僕と死と消えない呪い   作:白黒羽

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先に言っておきます。今回はたぶんあまり大きな意味とかイベントとかないので面白くないと思います。一応ちょっとギャグとか面白くしてみたつもりですので。

すいません。それといつもより少ないです。

この作者に文才とか期待しないでください。
ほとんどの書き方や言葉の使いかたは見よう見真似のような感覚で今まで書いてきましたから。




十八話 会話

「・・・・ただいま」

 

っと何事もなかったように僕はクラスへ戻ってきた。

何事もなかったように振舞っているだけで本当は何かあったんだけどね。

 

なにかがあったのは事実だけど別に大きな事件でもないし、僕が怪我をしたわけでもない。

そしてなにより僕には関係のない話だった。

よって僕は気にしなくてもいい、なにも起こらなかった。

気にする必要もなければ、構う必要もない。

 

うん、ナルシスト発言はいますぐ記憶から削除しておこう。

 

「おおぉ~、帰ったか。ちゃんと時間も伝えたか?」

 

数分前にあった出来事を思い出しながら僕が考えていると、僕らのクラスの代表の雄二が声をかけてきた。

彼は僕が宣戦布告をしに行く前とまったく同じ場所と同じ格好で教卓の前に仁王立ちしていた。

 

あぁ~、今更だけど何かさまになってるね。

似合ってるから突っ込むきにもならないなぁ~。

 

まぁ、ムスカみたいな僕の悪友の話は置いといて。

 

「うん、ちゃんとDクラスと同じで昼過ぎって伝えたよ。」

 

僕がそう伝えると雄二は よし っと小さく呟き視線を僕からはずして席(といっていいのかは分からないが)に座っている康太に移した。雄二の視線に気づいた康太は雄二と目が合い、声を発するのが面倒なのか康太は僕、秀吉、雄二と康太だけが知っているオリジナルのアイコンタクトで『用か?』っと雄二に伝えた。そして雄二はコクッっと小さく頷いた。

すると康太は静かに立ち上がり、僕らが立っている教卓の近くまで歩み寄ってきた。

 

康太が僕らのところに来る前に雄二はもう一度僕に向き直った。

 

「ご苦労だったな明久、俺たちが試験を受けている間はのんびりしていてくれ。お前はDクラス戦には参加してないから点数は減ってないはずだろ。」

 

この時、僕は一瞬だけ目を見開いて驚いた。

僕が驚いたことに疑問を抱いたのか雄二は腕を組んだまま首をかしげた。

 

「何を驚いているんだ明久?」

 

「あっいや、だって・・・雄二が・・・」

 

「なんだよ、言ってみろ」

 

すこしばかり口ごもってしまうが僕は小さく深呼吸をしていつものような落ち着きを取り戻した。

そして僕はいつも通り、落ち着いた様子で言った

 

「うん、だってまさか雄二の口からご苦労様でした明久様って言葉が出るとは思わなかったから」

 

いつも通り、つまりは無表情。

僕の『いつも』は無表情で普通に落ち着いた声色で言うことだ。

いつものように落ち着いた表情で雄二を見て、何事もなかったような普通の声で僕は言い放った。

 

「ちょっとまて、」

 

僕が言うと雄二は先ほどよりも声を低くして僕に静止の手を突き出した。

 

「ん?」

 

「ん?じゃねぇ~よ!俺がいつそんなこと言った!都合よく解釈してんじゃねぇ!」

 

正しくは『ご苦労様』だけだったのは知っている。

すこし、ボケてみただけだ。

理由は簡単、

 

それは、

 

 

 

 

彼が僕の変化に気づきはじめているから。

 

 

 

 

いや、多分もうとっくに気づいているだろう。

だが、まだその考えは変えることができる。なぜなら雄二は『変化した僕』と会話をしたのはまだ一日だけだ。

頭のいい彼ならすぐにここで『絶対に変化した』っとすぐに結論付けてないはずだ。

賢いものは答えをすぐには決め付けない。

 

証拠や情報を集めてからゆっくり考えて結論をつけるものだ。

 

彼が変わった僕を見て、話したのは 昨日と今朝のちょっとだけだ。

それだけではすぐに断言できないだろう。

 

だから、『前の僕』のようなボケを少しばかり加えてみた。

 

当然、ではないにしろ大抵のボケにはツッコミもついてくる。

『今までの関係では』僕がいつもボケて雄二かほかの人がツッコンだりしていたので案の定雄二がすぐに突っ込んできた。

 

「アッ、ゴッメーン。雄二がスナオにゴクロウサマなんてイウカラびっくりしちゃったぁ~」

 

「無表情で何の感情もこもってないような適当な声で言われるとものすごく腹が立つもんだな。」

 

雄二は少し眉間をビクつかせながらまた腕を組みなおした。

どうやら、手を出してきたり、追い討ちをかけるつもりはないらしい。

 

僕もこの辺にしておこう。

話も進ないし、何よりこれ以上言うと 殴りかかってきそうだし。

ほら、雄二ってあれじゃん。

すぐにキレタリするじゃん、短期じゃん。

堪忍袋なんて存在してないと思うほどにすぐに怒るじゃん。

 

じゃんじゃんじゃん。

 

僕はカンクロウか、もしくは黄泉川先生かよ・・・・・

 

僕と雄二の短いお笑いショー(?)が終わったと同時に康太が雄二の前まで来た。

 

「・・・・何をすればいい。」

 

どうした?ではなく何をすればいい?っと聞いてきた。

すぐに何かを頼まれるって分かっているような口ぶりであった。

実際、彼は感づいていたのだろう雄二が何のために自分を呼んだのかを。

 

まぁ、少し考えれば大体は予想がつく。

 

ーBクラス戦の説明をした

ー宣戦布告をしにいった

 

これだけじゃ分からないかもしれないが康太は自分が情報収集能力に長けていたり、うまいことは自分でも理解している。

それと雄二の性格も知っている、雄二がこういう勝負事では情報を集めてそれを応用するやり方をするということを。

 

話の流れ、自分の能力、雄二の性格を理解していたら大体は予想はつくだろう。

 

例をあげるとすれば 学校で先生が職員室やほかのクラスに持っていくプリントを片手に持ちながら自分を呼んだとき。かな?

 

もし、その教師が自分を信頼していたり「こいつならふざけたりしないでやってくれる」っと思ってくれていることが分かっていたら

大体はなぜ 呼ばれたのかはわかるであろう。

 

実際、ああいうのってものすごく面倒だしできればやりたくないんだよね。

ほかのクラスへ行くとするならほかの人の視線が一斉に自分に向かってきていい気はしないし緊張する。

 

今は緊張したりしないし僕は気にしなくなったけど昔はよくあったなぁ~。

観察処分者の仕事でプリントとか配るときに他のクラスの扉を開けると皆の視線が集まって

「なんでいるの?」とかの 君、場違いだよ みたいな視線とか

「学年1の馬鹿がなんのようだ」とかの 邪魔だどっかいけ。虫は消えろシッシ。 みたいな視線とか

「宣戦布告か」とかの 攻撃の準備だ。 みたいな殺気の宿った視線とかが チクチクやらザクザクと僕を射抜いていたなぁ~。

 

もう、慣れたし気にしないんだけどね。悲しいことに。

 

っとまぁ~ちょっとした 学校あるあるはここまでにして 本題本題っと。

 

康太が尋ねてくると雄二は仁王立ちのまま(それやめなよ、嫌われるよ 「えらそうに」なんていわれてさぁ~)

口を開いた

 

「ああ、お前に頼みごとがあるんだがっとその前に。」

 

っと一度康太から視線をはずして僕のほうに再び向き直った

 

忙しいね、あっち見たりこっち見たり

それでも腕組んだままとかある意味すごいね。

小さいころもこんなんだったら 絶対にウザがられてたなぁ~きっと。

 

「確認のために聞くけど、Bクラスの代表は根元だったよな明久」

 

「その通りだよ よく分かったね。」

 

「ああ、実はお前と今朝会う前にあっちのクラスに誰がいるか見に行ってたんだ。そんであん中で一番代表である確率が高いと思ったのが根元だっただけだ。」

 

「ヘェ~ソウナンダ~」

 

うん、まぁ知ってたけどね。けどちょっと分かってないふりしないとすぐに勘付かれるし。

もう遅いかもしれないけど。できるだけこうしておこう。

 

「これで代表が誰か確信した。そこでムッツリーに、お前に頼むのは「・・・やつの情報を集めるっだろ」――」

 

雄二が言う前に康太は分かってるというように口を挟んだ。

 

「そうだ、けどちょっと違うなムッツリーに」

 

「・・・・なんだと」

 

あれ?違ったの?てっきり僕もそうかと思ったけど

 

雄二はわざと間をあけてもったいづかせる

 

いや、いいからそういうの本当に。今、そんなことされても別に漫画みたいに『ゴクリっ・・・』みたいにつばを飲み込む音だして緊張感あふれる雰囲気にはならないから。イライラしちゃうだけだからね。

 

するとニヤリと悪い笑みを浮かべた

 

あぁ~、その顔いいねぇ~。

その表情よく似合うよぉ~

悪役ぴったりだよぉ~雄二~。

 

「情報を集めるんじゃなくてあいつの弱点・・・・いや、あいつの黒歴史や恥ずかしい秘密をいっぱい集めて来い」

 

ぴったりじゃなくてまさに悪役だな!

悪党だね君!!

 

「今、俺が持っている情報はやつが鏡をいつも30分ほど見つめてうっとりしながら『美しいという言葉は俺のためにある』なんていっているのと。『俺は毎年20個はチョコをバレンタインにもらってる』っと自慢してはいるが実際はもらったんじゃなくて自分で買ったやつを朝早くに自分の靴箱に入れて持ってきていることだけだ。」

 

スネ夫君か!鏡に向かって30分とか君はスネ夫君か!

 

それとバレンタイン・・・・悲しすぎるよ

悲しいよ、うん悲しい。

 

それとものすごくかっこ悪い。それと同時に気持ち悪い。

 

「やつ以外にもこの学校のほとんどのやつの秘密は俺が握っている。当然Bクラスのやつらも入っている。戦後に脅して何かを命令することだってできる。」

 

犯罪だよ!

あんた蛭魔妖一か!

本当に悪党だなおい!

とっととみんなでアメフトやって来い!

 

「・・・・フッ、任せろ。生まれてから今に至るまでのすべての恥ずかしい過去や秘密を取ってきてやる。」

 

君も相当だね!

何乗り気になってんの、何やる気になってんの!

生まれてから今になるまでって何をする気だよ!どうやってするんだよ!

 

君なら実際にできそうでやりかねないのが一番怖いんだけどね!

 

「・・・・・さっそく集めてくる。」

 

いうや早いか康太はこの場から姿を消した。

一瞬だけ見えたのだが彼は忍者のような服装にいつのまにか身を包んでいた。

 

どっかで早着替えかマジックショーでもやってこいよ!!

 

あぁ~なんだろう、実際に声にだしてないのに

声に出して叫んだときより疲れた・・・・・・・




活動報告に書き方のアンケートをとっていますのでそちらもお願いします。
内容はこれのように 僕視点 か 3者視点のどちらがいいかです。
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