僕と死と消えない呪い   作:白黒羽

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一話 また・・・・

日差しが昇り始めてから数時間後頃のこと 

桜が満開のこの季節

桜色の花びらが風に扇がれゆらゆらと落ち、小鳥のさえずりが聞こえてくる穏やかで心地よい朝。

 

風がまた桜の木を揺らす

 

桜をとおりすぎた風は止らず真っ直ぐと突き進みやがてまた何かを揺らす。

 

風は少年の頬を撫で、髪を揺らし、服をパタパタと鳴らす。

少年は明るい茶色の髪に茶色の瞳で彼の手には黒いカバン。

どこかの征服を着用しており桜の木の前で立ち尽くしていた

 

少年の名は吉井明久。

 

明久は心地よい風に撫でられながら桜をしたから見上げていた。

その表情は混乱したような悲しいような おきたばかりでぼーっとしているようにも見える表情だった。

 

数秒ほど立ち尽くしてから彼はあたりを見渡し自分の右手首にある腕時計を見た。

 

「・・・・8時半・・・か。」

 

確かめるようにつぶやき

 

「・・・・桜が咲いてるって事は・・・今は春か。さて・・・今は春の何月何日かな。」

 

誰にも言うのでもなくもう一度自分の腕時計を見て今度は時計の端に小さく表示されてる日にちを確かめる。

 

腕時計には4月XX日XXXX年とあった

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

明久の表情は先ほどと同じ悲しいような顔をしどこか遠くをみるような目で時計を見たまま止ってしまった。

 

「・・・また・・か」

 

やっぱりっと彼はつぶやいた。

まるで、そうであってほしくないけど自分の思っていたとおりであった時のようにため息を吐いた。

 

「・・はは、わかっているのに。遂 期待しちゃうんだよね・・・・・わかっているのに・・」

 

自分をあざ笑うかのように小さく笑い腕をおろす。

 

「・・・観察処分者になる直前のときには・・・戻れないってことがわかっているのに。」

 

その声はかれてしまうような小さく、弱く、そして・・・悲しみを帯びた声であった。

今にも泣き出してしまうような、崩れ落ちてしまうような、それであってどこかあきらめているような声だった。

 

腕をおろし明久は一直線の道の一番奥を眺める

そこには彼が立っている位置からでも見えるような巨大な校舎が立っていた。

 

「・・・・ゲームオーバーしてまたセーブポイントからはじめる・・・っか」

 

「何回 ゲームオーバーしてるんだろうなぁ。どうしてもまた『生き残れなかった』・・」

 

ゲームのことを言っているようだが彼の手にはゲーム機器などはなく

ただただ遠くに見える校舎を眺めながらつぶやいた。

 

それはゲームのキャラクターではなく自分自身に言っているようなものだった。

 

「・・・・・どうやら僕は・・また、『生き残れずに死んでしまったようだね』」

 

彼の横を花びらが通った。

そして同時にまた風が彼の頬を撫でる。

 

「・・・・・・今度は『圧殺』されて死んだ・・か」

 

小さく、弱く苦笑し 彼は風に押されるようにそのまま校舎へと歩む

 

 

 

 




えぇ~

一話なのでつまんないですが 最後まで読んでいただきどうもありがとうございました。

感想や質問があれば遠慮せずにどしどしどうぞ。

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