僕と死と消えない呪い   作:白黒羽

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日本では24日かな?(多分)

イヴですね!!そんな皆さんにもう一つプレゼント!!

ちょっと長めです!!


二十五話 戦後 願い

「チェックメイト・・・・」

 

僕がそういうと、根本君の召喚獣と僕の召喚獣はポリゴン状になり、虚空へと消えていった。

召喚獣が消えた後 展開されていたフィールドも消え、残されているのは膝から崩れ落ちる根本君と無表情でそれを見ている僕だけ。

 

「・・・・・まけ・・ただと。」

 

膝を突いて両手を地面につけながら根本君が小さく呟いた。

彼の拳が勢いよく握られているのが見える。彼も人間だ、いくら卑怯だと呼ばれていようが悔しさといった感情は彼の中にもちゃんと存在している。

 

「俺が?Fクラスに・・・負けただと?」

 

まるで壊れてしまったテレビや録音機のように彼はその台詞を繰り返し呟いていた。

今起こったことがわからないのだろう、いや、正確には信じられないのだろう。

Bクラスの代表である自分が学園1のバカと呼ばれている僕に一撃も与えられずに負けてしまったのだから。

 

自分たちが勝つ自信があったようだけど、その自信が原因で僕らを甘く見すぎていた。

油断しすぎていたのだ。

 

それと彼は気づいていなかったのだ。

最初に違和感を抱かないといけない出来事があったはずなのに彼は気づいていなかった。

最初に僕らのクラスに送り込んできた生徒8人が帰ってきていないことに・・・

 

僕らのクラスを荒らす理由で送った8人がいまだに帰ってきていないという事実に彼は気づいていなかった。普通なら違和感を抱くはずだ。なのに彼はそれに気づかずにいた。

 

かえってこないことに気づいていたら何かがおかしいと思い、少しは注意深くなるはずなのだが彼は気づいていなかった。

 

 

それでも君たちは僕らに負けていたかも知れないね。

注意深くなったとしてもまさか僕たちが平賀君を利用して、さらに窓から僕が跳んで来るとは誰も思わないからね。

それに、なんたって僕たちには・・・・・・とんでもない化け物が居るんだから。

 

 

 

神童という名の・・・・化け物がね。

 

 

 

「やったみたいじゃのぅ明久!」

 

ガラッという音を立ててBクラスにやってきたのは秀吉だった。

彼はうれしそうな笑顔と共に僕の近くまで寄ってきた。

すると次に康太で最後に雄二がBクラスに入ってきた。

 

しばらく経つとFクラス全員とBクラス全員がここに集まっていた。

 

 

 

 

 

「さて、戦後のお・は・な・し といきましょうかねぇ~、負け組み代表さんよぉ~。」

 

Dクラスの時のように仁王立ちでうなだれている根本君を見下すように雄二は言った。

どうにも彼のこの性格は直らないようだ。

 

ニヤニヤと悪い笑みを浮かべながら雄二は根本君を見下す。

根本君の後ろでは悔しそうに下唇をかみ締める者達がいた。

 

「くっ・・・」

 

正座しながら根本君は顔を雄二からそらす。

その表情は悔しさでいっぱいであった。負けたのがよっぽど悔しいのだろう。

 

「まず始めに種明かしと行こうか。もう気づいているかもしれないが平賀は今回の戦争では俺達のコマだったのさ。」

 

雄二がそういうと根本君はバッと顔上げて早口で訴えてきた。

 

「他のクラスの者を使うのはルール違反だ!!よってこの戦争お前達の反則負けだ!!」

 

彼のその言葉に他のBクラスもそーだそーだと野次を投げかけてくる。

雄二はそう言われるのを予測済みなようで、いたって冷静に根本君に言う

 

「おいおい、いくら俺がFクラスだからってそこまでバカじゃねぇ~よ。平賀を使ったことによって別にルール違反にはなっちゃいねぇ~よ。なんせ、これは俺達とあいつの交換条件だからな。」

 

「条件だと・・」

 

「ああそうだ、俺達は昨日奴等に勝った時 設備を交換していない。っがその代わりにあいつが今回の戦争で協力するように言ったのさ。」

 

そう言い放った雄二に誰も何も言えずにただ沈黙が流れた。

すると雄二は沈黙が流れる空気を無視して種明かしの続きを言い始めた。

 

「まずは何から言おうかねぇ~。そうだな、まずお前が俺達のクラスを荒らすように送ってきた奴等は俺達のトラップによって俺達のクラスで仲良くお寝んねしてるぜ。後で連れて行ってくれよ。」

 

雄二がそういうと根本君は今頃思い出したかのように目を見開いて雄二の顔を憎らしげに見ていた。

 

「気づいていたのか・・・」

 

歯を食いしばりながら根本君が言うと雄二は腕を組んでニヒルに悪い笑みを浮かべながら彼を見た。

 

「あぁ、気づいていたさ。なんたってお前は卑怯で有名だからなお前の考えていることなんて俺にとっちゃ手に取るように分かる。」

 

このまま雄二が説明すると必ず嫌みったらしく言うので僕は雄二を後ろへ押しのけて前へと出る。

終わりそうにもないから、とりあえず今根本君が一番知りたいであろう事を順番に言うことにした僕は雄二の文句を無視してそのまま根本君と目線を合わせるように方膝をついていってあげた。

 

「まず最初に言っておくよ。安心して。君の彼女の小山さんは別に雄二を好きになってはいないから。」

 

「はっ?」

 

間抜けな表情をしながら彼は僕と顔を合わせる。その表情はポカーンという擬音がついてきそうなほど間抜けな顔だった。

 

「あれは君を怒らして冷静な判断を出来なくするために雄二が秀吉にやらせた演技だよ。」

 

僕がそういうと根本君は間抜け面のまま秀吉のほうを向いた。

秀吉が根本君の視線に気づくと彼はコクンっと小さく苦笑しながら頷いた。

 

真実に気づいた根本君はいきなり立ち上がり、雄二のほうを向いて叫び始めた。

 

「この卑怯者!!」

 

「ハン!あんたに言われたくはないな!その台詞バットで打ち返してやるよ!」

 

((((確かにこいつにだけは言われたくない・・・))))

 

あれ?今なんかBクラスの皆さんの思っていることが重なったような・・・・・

 

「あんたも立派な卑怯者だろうが!」

 

「うるせぇ~な。卑怯者で何が悪いよ。俺はお前みたいなナルシストじゃない分100倍マシだ。」

 

「何開き直ってやがる!イカサマ野郎!」

 

「イカサマっていい言葉じゃねぇ~か。卑怯者は俺にとってほめ言葉さ!」

 

「完全に開き直ってやがるなてめぇ!」

 

「俺にイカサマ事で勝とうなんざ100万年はぇ~よ!!」

 

「何、自慢してんだ!」

 

「卑怯なら俺だってお前と同じだ。だからお前の考えていることなんざ手に取るように分かるっつったんだよ。」

 

「このイカサマ野郎!」

 

「黙れ変態!」

 

「何勝手に付け足してやがる!」

 

いきなり口論しだした2人に皆呆気に取られていたようで誰も動かなかった。

仕方がないので唯一動けた僕が2人の間に割って入って喧嘩を止めた

 

「はいはい、2人とも喧嘩はそこまで。いつまで経っても話し合いが終わらないよ」

 

僕がそういうと雄二はニヤニヤと笑みを浮かべながら何も言わずにいた。

根本君はというとムスッとしながら立ち尽くしていた。

 

怒っているのはどうやら根本君だけらしい。雄二はというと楽しんでいるようにしか見えない。本当にたちが悪い人だね君って。

 

「さて、Bクラスの皆さん。本来なら君達には素敵なちゃぶ台とぼろぼろの座布団(+死体8人)を差し上げる所なんだが特別に免除してやらんこともない」

 

ニコニコ笑顔で雄二がものすごい上から目線でBクラスの皆に言った雄二。

普通ならそのえらそうな態度に腹が立つところだが設備交換を免除すると言う彼の言葉に気を取られて今はそれどころではないらしい。

 

「それは本当かしら?」

 

っと突然声がしたのでその声がした方向を僕らが見るとそこには腕を組みながら立っている黒髪の子、菊入さんがいた。彼女は他の人たちとは違い、喜んではなく明らかに疑っている様子で雄二を見ていた。

 

「あぁ、本当さ_」

 

「ただし・・・っでしょ?」

 

雄二が話を終える前に菊入さんが分かっていると言わんばかりに雄二の言葉をさえぎった。

そのことに雄二は ほぅ っと面白いものを見つけたように彼女を見て口を開いた。

 

「よく分かってるじゃねぇ~か。」

 

腕を組んだまま雄二はニヤッと笑いながら言うと

 

「えぇ、そんな都合のいい話があるわけがないと思ってね。あったとしてもそれなりの代償がつくってものよ。」

 

彼女のその答えに雄二はさらに口元をゆがめた。

その表情は悪人そのもの。狂気に満ちたような笑みだった。

 

怖いから怖いから。悪人だからね!

そんな表情子供に見せたら泣くぞ!

 

多分 おまわりさんこっちです!!ってシチュエーションになると思う。

 

「あぁ、設備を交換しない代わりに条件がある。」

 

雄二が悪人面のまま言うと ゴクリっとつばを飲む音がBクラスから聞こえた。

きっととんでもないことを言われるに違いないと思っている彼らは緊張を隠しきれて居ない。

 

「その条件は・・なんだ。」

 

もったいぶる雄二に根本君が痺れを切らして尋ねてきた。

 

「その条件は・・そうだなぁ~お前だ根本。」

 

ビシっと雄二は根本君に人差し指の指を指す。

指されたことに根本君はビクッと体を震わせてウッとばつの悪い表情になる。

 

「お前にはこれを着てもらって写真を撮る、そしてこれを着ながらAクラスに戦争の準備が出来てるといってもらう。だが、宣戦布告はするなよ準備が出来ているだけでいい」

 

そういって雄二が取り出したのはこの学校の制服だった・・・・・・・・・・・・・・・女性の

 

どこでそんな物手に入れたの・・・・

 

クラスの中で沈黙が流れる。

皆その雄二が取り出した物を見ていた。

気持ちの悪いものを見るような表情で皆はその制服と根本君を交互に見てさらに何を想像したのか(多分根本君In制服(女子)を想像したのだろう)皆吐き気をこらえるように口元を覆っていた。

 

ただ、僕だけは根本君と征服を交互に見てはいず、雄二を軽蔑するよう顔で見ていた。

 

「んっ?どうした明久、そんなバカみたいな顔で俺をみて。」

 

雄二が征服を手にしながら僕のほうを見てきた。

僕は彼のすぐそばまで来て彼の肩に僕の手をポンと乗せた。

 

「雄二・・・雄二があっち系の人でも僕は君のことを裏切ったりはしないよ」

 

聖母のような笑顔で僕は雄二にそういうと彼はあわてて僕の手を肩からどかした。

 

「なっ!ちげぇよ!あっち系ってなんだよ!いや言うな!聞いたら多分立ち直れそうにないから!」

 

「あれ?違うの?」

 

「ちげぇよ!」

 

「じゃぁそれはどこで手に入れたの?返答しだいでは君はお縄だよ。」

 

僕は手錠でつながれた人のように両手首をつなげた

 

「これは俺のお袋が進学したときに間違えて買ってきた奴だ!」

 

なんと衝撃的事実。

よく見ればそのサイズは普通の女子よりは大きい。間違えて買ってきたのは本当らしい。

 

「だからサイズが普通の女子より大きいのか」

 

「ああそうだ」

 

「間違えたんだ」

 

「ああそうだ」

 

「性別を」

 

「ああそうだ・・・」

 

「男じゃなくて女と」

 

「ああ・・・・」

 

「サイズは合ってたのに性別を?・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

だんだんと声が小さくなり彼の肩はだんだん小さく縮こまるように低くなっていた。

そんな彼に僕は再度肩にポンっと手を置いてやさしい笑みを浮かべながら励ましの言葉を言ってあげた。

 

「気をしっかり・・・・。雄二は男らしいから」

 

「ありがとな・・・明久」

 

ここで僕らの友情はさらに深まった。

 

「待て待て待て!!誰がそれを着るだって!!」

 

僕らの友情が深まった時、硬直していた根本君がいきなり叫びだした。

 

「お前だ。」

 

さらっと言う雄二に根本君は当然よしとせず

 

「誰がんなもん着るか!!いやだからな、誰がそんな女装なんて『『『全力で引き受けた!』』』えぇぇ~!!!」

 

反論する根本君にBクラスの皆は首を勢いよく縦に振って根本君に近づいていく。

 

「ちょっ!やめろ!よるな!触るな!!」

 

「おとなしくしろ!これで設備が守れるんだ!」

「負けたのはお前が悪いんだからこれくらい我慢しろ!」

 

「我慢できるか!!」

 

「黙りなさい!」

「よく見たらこいつ良い尻してんな。」

 

「うお゛お゛ぉぉぉぉい゛い゛いいい!!誰だ最後の奴!ゲイだろ絶対!!」

 

彼の人望のなさが再確認できてしまった・・・・・

しかも最後の奴は明らかにおかしい・・・・

 

根本君に群がる人たちを雄二は楽しそうにケラケラと笑いながら見ていた。

鬼畜だなアンタ。それと、次はチャイナ服だって聞こえたのは空耳でOK?

 

これだと根本君は社会的に抹殺されてしまうことになる。

それはあまりにもかわいそうだ。

いくら彼が卑怯でナルシストで変態で気持ち悪いからって(←酷い、無自覚なのがさらに)これだとこれから先いじめられそうでかわいそうだ。

 

「ちょっと待って。」

 

僕が彼に群がっているBクラスの皆に言うと皆はすんなり僕の言うとおりにピタッと止まってくれた。

聞き分けがよくて助かる。

 

「どうした明久?」

 

「雄二、これはいくらなんでもかわいそうだよ。やめさせて」

 

僕がそういうと雄二は驚いたように目を見開いて組んでいた手を下ろした。

 

「何をいう明久、こいつが憎くないのか?」

 

「憎いも何も僕は何もされてないからね。個人的な恨みはないよ。確かに彼は気持ち悪くて変態で卑怯者でナルシストかもしれないけど」

 

「ぐはぁ!!」(←無自覚な明久の言葉が胸に突き刺さった。)

 

いきなり根本君が倒れだした。どうしたんだろう?

すると、すぐに起き上がって何か訴えてきた。

 

「ちょっと待て!変態じゃねぇぞ!」

 

「気持ち悪いのと、卑怯者と、ナルシストは認めるんだな。」

 

雄二は黙ってて。

確かにそう聞こえるけども(←酷い)*無自覚です

 

「これはいくらなんでもやりすぎだよ。これじゃぁ根本君がゴキブリだとすると社会的にゴキブリがつぶされたようにぶっ殺されちゃうよ。」

 

「ぐはぁ!!」

 

「お前は言い方ってもんを知らないのか?」

 

え?どういうこと雄二?何かおかしかった?

まぁいいや。

 

「これじゃぁ 根本君の変態度と気持ち悪さ度がパラメーターを超えちゃうよ!」

 

「すでにパラメーターがMaxだったんだな。」

 

「・・・・・・・」

 

「大変だ!根本が息してない!!」

 

あれ?何かおかしいこと言った?*無自覚です、天然です

 

「だからやめてあげよっね?」

 

「あっああ・・・・そうだな」

 

雄二は倒れている根本君を横目で見ながら苦笑しながら言った。

 

なんで根本君倒れてるの?

 

僕は倒れている根本君と目線を合わせるために肩膝をついた。

そして優しく微笑んで言ってあげた

 

「よかったね根本君これで女装せずにすんだよ。」

 

「ああ・・・ありがとよ吉井・・・」

 

よほどうれしいのか彼は泣きながら言ってきた。

そこまでいやだったんだね。よかったよかった。(←違います。泣かせたのはあなたです)

 

「じゃぁ、どうするんだ?Aクラスに戦争の準備が出来てるって以外じゃ俺の気がすまねぇんだが」

 

そんなに・・・・

鬼畜だなお前、性格悪いぞ

 

何回鬼畜って言っただろうか?

 

 

「ん~と、じゃぁこうしよう根本君」

 

「なんだ・・・」

 

半泣きのまま彼は顔を上げてきた

 

「これからは規則正しくしてね。卑怯なことはもちろん、人には優しく接すること。ナイフもなし、喧嘩はしない,

そして皆に好かれるような代表になってね。僕も協力するから。」

 

僕は優しく微笑みながら彼に手を差し伸べた。

すると彼は無言で僕を見上げながら僕の手を取ってくれた。その表情は信じられないものをみるような表情でなにか呆気に取られているようだった。

 

 

 

 

 

彼が改心しますように・・・・・・・・・・

願いを・・・・・・・ 




6051文字です!いつもと昨日の間くらいかな?

今回はギャグが多めかな?
それと根本改心派のみなさんにお望み通り プレゼントです!根本君改心ぜよ!!

根本派のみなさん?プレゼントどうでしたでしょうか?
それとギャグが多めのプレゼントもどうでしたでしょうか?(すこし長い)
25日もがんばって更新してみます!
根本くんにクリスマスの願いを!Christmas Wishes!!


本当に偶然なんですが、今回で25話です!そしてクリスマスは25日!!なんという偶然!
これからもお願いしまうします!
感想、評価、お気に入り、アドバイスとかもお願いします! 
私は日本生まれではないので日本語がおかしいところがあったらお願いします!
また小説を書くのはあまり長くないと思うので(初心者かな?)そこもお願いします!

それではよいクリスマスイヴを!よい聖夜を!!家族と過ごしてください!

I wish everyone a Merry Christmas!
Have a nice Holiday and a Happy New Year. Thank you!
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