砲流改虎は仮面ライダーである   作:シュワルツシルト半径

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レインボーは空だけではなく、胸にも架かるので初腹筋崩壊です。
8月10日19時19分に投稿しなかったのもう許さねぇからな~?

Vシネグリスにわっしー兄弟出ないの寂しい




第十二話「守護者たちのフェスティバル」

「イケメンぶってる自称天才物理学者の園田槍太は、鷲尾須美、乃木園子、三ノ輪銀三人とバーテックスの侵攻から世界を守っていた!…………ん、ん?誰原稿書き換えたの。あ、何キョドってんだよ安芸。お前か?おいおい待て!」

「イケメンぶってる自称天才物理学者の園田槍太は、ヴァルゴ・バーテックスを撃退した後、自らの過去を長ったらしく語り、そして電柱にぶつかるというドジを起こし、チームに笑顔を取り戻したのでありました!」

「何で総一郎があらすじ紹介してんだよ!はあ、どうなる第―――――」

「十二話!」

「ほとんど言われた…………」

 

 

「槍太退院おめでとぉー!」

 

研究所に入った瞬間、クラッカーが弾ける。

大音量の破裂音が響く。

 

「びっくりするから止めてくれ…………」

 

「えぇー、折角サプライズしてやったのになぁー」

 

大袈裟に落ち込む総一郎。

………嘘なのは明らかなのだが。

溜め息を吐く槍太。

 

「そういえば、勇者システムのアップデートってどうなってんだ?」

 

「まだ調整中。けど物凄いパワーアップが出来るようにしたぜ!もうパァーって咲いてウワァーって強くなる!」

 

総一郎の拙い語彙力に呆れながらも、槍太は思考する。

 

(パワーアップ………ハザードバレルみたいに副作用がなければいいけど、な)

 

ブンブンと頭を振る。

ついついネガティブな予想を立ててしまうのが槍太の悪い癖だ。

世界を守る戦士がこれでは示しがつかない。

話題を変える。

 

「しっかし、フルボトルとパンドラボックスって一体何なんだろうな」

 

「さあな。今の技術力でも全貌を解き明かせてないし。あのパネルも」

 

総一郎が厳重に保管された一枚の板状の物体を見る。

 

パンドラボックスやパンドラパネルは、大昔に空から降ってきたと言われている。

いつ、誰が、何の目的の為に作ったのかは不明。

この宇宙が創造される前からあったと噂されているが、真相は不明。

中には核をも超えるエネルギーが眠っている―――――と、ここまでが人類が掴んでいる情報。

他は一切不明である。

 

「…………さっ、難しい話はやめやめ!お前イネスにでも行ってこーい!」

 

「?何でだよ?」

 

「退院したばかりの怪我人に働かせる程大赦はブラックじゃねーんだよ」

 

「どーだか」

 

冗談交じりに肩を上げる。

 

「ってわけで、今日は休養をしっかりとるよーに。また身体壊されたらたまらん」

 

「はいはいわかったわかったから押すな」

 

 

太陽の日差しがジリジリと身を焦がす夏。

セミが大合唱を始め、連日蒸す様な暑さが続く。

そんな日でも、鍛練は欠かされない。

汗を流し、ひたすら打ち込む。

 

水分補給中、槍太は須美たちに聞く。

 

「と言うか、勇者システムの新しい装備って何だろ?」

 

「え、園田先生は何も聞かされてないんですか?」

 

銀が意外そうな声を上げる。

須美も表情や顔には出さないものの、内心驚いていた。

 

(あの園田先生が勇者システムの新たな装備について何も知らない………そこまで重要な事なのかしら)

 

「でも俺には無いのが納得出来ない!」

 

スマッシュのホログラムにスチームランスを突き出す。

その後も、洗練された動きで流れる様に連撃を繰り出す。

園田先生は自分で装備を創れるのでは―――――と須美は思った。

 

鍛練後、安芸に新装備の事を聞きに行く四人。

 

「あぁ、それは精霊よ」

 

「精霊?」

 

銀が聞き返す。

 

「それって、うらめしや~って出てくる~?」

 

「それは幽霊よそのっち」

 

園子につっこみを入れる須美。

一方槍太は―――――

 

「一体どんな機能をもってるんだ……!?早く試してぇ!」

 

「落ち着きなさい槍太。………ごほん、今この場で説明するのは難しいから、勇者システムがアップデートされるまでのお楽しみね」

 

「あー!すげぇ意欲湧いてきた!ちょっと勇者システムイジってもいい!?ちょっとだけ!」

 

「それは止めなさい」

 

何処からか現れた出席簿で頭を叩く。

それでも尚興奮は収まらない。

昔からの悪癖に、安芸は頭を悩ませる。

 

「それと、今日はあなたたちに特別なお役目があるわ」

 

お役目と聞き、緊張する四人。

 

「今日のお祭りを精一杯楽しんでくること」

 

「「「「え?」」」」

 

間の抜けた声がでる。

 

「確かに今日は大赦が関連する神社が祭りを開く日だけど………どうして急に?」

 

「次の侵攻までに鍛えるのも大切だけど、たまには息抜きも必要よ。精神的に安定していないと、勇者システムは使えないし、体力的にも疲労が溜まっていると十分に戦えないでしょ?それに、お祭りは神樹様への感謝への印でもあるし、参加しなくっちゃ、ね?」

 

「そ、そうだな」

 

反論を許さない程の言葉で無理矢理納得させられる。

結局、参加する事になった四人であった。

 

須美たちは神社の鳥居の周りに集まっていた。

が、槍太だけがその場に居なかった。

届いたメールには

 

『ごめん、少し遅れるかも!』

 

(園田先生が遅れるなんて珍しいわね………)

 

「よし、じゃあ須美撮影会と決め込むか!」

 

「え」

 

「わ~、ミノさんナイスアイデア~!」

 

「え!?」

 

その間、互いの浴衣姿を撮影したりし、槍太を待つ。

3分程し、槍太が到着する。

 

「もー、遅いですよ園田先生!」

 

「ごめーん!浴衣選んでたら遅れちゃった!」

 

平謝りしながら須美たちの下へ駆け付ける槍太。

浴衣には、ベージュの布地に色鮮やかな花が描かれている。

 

「そうだ!折角だし園田先生も撮っておこうよ!」

 

「ん?」

 

「あ、園田先生ポーズしてください。はい、かっこいいですよ」

 

「え、そう?えー嬉しいなぁ」

 

「水も滴るいい男~!」

 

「でしょー!……………え、あれ、俺って今撮られてる?」

 

ようやく自らの状況を理解した槍太。

だが、時既に遅し。

思いっきりカッコつけたポーズを写真に納められていた。

 

「完っ全にやらかした………」

 

「いやいや、この写真の園田先生めっちゃカッコいいじゃないですか!」

 

「よーし、今日は俺が奢るよー!最初はどこに行こうか?」

 

目に見えて上機嫌になる槍太。

自意識過剰(ナルシスト)だからか、煽てられるとすぐに調子が良くなる。

 

まずは射的をする事にした須美たち。

 

「そのっちはオオアリクイ、銀はニホンオオカミのぬいぐるみが欲しいのね」

 

「オオアリクイじゃなくてアルマジロだよ~」

 

「ニホンオオカミじゃなくて柴犬だぞ須美」

 

「……ごほん、とにかく二人はそれが欲しいのね?」

 

代金を支払い、弾と銃を受け取る須美。

弾を充填し、まず試射をする。

銃口はぬいぐるみを捉えていたが、少し横に着弾した。

 

「ならここを狙えば………」

 

見事命中し、柴犬のぬいぐるみが落ちる。

 

「ありがとー須美!」

 

須美に抱きつく銀。

顔を赤らめ恥ずかしがる須美。が、満更でもないように見える。

 

「俺も負けてらんないな……よし!俺がココノオビアルマジロのぬいぐるみ取るよ乃木さん!」

 

「本当ですか~」

 

意気揚々としていた槍太だが、急に真顔になり、

 

「コルク弾の質量は……と考えると重力の影響は…口径は14mm……風向は南南西、風速2.2m……だとすると着弾位置は―――――」

 

「え、そ、園田先生?大丈夫ですか?」

 

直後、ポトッと何かが落下した音が鳴る。

どうやら、弾が命中したらしい。

槍太が店主からぬいぐるみを受け取り、園子に渡す。

 

「はい、お目当てのぬいぐるみだよ」

 

「あ、ありがとうございます~…………あの、さっき様子が変でしたけど、大丈夫でしたか?」

 

園子がそう聞くと、槍太は苦笑して言う。

 

「ん?ああ。考え過ぎるとああなっちゃっうんだよね。昔っからなんだ」

 

「そ、そうなんですね~………」

 

 

その後、リンゴ飴や綿飴を買ったり、金魚すくいで楽しんだ四人。

不意に色とりどりの光ともに、身体に響く音が聞こえる。

花火だ。

 

「………」

 

誰もがその美しさに見いっていた。

 

「………たーまやー」

 

誰かがそう呟いた。

 

 

「頑張ってる銀を、応援したい」

 

「でも、自分の力で成し遂げないと~」

 

「意味ねーんじゃねぇか?」

 

「それなら、届け!」

 

「「「元気ハツラツパワー!」」」

 

「レベルアップだ!」

 

「ビタミンC!」

 

「ビタミンBも!」

 

「着色料保存料0!」

 

「一緒なら、何でもできる!」

 

「元気ハツラツ!オロナミ───」

 

 

 

「っていう夢を見たんだ~」

 

「…………どっかで見たことがあるような…………」

 




どんなミラクルも起き放題(ゆゆゆい)

槍太のモチーフの花のヘリクリサムなんですけど
調べてみたら英語でeverlastingって言うらしいです

お前たちの神世紀と西暦って、醜くないか?
まるで凸凹だらけの道だ。
(それはそれとして)俺がもう一度、ぐんちゃんの人生をやり直す。
瞬瞬必生!!!!!!!!!凸凹で何が悪い!!!!!!!!!!!!
西  神
暦  世
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