僕と死と消えない呪い   作:白黒羽

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コメントで続けてほしいという声が上がったので続けることにしました。

3人から声をいただきました。本当に感謝しております!!
3人の言葉は僕の心に響きました。

感動というかなんというか すごくうれしかったです。少しばかり涙腺が潤んでしまいました。

ありがとうございます。本当にありがとうございます。


十一話 Dクラス戦

現在時刻12時40分

 

このとき文月学園で・・・二つのクラス

 

FクラスとDクラスが_____

 

「いいかおまえら!!もうすぐしたらDクラスとの戦争が始まる!!各自回復試験を受けながら戦うように!!俺たちが目指すのはこんな卓袱台じゃねぇー!!ちゃんとした設備だ!!俺から言うことは一つ・・・・奴らを」

 

「皆、もうすぐFクラスとの戦争が始まる。あせらず慎重に行こう、点数はこちらのほうが上なのだから慎重に行けば負けることはない!!奴らに僕らに挑んだことを後悔させてやるんだ!!僕からいえることは一つ・・・Fクラスを」

 

 

「「ぶちのめせ!!」」

 

 

____激突する

 

 

 

 

 

数人の生徒がDクラスから飛び出してきた、それとほぼ同時にFクラスからも数人の生徒が飛び出てきた。

 

互いに相手のクラスへと向かい、彼らは鉢合わせし対自する。

 

対自した瞬間にFクラスの一人が声を上げた

 

「行くぜ!!」

 

それを合図のようにDクラスとFクラスは両手を前にかざしたそして・・・・

 

「「「「召喚(サモン)」」」」

 

の声に反応して生徒の前に小さな魔方陣が現れた。そしてその魔方陣から小さな人型の獣が現れた。

その獣は召喚者と瓜二つの容姿をもっていた。しかし小さい、召喚獣は召喚者を小さくデフォルメしたようなものだった。違うてんをあげるのなら召喚獣は犬や狼のような尻尾をもち、武装しているということ。

 

文月学園名物 試験召喚システムは召喚者の点数に比例した力を持つ召喚獣を召喚できるというものだ。そしてそのシステムを使い 互いに戦う。

 

比例するのは強さだけではなく召喚獣の装備もだ。点数が低ければその召喚獣の装備は弱くなり、逆に点数が高ければ召喚獣の装備はつよくなる。

 

Fクラスの召喚獣の装備は防具など一切なく 武器も木でできた薙刀や棒といったものだ。こんなもので勝てるのかとは思うであろう。だがそうでもない。なぜならDクラスもあまり変わらないからである。

 

DクラスはというとFクラスと違い防具はあるが中途半端なものだ。A、Bなら全身鎧といった全身を覆うような防具があるかもしれないがDクラスは中途半端だ。肩だけや頭だけの者が多い。ないよりはましなのだが無防備とさほど変わらない。

武器はというとこれもあまり変わらなかったりする。彼らの武器はFクラスと違い 木ではなく刃物なのだがこれも小さかったり短かったり、細かったりとあまり活用性はない。

 

「おらぁぁ~!!」

 

っという声に反応してかその場にいた皆は一斉に突撃する。

 

 

 

 

そのころ坂本雄二はクラスで静かに立っていた。だが彼の周りには数人のクラスメイトたちが彼を守るように輪をつくり、囲んでいた。

 

守るのも当然、何故なら彼は代表だからだ。

 

この戦争を終結する、つまり勝敗を握る鍵はそれぞれのクラス代表だ。

どちらかが相手のクラス代表を戦死にさせなければ勝敗は決まらない。

 

なので、負けたくなければ代表をなんとしてでも守りぬくのが当たり前だ。

 

 

 

雄二は輪の中心で一人今回の戦争の作戦の整理をしていた

 

(今回、俺たちが勝つには時間稼ぎが必要だ。姫路がテストを受ける時間を稼がなければならない。・・・・・・)

 

そう思っていたのだが・・・・彼は止った。

 

 

 

数時間前に明久に言われたことを思い出したからであった・・・・

 

 

 

 

学力がすべてではないと証明するため・・・・

 

 

確かにこれは彼の目的だ。

 

だけど・・・・姫路に頼っているようではそんなことは証明できない。

 

 

 

(・・・・・・・・・・・・・)

 

彼は数秒考える

周りの空気がピリピリと一変してしまうほどの集中力だった。

考えて・・・考えて・・・

 

 

 

 

数秒考えて

 

 

 

 

数分考えて

 

 

 

 

彼は考えるのをやめた。

彼の表情は答えを見つけたというような顔であった。

覚悟を決めたように・・・・力強い目をしていた。

 

 

 

「お前ら・・・・」

 

 

彼は小さくつぶやき

 

「「「「どうした?」」」」

 

っと彼の護衛をしていた皆は聞き返す

 

「時間稼ぎはやめる・・・」

 

 

「「「「なにぃーー!!」」」

 

彼らは大声で叫んだ。

急に作戦を変更など驚かないほうがおかしい。

 

「いいか、良く聞け。作戦を変更する、俺たちは時間稼ぎをするのをやめてこれから代表の首をとりに行く。」

 

「なんで」

 

っと護衛の一人が聞くが雄二はそのまま続ける

 

「時間稼ぎをやめて殺られる前に殺ることにする。」

 

「そんなことできんのか?」

 

「いや、断言できるわけではないがやってみせる。」

 

「でも、」

 

っと何かいおうとするが雄二は彼の声を消すように割り込む

 

「お前らは俺の指示通りに動け、後は俺に任せろ。このクラスで今一番点数が高いのは代表である俺だ。」

 

確かに、どんな勝負やゲームでも一番強い奴をだして一気に片付ける者はいっぱいいる。

 

彼はいまその作戦をしようとしている。

 

簡単に言えばごり押しだ。

 

 

「いいか、相手の代表は今の俺みたいにクラスの一番奥に身を潜めているはずだ。当然クラスの四方には壁がある、外にでれるとしたら窓か扉だけだ、だが今のDクラスの扉の前では俺たちとDクラスの連中が戦っていて外にはでれない。」

 

「おっおい!それってまさか・・」

 

雄二が言おうとしていることに気づいた生徒は声を上げる

それに答えるように雄二はコクッと一度小さく頷く。

 

「ああ、お前の思っているとおり。窓から侵入する。そこで相手の護衛と鉢合わせになるだろうがそいつらはお前らで足止めしろ。質でだめなら数で勝負だ。相手の護衛はさっきムッツリーニの映像で確認済みだ。相手は5人だ、ならこっちは今廊下で戦っている者以外の者全員をその護衛に回す。そして3人は俺と一緒に代表を殺す。」

 

一度息継ぎをし

 

「だが俺たちが移動中にここまでこられたら作戦がパァーだ。だから今戦っているものはそのまま時間稼ぎをするように伝えてくれ。」

 

そういい彼は護衛の一人に伝言を託す

 

内容は今戦っていないものは全員戻って来いっと今戦っている者は時間稼ぎを続けろ。

 

 

彼が窓から出る準備と安全用にロープを用意していると

Fクラスの扉が勢いよく開けられた。

 

全員が振り返る

 

するとそこにはFクラス生徒の須川が息を荒くさせながら立っていた

 

「どうした」

 

雄二は作業を一時中断して須川に問いかける

 

「数学から古典へと教科が変わってしまって島田が使えない!!」

 

「なっ!?」

 

今この状況で教科が変わってしまうのは雄二にとってはよくないことであった。

 

島田美波は帰国子女である、なので日本語はしゃべったりして会話はできるのだが読んだり書いたりするのが点でだめだったりする。

 

テストを受ける際に日本語を読まなくてすむ数学では彼女はBクラス並の点数をたたき出せる。

 

数学以外の教科だと彼女は読めないのですべて一桁台だったりもする。

 

教科が変わってしまうということはフィールドが変わってしまったといってもいい。というよりこっちのほうが正しかったりする。生徒たちはいつでもどこでも召喚獣をだせるわけではない。この学園にいる教師の誰かが承認してフィールドを展開しなければ 召喚できないようになっている。

 

展開した教師によって科目が代わってしまう。

 

 

 

本当は彼女で時間稼ぎをするつもりだったのだが今はどうやら無理らしい。

 

だがここで雄二は気づいた。

 

(・・・・ここで島田を使うと俺は学力に頼ってることになるんだな。はは・・・結局明久の言うとおりかよ。)

 

彼は静かに目を閉じた・・・・

数秒間 考えて 彼は答えを出す

 

この状況を攻略できる手を彼はわずか2秒足らずで思いついてしまった。

 

 

「いいだろう、そのままで結構だ。だったら そっちも数で抑える。秀吉をリーダーにして何人かで協力しあって時間を稼げ。俺についていくはずだった奴らの数人はそっちに回れ。」

 

「おっおい!それじゃぁ、そっちがあぶなくねぇーか!!」

 

「大丈夫だ・・・・・大丈夫・・・俺に任せろ。俺が・・・殺るしかねぇーだろ。」

 

最後は真剣な顔で、力強い声で言い放った。

その気圧におされてか・・他は何も言えずにいた。

 

 

 

 

 

 

 

そのころの明久は職員室の前にいた。彼は戦争には参加しないのでこの時間を持て余している。参加しないものは何をするかというと大体自由時間か自習だったりする。

 

何故かれがここにいるのかというと仕事をするためだといっても間違ってはいないと思う。

彼は観察処分者である、観察処分者は罰として教師の雑用をやらされる。

 

やらされるということは強制的にだ。罰というのだがら普通は嫌がるようになっているのだが明久は進んで自分からここに来ていた。

 

明久はコンコンっと扉をノックして職員室の中へと入っていった。

 

「失礼します」

 

っと一言いいうと

 

「なんだ吉井、今は戦争中だろう。何かあったのか?いや、何を企んでいる。」

 

声をかけたのは西村宗一であった。

今朝明久が会った教師。

 

少しばかり目を細めて明久を見る西村宗一。

どうやら明久を警戒しているらしい。

 

「最初の質問ですが僕は戦争には参加していません。それと僕が何か企んでいないとここには来ないいいかたはどうかと思いますけど・・・」

 

「何!?」

 

西村は驚いたがすぐに落ち着いた。戦争は強制ではないので参加していなくてもおかしくはないのだが。西村宗一は明久のことを去年から知っているつもりであるため驚いてしまった。彼の性格では絶対戦争に参加していると思ったからである。

 

性格だけではない、この戦争は負けてしまうと設備が酷くなってしまうため皆いやでも参加するようなものなのだが彼は参加していないのも疑問に残っていたりする。

 

「そうか、参加しないのか。それとすまないな貴様だとどうも疑ってしまう、なんせ去年から貴様はなぁ~」

 

っとため息をつく西村に明久は

 

「あ~確かに」

 

っとあっさりと認めてしまった。

 

「えっ?」

 

これも予想外だったりする、ちょっとばかり失礼なことを言ったのに彼はそうですねっと納得してしまった。

 

「そういや、まだ僕が何しに来たかはいってませんでしたね。戦争が始まったので他のクラスは自習ですよね?」

 

っと話を戻す明久に西村はああそうだがっと答えた。

 

戦争を始めてしまうと他のクラスの担当の教師らは戦争を優先しなければならないので他のクラスは教師がいない状態になってしまう。そして必然的に自習となる。

 

「自習なら自習プリントを配りますよね?その手伝いをと思って観察処分者として来ました。」

 

そういうとカランっとなにかが落ちる音がした。

 

その音がしたほうを見てみるとどうやらペンが落ちたらしい・・・・・西村の手から

 

 

「すまんが今・・なんと言った?」

 

まるで信じられないというように少し動揺している西村だった。

 

「観察処分者の仕事をしにきました」

 

再度答える明久

 

「これは・・・夢なのか?鉄人とは呼ばないし 自らここに来るだと?いや、夢じゃない。これは・・・・・・・」

 

ぶつぶつと何かをいった後に彼は明久のほうを向き

 

「病院へいってきなさい吉井。」

 

っと言われてしまった

 

「何故保健室ではなく病院・・・僕はそこまで異常にみえるんですかね?それと僕はいたって正常ですしどこも悪くはないですよ。」

 

少し苦笑しながら言う明久。

 

「そっそうか・・なら頼まれてくれるか?」

 

内心ではこれは天変地異の前触れかとか

明日セカイは終わってしまうのかとか

雷が落ちてきても不思議ではないっとなんとも失礼なこと思っていたりする。

 

「はい」

 

っといい西村がプリントの束を用意した。

そのプリントの束を明久は受け取る。

 

すると西村は立ち上がり手を天井にあげ

 

「承認する」

 

っと声を上げてフィールドを展開する。

 

そして明久は

 

「召喚」

 

っと一言つぶやいた瞬間にこれまた明久に似た小さな召喚獣が現れた。

 

その召喚獣は黒い改造された不良が着ていそうな学ランに木刀を持っているだけであった。

 

なんとも弱そうで雑魚のようだった。

 

 

そして召喚獣の頭のてっぺんには数字と科目が浮かび上がっている

 

科目とその点数だ

 

ちなみに明久は 67点 数学っとある。

 

西村は別に数学の教師ではないのだが数学のフィールドをだせる。

っというより彼はどんな教科のフィールドもだせてしまう。

担当教科などないからこそ彼は色んなフィールドを出せるらしい。

 

 

現れ出てきた召喚獣を明久は操作して普通なら持てそうにもないような、明久が今持っている束の3倍ほどの量のプリントを軽々と持ち上げてしまった。

 

小さくても、点数が低くても召喚獣はものすごい力を持っている。明久の点数でもコンクリートの壁も破壊できてしまうほど強かったりする。

 

これがもし人にあたったら危ないだろう・・・・

人にあたったらの話だが。それは無理な話だ。

 

そもそも召喚獣は物理干渉ができないので心配はない。教師と明久を例外としては、だから明久の召喚獣はプリントをもてたりする。

 

そのかわりこれまた罰として召喚獣の受けるダメージの何割かは自分にフィードバックしてしまう。

 

「では、いってきます」

 

っといい召喚獣と一緒にプリントを持ち彼は職員室を出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、準備はできた。後はムッツリーニだな・・・・・」

 

窓から窓へと移動する準備を終えた雄二は通信機を手にムッツリーニこと土屋康太に連絡をとる

 

彼の作戦は窓からいどうするだけではたりない。

もし窓の鍵がかかっているのなら意味がないからである。

 

そのためには隠密行動に長けていてすばやく移動できるムッツリーニが一番最適だったりする。

 

彼なら誰にも気づかれずにDクラスへと進入して窓の鍵をあけてもらえる。

 

 

連絡が終わった雄二は通信機をしまい

 

「さぁ、相手のボスの首を・・・・・・殺りに(とりに)いこうぜ・・・・。勝負は・・・これからだ。」

 

 

にやっと笑い 彼は窓から飛び出した。

 

 




応援してくださる皆さん いつもありがとうございます。
これからも応援よろしくお願いします!!

コメントとかがうれしかったので読者の皆さんのしてほしいようにしてみます。っというと

何か起こってほしいこと(イベント)とかアイデアがあれば活動報告で募集しちゃいます。

僕が「おおぉ~面白そう」とか「これなら書ける」っと言うものがあったら採用しちゃいます。

どうかご協力お願いいたします。
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