僕と死と消えない呪い   作:白黒羽

20 / 34
やっと休みに入りました!
お久しぶり アンド お待たせしました!

20話です!


二十話 ちょっと黒い明久

「さてと・・・・・派手に暴れますか。」

 

Fクラスの扉の前で僕は下ろしていた腰をゆっくりと上げて

その場で軽く腕を伸ばしながら言った。

 

僕はFクラスの扉の前で腕を左右に伸ばしながら先頭に立って戦闘準備にはいる。

(今のはボケたわけではない。偶然だ。決して先頭と戦闘をかけたわけじゃない。本当だよ・・・・・)

そしてその後ろでは15名のクラスメイトが僕の後ろで同じく戦闘準備に入る。

 

今回のっと言うよりこれからの戦争に参加することになった僕は雄二にいきなり班のリーダーを任されてしまった。

 

ったく、リーダーなんて僕はいやなのに。

どっちかって言うと後ろで誰にも気づかれずにのんびりやってるほうが僕は好きなんだけど。

 

気づかれないっていいよねぇ~

教師にも問題指定されないし、寝てても気づかれないし、話しかけられないし、面倒ごとが一気に減るよ。

 

えっ?それってただのボッチじゃんだって?ただ単に影が薄いだけだって?

影が薄いわけじゃない、薄くしているだけだ。

いいじゃんボッチ、一人でいるのって静かでいいよ。

風に当たりながら のんびり空見るのって気持ちいいよぉ~。

雲の動きをゆっくり眺めるのが僕の趣味のひとつなんだよねぇ~。

 

ジジィみたいな趣味で悪かったね。

 

 

話がそれたか。

 

 

僕の休日の過ごしかたは置いておいて今は目の前のことに集中しないとね。

軽い準備体操を終えた僕はBクラスがある方向へと向きを変えた。

そしてそのまま廊下のほうを見つめて小さく口を開いた。

 

「・・・これから、僕らはBクラスとぶつかるけど・・・・・・・・覚悟はできてる?」

 

僕が振り向かずにそういうと皆はおう、っと声を合わせていった。

 

「僕らの役目もちゃんと覚えているよね?」

 

また僕が問いかけると皆は同じ返事をした。

途中で「言われなくても分かってるわい」とか「お前と違って馬鹿じゃないんだから覚えているさ」とか聞こえたけど

そうかそうか・・・殺る気は(やるき)と逝く気は十分にあるみたいだね。

それと同時に僕の殺る気もあげてくれてどうもありがとうね。

 

ていうか2番目のやつ表へ出ろ。

 

 

「そうか・・・じゃぁ・・・・」

 

僕は首だけをゆっくりと後ろへ向けて皆と目をあわせる。

そのまま、僕は皆に笑顔を向けた。

それは、文字通り太陽のような笑顔だった。

聖母のような優しい笑みを僕は浮かべてみせた。

 

いきなりの笑みに皆一瞬驚いたが僕は気にせずに笑顔を向けたまま明るい声で言った。

 

「さぁ、皆で派手に死にに逝こうじゃないか。そして、お互いに派手にくたばろうじゃないか。」

 

笑顔でそういうと当然皆は驚き、そのまま後ろへ数歩下がった。

僕の笑みと声とは裏腹に僕のいったセリフがあまりにも合わなかったからだろう。

 

それとも、僕の殺る気にひるんだのかもしれない。

 

まっ、僕が分かるわけないか。

 

 

笑顔でとんでもない台詞を吐いた後 

もうすぐ開始時間だったのでもう一度廊下のほうへと向き直った。

そして僕は片手を上へ上げて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

前へとおろした。

 

 

「さぁ~・・・派手に目立ってうるさく 逝こうじゃないか。」

 

雄二のような笑みを僕は浮かべながら皆に指揮者らしく突撃命令を下した。

止まったまま腕を前へと突き出している僕の横をFクラスの者が全員通り過ぎていく。

 

彼らが進む目的地はBクラス、

だが、そう簡単にたどり着くものではない

当然Bクラスも通さないように ディフェンサーを数人待機させるつもりだろう。

そしてアタッカーになる者達も送られてくるだろう。

 

全員が行ったのを確認すると僕も皆に続いてBクラスへと駆け出した。

 

 

 

____________________________________________

 

 

「「「「召喚」」」」

 

FクラスとBクラスの丁度中心に当たる場所でようやく 

僕の班の皆の姿が確認できた。

 

どうやらBクラスの兵たちとぶつかったらしい。

やっぱりあっちも突撃部隊がいるか。

まっ当然っちゃ当然か

なんせあっちのほうが戦力的には上だろうから、わざわざ時間のかかる防御に専念しなくてもゴリ押しのほうが効果的だし早く終わるからね。

 

 

っでも、そううまくいくかな 

 

「「ギャアァァァァ!!」」

 

僕がニヤリと悪役っぽく笑っていると敗者の叫びが聞こえてくる・・・・・・・・・Fクラスの。

 

あっ、死んだ。

瞬殺かよ!

 

やられるのは予想できたけど早すぎでしょ!もうちょっとがんばろうよ。

さっきの台詞が台無しじゃん・・・もうちょっともってよ。

 

「何やってるの・・・・」

 

一番後ろにいた横溝君の肩をたたいて尋ねた。

 

「あっ、一番弱いくせになぜか隊長になった隊長!」

 

君は死にたいのかな?

一番後ろじゃなくて 一番前に行けば?

大丈夫だよ 僕が隊長なんだから退いてといったら皆 君に喜んで道を開けてくれるよ。

さぁ、犠牲になりなよ 皆のために!!

 

僕は彼の肩に手をポンと置いてニッコリ笑顔で戦場のほうを親指でクイっとさしながらいった。

 

「早く犬死になりなよ。大丈夫、君の犠牲は無駄にはしないから。」

 

「いやだからね!犬死は無駄だよ!!てか今、犠牲って言ったよね!犬死は犠牲でもなんでもないからね!」

 

バカな!僕がこんなに優しく言ってあげたのに全力否定された。

 

「っで、今はどんな状況?」

 

ニコニコ笑顔で僕はそうたずねた。

 

「あれ?スルー、スルーなの?今のは何だったの?てかその笑顔コエェーヨ!」

 

「いいから・・・・・・・・ね」

 

再度尋ねると彼はピクッと肩を動かし、少し震えながら状況の説明をしてくれた。

 

 

やっぱ、人に何かを尋ねるときは笑顔で優しく(ここ重要)尋ねるのが一番だよね。

 

今の状況を説明すると

 

ついさっき対面した

ついさっき召喚した

ついさっき死んだ←今ここ

 

らしい・・・・・・

 

尋ねるまでもなく僕が今さっき見た状況だね。

 

さてどうするか、まずは相手の人数かな?

相手はどうやら4人で来たらしい。

なめられたもんだね。まっ、無理もないか。

 

 

大してこっちは15人・・・いや、二人ほど地へと潜ったか。

天へと上るは 天国

地へと潜る(もしくは下る)は地獄

 

うん、間違ってはないはずだ。

 

ってことは4対13か。

 

数的にはこっちのほうが有利だね。

数ではこっちのほうが有利でもあっちのほうは数よりも質のほうが高いからね。

 

13人だけか・・・これでもまだ僕らの『役目』はまだ実行可能だね。

 

うん?でも待てよ。

4人・・・・・

4人は少なすぎじゃないか?

 

いくら僕らが弱くても 4人じゃ少なすぎる・・・・・

さっきも言ったけど戦力が上のBクラスなら突撃してきたほうが効果的のはずだ。

ってことは・・・・・

 

あっちか。

 

「隊長?」

 

「んっ?何」

 

「どうしたんだ、そんな怖い笑顔しながら。まるで悪魔みたいだったぞ」

 

「いいや、なんにもぉ~ ただ・・・・もうすぐ誰かの悲鳴が聞こえるかもしれないなぁ~って思ってただけさ。」

 

横溝君の言う悪魔のような笑みを浮かべながら僕が言うと

彼は頭上にハテナを浮かべながら首をかしげた。

 

そしてタイミングがいいのか

さっそく聞こえてきた・・・・・餌食になった人の悲鳴が。

 

「「「「「「うぎゃああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」」」

 

数人の悲鳴を聞いてドンパチやってた Bクラスと僕らFクラスの動きはピタっと止まった。

みんな悲鳴のしたほうを向いていた。

僕らの後ろ

僕らの来た方向

 

そう・・・僕らの教室からの悲鳴。

 

Bクラス4名はなんだなんだとその方向を見ていただけであった。

だが僕らFクラスは教室からの悲鳴だと分かった瞬間みんなニタァ~っと気持ちの悪い笑みを浮かべて

Bクラスへと向き直った。

 

Fクラスのその表情に一瞬たじろぎ大きな隙ができてしまったBクラスは残り13名のFクラス生徒にたこ殴りにされたのであった。

 

ニタニタと笑みを浮かべながら4人の周りを13人で囲み、けったり、さしたり、殴ったりしている光景を端から見ていた僕はちょっとだけ

Bクラスがかわいそうだと思ってしまった。

あれじゃぁFクラスが不良集団でBクラスがかわいそうな学生にしか見えなくてしかたがない。

 

そしてみるみると相手の点数は0へと近づきやがて 0になってしまった。

 

「くそっ・・・・」

 

FクラスにやられてしまったBクラスの人4名はそのまま膝から崩れて両手を地面につけてガッカリしていた。

下位クラスに、もしてや一番下のFクラスに負けた悔しさとあの光景をみてしまってひどく落ち込んでいるようだ。

いくら召喚獣だとしても同じ顔だから自分がいじめられているようにしか見えなくても仕方がないかな。

 

その様子を見て僕は彼らの前へと歩みより 片膝をついた。

膝をついてうなだれている一人の肩にやさしくポンっと手を置いた。

すると彼ははっと顔を上げて僕と顔をあわせた。

 

僕はとびっきりの笑顔をみせると彼は少し立ち直ったのか顔を少し綻ばせた。

そして僕は笑顔で励ましのやさしいやさしい言葉を言ってあげた。

 

 

 

 

 

 

「戦死者は補修だよ♪」

 

(((((((こいつトドメさしやがったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)))))))

 

 

ガーンっと効果音が出てきそうなほど彼の顔は真っ青になり。

そして彼は膨大にうなだれてしまったとさ。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。