僕と死と消えない呪い   作:白黒羽

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遅くなりました!すいません!
学校が再開してしまいました(チクショオオオオオォォォ!!)

今回は前回よりはすくないです。すいません。


三十話 通学路・・・・・・・

戦争が始まってから、いや。より正確に言うのであれば僕たちが戦争を始めてから、つまりは進級してからまだ三日しか経ってはいない学校の通学路を僕は歩いていた。まだ4月なので桜が満開である。

もっと長く感じたのだがまだ経ったの三日しか経っていないのを確認したときはなんとも不思議な感じがした。

 

桜に囲まれていて、心地よい春の風が吹いている通学路を僕、雄二、秀吉、と康太は壁を作るように並んで歩いていた。

 

 

 

 

進級初日から始まったFクラスからの試験召喚戦争はFクラスの全勝で終わった。

初日にDクラス、次にBクラスで最後には最高クラスとされるAクラス。

 

最低クラスとされるFクラスがまさか自分たちよりさらに上の3クラスに勝つなど誰も予想していなかっただろう。

Dクラスは可能性はあるだろうとされていたが、そのさらに上である1位と2位に当たるクラスのAとBに勝ったのは他の者からすればあきらかに予想外だっただろう。

 

おそらく100人中100人は僕たちFクラスが負けると思ったと思う。

 

だがそれはFクラスにいるイレギュラーに格付けされそうな者が数人の個々の実力で、圧勝までとはいかないがそれに近いほどの戦いを可能とした。

 

まずは僕の隣にいる赤髪の大男、彼はFクラス代表である坂本 雄二、元神童ながらその時と同じかもしくはそれ以上の力を発揮して完璧に近いとされる作戦を練りだした。

彼のよみはほぼすべてが当たっていて、作戦も予想していた通りにことが運んでいた。物事を一歩二歩三歩も先読みできるその頭はまさに神童だろう。予知能力かと疑われそうなほどな推理力と頭のキレ、そして人の心理を読みとり、分析して繰り出される話術と表情を用いて彼はFクラスを勝利へと導いた。

 

続いて土屋 康太、彼は持ち前の運動神経と情報収集能力で雄二の作戦を難なくこなしていき、雄二にさまざまなデータを渡して完璧な作戦を作る手伝いをし、天井からの奇襲などを成功させた人物だ。

そしてさらにBクラス戦では唯一得意であり、おそらく学年・・いや学園一だとされるほどの高い点数をほこる保健体育で根本君の護衛を瞬殺した。

 

そして最後に木下 秀吉、彼はあまり目立った行動はしてはいないが各班の隊長を受け持ち、実際に召喚獣を使った戦いはおそらくFクラス内でも一番多いであろう。そのおかげか今回行われた3回の戦争(実質2回)では一度も戦死しないほどの操作技術を手に入れた。そしてBクラス戦では得意の演技力で根本君の彼女である小山 友香さんの声を真似てまんまと根本君をだますことを成功させてくれた一人だ。

 

そしてもっとも難しいといわれた・・・いや、不可能だといわれたAクラス戦では僕と霧島さんの1vs1でぎりぎりに僕が勝利した。もともと点数が低かったため、大きなダメージを与えられなかったが持ち前の操作技術と彼女がまだ初心者だったため攻撃を一撃しか当たらずに僕は勝利することに成功した。

 

この三人を筆頭に僕らFクラスはDとBクラスに勝利し、僕の操作技術でAクラスに勝利した。

 

DクラスとBクラスはAクラスに勝つための前準備みたいなものだ。(例えるのなら経験値をためるポケモ○みたいな)

そして本当の狙いであったAクラスに勝利して雄二は自分の目的を証明することが出来た。

 

DクラスとBクラスには勝利したが、先ほども言ったようにそれはただの前準備が目的であったため設備は交換していない。

Dクラス戦の本当の狙いは次の戦い、つまりはBクラス戦での操作に慣れさせるための戦いだったのだ。

Bクラスに勝つには出来るだけこちらの戦力(須川君たち、またの名をゴキブリ共)を上げなくてはならなかった。

戦力を上げるとなれば勉強するほかないと思うであろうが、Fクラスがすぐに成果を出せるとは到底思えないので却下。っというよりまずアイツらは勉強しないと思う。よって雄二が目をつけたのが操作技術。操作力をはやく上げる方法はやはり実践が一番なので雄二はとりあえずDクラスと須川君達・・・もといゴキブリィ~ズを戦わせた。

 

そして次にBクラスを倒し、彼らを脅し道具として使ったのだ。

言い方がちょっと酷いけど事実だし、多分これが一番分かりやすい言い方だ。

Bクラスは順位で言うのであれば学年で2位に君臨するクラスでありAクラスの次に強いクラスだ。

よってAクラスからしてみればBクラスは自分たちを負かせることが出来る確率が一番高いクラスとなる。なのでAクラスは彼らと戦うのを出来れば避けたいものだ。

 

僕らは試合形式での戦いの条件を吞んでもらうためにBクラスを攻め込ませるっと言う脅しを使った。

相手からしてみればBクラスと戦うよりFクラスと戦うほうがリスクが少ないと当然思うはずなので簡単に(じゃなかったけど)この形式を認めてくれた。

 

 

 

そして僕らはAクラスに勝利した。

 

 

 

世の中は学力だけがすべてではないっと自分自身(は違うかも知れないが)と霧島さんに証明できたのでこれで終わった・・・・とはいかず、このままではFクラスが文句を言うのが当たり前なので明日・・つまりは今日、再度振り分け試験を受けることになった。

普通なら、設備が手に入らないかもしれない選択肢より必ず手に入るほうが良いに決まっているのでわざわざそんなことをしないのだが、元から僕と雄二は(雄二は途中からだが)設備を交換するのに反対だったため、Fクラスを納得させれる理由を考えたのだ。

さっきも言ったとおり手に入らないかも知れないので最初は納得しなかったが

試験をもう一度受ければ設備+女子が手に入れるっと雄二がFクラスに言ったら簡単に納得してくれた。こいつらチョロイわぁ~。

 

だが、Fクラスに居た僕らが一日で急激に賢くなるわけでもないので全員が同じ場所(元居た場所)にとどまることは目に見えている。そのことも分からないほどあいつらは馬鹿なのだ。

 

いや、姫路さんかもしくは雄二ならFクラス意外にいけるだろう。

 

僕らが話しているのは今日受けることとなった再振り分け試験のこと。その話題を持ち出した瞬間

 

「はぁ~・・・」

 

っと珍しく秀吉からため息がもれ出た。彼は脱力したように方を落として視線を地面にむけていた。

 

「・・どうしたの秀吉?」

 

隣に居る秀吉に僕が視線を向けると彼は下げていた首を上げてうんざりしたような表情で僕の顔を見る。

 

「いやのぅ、ちょっとテストがあって憂鬱になっていたのじゃ」

 

僕にそう答えた後、彼は再びうなだれるように首をカクンっと落として視線を地面に向けていた。

確かに、テストがあって喜ぶ生徒は多分いないと僕も思う。しかもテストを受けるのが僕たちだけとすればなおさら嫌にもなるだろう。

 

「・・・・・・そんな早く点数が上がるわけないから適当にやればいい。どっちにしろ俺たちにはあまり関係がないのだから。」

 

どう声をかけようか僕が苦笑しながら止まっているとガックリしている秀吉に今度は康太が何気ない口調で言った。

まぁ~すぐに点数が変わるわけじゃないからそうだね。康太の言う通り、僕たちにはあまり関係ないからいいのかな?

秀吉はテストそのものに嫌気がさしているだけだからね。別に振り分け試験自体を嫌がってないからこの言い方が一番無難かな。

 

「ん~・・・それもそうじゃな。お主らと離れるのも嫌じゃし。」

 

康太の話を聞いて秀吉は瞬時に顔を上げていつも通りに戻った。以外に速かったな・・・

 

う~んでも嬉しい事言ってくれるね。僕たちと離れたくないかぁ~

友達と離れたくないのは当たり前だからね、出来れば友達とは同じクラスになりたいよね。

そう素直にハッキリと言われると当然悪い気はしないので僕は自然と小さく笑っていた。・・・・・・・・・・・ってちょっと待て。

 

それっていくら僕らが本気をだそうがFクラス止まりってことかいな!

 

「・・・・お前は俺たちがいくらがんばったとしても結果は同じでFクラスに居るといっているのか?」

 

やや鋭い声色で康太がジト~っと見るように秀吉を睨みつける。

うん、さっき僕が思ったことと一緒だね。頭の回転はいつも通り速いね。

 

「いっいや!そういう意味では・・・・・ないっと思う?」

 

あわてて否定しようとするが最後は苦笑気味な表情で小動物のように小さく首をかしげながら言った。

なんで疑問系!?

それだと余計失礼だよ秀吉。

ほら見てみなよ、康太が無言で睨みつけてるよ。

 

「ハっ、んなもん無理に決まってんだろ。たった一日二日で変わるもんじゃねぇ~よ」

 

すると高笑いするかのようにそう告げたのは僕らの代表の坂本雄二。

もっと別の言い方があるだろうにコイツは相変わらず人を馬鹿にするような言い方しかできないらしい。

多分それがデフォルトなのだろう。

でもまっ、言っていることは確かにあっているので、

 

「・・・さすがは元神童、説得力があるね」

 

「常識的に考えてそうだろう」

 

ごもっともです。

学力は日々重ね続ける努力から来るものだから一日ではそう変わらないだろう。

変わるとしたら解ける問題が5-6個増える程度だろう。

 

「・・・そういえば雄二はどうするの?」

 

「あん?なにがだよ」

 

「決まってるでしょ、テストだよ。本気出すの?」

 

いきなり話を変えたから僕が何を言っているのか分からずにいたが僕が説明すると彼は一瞬だけピクリと反応した。

そう、コイツはFクラスにはいるものの元神童だけあって学力はかなりある。面倒くさいからあまりまじめに受けないのだが、こいつが本気を出せば悪くてDクラス良くてBクラスにはいけるだろう。

 

「う~ん、どうするかなぁ~。俺もお前らと・・・じゃなかった、まだあのバカ共に命令しまくりたいし。」

 

最初はペラペラと話していたが途中で何かに気づいたように首を左右に振ってまた話を再開した。

・・・・・・・・ったく、相変わらず素直じゃないなぁ~。最初の一瞬本音が出てたよ。

秀吉みたいに素直になりなよ。僕たちとまだ一緒にいたいって。ほらほら、まだチャンスはあるよ。

 

「・・・・ふぅ~ん、本当にそれだけ?」

 

「なっ、なんだよ。それ以外にあんのかよ。」

 

何かを探りあてるような目つきで彼を見つめる僕に

彼はたじろぎながら若干口ごもった口調であわてるように早口で言った。

良くみると彼のコメカミには汗がたれている。

ぷぃっと顔をそらして腕を組みながら彼は桜を見ていた。

ごまかすように 今日は桜がきれいだなぁ~などと口にしている。

顔をそらしたり、あせっているところを見ると・・・・・・・・・・・・・・なんか楽しい。

 

「さっきなんか言おうとしてなかったぁ~・・・お前らと何とかぁ~って。ねぇねぇ?」

 

逆方向を見ている彼と対面するように僕は彼の顔のほうへと自分の顔を近づけながら言う。

僕は下から除き見るように彼の顎へ自分の顔を近づける。すると彼はさらに首をそらして上へを見上げるようになる。

 

いたずらっぽく僕がそういうとビクッと反応したり汗がさらに増えたりして・・・・・・・・・・・・・その反応面白い!

 

「あんな事を言ってるおるのに無表情のままとはのぅ・・・」

 

「・・・・普通はにやけながら言うものだ。」

 

二人が何か言っているけど僕は雄二の反応を楽しむのに夢中であまりハッキリとは聞こえない。

 

「・・・・・・」

 

「ねぇ~・・・ゆうじぃぃ~」

 

トントンっと肩をつついたりするが反応がない。

あっちを向いたままの状態だし・・・・・・コイツ言わないつもりだな。

 

「・・・・まぁいいや」

 

「・・・いいのかよ」

「あきらめるの速かったのぅ・・・」

 

僕がそういうと雄二は安心したように、肩の力を抜いて息を吐いた。

まるで緊張から解かれるように額に浮かび上がっている脂汗を片手の袖で拭く。

 

(なんか最近アイツ苦手・・・・)

 

半開きの目で雄二は僕を見つめていた。

何?今の根に持ってるの?まっプライドが高い雄二なら今まで僕を馬鹿にしてたのに逆に追い詰められるのが気に食わないんだと思うんだけどね。

 

「・・・・・それで?話を戻すけど結局雄二は残るの?」

 

残るとはFクラスのこと。

 

「ん?まぁ正直どうしようかと思っているが___」

 

顎に手をやりながら雄二は上を見上げる。

 

「・・・・・雄二は本気を出すべき」

 

するといきなり何者かが僕と雄二の間からヌッと入り込んできて声を発した。

その人物は僕ら二人よりも身長が低く、きれいな黒髪で透き通るようなきれいな静かな声が印象的な少女

 

「うわっ!!??」

 

いきなり現れた人物に雄二は飛び跳ねるように後ろへ下がった。

いや・・・これは驚いたというより声で誰かを分かっていて距離をとったように見える・・・

まるで蛇が居ることに気づいたように恐ろしいものを見たときに見せる反応のそれと似ていた。

 

「いくら何でも大袈裟じゃのぅ。」

 

はたから見れば臆病者に見えるその反応に疑問を抱いたのか秀吉は雄二に言う。

普段の雄二を知っている彼は雄二がこれだけでここまで驚くのをおかしいと思ったのだろう。

 

「大袈裟でもなんでもねぇよ!今日だってコイツから逃げて登校してきたんだぞ!」

 

「・・・・今日『だって』?」

 

「あぁ、朝おきたらほぼ毎日のようにすぐそばに居るんだよ。まるで幽霊のようにいまから俺を襲うかのようにただ無表情で無言で立ってるんだよ!そして捕まって縛られて無理やり登校させられるんだよ!!」

 

「・・・・くたばれ」

 

雄二が話を終えたとたん、康太の姿は先ほど居た場所から消えて雄二の背後に立っていた。

そしていつの間に取り出したのか手には鉛筆が握られており、その先を雄二の首筋に当てていた。

持ち前の運動神経と気配を絶つ能力をこんなところで生かさなくても・・・

 

「なんで!?今の話聞いてたのかよ!得に後半!!」

 

「・・・朝起きたら女子が隣にいるなんて裏やましい・・・」

 

「縛られるんだぞ!抵抗したら気絶させられるんだぞ!」

 

「・・・・・一部の変態共はそれをご褒美と言う。俺は違うがな」

 

僕も知ってる、あのゴキブリたちでしょ?

 

「おそれても無理ないと思うのじゃが・・・」

「秀吉、黙ってて。確かに危ないけど面白いから。」

(ドSじゃのぅ)

 

まぁでも、やっていることはアノ二人と似たようなことだからいつかキツク注意しておかないとね。

僕も雄二が傷つくのはあまりみたくないし。

 

一応僕は限度を知っているから良いけど、アノ二人に何気なく、本当に近いことを霧島さんはやっているからね。

このままじゃ取り返しが付かなくなるからいつか、説教しとかないとね・・・・・・『大人として』そして『親友として』

 

 

 

 

 

 

「それにしてもさっきのは驚きすぎではないかのぅ?」

 

「・・・雄二・・・酷い・・」

 

雄二の先ほどの反応を見て 霧島さんは分かりやすいようにションボリと顔をうつむかせていた。

まぁ、霧島さんは今の段階じゃぁまだアノ二人と接点があまりないからあいつ等みたいな事を参考にしたりしないと思うし、

 

「・・・ごめんね霧島さん、お詫びにコレを好きなようにしていいから」

 

落ち込んでいる霧島さんを見てはいられず、僕は雄二に指を指しながら言った。

コレくらいしてもいいよね?

 

「コレ!?俺ってコレ扱い!?物なの?ってかお前の所有物でもなんでもないだろうが!!」

 

「何を言うか雄二。ちゃんと者扱いしたでしょ。」

 

「無表情で何言ってやがる!そっちの者じゃねぇよ!ブツの物だ!てか俺はお前の物じゃねぇよ!」

 

「・・・・・雄二は私の所有物。いくら吉井でもさっきの発言は許さない。」

 

「そうだね、雄二の言う通り僕の物じゃなかったね。雄二は霧島さんの物だったね。」

 

「ちげぇだろ!!」

 

「何雄二?僕の物じゃないって認めたじゃん。」

 

「・・・雄二は私の。」

 

「てめぇら二人とも無表情でうまく話しを繋げるなぁぁぁぁぁぁ!!」

 

っと雄二は頭をかきむしるように両手で押さえて暴れていた。

 

「・・・・あのコンビは凄まじいな・・・」

「同情するぞ雄二よ・・・・」

 

「見てないで助けろぉぉ!!!」

 

今にも爆発しそうな音量で彼は勢いよく二人に視線を向けて訴えるが、

 

「「無理っ」」

 

即答ですね。

 

「畜生ぉぉ!!」

 

あぁぁ~楽しい!!

 

 

 

 

 

「つっ・・・疲れた・・・・。畜生 ハァハァ・・学校に行くだけで・・ハァ、どうしてこんなに、疲れなきゃぁ・・いけないんだよ・・・」

 

校門を抜けて建物内に入ると雄二は肩から息をしながら息を荒くして手をすぐ近くの壁に付いて体を預けていた。

 

「・・・・あんなに叫ぶからだよ。」

 

呆れるように僕がそういうと、

 

「叫ばせていた本人が何をいっておるのじゃ!」

 

驚いたような声色で秀吉が言った。

 

「・・・・周りの迷惑も考えなきゃダメだよ雄二。」

 

僕に続いて今度は霧島さんが言うと、

 

「お主も自覚を持ったほうがいいと思うがのぅ・・・」

 

まるであきらめたように秀吉は肩をストンと落としていた。

 

「・・・結局雄二はテスト、どうするの?」

 

今頃さっきの話を戻すように霧島さんは再度、壁にもたれかかっている雄二に問いかける。

彼女がそういうと雄二は落ち着いてきたのか先ほどより息は荒くなってはおらず、肩の動きも小さくなっていき 視線を霧島さんに向けて一度ゴホンっと喉の調子を元に戻して口を開く、

 

「あぁ~そうだな___」

 

「・・分かった雄二はAクラスだね。」

 

「まだ答えてすらいねぇぞ!」

 

あっはっはっは、愛されてるねぇ~雄二。

 

「・・・雄二」

 

「なんだよ。」

 

「・・私は雄二と一緒のクラスがいい。だから・・・・Aクラスに着てほしい。」

 

まるで星に願いをするように彼女は指を絡ませるように両手を胸元に合わせて雄二を見つめる。

その表情はいつもより若干柔らかくなっているように僕には見えた。

 

「・・・翔子・・・・」

 

彼女につられるように雄二も先ほどとは打って変わって表情を若干やわらかくし、頬を少し赤くして照れるように視線を色々なところへ泳がせていた。

 

おっ?良い雰囲気?

さて、どうするのかな雄二?

 

 

「___じゃないと二十四時間7日間私のそばにおいておく。」

 

ん?

 

「はっ・・・・」

 

雄二も今のが幻聴か?っと言うよう視線を僕に向けて確認を求める。

それに僕は無言でうなずくと彼の表情は何かで口元を引っ張られていると錯覚させられてしまうほど引きつっていた。

 

「えっ、ちょっ今のは___」

 

「・・もちろん本気」

 

「・・・・・・・・」

 

「・・大丈夫、愛の形だから」

 

人はそれを脅迫という。

 

「・・・ねぇ、康太、秀吉。」

 

「・・なんだ明久」

 

「行こっか。」

 

「そうじゃな」

「・・ああ」

 

邪魔はしないほうがいいと思うので僕らは足早にその場を去った。

今の発言は色々とおかしいのでいつか絶対に注意しとかないと。

 

それにしても雄二・・・・・・・・・がんばれ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・それで明久、」

 

「ん?なに」

 

「・・お前はどうするんだ?」

 

「・・・・何のことかな?」

 

「・・・とぼけるなよ、テストのことだ」

 

「・・・・・・・聞く必要ある?結果はどうせ__」

 

「とぼけるなと言っている」

 

「・・・・・・・・」

 

「・・・・お前は何かを隠しているだろ」

 

「・・・・・・・」

 

「頭の良さは明らかに雄二と同等・・それか・・・・それ以上だろう。そしてこの三日お前を見て思った。お前は去年とは___」

 

「___僕はバカだから、多分Fクラスかな」(ニコッ)

 

「・・・・・・・・・・・・そうかい。」

 

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

ごめんね康太・・・・・・

 

本当のことは言えないけど。

僕がFクラス以外に入ればきっと・・・・・・・・アイツ等は僕を恨んで僕を狙いにくるだろう。僕のくせに生意気だって・・・

そして・・・・そうなってしまえば、そのクラスの人たちが・・・周りの人達が迷惑になる・・・・

 

 

いや

 

 

周りの人たちにも被害が及ぶ・・・・・

 

 

 

分かるんだよ・・・・・・僕には・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

経験上にね・・・・・・

  




いやぁ~まだ30話か・・・・・・・・・
遅い・・・・・

30話でもやっとAクラス終わったばかりなのに・・・

すいません、遅くて・・・(ペコペコペコ)





そういえば受験は終わったのでしょうか?
親に聞いてみたら、終わってる時期だと聞いたので。

っと言うわけで、受験生の皆さん!!お疲れ様でした!!

こんな作品でもよければ読んで頭をリフレッシュしてください!
ストレスや疲れをこれでとってください!!

バカテスとやるとか言ってやってなくてごめんなさい。
次こそは!!では次回をお楽しみに!!
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