自分は日本人ではあるのですが生まれも育ちも海外です。
なので間違いや日本語がおかしいところが多々 出現するでしょう。
あったとしても脳内変換、または見逃していただくと幸いです。
それと学校がとかで遅れるときもあるかもしれません。
西村宗一との会話の後
明久は校舎に入り自身のクラス、Fクラスへと向かった。
今日から彼が向かうところは1年の廊下ではなく2年の廊下だ。
普通なら自分の行く新しい教室、新しいクラスメイトや新しい友達などを期待したり
色々と考えながらドキドキと胸を高鳴らせるのだが
明久は何も考えずただいつも通りだといわんばかりにただただ無言で廊下を渡る
Fクラスへと向かう途中彼はAクラスへと立ち止まった。
最高クラスのAクラス。
そのクラスの設備ではありえないほど豪華との噂。
まるで、高級ホテルのようなものだとも言われるほど大きく豪華。
彼は見つからないようにそーっとAクラスを覗き込む
噂通りそこは豪華だった。
普通の人ならこのまま絶句し立ち止まるような光景であった。
大きなプラズマディスプレイが前に設置されており
各席には個人ようにエアコン、リクライニングシート、ラップトップ、小さな冷蔵庫などといったまるでどっかのお金持ちの仕事部屋のような設備が一人一人に用意されていた。
初めてのものならトリップしてしまいそうな光景である
そう、『初めて』なら。
明久は何の反応もなく教室を見ていた
別に絶句していたわけでも、すごすぎて言葉を失っていたわけでもない。
だが、彼を見るに教室の設備を確かめるために立ち止まったようには見えない。
彼が目線を泳がせながら何かを・・・いや、より正確にはダレカを探していたように見える。
きれいに並んでいる席を一つ一つすばやく見ていく
そして
「・・・・よし、やっぱりここも変わってないな」
っと彼はつぶやく
さらに
「・・・・てことは、『今回も』霧島さんが代表かな?」
っと考える
するとAクラスで誰かが席を立ち 前へと向かう
その生徒はきれいな長い髪の持ち主の女性で物静かなような表情に整った顔立ち。
歩いていれば数人の男性の目を振り向かせるような美少女だった。
彼女の名は先ほど明久が口にだした人物、霧島 翔子だ。
1年のころからの有名人。
彼女の成績はいつも1に君臨するほどのものであった。
学年1位ってだけでも有名になるのに加えて美人と来た、有名にならないほうがおかしい。
しかし、彼女にはある噂がある
それは『彼女は同性愛者ではないのか?』っというもの。
成績優秀で美人な彼女 案の定1年のころに大量の男性に好意を寄せられ
数え切れないほど告白されてきた。
だが、彼女その全員の告白を断った。
『色々な男性に告白されてきたのに何故全員断るのか?』ほかの生徒は疑問に思い
どう転んだのかは知らないが『同性愛者である』という噂になった。
だが、明久は『もう知っている』。
何故彼女が告白を断り続けているのか。
それは彼女にはもう既に心に決めている男性がいるからである。
よ~く考えてみればすぐにわかるようなことだ。
誰もにもOKしないってだけ同性愛者と決め付けるのもおかしい
断り続けているのは
1、もう既に彼氏がいる
2、好きな人がいる
3、同性愛者
4、恋愛に興味がないと
色々浮かんでくる
この中でもっともありえるのは2の好きな人がいるになる。
しかし、明久も『昔』はほかと同じで同性愛者だと思っていたばか者『だった』
だが、もうそんなことは思っていない彼は『知っているから』。
霧島翔子が皆の前に向き直ると彼女はペコリとまるで人形のように小さくお辞儀した。
「ん。やっぱり代表だったか。後は・・・」
彼女から目を離し再び座っている生徒たちに目を移動させる
そして
「・・・みんないるね。変わってないっと」
っと再確認し彼は自分のクラスへと歩み始めた
明久はB,C,D,Eクラスを通りすぎると
一つの教室の前で立ち止まる。
いや、教室というより豚小屋、もしくは物置きという表現のほうがあっているかもしれない。
だがそこはFクラスの『教室』で間違いない。
なぜならドアの上にはぼろぼろの板でペンキで適当に書いたように「Fクラス」と書かれてあるから
外から見ただけでも大体の中の様子も想像できる。
というより外からでも中の様子は見える。
そこはまるで何十年も使われておらずに放置されてた教室のようだった。
ぼろぼろで茶色く変色した畳、綿の抜けた座布団、崩壊寸前のちゃぶ台、ところどころに生えているキノコ、天井や隅っこにある蜘蛛の巣、ひび割れたガラス窓、誇りのかぶった教卓。
でも、彼はぼろぼろの状態を目にし悪い意味で絶句などしていない。
先ほどのAクラスのように『もう知っている』『何度も見たことある』かのように
無表情のままFクラスのプレートを見つめていた。
フラッシュバックとは言わないがちょっとだけ昔のことを回想していたかのように
プレートを数秒見つめてから彼は覚悟を決めたかのようにFクラスの扉に手をかける。
そして彼はAクラスとは違う別次元のような世界《Fクラス》へと足を踏み入れた。
「・・・・・・おは『早く座れこのウジムシ野郎』」ようっと言う前に彼の言葉はいきなりの罵声で消されてしまった。
罵声の聞こえたほうを見るとそこには赤い髪を逆立て180cmもある長身の男が教卓にいた。
教卓にいたから先生だ・・っというわけでもなく彼は立派な文月学園の生徒だ。
ちゃんと制服も着用している。
明久はこの人物をよーく知っている
「・・・おはよう、雄二」
っと先ほどの罵倒がなかったようにもう一度 挨拶をする。
彼の名前は坂本雄二
明久の悪友であり友人でありなにより・・・彼の親友だ。
いきなり罵声を浴びせてくるやつのどこが?っと思うだろうが
明久は知っている坂本雄二というものが本当はどのような奴か。
「おいおい、明久ぁ~自分がウジムシだという事実を認めたくないからってなかったことにするなよ」
っとまたも明久の悪口をいう。
ここで明久は殴りかかったりせずに話を無理やり変える事にした。
「・・・・先生はまだのようだね」
キョロキョロと周りを見ながら雄二に尋ねる。
「(無視かい)ああ、だから俺が変わりに仕切ってる」
「雄二が?」
明久は雄二に指を指しながらいい
「ああ、なんたって俺がこのクラスの代表だからな。それと指を指すな馬鹿が移る」
よっぽどかまってほしいのかわざと酷い言い方をする雄二に明久は乗ってあげる事にした。
「まるで僕の指からウィルスが飛んでくるような言い方はやめてくれない?」
「何をいう明久、お前の体からは常にバカを移すウイルスが放出されている菌のかたまりじゃねぇーか」
っと雄二は悪い笑みを浮かべながら明久に指を指す
「雄二こそ指を指さないでよ 僕が野生化しちゃうから」
「おい!俺がどっかのゴリラみたいな言い方はやめろ!」
雄二が少し明久に近づきながら叫び
「誰もゴリラとは言ってないし、近づかないで獣くさいから」
明久は無表情のまま数歩下がる
「っにゃろぉ~、言うようになったじゃねぇーか。さらっと言うところがむかつくなぁ~おい。」
っと指の骨をぱきぱきと鳴らしながらだんだん近づいてきた所で明久の後ろのドアがガラガラっと今にも壊れそうな音を出しながら開いた。
「あの~、ホームルームをはじめるんで席についてください」
っとだるそうな声が雄二の動きを止め
明久は後ろを振りかえる。
そこに立っていたのはヨレヨレのスーツを着た中年の男性だった。
どうやら彼が明久と雄二の担任らしい
「うぃーっす」
っと雄二は腕を頭に回しながら自分の席へと向かう
席に向かう途中に彼は明久に振り返り
「ああ~明久。席は決まってねぇーから適当に座れ」
どうやらこのクラスは席すら決まってないようだ。
よく見たら黒板にはチョークすらもない。
本当に勉強させる気はあるのかと問いだしてしまいそうな教室だった。
明久は一番後ろの窓から一番離れた後ろの扉に一番近い席が空いていたのでそこに座ることにした。
そして隣には雄二が座った。
さきほどやってきた中年の男性は教卓に立つ
「えぇ~担任の福原です。」
っと後ろを振り返り黒板の周りをキョロキョロと見回す
どうやらチョークを探しているらしいのだがこのクラスにはない。
あったとしてもあるのは小さなクズだけ。
福原は名前を書くのをあきらめて教卓に立ち直る
「えぇ~では自己紹介をしようと思うので窓に座っている人から順にお願いします。」
そういい次々と自己紹介が始まる
自己紹介をしていく中
明久はAクラスのときのように教室にいる人達を一人一人見ていく。
(ここも同じか)っとまたも確かめるように思った。
(サバイバルゲームの始まり・・・っか)
彼の1年は・・・・・・長くなる。
間違いとかがあれば指摘していただくとうれしいです。