砲流改虎は仮面ライダーである   作:シュワルツシルト半径

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ギャグ回です。

それではどうぞ!


第8話「悲しみのノーブル」

「仮面ライダークラッシュである俺、砲流改虎は、スマッシュを倒しながら四国の平和を守っていた!」

「…」

「ん?誰だアンタ?」

「…」

「おーい?」

「……さあ、どうなる、第九話ァ!」

「うわッ!びっくりした!」

 

 

「と、言う訳で。今日からこの勇者部に入部した砲流改虎君でーす!はい、自己紹介!」

「いやどう言う訳ですか!?」

唐突な園田先生の発言に俺がつっこむ。

マジで意味分かんないよこの人!最悪だ!

「まぁまぁ良いじゃん!ホラホラ!」

「まったく…

えー、砲流改虎。13才の中1です。趣味は運動で、好きな食べ物はうどんです。以後宜しくお願いします」

くそ…何て羞恥プレイだ…

「えー、コイツは仮面ライダーだ。勇者の皆とは違うと思「え!クラッシュさんって改虎君の事だったの!?」っておーい!話を聞けーい!」

銀ちゃんが凄い勢いで迫ってくる。少し怖い。

でも可愛いから許す。うへへ。

 

 

「はぁはぁ…死ぬところだった…」

あの後質問攻めを受けた俺は、満身創痍の状態で廊下を歩いていた。

あんな可愛い子たちに質問攻めされたら俺のロイミュードが危うい。

昇降口へ行くと、竜が待ち構えていた。

「よっ!こってり絞られたみたいだな」

竜、その言い方やめろ。殺されるぞ。

「てか、なんで先に帰らなかったんだよ」

「い、いや~?お前が寂しくならないように仕方なく、な?」

「なるほど、一人で帰るのが寂しかったのか。そうかそうか」

「ち、違うし!」

くそ、必死に反論してくる竜可愛いな。

 

 

「なぁ、竜」

「ん?何だよ?」

ここで一つ、竜に質問してみる。

「竜は______もし、強大な力を持ったら、どんな風に使いたい?」

「力を持ったら…?うーん……」

しばらく悩んでいたが、突然あっ!と声を出して

「ダイナファイターみたいに、平和の為に使いてぇな!俺は」

「……そっか」

コイツなら、万が一仮面ライダーになったとしても、平和の為に正しく使える。

…まぁ、なることなんて無いと思うけど。

「あ、俺こっちだ。じゃあな!また明日!」

「ああ。また明日」

 

 

()の電話が鳴る。

「あ?()()?…もしもし」

「竜!お前か!?俺には構うな!ゴホッ!」

親父の声がスマホから聞こえる。

「え!?親父か!?どうしたんだ___________」「もしも~し。お電話変わりました。ブラッドスタークで~す」

いきなり、ふざけた口調の男に電話が変わる。

イラつきの余り、大声で怒鳴る。

「てめえ…!親父に何してんだ!!」

「なーに、ちょっとした人体実験だよ」

「人体…!?」

ふざけた口調の男(ブラッドスターク)の口から出た残酷な言葉に怒りが募る。

こんな外道、放っておいていられるか!

「テメェどこにいんだ!」

「そうだなぁ~…うーん、○○公園に来い。そうすれば、親父に会わしてやるよ」

○○公園…ここからなら近い!

俺は全速力で公園へ向かった。

 

 

「ここか…!おい!ブラッドスターク!出てきやがれ!」

「呼んだかぁ?」

俺が叫ぶと、ブラッドスタークが出てくる。

「親父は何処だ!?さっさと出しやがれ!」

「ああ、今出してやるよ…」

ブラッドスタークが指を鳴らすと、火の玉が突っ込んでくる。

そして、火が飛び散ると、中から怪物が現れる。

「コイツが…親父?」

「その通りだ。親父に会えて嬉しいかぁ?」

……ふざけんな。

「ふざけんなァァァァァァァァァァァァァァァ!」

ブラッドスタークに殴りかかるが、怪物に襲われる。

「親父!俺が分からねぇのか!!!」

「無駄だ。スマッシュになった時点で自我は失われる」

この野郎…ぜってぇにぶっ飛ばしてやる!

ブラッドスタークに注意が逸れた瞬間、怪物に殴られ、吹き飛ばされる。

「グエッ……クソがァァァァァァ!!!」

それでも諦めずに怪物を殴り続ける。

このままダメージを与え続ければ、親父に戻ってくれるかもしれない。

しかし、そんな希望も、怪物に殴られる度に薄くなっている。

怪物が、倒れて動けない俺に向かって火を撃ったとき、死を覚悟した。

「ハァッ!」

その時、仮面をつけたヒーローが怪物を斬りつける。

「アンタは…」

「!?……仮面ライダークラッシュ。コイツは俺が倒すから、君は逃げてろ!」

「ソイツを倒したら、どうなるか知ってるか?」

そこにスタークが口を挟む。

「ブラッドスターク!?」

「ビンゴ!まさか当てられるとはなぁ」

「おい!この怪物を倒すとどうなるんだよ!?」

「ああ、そうだったなぁ。

ハザードレベル1。身体の弱い人間は、スマッシュに変貌した時点で魂が消滅する。早い話、助かる道はない

話は終わりだ。チャオ」

ブラッドスタークは煙に巻かれ、その場から消えた。

…嘘だ。

確かに親父は病気で身体が弱くて、休養をしていた。

でも、こんな事信じられるかよ…

すると、怪物が火を自分に向かって撃ち始めた。

何で…

「まだ、自我が残ってるのか…?」

だったら…だったら!

「なあ、仮面ライダー……せめて…せめて最期は、親父を人間の姿にしてやってくれよ…」

 

 

無理な要求をしたつもりだった。でも…

「…分かった。やってみる」

次の瞬間、仮面ライダーの姿が変わり、炎の渦を作り、怪物に叩き込む。

そして、炎の渦の中から親父だけがはじき出される。

「!親父!」

「すまない…竜…お前を残して…死ぬなんて…」

「謝らないでくれよ……親父、誰が…誰がこんな事をした!?」

「悪の組織…()()()()()…」

「!?」

「ファウスト!?ファウストって奴らがやったんだな!」

「止めろ竜!」

「…え?」

「お前なら…ファウストと戦うかもしれない……でも、それは無謀だ!」

「親父…体が…」

「そろそろ、お迎えが来るころみたいだ。さようなら、竜…」

「…グッ、限界だ…!」

怪物が吹き飛ばされ、緑色の炎を上げ、爆発する。

それを、仮面ライダーが吸い取る。

「…君はこれからどうしたい?」

「……どうもできねぇよ」

「明日ここに来い。このボトルを浄化して、君に渡してやる」

「…」

「じゃあな」

 

 




シリアス回でした
すいません!許してください!何でもしますから!
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