もうすぐクリスマスですね!
クリスマスといえばプレゼント!
突然ですが私があなたたちのサンタになります!!
私からのプレゼントは超超超超絶長い 小説です!
今回は過去最高です!!
たのしんでくださいね!!
これからもよろしくお願いします!!
「なっ・・・なんで?何で!こっちのほうが点数が上なのに。それなのに!なんでたった一人に2人が!」
状況についていけない様子のピンクの髪の子が信じられない物を見るような表情で後ろ一歩・・・・また二歩と下がっていった。
「落ち着きなさい律子!冷静になりなさい!私が何とかしている間に早く増援を!!」
隣にいる友達を落ち着かせるように真由美と呼ばれていた黒髪の子が律子に言った。
どうやら、この場から一度 外させて落ち着かせようとしているらしい。
彼女はどうやら冷静なタイプのようだ。だが、それでもこの条件には少なからず動揺している。表情では落ち着いているようには見えるけど、その行動が少しぎこちないし、焦っているように見える。
だ・け・ど
計画通りだよ。
今Bクラスに根本君の護衛をしているのは7人。根本君を入れて合計8人。
もしここで増援を呼べば護衛がさらに減ることになる。
護衛が減れば雄二の作戦がよりうまくいく。この上なく簡単に物事が進むことになることを彼女らBクラスは知らない。
だが、それは無理もないことだ。今の彼女たちは僕を『強敵』っと認識している。
そんな『強敵』がすぐそこまで来ていると分かれば当然、僕を優先的に撃破しようと考えるはずだ。いや・・・・・正確にはそうせざるを得ないということだ。
このまま僕を通せばFクラス13名がBクラスに到着するということになる。
さらに僕らにはまだ兵が控えている。13人だけではなくまだ他にもFクラスには生徒が残っている。
到着されてしまえばこれだけの人数が一気に押し寄せてくることになるのだ。そのことを分かっていて見過ごすバカではない。
でも、僕らはこのまま突破する気はない。
前にも言ったが僕らの目的は『目立つこと』だ。目立てばどうしても目がこちらに向かう。
読んで字の如く目がこちらに立つことだ。
目立つと当然目立たない物は視界には入らない。それが目的だ。雄二は相手の気をこちらに集中させてその裏で何かをやろうとしている。それが・・・・・
相手への奇襲。
ようはDクラスと同じだ。
それが雄二の作戦なのだが。僕は雄二にそのまま突破して僕が相手を仕留めないのかと聞いてみたところ、『それだとお前が大変だろうし、お前じゃ無理だ。お前も死にたくないだろう?だから俺の作戦に従え。負けたくないし。』とのことだった。
『お前じゃ無理だ。』は一見聞けばバカにしているようにも聞こえるけどその後に言ってきた『お前も死にたくないだろう?』で僕を自分と同意させようとして納得させようとしている。これは裏を返せば納得させることで僕が戦死する確率をなくそうとしているようにも見える。明らかに僕を死なせたくないっと言っている。
どうやら僕って結構雄二に頼られていたのかな?
遠まわしに必要だって言っているようなものだね。ったく素直に『死んでもらっちゃ困る』って言えばいいものを。本当に素直じゃないなぁ~。まぁ分かっていることだけど、これじゃぁこれから先、霧島さんとの関係が心配になってくるよ。
さて話を戻そう。
僕らの目的は目立つことだ。だが、相手をおびき寄せることは雄二の作戦には入っていない。
僕が自分で勝手にやっていることだ。
相手をおびき出せることに成功すれば相手の護衛を減らせてさらに僕らが目立てるから一石二鳥ってことになる。
黒髪の子がピンク髪の子をこの場から退場させる。
この場合は戦闘放棄とはならない。なぜなら回復試験を取りにいくときと同じような理由だからだ。1vs1の場合に逃げ出せば戦闘放棄になるのだが今は2vs1だ。仲間に相手を任せて回復試験を取りにいくことが出来る。
僕が強制退場させた人との時は1vs1だったから戦闘放棄になったのだ。
だが、2vs1でも2vs2でも教師に何も言わずに逃げ出せばそれは戦闘放棄になってしまう。
「よし、Bクラス菊入真由美は!Fクラスの吉井明久に英語で勝負を挑む!」
彼女はピンクの子がこの場から離れたことを確認すると僕に向き直り名乗りでた。
もうすでに彼女の召喚獣はここに来たときから召喚されていたのだが、彼女が礼儀正しいのか律儀なのかは分からないがちゃんと僕に面と向かって名乗ってくれた。
菊入真由美
英語ー286点
さすがBクラス。高い点数だ。しかももうすぐで300点オーバーだね。
モブ助君や他の3人とは点数が段違いだ。多分彼女がここの隊長かな。一番点数が高い。
これじゃぁ僕は一撃でやられてしまうね。かすったりしても僕の50点じゃ下手すれば死んでしまう。
「・・・・すごい点数だね。」
「褒めてくれてどうもありがとう。そういうあなたこそ、その点数で4人を無傷で倒すなんて。いったい何者かしら?」
普通ならすぐに攻撃してくるものなのだが。彼女はそうしてこない。なぜなら彼女の目的は増援がくるまでの足止めなのだから。それでもし彼女が負けてしまえばその足止めは失敗となる。しかし、彼女は僕を『強敵』だと判断しているので迂闊に攻撃をしてしまえば他の4人のように自分が戦死してしまうことを恐れている。
なので彼女は僕と出来るだけ話すことで時間を稼ごうとしている。
その証拠に彼女は僕に話す話題を振ってきた。僕を褒めることで。
「僕が何者かって?僕の名前を知っているってことは僕が何者なのか知っているんじゃないの?」
彼女が僕に勝負を挑む際に僕の名前を言っていた。それはつまり彼女は僕のことを既に知っていたということになる。まっ、一応僕も(悪い意味で)有名人だからね知っていても無理はないかな。
「えぇ、知っているわよ。この学園始まって以来、はじめての観察処分者である吉井明久君でしょ。」
僕が質問を返したことによって話しが続いたことを逃さずに彼女は話を進める。
だけど、話を進めることで自分たちの首を絞めていることを彼女はまだ知らない。
僕だってわざと話を続けているんだ。
増援がくるのを待っているんだよ。
「そうだよ、僕は観察処分者さ。知っているのならなんで聞いたのかな?」
「観察処分者がよ、Fクラスの1人がBクラス4人を倒したのよ。あなたが観察処分者以外に何か正体を隠しているのかとそれは思うわよ。」
「残念だけど・・・・・僕はただの観察処分者だよ」
僕は一度 目を瞑って
小さく皮肉気に微笑んだ。
「ただの・・・・Fクラスの生徒で、観察処分者で、やさしい親友が3人もいて、どうしようもないような・・・」
僕は目をゆっくりと開けて、まるで親が子供に向けるような小さくて・・・・やさしい微笑みを向けながらいった。
「・・・・・バカな人間さ」
真由美Side
「・・・・・バカな人間さ」
その瞬間空気が変わった気がした。
周りの空気が・・・一気に冷たくなったような気が・・・私にはした。
彼が言った言葉がどうにも重く、冷たく、そして悲しく聞こえた。
その一つ一つの言葉が私の胸に突き刺さるようなものだった。
彼の笑みを見ていられなった。
やさしそうな・・・・お母さんやお父さんが見せるような笑みだった。
子供を見守ってくれる親のような表情だった。
自分の命を犠牲にしてまで自分の子供を守ろうとする親と・・・・どうしても重なり合わせてしまった。
似ている・・・・・ものすごく似ている。
彼が・・・大人に見えて仕方がなかった。
大人は子供とは逆だ。
子供を導くのが大人の仕事であり役目だ。
だが、彼は子供の立場のはずなのに・・・・
どうして大人に見えてしまったのだろうか。
なんで?なんでそんなに悲しい顔をしているように見えるのだろうか?
悲しい顔をしていないのに、私にはそう見えてしまった。
私には分からない、なんでそう思ってしまったのかも分からない。
空気が重く感じてしまって仕方がない。
よくよく考えてみれば、彼が私達と対面したときから気づいていたことがある。
私が彼の顔を始めて見たときに気づいたことがある。
彼の雰囲気と目だ。
落ち着いているその表情と雰囲気は大人のような物だった。
だがそれと同時にそれは、大人ではなく絶望している人にも見えた。
彼の目は暗くも明るくもない。
ただの透明だった。透けて見えていた。ただただ白く透き通っている彼の目は何を考えていて何を見ているのかさえ分からなかった。
透明な少年。そう例えるのが一番しっくりした。
だけど私はそれが気のせいだと思っていた。なぜなら、すぐに彼はすぐに笑ったり怒ったりしていたからだ。
だが、私が気のせいだと思っていたことが気のせいだとしたら?
彼の感情が・・・偽者だとしたら?ただの演技だとしたら。
考えすぎかもしれない。
今 私が感じているこの空気だって気のせいかもしれない。きっとそうだ。
そうだと・・・・信じたい。
後ろから聞こえてくる数人の足跡で私は我に帰った。
増援を呼びにいっていた律子が4人ほど連れて戻ってきてくれたのだ。
私は何を考えているのだろうか。あれは気のせいだろう。
今は試召戦争に集中しないと。
明久Side
増援が来た。
増援の数は4人。
つまり今根本君の護衛は3人しかいない。
チャンスだ。僕も十分に目立てたし、そろそろ雄二のほうへ戻って作戦を実行するか。
後は須川君たちに任せて時間稼ぎをしてもらいたいけど。
難癖 Bクラスのほうが須川君たちより強い。相手の人数も彼女たちと合わせて5人だ。
13人でも時間が稼げるかが心配だ。
さて・・・・どうするか。
僕がそう思っていると不意に僕のポケットから振動を感じた。
どうやらマナーモードにしていた携帯からの振動らしい。
僕はポケットから携帯を取り出すとすぐさま耳元まで持っていった。
『・・・・明久か、』
「この声は康太か、どうしたの?」
電話をかけてきたのは康太だった。
『・・・新しく根本の情報を手に入れた。』
情報?情報って・・・・・・・
もしかしてアレ?根本君の恥ずかしいこととかのアレ?
マジでやっていたよ!えっ!?ていうか早すぎじゃありませんか!?
君たちの辞書にはプライバシーって言葉はないの!
『・・・どうやら根本はCクラス代表の小山と付き合っているらしい。』
ちょっと、康太君!電話の向こうから苦虫を噛み潰すような音が聞こえるのは気のせいだよね!ギリギリって音は別に君が悔しがっているわけではないよね!それとブツブツと聞こえる呪いのような言葉は空耳でOK!?
『・・・以上だ。』
そういい彼は一方的に告げて通話を切った。
最後に小さく爆発しろって言葉が聞こえてきたのは空耳でOK?
僕は携帯をポケットをしまいため息をついた。
って待てよ・・・・これだ!
Fクラスは嫉妬の塊で出来た生物のような集団だ(←酷い)
これを利用してあいつらが本気を出せばBクラスとも多少なりとも互角かそれに近いくらいで戦える。
そうと分かれば実行開始
「ねぇねぇ須川君」
チョンチョンっと僕は須川君の肩をつつくと須川君は僕に向き直る
「どうした?」
「あのね実はね・・・・」
僕は彼に耳打ちで康太から入手した情報と同じことを彼に伝えた。
「分かった。情報ありがとう」
僕が言い終わると須川君は僕に背を向けて後ろにいた皆に向き直った。
「みんな!いいことを教えてやろう!Bクラス代表の根本は実はな・・彼女持ちだ!!」
するとさっきまで雑談していたみんなはピタッと動きを止めた。
皆が一斉に須川君に視線を向けると同時に彼らからドス黒い何かが見えた。
そしていつのまにかは知らないけど本当にいつの間にか彼らは全員死神のような衣装に大きなカマを持っていた。
あれって本物じゃないよね?
「それのどこがいいことだ!」
「会長、それはまことか!!」
「いいことだ!なぜなら俺たちが奴を殺る理由がさらに増えたからな!」
それのどこがいいことなの!
召喚獣を殺ってね!本人殺しちゃだめだからね!君たちならやりそうだけども!
どうしよう、分かっていたけど やりすぎたかな。
いやいや今はそれよりも雄二のところへ急がないと。
僕はそのままFクラスへと戻っていった。
後ろから『くったばれー!!』って聞こえたのは空耳でOK?
「・・・雄二、来たよ」
「おう、来たか。」
僕がFクラスへ到着すると雄二が出迎えてくれた・・・・・・・・・・・気絶しているBクラスの人たちの上に座りながら。
「・・・相手の護衛も減らしてみたけどこれでよかったかな?」
「ああ。Bクラスに仕掛けた隠しカメラで分かっていたさ。よくやったな。まさか、お前があんな事を思いつくとはな。」
いつ仕掛けたの・・・・
「座っている物にはスルーなんじゃな・・・」
秀吉、気にしたら負けだからね。
それとだめだよ。物じゃなくて者だからね。ちゃんと生きているから・・・・・多分
「・・・雄二、そろそろ」
僕の後ろから急に声がすると思ったら康太が今到着したらしい。
このクラスにいなかったのは多分根本君の情報を集めていたんだろう。自重しようね。
「ああ、分かっている」
康太がそういった後、雄二はポケットから小型のトランシーバーを取り出した。
「それで何するの?」
僕が問いかけると雄二は黙って見ていろとばかりにトランシーバーを耳に当てながら人差し指を口元に当てた。
「おう、平賀か。こっちの準備は出来た。後は頼むぜ。」
どうやら話の相手は平賀君らしい。
そういうことか、Dクラスとの条件を今使うことにするんだね。
平賀君に命令を下したあと、雄二はトランシーバーをポケットにしまって死体(かも?)から立ち上がった。
「それじゃぁ、秀吉も頼んだぜ。」
「承知」
「ムッツリー二と明久もちゃんとやれよ、失敗したらゆるさねぇからな」
「・・・任せろ」
「ヘマはしないよ」
それぞれに確認すると雄二は拳を突き出してきた。
僕らは皆一瞬驚いたが、顔を見合わせて小さく微笑んだ。
そしてそれぞれ、円を作りながら雄二と同じように拳を突き出し、雄二の拳とつなげた。
「ぜってぇー勝つぞ!そして、妥当Aクラス!!」
「・・・ああ」
「・・・うん」
「そうじゃな」
それから、僕らはバラバラになりそれぞれの役目を果たすべく各々の持ち場へと向かった。
『みんな、持ち場には着いたか?』
トランシーバー越しに聞こえてくるのは雄二の声。
僕は今、外にいる。
僕がいる場所はBクラスの隣の教室の窓のすぐ下だ。
二年生のクラスは二階にあるので僕は今その窓を見上げる場所にある。
「僕はいいよ、雄二は?ここからは見えないけど。いるなら窓から顔出してくれる?」
『ああ』
僕がそういうと窓から雄二の顔がヒョコっと出てきた。
『うし、明久は確認できた。後は平賀と秀吉と康太だが。どうだ?』
『ワシと平賀はOkじゃ』
『・・・俺もちゃんと天井にいる』
康太はまた天井なんだね。
平賀君と秀吉は一緒に行動することになっているから、どうやら皆持ち場につけたみたいだね。
皆の場所を整理すると
雄二がBクラスの隣の教室、僕がその教室の外、康太が雄二がいるクラスの扉の天井、で平賀君と秀吉がBクラス前。
図にすると
平賀と秀吉 康太(天井にいる)
ーー(扉)ーー --(扉)--
| | |
| Bクラス (壁) 雄二 (壁)
| | |
--(窓)-- --(窓)--
僕(外)
『よし全員いるみたいだな。それじゃぁーまずは秀吉、根本に電話だ』
『分かったのじゃ』
今から秀吉がすることは根本君の彼女である小山さんの声を真似て根本君を怒らせる事を言うことだ。その内容は根本君が雄二に対してくる怒りでないといけないので秀吉が言うことは『別れてくれるかしら?私坂本君が好きなの』とかそんな感じだ。
本当は別の人の声を借りて、雄二が根本君の秘密をばらしたとか(鏡に向かって30分とかの)根本君の教科書を捨てたとかを彼に聞こえるようにするつもりだったらしいが、康太が仕入れた情報を聞いてこれに変えたらしい。こっちのほうが恨みを買いやすいだとさ。
本当についさっき手に入れた情報を元に新しく作戦を立てるなんて雄二は本当にすごいね。さすが元神童だね・・・いや、今も健在か。
それで平賀君の出番が次だ。
彼はBクラスに入り、雄二の場所を彼に教えることだ。
Fクラスに負けた彼ならBクラスも信じると思うとの事だ。さらに残りの護衛を全員で行かせるように仕向けること。それとこの時点で根本君は怒りに身を任せてるだろうから引っかかりやすいだろう。
後は・・・・実際に遂行すれば分かるだろう。
さてと・・・僕も準備するか
「お願いしますよ。西村先生」
僕の横には西村先生がいる。今回の作戦でとても重要だ。本当は教師なら誰でもよかったんだけど、僕が西村先生がいいって言ったんだ。
「ったく、貴様らは。こんな作戦を考えるとはな。」
ため息を吐きながら先生は片手を上げて
「承認する」
フィールドが展開されると僕はすかさず右手を上に上げてキーワードとなる言葉を言った。
「召喚!!」
「さて、やるかのう。んん゛あ~ぁ~あ゛~」
~電話~
『なんだ友香?今戦争中なんだが。』
『ちょっといいかしら。あなたに告白しなきゃいけないことがあるのよ』
『告白?そんなのいいだろぅ、もう付き合ってるんだから』
『いえ・・その告白じゃなくて・・・・その、秘密を言うほうの』
『秘密?なんだ言って見ろ』
『ええ・・・・・別れてくれるかしら?』
『なっ!!なんだと!何でだ!!』
『実は私・・・好きな人が出来たの////』
『なんだその俺が聞いたことのない甘い声!!誰だ!そいつは誰なんだ!!』
『Fクラス代表の坂本雄二君///』
『雄二『クン』・・・だとぉ!!Fクラスだとぉ!!代表だとぉ!!』
『ええ、それだけよ。じゃぁっ』
『ちょっと!友香!!ゆぅぅぅかぁぁぁぁぁ!!!』
~電話終了~
「これで良しじゃ」
「初めて見たけど、噂通りすごいなぁ~・・・・・」
『ゆぅぅぅぅかぁぁぁぁぁ!!』
おうおう、すごい声だね。
こっちまで聞こえるよ。どうやら秀吉のほうは成功したようだね。
後は平賀君がタイミングよく入ればいいね。
『よくやった秀吉こっちまで叫びが聞こえてくらぁ~』
トランシーバー越しで聞こえてくるのはケラケラと笑う雄二の声。あんた鬼畜だな。
『うむ、次は平賀のばんじゃ。頼むのじゃ』
『任せろ』
『・・・・がんばれ』
次は平賀君の番か。
平賀君(やさしい数少ない常識人)Side
場所:Bクラス内
さて、俺の番かな?
任されたからには全力で取り組むよ。
君たちには設備の借りもあるからね。
俺がBクラスの前で扉を開けようとした瞬間中から根本の声が聞こえてきた
「坂本ぉー!!許さん!!」
どうやらうまくいっているみたいだね。
本当に・・・坂本の作戦ってどこまでよく出来ているんだか。怖いねぇ~。
こんな奴らと俺たちは戦っていたのか。結果は負けたけど。
入るなら・・・今かな?
「お邪魔しまーす」
俺が入ってきた瞬間 根本とその護衛である3人は一斉に俺のほうへと目線を合わせてきた。
多分俺がFクラスじゃないか確かめていたのだろう。警戒心がすごい感じられる。
「お前は・・・Dクラスの」
「平賀だよ。Dクラス代表の平賀源二さ」
「Dクラス代表が俺たちに何のようだ?今戦争中なんだが」
「Fクラスとでしょ?知ってるよ。坂本が昨日 君たちに仕掛けるって言ってたし」
「そういや、負けたんだってなお前ら。Fクラスに負けるとは弱い奴らだな。それでもDクラスか?」
殴りたい。ものすごく殴りたい。よくも俺のクラスメイトたちをバカにしたな。
本当は俺にだけ言っているのだろうけど俺にはクラス全員に言っているように聞こえてしまった。けど、今はそれどころではない。今優先するべきはFクラスの作戦だ。俺の感情を抑えないと。
俺は震える右手を無理やり左手で抑えながら、ぎこちない笑顔で言った。
「さっき偶然坂本と会ってね、君に伝言があるんだってさ。」
「坂本だと?」
根本はピクンと眉を動かした。
明らかに反応がある、どうやらうまく事が進みそうだ。
「このクラスのゴミ箱を調べてみなだってさ」
そう俺が言うと彼はゴミ箱をあさり始めてその動きを止めた。
何か見つけたらしい。何だろう?
「おっおっおっ俺の教科書ぉぉぉーー!!!!」
教科書?坂本、いつのまに・・・・・・
「しかも答えのページがなくなってる!!」
そんなことまでしていたのか君は!!
「おのれ許さん!!坂本ぉぉ!!」
教科書を握り締めながら叫ぶ根本。
坂本ぉ~、君って奴は・・・・・鬼畜だな。
「坂本なら隣の教室にいたぞ。」
「えっ・・・・・」
その瞬間 時が止まったかの用に周りが静かになった。
それもそうか、倒すべき相手が思いもよらないとこに居るんだし。
「それは本当か!」
思い切り食いつく根本。必死だなおい。
「あぁ、『1人』でゲームやってたぞ。」
俺はここで1人でって所を強調した。
そうすることで根本は絶対に護衛をそちらに回すだろうから。
「そうか、ハハっ。そんな近くに居たとはなぁ~。」
よし、成功か?
「いや待てよ・・・・・」
怪しまれたか・・・・
「なんでお前がわざわざそんなことを教える?」
以外にも冷静だったか・・いやじゃないと代表なんてやってないか
「そんなの当たり前だろ。俺はあいつに負けたんだぞ。恨んでいるに決まってる!Fクラスには是非とも負けてほしいと思っているね。あいつのせいで!!俺らのプライドはズタズタさ!」
ここまで言えば信用してもらえるだろう。
さぁ、どうくる
「それもそうだな。よし○○と○○、言って来い」
2人だけ!やばい全員行かせないと。
根本を1人にしなければいけない!
「いや、全員で行ったほうがいいぞ。あいつはああ見えて頭がキレル奴でな。何を仕掛けてくるか分からん。実際俺たちはそうやってやられたからな。」
さぁどうだ?
「・・・それもそうだな、話がうまく行き過ぎているな。良し!○○も2人についていけ」
そう彼が命令すると全員は隣の部屋へと向かった。
全員が出てったのを確認した後、俺は窓のほうへ向かい窓を開けた。
「なんで窓を開ける?」
「いや、くさかったから・・・」
「なにもにおわないぞ?」
「・・・君が」
「俺かよ!!」
これで俺の役目は終了だ。
「じゃぁ俺はこれで」
「えっ!俺って臭いの!ねぇ、ちょっと!!」
俺はそのまま手を軽く振ってBクラスを出た。
ふぅ~坂本、借りは返したぞ。
後はお前たちだけだ。
健闘を祈る。
がんばれよ
そうして俺はそのまま自分のクラスへと戻っていった。
平賀君Sideout
明久Side
「「「坂本ぉーー!!!」」」
雄二の居る教室から大体三人くらいの声が聞こえてくる。
どうやら平賀君は成功したみたいだ。お疲れ様。
何故、僕が聞こえるかというと窓が開いているからだ。単純だね、うん。
上を見上げて見れば雄二が開いている窓に腰掛けている。後姿からでも分かる。足を組みながら座っている。相変わらず偉そうだ。
「覚悟しやがれ!!お前はここで終わりだ!」
「お前らに俺たちが負けるわけねぇーだろ!」
「いくぜ!」
三人が雄二に勝負を仕掛けようとする
すると・・・・
「ふっ、何を言っている?誰が終わりだって?寝言は寝て言え。下等生物!」
ひでぇーよ!酷いよ!酷すぎるよ!
なにさ下等生物って!人間ですらなくない!何挑発してんの!さっさと準備しろ!
「「「なんだとー!!」」」
「悪いが・・・勝つのは・・・俺たちだ!!」
そういうと雄二は窓から飛び降りた。
「「「!!!」」」
当然、誰も飛び降りるとは思わないので反応が遅れるだろう。
しかもあそこは二階だとしてもかなりの高さがある、誰も飛び降りようとは思わない。
「明久ぁぁ!!」
「了解!」
僕のほうへ落ちてくる雄二を僕は召喚獣を操作してうまく雄二を受け止めた。
小さな生き物がこんな大きな180を超える大男を受け止める姿はなんともシュールだった。
「よし明久!後はお前だ!頼んだぞ!」
「・・・・任せて」
康太Side
「畜生!やられた!」
「逃げられたぞ!」
「はやく追いかけるぞ!」
バタバタとあわてながら根本の護衛3人は教室を出ようとする。
だけど、戻られては困る。
俺の役目はこいつらの足止め。
作戦を実行する・・・・・
あいつらが扉から出ようとする瞬間、俺は天井から目の前に降り立った。
「うわっ!!」
「お前は!」
「ムッツリー二!!」
ゆっくりとした動作で俺は起き上がり、奴らをにらみつける
「・・・・悪いが、ここから先へは通さない。」
「はっ、何を言ってやがる!」
「お前では俺らを足止めできねぇーよ!」
「こっちは3人だ!1人に負けるわけねぇーよ!」
奴らがギャーギャー騒いでいる間。
俺の後ろに大島先生が時間通り現れた。
「・・・大島先生、お願いします」
「了解した、承認する」
展開されたのは保健体育のフィールド。
奴らは今、袋の中のねずみだ。
「大島先生!!」
「なんでここに!」
「おい!これやばいぞ!」
「・・・俺が呼んだ」
俺は片手を上げてキーワードとなる言葉を唱える
「・・・召喚」
「・・・・お前たちには・・・少し眠ってもらう。」
悪いが俺はここを雄二に任されているんだ。
邪魔するものは・・・・・・・
排除する
「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」」」
康太Sideout
明久Side
「明久!頼んだぞ!」
「・・・・任せて」
そういうと僕は召喚獣に手で皿を作ってもらいその上に足を乗っけた。
これでもう、分かっただろう。僕が今からすることを。
「はぁ~、ったく、怪我したらこっちが困るんだが・・・」
額を片手で抑え、ため息を吐きながら西村先生は呆れた表情で言った。
「ははっ、大丈夫ですよ先生。」
それを僕は苦笑いで返す。
それでも止めようとしないところを見るに、どうやら僕らが怪我をしないことを信用しているらしい。
まぁ、僕らを何回も追いかけていた先生だからこそ分かることなんだろうけどね。
「それじゃぁ雄二。行って来るよ」
「ああ、言って来い」
親指を立てて言ってくる雄二に僕は微笑みながら召喚獣の腕に力をこめさせた。
すると召喚獣は勢いよく僕を宙へと投げ飛ばす。
その方向はBクラスの開いている窓。
トンっと僕はうまく勢いを殺しながら着地して見せた。
当然、音で根本君は僕のほうへ振り向く。
「よっ吉井!!」
「チェックメイトだよ・・・・・根本君」
僕がそういうと僕の後ろから、つまりは窓のほうに、小さな影が現れた。
何かが現れた。何かが跳んできた。
それは下から上に現れた。太陽をバックに宙にいた。
木刀を手に、漆黒の学ランを羽織ったその影はきれいに着地をして
ものすごい速さで根本君のほうへと突っ込んでいった。
黒い影は猛獣のような目で根本君をにらみつけてそのまま疾風の如く、根本君に向かっていく。
「畜生!!召喚!!」
いきなりの不意打ち。逃げたら戦闘放棄で戦死。
彼には戦うほか方法はない。
だが間に合うはずがない。黒い影はすぐそこにある、根本君の召喚獣との距離は・・・・・
零
木刀が勢いよく振られた、しかしそれだけでは彼は戦死にはならない。
勢いを殺さずに真っ直ぐ進んでいた黒い影は僕の召喚獣。
僕の召喚獣は通り際に根本君に一撃を与えた。
だが死なない、これだけでは足りない。
僕の召喚獣はそのまま勢いを殺さずに真っ直ぐと跳んでいた。
その先にあるのは壁。
僕の召喚獣は壁に背を向けて足を壁につけた。
すると僕の召喚獣は壁を思い切り蹴飛ばしてまた根本君の召喚獣に突撃する。
さらに一撃、跳んでいる最中に食らわせる。
すると今度は地面を蹴り飛ばし天井へ行き
天井を蹴り飛ばしてまた根本君の召喚獣に一撃
次にまた壁、地面、天井、壁、壁、壁っと言った具合に僕の召喚獣は跳んでいた。
より正確に言えばはねていた。
高速で動くその姿は目で捉えることはできない。
まるで僕の召喚獣は壁に跳ね返るスーパーボールのように色々な方向から根本君の召喚獣に攻撃を加えていた。これが出来る生徒は観察処分者で物理干渉が出来る僕の召喚獣だけ
見えるのは残像のみ。見えるのは根本君の召喚獣が後ろへのけぞったり前にのけぞったりするところだけ。
後ろへ倒れそうになれば急に後ろから衝撃を加えられ前へと倒れそうになる。
しかし今度は横から衝撃を与えられて肩が押される。こういったように彼の召喚獣は色々な方向に動いていた。
「これで・・・最後だ。」
『ニャァ゛!』
残像は消えた。
僕の召喚獣の姿がはっきりと見える。
今、見えるのは僕の召喚獣が根本君の召喚獣の頭を貫いている姿だけ。
「なっあっ・・・・・」
根本君の声がもれ出る
その後に流れるのは沈黙。
根本恭二
数学ー0点
『勝者!Fクラス!』
なんと合計11291文字!!過去最高!
プレゼント喜んでいただけたでしょうか?
平賀君がなぜかまたかっこよくなっちゃった!
「借りは返したぞ」
やばい平賀君かっこいい。(何故こうなる?)勝手にイケメン化しちゃう
雄二頭いい!賢いかっこいい!
康太もかっこいい!
秀吉、初めての役目!
明久君すごい!かっこいい!強い!
明久君、なぜか空耳でOK?が口癖に 笑
最後はやっぱり明久君!!
24日にも(日本では多分25日)またいつも通りの長さでしょうけどもう一つプレゼントを渡せるかもしれません。
かもしれませんのであまり期待しないでくださいね。多分出来るでしょうけど。
皆様からもお気に入り、感想、評価といったプレゼントがあれば幸いです!!