本当にすいません!
姉やらが学校の宿題やら大学のなんたらで貸してくれませんでした。
これからもこういうことがおきると思います。
雄二が教卓に立ちゆっくりと手を置く
やや前のめりになりながら彼は自身の自己紹介を始めた。
「俺はここの代表の坂本 雄二だ 坂本でも 代表でも好きに呼んでくれ」
っとここはどうでもよさげに告げる
まるでここは本題でもないっと主張しているように。
「さて、Fクラス諸君。まずは君たちに問いたいことがある」
そういった瞬間にニヤっと笑みを浮かべながらいう
彼がそういうと回りはなんだなんだっと少しばかり興味を持ち始めた。
(さすがだとしか言えないね・・・人の心を操るのがうまい)
っと他が興味を示したのをいち早く察知した明久が思う。
(元神童だというのに そのときの頭の良さをこういうときに発揮するとはねぇ~。)
元神童というのは雄二のことをいう
実は彼は小さいころ、神童と言う名が着くほどの天才だった。
小学生だというにもかかわらず中学の範囲を理解し
教師や近所の人達から一目置かれるほどだった。
だった・・・ということは過去形であり今はそうではないということになる。
Fクラスにいる時点で昔のことだというのは一目瞭然なのだが。
何故その彼がここまで落ちてしまったのか?
それはある事件がきっかけだった。
そしてその事件を知るものはごくわずか。
本人もその一人・・・・・そして・・・
明久もその事件のことを知る一人だったりする。
雄二は皆が騒ぎ出したのに気づくと次の言葉を発した
「この中でAクラスを見てきたものはいるか?」
「あ~見た見た。あれはすごかったな~」
「俺も見た」
「俺も俺も」
「あれはちょっとやりすぎじゃねぇーか?」
「どうだろうな」
「えっ?どんな感じなんだ?」
「うらやましいぜ本当」
「・・・(コク)」
っと数人のものが雄二の問いに答える
「そうか、ほとんどのものが見たようだな」
間を少し空け
再び皆の前を向き直る雄二
「まだ見てないもののために言うがAクラスの教室はここの数倍は広く、壁には大型ディスプレイ、ソファ、調理代、お菓子置き場がある。そして個人にはパソコン、冷蔵庫、エアコン、リクライニングシート、にシステムデスクだ。」
またも彼は間をあけて。クラスの周りを見る
その視線を皆が追う
視線のほうには 崩壊寸前の机(?)、ぼろぼろの天井、ひび割れた窓、腐った畳、あちこちに蜘蛛の巣があった
他のものが自分の視線を追っていたのを確認すると
彼はもう一度 皆のほうを向き
「・・不満はないか?」
っと唯一言だけ告げた
すると・・・・・
「「「「あるに決まってるだろ!!!」」」」
っとFクラスの叫び声が響いた。
声の振動だけでFクラスが崩れてしまいそうなほど大きな声で。
「ないほうがおかしいだろ!」
「ああ、不満がないやつがいたらそいつはよっぽどのバカだろうな!」
「てか、あいつらって俺たちと同じ学費だろ?」
「んだよそれ!」
「不公平だろうぉが!」
っと次々に不満をこぼすFクラス面々。
皆の不満を聞いた雄二は顔に悪い笑みを浮かべ
「ああぁそうだろう、この設備には俺も不満が多々ある。そこで皆に提案がある・・」
彼はまたしても間をあけて
「俺たちFクラスはAクラスに試験召喚戦争をしたいと思う。」
試験召喚戦争とは
この学校の試験召喚獣システムを使った 戦い、戦争だ。
テストの点数を元に強さが変わる召喚獣を使い
クラス全体で大将の首を取ることだ。この場合の大将はクラス代表だ。
クラス同士が勝負をし、勝ったほうが相手の設備と自分の設備を交換できるようになる。
戦争を始めるにはクラスのどっちかが使者を送り
戦争を宣言しなければならない
この時にルールが一つある
上位クラスは下位クラスからの勝負を拒否できない。
点数で強さが変わるのなら
点数で分けられているクラスの中で一番強いのはAクラスになる。
なので一番弱いっとされるFクラスの反応は
「はっ?」
「あっ?」
「なに言ってんだ」
「勝てるわけがない」
「無理だろ」
必然的にこうなってしまう。
だが雄二はこの反応は予想済みのようで冷静に対応する
「まぁまぁ、そういうな。確かに普通は勝てないと思うだろう。だがなぁ」
雄二は皆に鋭い目つきで見て
真剣な顔で言う
「なにも、勝算がないというわけではない。っというか俺は勝算のない勝負はしない。」
「ということは勝算があるってことだな」
っと男子生徒の誰かがいい
「ああ、ある。なぜならここにはAクラスに勝てるほどの要素が数人いるからな。」
「勝てる要素?」
「ああ、それを今から紹介したいと思う」
雄二の顔には今日見せた笑みの中で一番悪い笑みを見せた。
計画通り、計算どおり、物事が自分の思うように動いたときに見せる表情に似ている。
まさにこのことのすべては彼の計画通りということだ。
後はもう心配がない
ここからはなんの問題もなしに物事を進められるっと確信しているようだった。
だが彼はまだ知らない事がひとつある、このクラスには誤算が二人いることを。
一人はうれしい誤算
もう一人は・・・・・・・このクラスでたぶんもっともイレギュラーになるかもしれない男
吉井明久がいることを。