ダイの大冒険 ~白銀のダークエルフ~   作:菅野アスカ

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誰かダイ大でとある一家の御茶会議やってくれないかな。
ソーサラーがアバン先生、アプリコットティーがマァム、レモンキャンディーがヒュンケル、ブルーベリージャムがダイで。


不思議な木

デルムリン島に流れ着いてしばらくたった。

 

「ここでの暮らしにも慣れてきたな~」

 

お散歩なう。

 

デルムリン島は自然が多くて、空気がおいしいから、よく散歩をしている。

最初のうちは魔物たちを見るたび見るたびビクついてたけど、最近はもう大丈夫だ。

 

「それにしても、ここって本当にたくさん植物生えてるなあ…」

 

薬草に始まって、毒消し草、満月草、消え去り草、ルラムーン草といった多種多様な植物が生えている。さすがにパデキアはなかったけど。

実は、最近の趣味は、散歩がてらに植物を採取することだったりする。

薬草も、毒消し草も、満月草も、消え去り草も、あって損をするものではない。消え去り草は微妙だけど。

 

「えっと、これが薬草で、こっちは消え去り草…じゃなかった、満月草だこれ」

 

植物を引っこ抜いてはバスケットに放り込む。

 

「ええと…こっちは………っひゃあ!!」

 

夢中になって採取していたら、何かに躓いてしまった。

 

「何…?」

 

どうやら、小生(ボク)が躓いたそれは、何かの若木らしい。大きさは、10㎝強。他の木々や植物に邪魔されて、うまく根が張れてない。このままでは枯れてしまうだろう。

 

「何か、綺麗な木」

 

露が光っているだけかもしれないけど、その木はずいぶん綺麗に見えた。

深緑の葉はみずみずしくて、つやつやだ。どこも虫に食われていない。

幹も、根張りが悪い割にはしっかりしている。

まるで、生命の象徴みたいだ。

 

…なぜか、この木を持って帰って、育てなくてはいけないような気がした。

 

「鉢にでも植え替えてみようかな」

 

今はまだ小さいからなんだかわからないけど、大きくなれば何の木なのかわかるでしょ。

スコップがないから、取りに戻ろう。

ちなみに、小生(ボク)は、今、ダイたちの家近くに小屋を建てて生活している。あの家に住まわせてもらうのは、なんだか申し訳なかったから。

 

小生(ボク)は、戻れるように、木々に印をつけながら戻った。

 

~移動中~

 

「何だ、もう散歩から帰ってきたのか?」

「あ、ピサロさん。いえ、そうじゃなくて。知らない木があったから植木鉢に植え替えてみようかと思って」

「そうか」

 

なお、ピサロさんと小生(ボク)は同居しているわけではなく、ピサロさんはちょっと離れたところにあるログハウス(?)に住んでいる。

 

~道具確保中~

 

「あった」

 

ちなみにスコップも鉢も漂着物。

取りに行こう。

 

~移動中~

 

着いた。

植え替えよう。

 

~植え替え中~

 

心なしか、謎の木が喜んでいるような気がする。

 

「大丈夫そう」

 

持って帰ろっと。

 

~帰宅中~

 

「あれ、ピサロさんまだいたんですか?」

「ああ。お前が言っていた木が、少し気になってな。…その木か?」

「はい」

 

そう言って、小生(ボク)は、ピサロさんに木を近づける。

 

「っ!?」

 

ピサロさんが、驚愕を顔に浮かべた。

 

え、ちょ、この木って何かヤバいやつだったりするの?

 

「お前…この木は………まあいい、お前が育てるのなら何も起きないだろう」

「えっと、この木って何なんですか?こんなに小さいと何の木だかわからないんですけど…」

「…しばらくすればお前も気づくだろう。1つ言うとするなら……その木を育てるなら、魔力を含んだ水をやった方がいいぞ。最良は聖水だな」

「?はあ…」

 

どういうことなの?

っていうか、聖水って魔力含んでたんだ…

 

…そう言えばこの木、微弱だけど魔力を感じるような?

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