☆7評価をしてくださった天月堂さん、
☆4評価をしてくださったザインさん、foresticsさん、
☆3評価をしてくださった橙色さん、
ありがとうございます!
クロコダインが…白血球さん…だと…?
ハドラー様が英雄王…???
「あの、アバンさん」
「おや?どうしたんですか、リディアさん」
現在、特訓2日目の夜。
ダイもポップも眠ったようだが、アバン先生は起きていて、日記か何かを書いていた。
「少し、聞きたいことがあって来ました」
「聞きたいこと…ですか?」
「ええ」
レオナとあいさつをするとき、
初対面の時に、ポップが説明されるまで
なのに、何故。
「アバンさんは、どうして、
アバン先生は少し面食らったように目を見張って、それから柔らかく微笑んだ。
「さすがに、この目で見たのはリディアさんが初めてですよ。私はもともと学者の家系でしたので、書物で見たのです。特徴が合致するので、もしやと」
ああ、なるほど。マァムも絵本で読んだと言っていたし、本には結構残っているのだろう。
「その書物というのは、どういった?」
「?歴史書ですが…何故、そのようなことを?」
かなりキャラクターの多いダイ大だが、「ヒントをくれる博識キャラ」の類は意外と少ない。
ぱっと思いつくのはテラン王だが…まさか、国王にわざわざ聞きに行くわけにもいかない。
ならば、この時点で、作中随一の頭脳を持つと思われるアバン先生から、少しでも多くの情報を引き出すまで。
「
「…そう、でしたか。すみません、無神経なことを聞いてしまいました」
「いえ、大丈夫です」
さすがに3年吐き通してきた嘘なだけあって、アバン先生もどうにか騙せたようだ。
「私もそこまで詳しいわけではありませんが、大まかな事情であれば把握しています。よければ、お話ししましょうか?…あまり、明るい話ではないのですが…」
「!」
明るい話じゃないなんてのは、絶滅寸前の時点で気づいてる。裏事情が知られるのは、ありがたいことだ。
「構いません、お願いします」
××××
「…………………」
想像以上に…根が…深かった…
まず、アバン先生が教えてくれたのだが、エルフもダークエルフも外見以外にはほとんど違いはないらしい。しいて言うならば、ダークエルフのほうが少々闇にひかれやすい程度。
そして、エルフとダークエルフは、絶滅しかかった事情が別々だった。
かつて、エルフは天界に、ダークエルフはその特性から魔界に住んでいたそうだ。しかし、神のお告げなどを知らせるために地上に何度か降りてくるうちに、いつしか多くのエルフが地上で暮らすようになったんだそう。
ところがある時、DQ4のロザリーのように、ルビーの涙を流すことができるエルフが生まれてしまった。それを知った人間たちによって、そのエルフは誘拐され、虐待死。さらに、「ルビーの涙を流せるかもしれない」という理由で、多くのエルフが犠牲になったのだという。
これが原因で数が激減し、生き残りは天界へ避難。今はどうなっているのかわからないのだそうだ。
そんなの歴史書に書かれないんじゃないのかと思ったが、なんでも、各地から取り寄せた古文書を読んでいたら、その中にたまたまエルフの手記が紛れていたらしい。
それから、ダークエルフだが。
魔界在住ということもあってか、アバン先生には詳しいことはわからなかったようだ。ただ、前述した手記に「魔界の連中と連絡が取れない」といったことが書かれていたそうで、おそらく魔界で何かあったのでは、と言われた。
そこでピサロさんを問い詰めたところ、さらに頭の痛い事実が発覚してしまった。
魔界でも、地上と同じことが起きていたのだ。
どうやら、ダークエルフの中にも、ルビーの涙を持つものが生まれたらしい。さらに、その涙が「あらゆる呪いを打ち破る力」を持っているということが発覚。魔界が「力こそすべて」の世界な時点で、何が起きたかはお察しである。
それによって大きく数を減らしたダークエルフだが、雷竜ボリクスの傘下に入ることによって生き延びた。ところがその直後に真竜の戦いが発生、余波で大部分が死に絶えてしまったという。今は残りがヴェルザーの庇護を受けているそうだが、そのヴェルザーもあんな有様…。天界のエルフと比べると、未来はかなり暗い。
「恨むなら恨んでくれて構わない、なんて2人とも言ってくれたけど…」
つまり、薄情かもしれないが…
だからどうしても、彼らを恨む気にはなれなくて。
「…聞かないほうがよかったかも」
なんとなく、2人と顔を合わせづらくなってしまった。