アンアン…ギシギシ…
隣室から行為の音が聞こえる。ミカサとエレンだろう。
交代で見張りをしてるというのに、呑気な奴らだ。
「…ひ、ひまですね〜」
「そ、そうだな」
その音が聞こえないようにサシャがだるそうに呟いた。
ジャンも同意する。
コニーは寝ている。
「…」
サシャは無言でジャンの顔を覗き込む。
さらりと揺れるポニーテールはどこか誘っているようだった。
「…なんだよ」
「…いえ、」
改めて見ると、やっぱりかっこいいな…と。
流石に言えない。そう思い、サシャは言葉を続けず、無言で赤面する。
「…は?なん…」
ジャンは繰り返す。
が、言葉を続ける前にサシャに唇で唇を塞がれる。
「、ん!?」
サシャの舌が口内に押し込まれる。
サシャがそっとジャンの唇を噛む。
「…サシャ。」
ジャンは一度離れ、サシャを抱きしめる。
サシャは無言でそれに応じた。
「、ジャン!?」
押し倒されたサシャは素頓狂な声を上げる。
だがジャンは耳元で囁く。
「大声出すな。コニーが起きる。」
耳が赤い。
ジャンはそっとサシャの胸に手を這わせた。
ふにふに。
こいつ、意外と胸、あるんだな…
その感触をずっと味わっていたかった。
「んっ…だめ、です…コニー、が…」
起きちゃう。
そう言いたげで。
サシャは顔が真っ赤で。
「っ…クソ…」
かわいいじゃねぇか。
そのままジャンは唇を塞ぐ。
お前から、始めたことだからな?
お前もちゃんと、最後までしろよ?付き合ってやるからよ。
そう言いたげに。
舌を這わせる。
「んゅ…♡ゃ…♡」
サシャは控えめに舌を伸ばす。
ジャンはそれを見逃さず、絡ませた。
「んぁ…らめれす…♡」
ふわふわとした声を出す。
その顔を見たい、とジャンは唇を離す。
「…惚けた顔しやがって」
キスだけなのに、全くよ?
不敵な笑みをたたえたジャンはそっと下半身に手を伸ばす…
「何やってんだ、お前ら?」
コニーが起きたようだった。
「おおおおおおお起きてたのかコニーッ!?」
「そそそそそそそうならそうと早く言ってくださいよぉ!?」
「あん?いやぁ、今起きたとこだけどどうしたんだお前ら…てか、重くねぇのか、サシャ?」
ふわ、と欠伸をひとつしてコニーがこたえる。
そういう知識が皆無で助かった、とジャンが一息つく。
するとサシャが叫んだ。
「おお重いに決まってるじゃないですかぁ!?早くおりてくださいよぉ!?」
「ううううるせぇぞ芋女ァ耳元で叫ぶなァ!」
まだ動揺する二人。
ぎゃあぎゃあとうるせぇなぁ…とコニーはもうひとつ欠伸をする。
「うるせぇぞ!」
「うるさい…行為の邪魔…」
隣室のエレンとミカサだ。
この後、ジャンはそっとトイレに立ったようだ。