

最早日課となっている開かずの間調査を開始する。

 

「何か無いかな…お?」

 

棚を漁ると、数枚の紙とUSBメモリが出てきた。

何かの資料らしく、データが書かれている。

難しい数式や理解不能な用語が竜の目に飛び込んだ。

 

「何だこれ…?ダメだ。全然分かんねぇ。」

 

竜には到底分からなかったが。

 

「それにしても……コレは一体何なんだ?」

 

以前見付けたメーターの付いた赤い機械を取り出す。

コレを見ると、何故か嫌な汗が滲み出てくる。

何か悪い物なんだろうな____と、竜はそう決め、自室へ戻った。

 

 

「ッ!ハァ…ハァ……うぅぁ…。」

 

研究所兼自宅へ戻り、地べたへ座り込む。

____あの異様な光景は何だ。そして、変わり果てた()()()の姿は一体。

考えるだけで頭が痛くなる。

これは神が不甲斐ない自分に与えた罰なのだろうか。

それとも____。

 

「……ハッ、教師としても、人間としても失格だ、俺。」

 

ポケットからスコーピオンフルボトルを取り出す。

コレを見ていると、二年前の事を思い出す。

 

 

 

 

 

園田槍太は、過去を振り返る。

 




次回から園田槍太の章(園田槍太は仮面ライダーである)が始まります。
砲流改虎の章で謎だった事が紐解かれます。

え?前回にそれと違う新たな章に入るって言ってなかったか、って?
ハハハ何の事やら
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