砲流改虎は仮面ライダーである   作:シュワルツシルト半径

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中古でMH4G買ったので初投稿です。
因みに僕はチャージアックス使ってます。
ワールドも欲しいです。


第六話「隠されしトゥルース」

「ヴェノムリークであり、天才物理学者でもある園田槍太は前々から感じていた身体の異変の原因に勘づく。それを誰にも話せないでいる。そんな中、バーテックスの侵攻が始まって……!」

 

 

今回侵攻してきたバーテックスは、山羊座(カプリコーン)

四本の角の様な部位を持つバーテックスだ。

いつもの様に瀬戸大橋から来たその異形と、四人が向かい合う。

 

「何だあの角……?」

 

「今度はビジュアル系のルックスしてるね」

 

「尖ってて強そう~」

 

槍太、銀と園子がそれぞれ、カプリコーンの外見について感想を述べる。

 

「矢で攻撃してみるわ」

 

須美が武器である弓の弦を引き絞る。

それと同時に、カプリコーンがその身体を地面へと降ろし、四本の角を大橋へ突き刺す。

その瞬間を狙って、須美は矢を射た。

だが、バーテックスは小刻みに振動し始める。

そして、世界全体が揺れ始める。

地震だ。

立つのがやっとの程の地震が、樹海と化した世界で起こっている。

 

「立ってらんねぇ…!」

 

須美の放った矢も、カプリコーンの振動で弾き返されてしまう。

 

「また、通じないの…?」

 

「…何とかしてこの地震を止めなきゃな……。これでも喰らえっ!」

 

『CANNON!』

『STEAM ATTACK!FULLBOTTLE!』

 

まるで砲撃の様な轟音が辺り一面に響き渡る。

砲撃その物が、カプリコーンへ行われていた。

砲丸を模したエネルギーがカプリコーンへと向かって行く。

しかし、それと同時にカプリコーンが上空へ上昇し、それは避けられる。

 

「地震は止まったけど……ここまま逃げる気か!?」

 

「いや……このまま逃げるのだったら良いけど、相手はあのバーテックスだ。何しでかすか分かったモンじゃない――――――!三ノ輪さん!斧で防御して防御!」

 

「え?__んなっ!?」

 

そう言った瞬間、雨の様な光弾が発射される。

 

「避けたら橋も樹海もヤバい!上等!野球は結構好きなのよね!」

 

二挺の斧を使い、上空へ光弾を打ち返す銀。

 

「撃ち落としてやるよ!」

 

『MISSILE!』

『STEAM ATTACK!FULLBOTTL!』

 

誘導弾(ミサイル)を発射し、バーテックスを撃ち落とそうとする。

だが、バーテックスは既に次の攻撃準備を完了していた。

 

「銀!大きいのが来るわよ!」

 

須美が叫ぶ。

その瞬間、さっきの光弾など比ではない程の怪光線が発射される。

槍太が発射した誘導弾は消し飛んでいた。

 

「マジかよ……」

 

なんとか斧でガードする銀。

 

「んぐぐぐ……!これはキツい…!」

 

「ミノさん、その光線どれくらい受け止められる~?」

 

「あ、後十秒っ……!?気合いを出せば……十二秒ぐ、ら、い…は……」

 

「なら私とわっしー、そーたん先生で上の敵を叩くよ~!行こうわっしー、そーたん先生!」

 

「…あっ、そーたんって俺か!」

 

園子達は、絶えず銀に光線を放っているカプリコーンへ迫っていく。

その間に、須美は弓を引き絞り、槍太はスチームガンをライフルモードへ変形させていた。

銀に限界のタイムリミットが近付く。

 

「わっしー!そーたん先生!狙うのは胴体じゃないよ!」

 

園子が指差したのは、光線の発射口。

 

「なるほど、過激な事考えるわね!」

 

「流石、園子だなっと!」

 

『STEAM SHOT!SCORPION!』

 

須美が引き絞っていた弦を放し、矢を射る。

それから一瞬遅れ、スチームガンの必殺技が発動する。

しかし、必殺技の狙いは―――――

 

「よっし!ピッタリだ!」

 

矢の加速だ。

そして、矢が発射口に命中したことで、カプリコーンは大爆発を起こし、光線は停止した。

 

そこからは、園子達の猛反撃が始まった。

そして、それをしばらく続けると、カプリコーンは結界を出ていった。

 

お役目は果たされた。

 

 

樹海化が解除され、近くの祠に転送かれる四人。

槍太が安芸に連絡を取り、迎えを頼んだ。

 

「はぁ~、老いってのは辛いわ……」

 

公園の芝生の上に寝転び、深く溜め息を吐く。

 

(あっ、やべぇ……眠―――)

 

それをしたせいか、急に眠気が襲う。

そこで、槍太の意識は途切れた。

 

 

目が覚める。

だが、それは夢の中で。

 

「ここは……何処だ?」

 

辺りを見回す。

そこには、二人の男女がベッドに伏していた。その周りには、白衣を着た人々が慌ただしく動いている。

どうやら、何処かの病室らしい。

 

「………まさか」

 

「そのまさか、だ」

 

自分とは違う声がした。

その方向に振り向く。

声の主は――――

 

「……俺、だと?」

 

声がした方向には、腕を組み、壁に持たれかかりながら槍太を見詰める《槍太》が居た。

 

「ここは、お前の記憶の中さ。四年前、お前の両親が死んだ日の、な」

 

「……お前は、誰だ?」

 

震え声になりながらも、なんとか声を捻り出す。

 

「俺の名はアンタレス。お前の悩みの正体だ。ま、それにしても――――」

 

「――哀れだよなぁ、お前の親。死の直前だってのに、一人息子は看取りに来てくれない。悲しいよなぁ?ん?」

 

「……黙れ……」

 

「親は槍太に会いたい、槍太に会いたい、って言ってたってのに、お前と来たら何だ?」

 

「…黙れ……!」

 

「どうしても外せない仕事があるって言って看取りに来なかったよなぁ?親の死に際なのによ。全くとんだ愚息だなぁ?」

 

「黙れ…!」

 

「ソイツが今は愛と平和、だっけか?それを掲げてこの世界を守ってる、って言うんだから滑稽だぜ?」

 

「黙れ…黙れ……黙れぇぇぇェェ!!」

 

涙を流しながら、アンタレスへ殴りかかる槍太。

しかし避けられ、拳を掴まれる。

 

「一体何が目的だ!?」

 

「この世界の滅亡。それとお前の成長だ」

 

それだけ言い残し、アンタレスは消えた。

 

「ッァァァアアあぁぁぁぁっ!クソがクソがクソがァァァァァッ!!!………はぁ……はぁっ……。うぅぅぅぅ……」

 

怒りのあまり壁を殴りつける。

そのまま床にへたりこみ、顔を伏せる。

 

「父さん……。母さん……」

 

 

「っハァッ!?」

 

目が覚めると同時に飛び起きる。

どうやら、ここは自分の部屋らしい。

窓からは月光が射し込んでいる。

 

「俺は……」

 

脂汗が肌を伝う。

夢の出来事を思い出す。

あれは本当に夢だったのか?アンタレスは?

 

「いや……。もう止めよう」

 

思い出すのも嫌になり、思考を強制的に停止する。

布団を被り、明日に備えるのだった。

 

 

テレビゲームに興じる少年達。

格闘ゲームの様だ。

 

「よっしゃあ!俺の勝ちだ!」

 

ゲームのコントローラーを持ちながらガッツポーズを決める改虎。

前世でゲーマーという事もあり、圧勝であった。

……精神年齢が上の筈だが、手加減をしないのは容赦と大人気が無さすぎである。

 

「どうやったら勝てんだよ……。勝利が見えねェ」

 

一方、竜は完全に脱力し、床に寝転んでいた。

十回戦やって、何故か一度も勝てない。

 

「ふっふっふっ、俺に勝つなぞ三百年早いわ!」

 

「だぁーっ!もう一回だ!もう一回!」

 

本日十回目の『もう一回』だ。

諦めが悪いのが竜の悪い所であり、良い所でもある。

 

「……あ、親父のお見舞い行く時間だ。ごめん、改虎!今日はここまでだ!」

 

竜の父親は、大赦でも最高位の立場を持つ『三条家』の家主だ。

彼は身体が生まれつき弱く、現在は病院に入院しながら仕事をしている。

 

「おう。じゃ、またな」

 

竜に別れを告げ、三条家宅を退出する。

少し進んでから振り替える。

昔から、改虎には三条家に対して気掛かりな事があった。

 

(……何で家が豪勢じゃないんだ?)

 

三条家というと、大赦でもトップクラスの『乃木家』、『上里家』。

そして『土居家』『伊予島家』と並ぶ名家である筈だ。

と言うことは、財産もかなりある訳で────

 

(……いや、もしかしたら竜の親父さん、あんまし豪勢なのが好きじゃないんだろうな)

 

途中で思考を止め、憶測で自身を納得させる。

再び歩を進め、帰路に着くのであった。

 

 

深夜の公園。

昼間とは違い、賑やかさはなく、静寂が辺りを支配していた。

そこに二人の人影があった。

 

「ん……時間通りだな。さ、さっさとそれを渡せ」

 

一人はブラッドスターク。もう一つの人影に何かを要求していた。

そして、そのもう一つの人影。それは───

 

「……ああ」

 

病院に居るはずの、竜の父親だった。

足元が覚束ていない様で、時々転びそうになっている。

実は、定期的にファウストから資金を要求させられ、こうして病院から脱け出していたのだ。

 

札束を敷き詰めたトランクを、スタークの方へと渡す。

 

「……これで、妻と子供は見逃してくれるんだよな…?」

 

「だからそう言ってるだろ。お前がしっかりと資金提供してくれれば、家族に害は与えない」

 

それだけ言い、その場を立ち去ろうとするスターク。

だが、竜の父親に呼び止められる。

 

「待ってくれ!」

 

「あぁ?」

 

「……もう、こんな事止めにしてくれ……」

 

地面に手と膝を着き、懇願する。

だが、スタークはそれを──

「人間風情がァ……。調子に乗るんじゃない!」

 

「がっ……はぁっ………ぐっ…」

 

竜の父親の首を締め上げるスターク。

その声には、普段の様子からは想像出来ない程の怒りが滲んでいた。

 

「もう止めてくれだとォ?ふざけるな!立場が分かってないみたいだなァ!?今すぐお前の家族を、皆殺しに出来るんだぞ?ん?」

 

「ガフッ……っはぁ、はぁ……」

 

手をパッと離し、地面に伏している竜の父親を暫く見下す。

そして、今度こそ、スタークは立ち去るのだった。

 

「……アイツはもう駄目だな。竜の成長の道具にでもさせてもらうか……」

 

その呟きは、闇夜の中へ消えていった。

 

 




因みに投稿が遅れたのもMH4Gやってたからです。すいません。
お詫びにエボルト百体狩ってきます。



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