魔法少女リリカルなのは~闇の末裔~   作:空勝

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申し訳ありません!!最近、大学の忙しさにかまけて少しサボり気味でまったく進まず。
今後も研究などで忙しくはなりますが少しずつでも書いて行きたいと思います。




オコジョの捌き方?

SIDEユーノ

 

気付いたことがある。今、僕は協力関係にある少女高町なのはの私室で体調を整えている。なのは自身がかなりの魔力資質を持っていたことから家族にも誰かはいるかと思いなのはよりも大人の人を集中的に調べたが誰もリンカーコアを持っている人はいなかった。リンカーコアって言うのは大気中の魔力素を吸収して、体内に魔力を取り込む魔法機関で魔法を扱う人はみんな体内にこれを持っていると言っていい。いまだに謎が多い機関で、研究が続けられているけどこういった魔法環境のない世界でもリンカーコアを持つ人はいるらしい。遺伝性って訳じゃぁないみたいだけど・・・なのはの部屋の壁、その奥から魔力残滓を感じる。壁の向こう、つまり隣の部屋には一体何があるのか、いや、正確にはあったのか・・・かな?

正直、今はまだ体調も戻っていないし、なのはの家で勝手なことは出来ない。唯でさえ魔法環境のない世界で魔法資質のある、しかも自分と変わりない年の女の子に民間協力者として協力してもらっているのにこれ以上迷惑は掛けられない。とりあえず現状は体調の回復に専念しつつ、早くアレを見つけなきゃいけない・・・ジュエルシードを。

 

 

 

≪ゆ、ユーノ君!!たすけて~≫

「どっ、どうしたんだいなのは、まさかジュエルシードが学校に!!」

いやしかし、人目がたくさんあるところでジュエルシードなんか落ちてたらすぐに見つかるはず・・・って言うか暴走しそうだし、となると何か不測の事態に!!

≪もうすぐテストなのに全然覚えらんないよ~!!≫

「・・・・テスト?」

≪そう、歴史のテストなの~!!どうしよう(涙)アリサちゃんたちに教えてもらっているんだけどちんぷんかんぷんなの~!!≫

「・・・・ごめんねなのは。僕、この世界の歴史はまだ勉強してないんだ。」

≪うにゃ~~~~!!!≫

うん、今日は平和な一日になりそうだ。

 

 

SIDEOUT

 

 

時刻は放課後、テストも終わり真っ白になっていた俺となのははゆっくりと帰り支度を済ませていた。

小テストだったためその場で隣の人と採点しあい、すぐに俺のテストは隣の赤ペン先生によってチェックを入れられていく。ああ、チェックだ。丸ではなく丸よりチェックの数が多いのは俺の見間違いだろう。・・・そう思っていたが現実は神も仏もなく赤ペン先生の慈悲もなくチェックの数は増えていく。もう・・・俺のライフポイントは0だ。誰か教会に行かせて。懺悔はしないけど救いは求めるから!!

・・・結局救いはなく最低点をたたき出してしまった。途中歴史中にある「奉公」という漢字を忘れひらがなで書いたのだが誤って最初の文字に濁点をつけてしまいお隣の赤ペン先生ことすずかが真っ赤になってしまった。なぜ赤くなったか問いただしたいところではあったが、理不尽にも何かを察知したアリサによる消しゴム剛速球をこめかみに受けることになった。

「過去を知らなくても人って生きていけると思うんだ。」

「そ、そうだよね!!後ろ向きより前向きのほうがいいよね!!」

「言い訳してもテストの点数は変わらないよ?」

燈児が呆れたようすで隣に立つ。帰り支度は終わったようだ。

「うるへ~。100点満点中25点ってなんだよ!!1/4ってなんだよ!!」

「ほんと、あんたってバカなのかなんなのかわかんないわねぇ。こんなのでも理数系がトップクラスってホント信じらんないわ」

「つってもおまえらには負けるがな。」

ホントこっちが頑張って90点台とったとしてもあちらは余裕で95点台をキープしているのだ正直へこむよ。

そんな感じに5人で会話をしながら下駄箱まで来るとあの妙な感覚に襲われた。一瞬だが体に力が入って下駄箱の仕切りを壊すところだった。周りを見るとやっぱりか大して気づいた様子もなく俺たちと同じように下校していく学生の姿が見て取れた。そして4人に視線を戻すとなのはが慌てた様子で下駄箱から靴を取り出していた。

「どしたのなのは?」

「えっ?あっうん、ちょっと用事を思い出して、急いで帰るからお先に~」

せっせと靴を履くとなのはらしからぬ走りで俺たちを置いて先に行ってしまった。

「なのはちゃん今日はお店の手伝い?」

すずかに聞かれて今日の予定を思い出すが何もなかったはず。

我が家では喫茶店「翠屋」を経営しておりオーナーが父さん、パティシエが母さん、ウエイターに兄貴と姉貴、兄貴の彼女の忍さんなどなど、それなりに人気のあるお店だ。たまに俺やなのはも店の手伝いをしているが、今日はともかく普段この時間帯から父さんや母さんが俺やなのはをシフトに入れることはない。

「・・・男?」

シュタ!!ダダダダダダ!!

燈児のぼそっとつぶやいた一言に素早く反応したアリサは猛ダッシュでなのはを追いかけた。

「その手の話はやっぱり女子は好きなのか?」

ため息交じりに隣にいたすずかに聞いてみるが

「すずかならアリサを追っかけて行っちゃったよ」

「・・・・」

どうやら好きらしい。まぁ、しかし

「男ねぇ、なのはの場合、そういったのには程遠いと思うが・・・」

クラスの男子みんな友達みたいな分け隔てなく接するなのはに好印象を持つ男子は多かれど、その逆はないだろう。それより、

「悪い、おれも寄る所があるから今日は途中で別ルートな。」

いつも一緒に帰っている燈児に伝える。

「うん?はやてのところ?昨日行ったんじゃないの?」

ちなみに、こいつははやてのことを知っている。前に一緒に買い物という名の主婦の戦いの帰り道でこいつとばったり会い、仕方なしに説明したのである。なのはたちに知られると面倒そうだから3人娘どもには内緒なのだ。

「う~ん最近変な違和感を感じてな、はやても隠してはいるけど不安がっているんだよ」

「違和感?この季節、寒気ってわけじゃないだろうし、獣の感?」

「おまえも大外に失礼な奴だよな。よくわからんがさっきも感じたんだ。一応何かあってからじゃぁあいつは動けんし」

 

何せあいつの移動手段は車椅子。いくらあいつの家がバリアフリーで出来ているといっても何かあっては移動に無理がある。そのことを燈児は理解しているためか、

「まぁ、最近何かと騒がれる世の中だし、早くお姫様のところに行ったらどうだい?ナイト様」

ニヤリとした顔でこちらの肩をたたく燈児。その表情は何かムカつくがまぁ今の俺の立場的にはナイトというよりかはほとんどヘルパーかお手伝いさんのような気がする。

その旨を伝えると

「修斗、いつか後ろから刺されそうだよ」

小学生にあるまじき言葉のような気もする。

そんな感じに会話を続け、燈児は自宅へ、俺ははやてのうちに向かうことになったが、結局何も起きずその日は俺も自宅に帰った。

 

 

PM 6:30

「ただま~」

「おかえり、もうちょっとしっかりと言えんのかお前は」

「いまさらだよ恭ちゃん。」

兄貴と姉さんに迎えられる。

稽古終わりの一風呂なのか二人とも湿り気を帯びている。

「稽古終わり?」

「ああ、お前はどうしたんだ?今日は参加する予定だったはずだが?」

「予定が入ってね、母さんには連絡入れてあるよ。それよかなのはは?」

「?私がお風呂に入るときに帰ってきて今は部屋だよ、何で?」

俺の問いに姉さんが答えてくれる。いつも稽古終わりが5時半くらいだからそのときに丁度帰ったとしても1時間以上どこほっつき歩いてたんだ?一応兄貴達に今日のなのはの行動を知らせようかと想ったが、

「どうしたの?そんなところで立ってないでリビングに来て夕飯手伝って。あっ、修斗はまず手洗いとうがいね。」

母さんの催促に報告を中断とりあえず洗面所に向かう。途中なのはとすれ違う。

「よぉ、なのは、ただま~。母さんが夕飯手伝ってってさ。この匂いからして今晩はシチューだな」

「うんお帰り~。やった、今行くね。」

「きゅ~」

「・・・・・・・・・・・・」

うんんんんんん?!

何かなのはの肩にいたぞ!!長くて細くて毛深いの!!!勢いよく振り向く俺だがもうなのはは廊下からいなくなっており今頃は母さんの手伝いをしているはずだ。

見間違いだろうか、昨日も寝不足だし軽い幻覚が見えたんだな。そう想って居たが手洗いうがいを済ませて戻ってきた俺の目の前には先ほどなのはの肩にいた長くて細くて毛深いのがつぶらな瞳でこちらお見ていた。

「兄貴、今日山にでも行ってきたの?」

「何故そうなる?」

「?」

首を傾げるオコジョ見たいのに・・・・オコジョ?フェレットかな?とりあえずそんなのの首根っこをつまんで持ち上げる。

「今晩はシチューだけかと思ったけど、このオコジョだかフェレット、どうやって捌くの?」

「キュッ!!」

この質問に家族全員がズッコケる。はて、たまに父さんや兄貴も山に行ったときに鹿の肉や熊の肉など色々持ってくる。そういった意味ではこの質問は間違っていないはずなんだが?

「しゅーと君!!ユーノ君は食べ物じゃないよ!!」

必死な形相でなのはにユーノと呼ばれる生き物を奪われてしまう。名前があるってことはペット?俺がいない間にオコジョだかフェレットを飼うことになっていたようだった。ってかこの生き物いま俺の言ったことにリアクションとったぞ!!明らかに「えっ!!マジ!!」って感じに!!

「修斗、一応ユーノはフェレットだと想うんだ。」

フェレットであることを教えられた後、姉さんに説明を受けてやっと理解。つまり、怪我をしていたユーノをなのは達三人娘が発見近くの動物病院で保護してもらうも謎の(・・)事故により動物病院の壁が壊れ、保護されていたユーノが脱走、同時刻拾ったフェレットのことが気になったなのはが家を抜け出して動物病院に向かっていたところユーノを発見確保し、家に持ち帰ったところ兄貴と姉さんに見つかり、とりあえずうちで預かることになったということらしい。いいのか?ウチ、飲食店経営だぞ?

ジト目で父さんを睨んでいたところ向こうもこっちの言いたいことが分かったのか笑いながらユーノを抱えるなのはを見る。

「まぁ、店の中に連れてこなければ良いし、何気にユーノは頭良いんだぞ?素直に言うこと聞くし」

ほう、だからさっきリアクションをとったのか。言葉が分かるくらいには頭が良いらしい。これでどっかの狐みたいに少女に変身したら知り合いの対魔師呼ぼう。ドジっ子だけど呼ぼう。我が家の安全のために。

とりあえず新しい家族としてこのオコジョモドキことユーノを迎え入れながら今晩の夕飯であるシチューに舌鼓を打つ。




次回は魔法戦!!・・・・・の予定
そして、気付いたのですがお気に入りに登録していただいた皆々様、真に感謝・感激・大興奮のKKDです!!今後とも良しなに!!(=∀=)ノシ
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