砲流改虎は仮面ライダーである   作:シュワルツシルト半径

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ビルド1話を見たらビルドロスが再発したので初投稿です。
やっぱり戦兎は笑顔が似合う。

誰かperfect triumphで銀ちゃんのMAD作って

博士の愛した数式は良い本なので皆さん読め


第十四話「天才と勇者たちのロウ・オブ・ザ・ビクトリー」

 

「ついに来たか、この時が…!」

 

大橋でバーテックスを待ち受ける四人。

須美、園子、銀の三人の周りにはマスコットキャラクターの様な“精霊”が漂っていた。

それを、槍太はじっと見つめていた。

 

「そ、園田先生?顔が怖いですよ?」

「────あぁ~天使ちゃん!」

「えっ」

 

急に変な声を出す槍太。

その上写真撮影を始める。

 

「先生!バーテックスはもうそこまで来てるんですよ!」

「ああ、ごめんごめん。よしじゃあ………」

 

四人はそれぞれ変身する。

勇者の中で一番変化が大きかったのは須美だった。

武器は弓からスナイパーライフルとなっており、射程距離と威力が上がっている。

 

「おお!須美かっけぇ!」

「なるほど、スナイパーライフルか」

「後で写真撮らせてね、わっしー」

 

迎え撃つバーテックスは、牡羊座(アリエス)魚座(ピスケス)獅子座(レオ)の三体。

レオは一際目立つ巨体だが、壁との境界線付近で留まっている。

また、ピスケスは壁の海を超スピードで泳いでいる。

 

「まずは………」

 

近接武器を持つ三人がアリエスへ向かっていく。

それぞれの武器でアリエスを切り刻む。

 

「やったか?」

 

そう言った直後、アリエスが切り刻まれた部分から再生する。

それも増殖を伴って。

 

「増えた!?」

「えーとこれはどう見ても物理法則を逸脱しててうーんと………ああっもう!」

 

突撃してくるアリエスを往なすが、銀が攻撃を喰らってしまう。

 

「三ノ輪さん!大丈夫!?」

「はい!何とか大丈夫です!」

 

よく見ると、銀の精霊【鈴鹿御前】が赤いバリアを張っていた。

そして次の瞬間、複数のアリエスの中の一体が、銃弾に貫かれる。

 

「お~、わっしーナイス!」

「……なるほど、本体が居たって訳か」

「よし、これで一体返せたな!」

 

アリエスと戦っている間にも、勇者へ新たに搭載された『満開ゲージ』は着々と溜まっていく。

 

ついにレオの巨体が動き始めた。

ピスケスも大橋にいる三人へ向かって泳いで来ている。

 

[RIFLE MODE!]

[SCORPION!]

[BLAST STEAM!]

 

「お前らの動きは―――」

「もう読めてる、よ!」

 

[STEAM SHOT!SCORPION!]

 

空中へ身体を出したピスケスを、槍太が撃ち抜く。

そして、園子、続けて銀がピスケスを切り刻む。

海中へ落ちていく。

 

(よし、この調子なら―――)

 

刹那

レオが極大光線を発射する。

それも神樹に向かって。

 

「ッ―――マズイ!」

 

[SHIELD STEAM!]

 

シールドスチームを張るが、容易く粉々にされてしまう。

が、光線は神樹を貫く前に蒸散する。

ならばと、レオは神樹との距離を詰める。

 

「やっぱりハザードバレル(コイツ)を使うしか……」

「待ってください、私が行きます!満開!」

 

槍太を制止し、須美が満開する。

その姿は戦艦を思わせ、砲台が備えられている。

神の一撃にも例えられる砲撃をレオへ喰らわせ、海に落とす。

 

「マジかよ………」

「凄い……あれが満開」

「マジ強ぇ…マジ最強…ってうわっと!」

 

満開が解除され、落下してくる須美をお姫様だっこで受け止める銀。

 

「長時間満開してはいられないみたいね」

「だとしても、満開した須美カッコよかったぞ!」

「あ、ありがとう銀……!?」

 

須美が地面に足を着けようとすると、そのまま倒れてしまう。

 

「ど、どうしたのわっしー?」

「足が…動かない」

「は!?」

「確かに、下半身の身体機能だけが消失してる……どうなってるんだ?」

「!バーテックスが動き出した!」

 

レオとピスケスが活動を再開する。

 

「あーもう!こんな時に!」

「次はわたしが行きます!満開~!」

 

園子が満開する。

穂先が複数浮遊しており、それぞれを自在に操れる。

器用な園子にはぴったりだった。

 

[FULLBOTTELE!STEAM ATTACK!]

 

「うぅっ、こんなに活躍されたら俺のヒーロー感が薄れる…………」

「………それ、魚座を撃ちながら言うことですか?」

 

満開した園子がレオを海へ再び沈める。

 

「短期間にあれほどの強化を施す……大赦も侮れないな」

「また海に落ちてったけど、どうする?追いかけるか?」

「いえ、海には魚座がいるわ……恐らく名前の通り水中戦が得意なはず」

 

園子の満開が解除される。

 

「まだ海に沈んでるのか」

「………あれ?」

「どうしたの乃木さん?」

「右目が…見えない~」

「えっ?」

「どうなってんだ……?」

 

困惑する一同。

 

「もしかして、やられることで呪詛を送り込む、とか?」

「精霊が居るのにそんなの効くかな……」

「ッ!また動き出した!」

 

再びレオとピスケスが行動を開始する。

 

「獅子座は私が!満開っ!」

「あっ、わっしー!」

「?どうしたの?」

「………ううん、じゃあ私たちは魚座で準備しとくね~」

 

園子に続いてピスケスへ向かっていく銀と槍太。

しかし槍太は、園子の様子に違和感を感じていた。

 

(何か妙だな、乃木さんの様子)

 

 

上空では、須美とレオが超火力をぶつけ合っていた。

だが、満開した勇者が繰り出す攻撃はバーテックスごときでは止められない。

レオの体勢が崩れても、須美は攻撃の手を緩めなかった。

 

「このままッ…押し返す!はああああぁぁぁぁあああぁぁぁぁッ!!!!」

 

レオの身体に穴が開く。

その奥に光輝く“何か”が見えた。

しかし、それを貫く前に満開の限界が来てしまった。

 

「くっ……あ、と…もう…少し……!」

「―――須美!危ないッ!」

 

突然、銀が須美の前に庇うようにして飛び出した。

次の瞬間、その“何か”が無造作に光線を発射する。

吹き飛ばされる須美と銀。

 

「うわあああああ!!!」

「鷲尾さん!三ノ輪さん!」

 

落下した地点に駆け付ける。

気絶こそしているが、目立った外傷はない。

 

「さあてと、俺もそろそろ活躍しないと勿体ないかな?」

「そ、園田先生?」

 

ハザードバレルを取り出し、VLハザードスイッチを押す。

 

「待って下さい!それを使ったら――――」

「乃木さんってさ」

 

いきなり槍太が切り出す。

レオは再生を始めていた。

 

「いつもはのほほんとしてて、少し抜けてるけど、お役目の時は一転して的確な判断を下して、とても頼りがいのあるリーダーだった」

「鷲尾さんは凄く真面目で、正確無比な射撃にはいっつも助けられたな~。いや、ちょっと頑固だけどさ、ははっ!」

「三ノ輪さんは少し危なっかしい火の玉ガールだけど、そのお蔭で俺は勇気づけられて、敵にも向かって行けた……実を言うと俺、バーテックスのこと怖いんだ」

「今言ったこと、二人に伝えといてくれないかな?」

「先生…?」

「後さ、ちょっと覚えてて欲しい言葉があるんだけどさ、いいかな」

「え…?」

LOVE&PEACE(愛と平和)―――」

 

[HAZARD READY?]

[SUPER MIST MACTH!]

[DANGEROUS VENOM BARREL!BLOOD HAZARD!DEMOLITION!]

 

「―――悪いな、ヒーローは、俺だ」

「待ってくださ―――ッ!?」

 

園子の足元にスチームビュレットを撃ち込む。

 

「じゃ、アディオス」

 

 

「はああああぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁああああッ!!!!!」

 

スチームガンで牽制しながら、レオへと突っ込んで行く。

火球を放ってくるが、スチームランスで切り伏せる。

 

『テメェ!何で使いやがった!?』

「だから言ったろ。愛と平和の為だって」

『ふざけんな!そんなことしたらお前は…!』

「――――別に良いさ」

『は?』

「子供ってのは、未来その物だ。子供が犠牲になるなんて、未来が、皆の明日が消えるのと同じなんだ。俺はそんなこと、絶対に認めない。だから――――」

『だから自分が代わりに犠牲になるっていうのか!?』

「ああ」

 

レオをスチームランスで切り刻み、スチームガンで着実にダメージを与えていく。

 

『だったら俺もそんなモン認めねぇ!絶対に!認めてたまるか!』

「……うるさいよ。戦闘に集中出来ないでしょうが」

 

二人が言い争っている間にも、レオの装甲がどんどん崩れていく。

そして、ついに光輝く“何か”が見える。

 

「――――これでトドメだ…!」

 

[HAZARD STEAM SHOT!SCORPION!]

 

スチームガンの銃口にエネルギーが集まる。

レオもまた、光線の発射準備に入っていた。

 

「でりゃああああぁぁぁああぁぁぁああ――――ッ!!!!!」

 

光線と光線がぶつかり合う。

しかし、レオの光線の方が威力が上。

どんどんと押されていき――――

槍太は、光の中へ消えていった。

 

 

「園田…先生……」

 

先程のぶつけ合いの反動で、最早“何か”のみの身体となったレオ。

“何か”は結界の外へ逃げていく。

 

「っ!」

 

追いかける園子。

そして結界の外へ出てしまう。

そこで見たのは―――

 

 

地獄だった。

炎が燃え盛り、バーテックスが無限に存在している世界。

そして、今までに倒したバーテックスが再生している。

 

「何…これ……。っ!」

 

バーテックスの1体が園子に向かって突進してくる。

結界の内に回避し、須美の下へ跳躍する。

 

「う……あ……っ」

「わっしー!?」

 

その時、須美が目覚める。

キョロキョロと辺りを見回す須美。

まるで()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「良かったぁ~、目が覚めなかったらどうしようって―――」

「ここは…何処……?あなたは……誰…?」

「……えっ?」

「ッ!そうだ!銀!銀起きて!」

 

須美が銀を揺する。

しかし、起きる気配がない。

 

「……大丈夫。後は私がなんとかする」

「え?」

「私は乃木園子。あなたは鷲尾須美。その子は三ノ輪銀。あの人は園田槍太」

「四人は友達だよ。ズッ友だよ」

「ズッ友……」

「私は死なないから。後でまた会えるから」

「だから―――行ってくるね」

 

「満開!!!」

 

園子は、12体のバーテックスに向かっていった。

 

 

この戦い――瀬戸大橋の大戦は幕を下ろした。

瀬戸大橋の大破という、未曾有の大災害を残して。

 




投稿が鈍そう?見た目で判断するなど、母さんの卵焼きよりも甘いな。
時間操作を利用した、史上最速の亀投稿を喰らうがいい。
──葛城巧の手記より

ラプラスの悪魔とかマクスウェルの悪魔ってあるじゃないですか
神の逆は悪魔じゃないですか
何を言いたいかと申しますと
神は科学が倒すってことなんですよね

ビルドのBGMって作業用にいいですね。
それはそうとドッグマイクとクマテレビとサメバイクを寄越せ
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