ダイの大冒険 ~白銀のダークエルフ~   作:菅野アスカ

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原作突入 ダイ爆発!
レオナとの出会い


さて、あれから3か月。

シナリオ通りなら、そろそろレオナとの初邂逅のはず。

そう思って、森の中から、こっそり海を遠眼鏡で見ているわけなんだけども。

 

「今日は違うのかな…?」

 

確か、原作でのダイのモノローグでは、「もう3か月もたった」だったから…ぴったり3か月じゃなく、3か月とちょっとくらいだったのかな?

 

などと考えていたら。

 

「リディア!!面倒なことになった、すぐに来い!!」

 

背後から、ピサロさんの声がした。

 

「ピサロさん?あの、何か…?」

「かいつまんで言うと、パプニカから儀式を受けるために来た姫が、賢者が持ち込んだ魔のサソリの毒で死にかけている!!その賢者が修復したキラーマシーンを操作しているせいで、ブラス老が姫に近づけていない!!!そして、もうすでに、姫の全身に毒が回ってしまっている!!!」

「はあ!?」

 

嘘でしょ!?小生(ボク)が監視し始めるより前から来てたの!?

というか、物音で気づけ小生(ボク)!!!海に気を取られすぎだ!!!

 

「さらに言うなら、今、キラーマシーンと戦っているのはダイだ!!!」

「…了解っ!状況は理解できました!!つまり、小生(ボク)がやらなきゃいけないのは姫の解毒ですね!?」

「そういうことだ!!急げ、お前の足ならまだ間に合う!!私もすぐ加勢に行く!!!」

 

ピサロさんに向かって無言でうなづき、場所を教えてもらって、走り出す。

 

ちなみに、非常にKYなのはわかってるし、はよ行けとバッシングされるのも覚悟で言うと、今の小生(ボク)のステータスはこんな感じだ!!!

 

リディア

性別:女

ドルイダス

レベル:50

 

E妖精の剣

E安らぎのローブ

E黄金のティアラ

Eフラワーパラソル

Eダークエルフのお守り

 

力:190

素早さ:254

身の守り:132

賢さ:170

運の良さ:74

攻撃力:275

守備力:218

最大HP:483

最大MP:638

EX:2726151

 

 

使用呪文

 

ドルマ

ドルクマ

ドルモーア

ドルマドン

 

ヒャド

ヒャダルコ

ヒャダイン

マヒャド

 

ザラキ

 

ラリホー

ラリホーマ

 

マホトーン

 

マヌーサ

 

スカラ

スクルト

 

マジックバリア

 

ホイミ

ベホイミ

ベホマ

キアリー

キアリク

ザメハ

 

レミーラ

レミラーマ

 

リレミト

トラマナ

トヘロス

インパス

ルーラ

 

所持金:0G

 

 

3年で10しかレベル上がってないのかって?

むしろこんな平和なご時世で、鍛錬オンリーでここまでレベル上げられた小生(ボク)を褒めてくれ!!!

 

あああああこんなこと言ってる場合じゃない、早くいかないと、レオナがピンチ!!!

原作より、時間が長引く可能性だってあるし!!!

 

~移動中~

 

どうやら、今はちょうど、ダイがバロンに繰り返し一点集中攻撃をしているところらしい。

レオナは…よかった、口元の草が揺れている。息はしているみたいだ。

そして、おそらくブラスさんが指示したのだろう、左側を下にして寝かされている。あれなら、少しは毒の回りが遅れるはず。

 

「おお、リディアさん!!」

「ピサロさんから事情は聞きました、すぐにキアリーをします!!離れて!!」

「何ィっ!?」

 

小生(ボク)に気づいたバロンが、こちらへ向かう。…でも。

 

「遅いよ」

 

この、アリーナ並みの素早さを舐めないでもらおう。

バロンの攻撃を避けて、レオナを抱きかかえ、少し離れた場所へジャンプする。

 

「キアリー!!!」

 

キアリーをかけると、見る間にレオナの血色がよくなっていった。…よかった。

 

お、ちょうど、ダイが装甲を貫いた。

 

「クソッ!!!」

 

…えっ?

 

声の出所は、バロンではなく…

…もうすでに、岩にたたきつけられていた、テムジン。

 

「嘘っ…!!」

 

あいつ魔法使えるの!?どう見てもバギ系呪文の準備してるんだけど!!

いけない、小生(ボク)以外誰も気づいてないッ!!

 

「マホトー…」

「その必要はない」

「えっ?」

 

見ると、いつの間にやらピサロさんが来ていて、小生(ボク)よりも先に呪文を唱えた。

 

「ラリホーマ」

 

蓄積していたダメージもあってか、テムジンはあっさりと眠り込んでしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も、原作とほぼ同じように終わった。

ほぼ、というのは、小生(ボク)とレオナの自己紹介タイムを途中に挟んだため、若干の違いが生じたのである。あ、ダークエルフなのは隠した。

ピサロさん?あの人、レオナが目を覚ました時、いなくなってたんだよね。まあ、魔族だってパニック起こされるよりはましだからいいけど。

なお、最初、小生(ボク)たちがレオナのことを知らされていなかったのは、人間に心ない言葉をかけられてしまうかもしれないし、下手に出てきてデルムリン島への不信感が発生してもいけない、という双方への配慮からだったらしい。

その後、レオナは無事に儀式を終えて、パプニカへと帰っていった。


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