砲流改虎は仮面ライダーである   作:シュワルツシルト半径

9 / 47
ギャグ回です。

それではどうぞ!


第8話「悲しみのノーブル」

「仮面ライダークラッシュである俺、砲流改虎は、スマッシュを倒しながら四国の平和を守っていた!」

「…」

「ん?誰だアンタ?」

「…」

「おーい?」

「……さあ、どうなる、第九話ァ!」

「うわッ!びっくりした!」

 

◆

 

「と、言う訳で。今日からこの勇者部に入部した砲流改虎君でーす!はい、自己紹介!」

「いやどう言う訳ですか!?」

唐突な園田先生の発言に俺がつっこむ。

マジで意味分かんないよこの人!最悪だ!

「まぁまぁ良いじゃん!ホラホラ!」

「まったく…

えー、砲流改虎。13才の中1です。趣味は運動で、好きな食べ物はうどんです。以後宜しくお願いします」

くそ…何て羞恥プレイだ…

「えー、コイツは仮面ライダーだ。勇者の皆とは違うと思「え!クラッシュさんって改虎君の事だったの!?」っておーい!話を聞けーい!」

銀ちゃんが凄い勢いで迫ってくる。少し怖い。

でも可愛いから許す。うへへ。

 

◆

 

「はぁはぁ…死ぬところだった…」

あの後質問攻めを受けた俺は、満身創痍の状態で廊下を歩いていた。

あんな可愛い子たちに質問攻めされたら俺のロイミュードが危うい。

昇降口へ行くと、竜が待ち構えていた。

「よっ!こってり絞られたみたいだな」

竜、その言い方やめろ。殺されるぞ。

「てか、なんで先に帰らなかったんだよ」

「い、いや~?お前が寂しくならないように仕方なく、な?」

「なるほど、一人で帰るのが寂しかったのか。そうかそうか」

「ち、違うし!」

くそ、必死に反論してくる竜可愛いな。

 

◆

 

「なぁ、竜」

「ん?何だよ?」

ここで一つ、竜に質問してみる。

「竜は______もし、強大な力を持ったら、どんな風に使いたい?」

「力を持ったら…?うーん……」

しばらく悩んでいたが、突然あっ!と声を出して

「ダイナファイターみたいに、平和の為に使いてぇな!俺は」

「……そっか」

コイツなら、万が一仮面ライダーになったとしても、平和の為に正しく使える。

…まぁ、なることなんて無いと思うけど。

「あ、俺こっちだ。じゃあな!また明日!」

「ああ。また明日」

 

◆

 

竜(俺)の電話が鳴る。

「あ?親(・)父(・)?…もしもし」

「竜!お前か!?俺には構うな!ゴホッ!」

親父の声がスマホから聞こえる。

「え!?親父か!?どうしたんだ___________」「もしも~し。お電話変わりました。ブラッドスタークで~す」

いきなり、ふざけた口調の男に電話が変わる。

イラつきの余り、大声で怒鳴る。

「てめえ…!親父に何してんだ!!」

「なーに、ちょっとした人体実験だよ」

「人体…!?」

ふざけた口調の男(ブラッドスターク)の口から出た残酷な言葉に怒りが募る。

こんな外道、放っておいていられるか!

「テメェどこにいんだ!」

「そうだなぁ~…うーん、○○公園に来い。そうすれば、親父に会わしてやるよ」

○○公園…ここからなら近い!

俺は全速力で公園へ向かった。

 

◆

 

「ここか…!おい!ブラッドスターク!出てきやがれ!」

「呼んだかぁ?」

俺が叫ぶと、ブラッドスタークが出てくる。

「親父は何処だ!?さっさと出しやがれ!」

「ああ、今出してやるよ…」

ブラッドスタークが指を鳴らすと、火の玉が突っ込んでくる。

そして、火が飛び散ると、中から怪物が現れる。

「コイツが…親父?」

「その通りだ。親父に会えて嬉しいかぁ?」

……ふざけんな。

「ふざけんなァァァァァァァァァァァァァァァ!」

ブラッドスタークに殴りかかるが、怪物に襲われる。

「親父!俺が分からねぇのか!!!」

「無駄だ。スマッシュになった時点で自我は失われる」

この野郎…ぜってぇにぶっ飛ばしてやる!

ブラッドスタークに注意が逸れた瞬間、怪物に殴られ、吹き飛ばされる。

「グエッ……クソがァァァァァァ!!!」

それでも諦めずに怪物を殴り続ける。

このままダメージを与え続ければ、親父に戻ってくれるかもしれない。

しかし、そんな希望も、怪物に殴られる度に薄くなっている。

怪物が、倒れて動けない俺に向かって火を撃ったとき、死を覚悟した。

「ハァッ!」

その時、仮面をつけたヒーローが怪物を斬りつける。

「アンタは…」

「!?……仮面ライダークラッシュ。コイツは俺が倒すから、君は逃げてろ!」

「ソイツを倒したら、どうなるか知ってるか?」

そこにスタークが口を挟む。

「ブラッドスターク!?」

「ビンゴ!まさか当てられるとはなぁ」

「おい!この怪物を倒すとどうなるんだよ!?」

「ああ、そうだったなぁ。

ハザードレベル1。身体の弱い人間は、スマッシュに変貌した時点で魂が消滅する。早い話、助かる道はない

話は終わりだ。チャオ」

ブラッドスタークは煙に巻かれ、その場から消えた。

…嘘だ。

確かに親父は病気で身体が弱くて、休養をしていた。

でも、こんな事信じられるかよ…

すると、怪物が火を自分に向かって撃ち始めた。

何で…

「まだ、自我が残ってるのか…?」

だったら…だったら!

「なあ、仮面ライダー……せめて…せめて最期は、親父を人間の姿にしてやってくれよ…」

 

◆

 

無理な要求をしたつもりだった。でも…

「…分かった。やってみる」

次の瞬間、仮面ライダーの姿が変わり、炎の渦を作り、怪物に叩き込む。

そして、炎の渦の中から親父だけがはじき出される。

「!親父!」

「すまない…竜…お前を残して…死ぬなんて…」

「謝らないでくれよ……親父、誰が…誰がこんな事をした!?」

「悪の組織…フ(・)ァ(・)ウ(・)ス(・)ト(・)…」

「!?」

「ファウスト!?ファウストって奴らがやったんだな!」

「止めろ竜!」

「…え?」

「お前なら…ファウストと戦うかもしれない……でも、それは無謀だ!」

「親父…体が…」

「そろそろ、お迎えが来るころみたいだ。さようなら、竜…」

「…グッ、限界だ…!」

怪物が吹き飛ばされ、緑色の炎を上げ、爆発する。

それを、仮面ライダーが吸い取る。

「…君はこれからどうしたい?」

「……どうもできねぇよ」

「明日ここに来い。このボトルを浄化して、君に渡してやる」

「…」

「じゃあな」

 

 




シリアス回でした
すいません!許してください!何でもしますから!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。