砲流改虎は仮面ライダーである   作:シュワルツシルト半径

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ついに初登場です。

書いてる途中ビルドロスを再発しました。涙が止まらないです。

仕事投げ出してもいいじゃないの?


第十話「絶望へのカウントダウン」

「天才物理学者の園田槍太は、須美たちと共に侵攻してきた2体のバーテックスと交戦する。優勢に戦いを進められていたが、突如として3体目のバーテックスが現れ、一転して追い詰められてしまう。そして、ついに槍太が禁断のアイテムを使ってしまった………!」

 

 

『DANGEROUS VENOM BARREL!BLOOD HAZARD!DEMOLITION!』

 

「さあ、殲滅を始めようか」

 

暗闇の様な黒煙が晴れると、刺々しくなった黒いヴェノムリーク―――

カラミティリークが姿を現した。

突然変わった姿に驚くこともなく、バーテックスは攻撃を繰り出す。

まずはスコーピオンが毒針で貫こうとする。

が、既にリークはスコーピオンの身体に乗り、銃口を押し付け、躊躇なく引き金を引いた。

ズドン、と重い銃声が響き渡る。

スコーピオンは地に伏し動かなくなる。

 

槍太は次にキャンサーを標的にする。

反射板を盾にするが、リークの拳によって打ち砕かれる。

 

『BLAST STEAM!』

 

そのままスチームランスで貫かれ、ふっ飛ぶ。

 

サジタリウスは矢を大量に放ってくるが、鋼鉄の600倍の耐久力を持つカラミティリークに全て跳ね返される。

大量の矢は無意味と判断したのか、一本の大きい矢を放つ。

しかし、それもリークに捕まれ、逆にサジタリウスに返された。

矢がサジタリウスを貫く。

そして、カラミティリークはスチームガンへボトルを挿し、必殺技を発動する。

 

『HAZARD STEAM SHOT!SCORPION!』

 

「じゃーな」

 

暗黒物質を纏ったエネルギー弾がサジタリウスへと送られた。

 

 

樹海が明るくなり、バーテックスを花吹雪が包む。

一息吐き、変身を解除する槍太。

三人と合流しようと歩を進めようとする―――――

 

「ゴボッ…!?」

 

―――突然口から血を吐く。

それだけでない。

鼻からも、耳からも、目からも。

身体の穴という穴から大量の血が噴き出す。

 

(ヤバい―――――)

 

 

足を引き摺りながら大橋を歩く須美と園子。

痛みに顔を歪めながら、銀を探す。

 

「銀、大丈夫かしら………?」

 

不安気に呟く。

 

「大丈夫だよ~ミノさんなら、きっと……!わっしー、あれ」

 

その時、園子が何かを見つける。

銀だ。

表情を緩め、駆け寄る二人。

だが、かなり傷を負っている。

 

「銀、大丈夫?」

 

「息はあるみたいだけど~………無茶し過ぎだよ、ミノさん。樹海化が戻ったらお説教だよ~」

 

「そうだ………園田先生は?」

 

大橋を進む二人。

しばらくすると、倒れている人影が現れる。

近付くとそこには血塗れの槍太がいた。

 

「園田先生!」

 

「そんな………」

 

思いがけない光景に絶句する少女達。

 

 

突然拍手と笑い声が聞こえる。

振り向くとそこには、ワインレッドの怪人がいた。

 

「んー、やっぱり人が絶望するサマは見ていて気持ちが良いねぇ~」

 

「……………誰?」

 

「俺か、俺はブラッドスターク。ま、気軽にスタークさん、って呼びなよ」

 

「あなたが、あなたが園田先生を―――――」

 

「いんや違う―――――ソイツの自滅だ」

 

「………え?」

 

「ソイツは―――槍太はハザードバレルっていうヴェノムリーク用の強化アイテムを作った。………が、いかんせん負担が大きすぎた。それを分かっていて使ったんだ」

 

「どうして―――」

 

「三ノ輪銀を守る為だ」

 

「…………ミノさんを?」

 

「そう、お前はあの三体のバーテックスを一人で相手取ろうとしたよな?槍太は謂わば、人のカタチをした自己犠牲の塊だ。―――――つまり、アイツのせいで槍太は―――――」

 

「止めなさい!!」

 

「おいおいアブねぇなあ、矢は人に射っちゃダメだろ。しっかし、槍太も槍太でバカだよ。生徒を守る為に自ら傷付きに行くんだからなぁ?本当に愚かだよ、人間ってヤツは。…………あぁ、でもアイツは人体実験してるから、人間じゃなくて兵器か」

 

「ふざけないで!園田先生は兵器なんかじゃない、人間よ!いつも私達を優先して、いつも自分を後回しにする科学を、人間を愛している最っ高の先生よ!」

 

「わっしーの言う通りだよ~。………スターク、あなたが語れる程、園田先生は小さい存在じゃないんだよ~!」

 

「ほおー、ソイツが人間じゃないと知ってもまだ拒絶しないか………やはり人間は面白い。気に入った!お前らも、最後の最後まで苦しめてやるよ。じゃ、チャオ」

 

スチームガンから黒煙を発射し、姿を消すスターク。

 

「望むところよ」

 

須美は静かに、そう呟いた。

 

 

「うーん………知らない天井―――――」

 

「槍太!?起きたのね!良かった、本当に良かった………」

 

目を覚ます槍太。

そして抱き付く安芸。

 

「なっ、安芸!?落ち着け………って」

 

泣いていた。殆ど泣いたことのない安芸が。

そこまで心配させてしまったのか。

そう思うと、申し訳ない気持ちがこみ上げた。

 

「よっす槍太。見舞いに―――――」

 

目に飛び込んできた光景に一瞬目を丸くする総一郎。

微笑み、そして―――――

 

「末長くお幸せに~」

 

「総一郎!違う、違うんだぁー!」

 

「なーにが違うんだ?俺は仕事あるし、帰るわー」

 

「待て総一郎!あーもう、とりあえず離れろ安芸!」

 

「嫌よ!」

 

「即答!?」

 

 

「あの三体が倒されたか…………」

 

「やっぱりアンタレスを潰した方がいいのではねぇですかい、アルデバランさん?」

 

「止めなさいアルタルフ。同胞を潰すなど、愚かな人間と同じです」

 

「アウストラリスの言う通りだアルタルフ。倒されたなら、奴ら以上の力を持つ者を放てばいい。なあ、レグルス?」

 

「いよいよ我の出番か。行くぞスピカ、ハマル」

 

「え、僕もですか?面倒くさ―――――分かりました、行きますよ」

 

「よーし、アイツらに最高のロックを聞かせてやるぜェ!」

 

 

 

「さあ、反撃の時間だ、愚かな人間共よ」

 

 

 




used to be フルボトル浄化するのはeasy

最近忙しいので投稿が遅れます。すいません。

5/6追記 展開考えられないので変えました
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