Re:building Sword Art Online 作:零凪
今回は、シリカ回です。大分早いけどユイの初登場です。
ですが、冒頭はゲームAWVSSAOの話が含まれます。ややこしい事になりそうですが頑張りますので今後ともよろしくお願いします。
冒頭の部分とか正直に言うといらない気も…とそんなことよりも、表紙絵を書いてもらいました!
あと前回の話を少し変えました(エイジの名前だけ)。
俺と少女とアスナの3人が抱き合っている映像が、鮮明に思い出される。知らないはずの真ん中の泣きながら微笑んでいる少女がユイだと分かる。ペルソナ・ヴァベルと名を偽り100年先の未来から来たユイだ。
「どんなユイでも俺達の大事な娘だ!」
「キリト君の言う通りだよ。ユイちゃん。」
「パパ、ママ。本…当に…ありがとう。」
そんな声が聞こえてきた。
気が付くと場面は変わり
銀の鴉と呼ばれるであろう少年と俺の場面になっていた。少年の名はハルユキ又はシルバー・クロウ。これもあったことは無いはずだが思い出せる。シルバー・クロウとその仲間達はALOよりあとのアクセルワールドと呼ばれるゲームのプレイヤーだ。その彼等は先程出てきたユイ────ここではペルソナ・ヴァベルとする────により出来た次元の狭間を潜りALOにやってきたのだ。
「ハルユキ!またな!」
「キリトさん…ハイ!絶ッッ対また、会いましょうね!!
あ、そうだ。キリトさんこれを持っててください!」
今度はそんな会話をしているのだろう。声が聞こえてきたのだ。
そう、これは、俺であって俺でない別の俺の記憶だ。
もしもが重なり出来た、次元や時間を超えた仲間との邂逅があった世界の俺の記憶だ。
「!?」
目が覚めると凄く懐かしいような、ありえないような夢を見た気がする。
だけどなんだろうこれは、アイテムボックスを見ないといけないような感じは。
取り敢えず見るか。
「キリト?どうしたの?」
ユウキが目を覚ましたようだ。
「ユウキか、起こしたか?」
絶対俺のせいだな。
「ん〜ん。キリトのせいじゃないよ。」
こう言ってくれるのはありがたい。
「そっか。でも、ゴメン。」
あ!これか、見慣れないアイテム。
心意結晶、か。転移結晶の一種って訳じゃなさそうだな。
効果は、と。別の次元のプログラムを一つ再構築可能。
な!?これは、カーディナルでも無理だろ。俺みたいなイレギュラーがあるから出来たんだろうが、この世界のカーディナルの基礎を作った俺には無理なはずだ。いけるとするなら、未来からの干渉があった場合のみ。この世界のMHCP001はYUIじゃないはずだ。ならこの結晶を使えば俺の知っているユイが構築される可能性がある。だが、そんな高度な技術を使えば、カーディナルから消去されるだろう。待てよ?俺は、一応ゲームマスターに次ぐ権限を使用出来るはずだ。それこそ、セカンドマスター権限と言われる俺が作ったもう1つの権限。これを使えばもしもユイが構築されたならデータを保存出来る。だが、これは1度きりしか使えない。どうするべきなんだ?
「ユウキ。」
ユウキに聞いてみるか。
「ん?何?キリト。」
「もしも、子供のように可愛がっている人を蘇らせれる、その代わりに脱出できる日が遠くなるのか、その子供を諦めて早く脱出するか、どっちを選ぶ?」
「その言い方だと、ボクは出れなくても大事な人と一緒にいたいかな。」
そっか。
「ありがとな、ユウキ。俺、決めたよ。
心意結晶、再構築ユイ!」
これで、ユイは出てくるのか?
「どうしたの?キリト?」
ユウキの声と被るように心意結晶から眩い光が出てくる。
少しずつ人の影が現れてきた。
「お久しぶりです。パパ、ママ!」
ユイの声だ。だけど勘違いしていないか?ユウキとアスナを間違えてるな。まだ光が消えてないから分からないのか。
「あぁ久しぶりだな、ユイ。」
取り敢えず、ユウキが混乱する前に説明をしないとな。
「ところでパパ。ママが私のことを覚えていないようですが、どういう事ですか?」
!?俺が考え事をしている間に何を話したんだ2人。
「ユウキ、ちょっとだけ席を外してくれるか?」
「う、うん。」
ユウキがこの部屋から出るのを見届け、ユイに本題を話す。
「ユイ、ママはユウキで間違いないのか?」
「何を言ってるんですか?パパ。ママはプレイヤーネーム、ユウキで本名が紺野木綿季の一人だけですよ?」
このユイは俺の知っているユイとは違うらしい。
たしかに、別の次元のプログラムを再構築しているが、俺の知っている次元のですらないっていうのは予想外だな。
「そうか。分かったよ。じゃあ、ユウキを呼ぶぞ?」
ユウキにも説明しないといけないしな。
「はい。」
返事ももらったしユウキを呼ぶか。
「ユウキ、入ってもいいぞ。」
扉を開けてすぐ目の前にいるユウキに声をかけた。
「キリト!詳しく教えてね?」
oh。目が笑ってないですよ、ユウキさん。
「えっと、この子はユイ。俺とユウキの子供だ。」
ちょっと違うか?
「え!?ボクとキリトの子供?どういう事なの?」
そりゃそうなる。
「正確に言うと、ユイはAIで別の次元の俺達の子供のような存在だ。」
これなら語弊はないだろう。
「それと、私はパパのナーヴギアに自動保存されていますから、SAOから脱出した後も会えますよ!」
それ、聞いてないぞ!?すごく重要じゃないかそれ。セカンドマスター権限いらないじゃん。でも、この権限でもSAOからは脱出出来ないし使うとしたらこの世界のユイもといMHCP-001のデータ保存かALOに移行してすぐの須郷に対抗するくらいしか…須郷に対抗出来るじゃないか!よし、残しておこう。
「えっと、じゃあ、ユイちゃんはボクとキリトと一緒にいるってことでいいのかな?」
「ハイ!そのつもりです。」
まぁ、ユイも一緒にいる方がこっちも楽だけど、迷宮区やダンジョンに潜る時はALOみたいにピクシーになれないと宿にいてもらうしかないな。
「パパ、私はALOでのナビゲーションピクシーと同じ状態になれますよ。」
サラッと心を読まれた気がするんだけど。
「それならまた、ポケットの中で待機してくれるか?」
「ハイ!」
「あと、これから起こることが分かっているだろうけど、他のみんなは知らないから内緒にしてくれないか?」
「分かりました!」
第三十五層
昨日のユイ騒動から1日一昨日に頼まれたロザリア率いるレッドギルド・タイタンズハンドの黒鉄宮送りを実行するために俺達は第三十五層に来ていた。というか、シリカと出会うためにやってきたのだが。ユウキは知らないからな。
「あそこで、誰か襲われてるよ!」
ユウキが、指をさしながらそう言った。
「分かった!行くぞ!」
この距離からじゃ人が襲われてる程度にしか分からないが恐らくシリカだろう。
「キリト!ボクがあの子の保護するからキリトが襲ってきてる猿みたいなの倒して!」
「了解!」
ピナは、無理だったか。
「はぁぁ!」
距離のことを考えてヴォーパル・ストライクで、一気に敵を倒す。
「ふぅ。大丈夫だったか?」
「は、はい、助けてくれてありがとうございます。」
「ごめんね、キミのお友達助けれなかった。」
ユウキ…そういえば、ユウキもプネウマの花のことは言ってないから知らないかもな。
「その羽、名前がついてないか?」
「ピナの心。ぴ、ピナぁ…ぅ、ヒック…うぅ。」
「あぁ、いや、その、心アイテムがあればピナは生き返らせれるんだ。」
また、勘違いさせてしまった。
「え!ホントですか!?」
「あぁ。四十七層にプネウマの花って言う使い魔の蘇生アイテムがあるんだ。それを使えば、ピナは生き返るよ。」
「そうなんですか!」
「そうなんだ!」
「ユウキ、お前が驚いてどうする。」
と言いながら軽くユウキの頭にチョップする。
「イテッ!」
「お二人は仲が良いんですね。」
「そう?ボクとキリトはリアルで、幼馴染なんだ!」
「ユウキさんとキリトさんで良いんですか??」
そう言えば名乗ってないな。
「あ、まだ名乗ってなかったな。俺は、キリト。」
「ボクがユウキだよ!」
「もしかして黒の剣士さんと絶剣さんで黒紫の剣舞って言われてる?」
「そう呼ばれてるらしいな。」
俺達で名乗ったわけじゃないからな。
「え!?キリト、知ってたの!?ボク、全然知らなかったよ〜」
「結構前から呼ばれてたらしいな。」
「そうなんだ!なんか嬉しいな。キリトとボクが二人で一つみたいでさ!」
「そうだな。」
「あ、あの、キリトさん、このままいったらいつか四十七層までは行けますからここまでしてくれてありがとうございました!」
「いや、蘇生は3日以内なんだ。」
「え!?それじゃぁ、ピナは…」
泣きそうなのを堪えているだろうシリカにユウキが前使っていた装備を渡した。
「これを使ってボク達と一緒に来たら全然平気だよ!」
「あぁ。そうだな。その装備だとレベルを2,3Lvは底上げできるしな。一緒行こう。」
「お願い…します!」
涙を必死に止めてできる限りの笑顔を作ったであろうシリカに俺達は笑顔で頷き返した。
「じゃあ、行こうか!」
「おー!ほら、シリカも!」
「お、おー!」
俺が声をかけるとユウキとユウキに促されたシリカが返事を元気よくする。
「でも、今日はもう遅いから明日にしない?」
「そうだな。シリカ、それでもいいか?」
「え?あ、はい。でも、レベルは上げたいです!」
勇気の言う通り今の時間は17時だ。今から四十七層に行くとするなら目的のプネウマの花を手に入れるには時間が遅い。
「分かった。じゃあ今かは近くのフィールドでレベ上げをして、今日は終わろうか。」
「はい!」
「いいよ!」
というように今日の行動が決まったわけだ。
フィールド
「明日は早いしもうそろそろ終わらないか?」
「え、もうそんな時間!?」
「あぁ、今は22時だ。」
「え!?いつの間にそんな時間になったんですか!?」
俺も驚いた。パッとアイテムを確認したときに時間を見るともうそんな時間だったのだ。
「シリカもユウキも大分集中してたみたいだな。」
「そうだね!」
「私、5Lvは上がってます!」
そんなに上がるとは俺も思ってなかった。
「えー!いいなーボクは2Lvしか上がってないよ〜」
「俺達は、シリカよりLvが高いんだから上がる頻度は少ないだろ。それでも2Lvも上がったのは良い方だ。
じゃ、戻ろうか。」
「うん!」
「はい!」
そうして帰った。
〜宿〜
「宿まで思ったより遠かったな。ま、それでも10分くらいだけど。」
「そうだね。シリカ、あれ?もう寝ちゃった?」
「今日は大変だったし、仕方ないな。」
「ボク達も寝ようか。」
「そうだな。ってユウキも寝るの早いな。」
ユウキは俺の返事をする前に寝たみたいだ。
「そうですね、パパ。」
「ユイ、まだ起きてたのか?」
「はい。」
「じゃあ、ちょっと質問をするけどいいか?」
「はい。」
「明日はレッドギルドが襲ってくると思うんだけど、ユウキがどういう行動を起こすか分かるか?まぁ、もちろん依頼通り黒鉄宮に送ってくれるとは思うが、もしも、そうだもしもだ、レッドギルドが人を殺してるって分かったら正義感の強いユウキが何をするかわからないからな。」
「そうですね。でもレッドギルドを捕まえる依頼を受けているなら分かっているんじゃないでしょうか?」
ユイの言う通りならいいんだけど。
「それならいいけど、ユウキは純粋だからな俺もそうだけど、ランと、ユウキの両親も、そういう『死』がつきまとう様な話はしてこなかったから、殺すとかそういうことに対しての考えが前と違うかもしれないしな。前は直接、死に関係する状況だったし教えづらくてな。」
「そうですね。でも、ママなら、大丈夫です!パパもついてますし!」
「ユイ…そうだな!俺がユウキを信じなくてどうするんだ。」
「はい!」
「ありがとな、ユイ。じゃあおやすみ。」
「はい、おやすみなさいです。パパ。」
翌朝
「よし!四十七層へ行こう!」
「ユウキ、朝から元気だな。」
「も〜キリトが起きるの1番遅かったんだよ!シリカはいつでも行けるようにしてるのに!」
「わ、悪かった。」
「キリトさんとユウキさんって幼馴染って言うより夫婦みたいですね。」
「ふ、夫婦!?そ、そんなことないよ、ねキリト!」
ユウキとシリカが、話してるが俺は少し考え事をしていた。今日のことだプネウマの花を手に入れる尚且つユウキとシリカが、タイタンズハントに出会わないための方法だ。
「そうか。これならいいな。」
「え!?キリトも何言ってるの!」
「?何の話だ?」
「ぼ、ボク達が夫婦みたいってシリカが言うからそのことに対してキリトがそれもいいなって言ったんじゃないの!?」
「悪い、考え事をしててな。」
「そうなんだ。なら良かったよ。」
「よし、じゃあ行くか。」
「え、うん。」
「あ、はい。」
「何だよ、その反応。」
「いや、さっきまで人の話を聞かずに考え事をしていた、キリトが、急に場を仕切るから、ね?シリカ。」
「え、いや、私は。」
「その反応はその通りだって言ってるようなものだよ。シリカ。」
「ご、ごめんなさい。」
「それじゃあ行こっか?」
「了解!」
「はい!」
第四十七層
道中の雑魚どもとの戦いや、ユウキが敵に吊るされ下着が見えたとかそんなことは特に話すことではないだろう。
「ついた。ここにプネウマの花が。」
「あぁそうだ。」
「ありがとうございます!キリトさん、ユウキさん!」
「いいよ!」
「それにまだ終わってないしな。そうだろ、レッドギルドタイタンズハントのリーダーロザリアさん!」
「一番楽しみな獲物だったその娘を狙ってたのだけどそこまで知られてるんなら仕方ないね。」
「え!?ロザリアさんがレッドギルドのリーダー?でもグリーンカーソルですよ?」
「レッドギルドだからってオレンジカーソルだけじゃないよ。例えば狙いのアイテムの情報を得るのにはグリーンカーソルの人が情報をゲットするしかないもん。オレンジカーソルは街には入れないから。」
「そうなんですか。」
「10日前にシルバーフラグスってギルドを襲ったなリーダー以外の4人が殺された。」
「あーあのビンボーな連中ね」
「そのリーダーだった男は、最前線の転移門で泣きながら仇討ちをしてくれるやつを探してた。彼はあんたらを殺すんじゃなく牢獄に入れてくれって言ったんだ。あんたにやつの気持ち分かるか?」
「分かんないわよ。マジになってバカみたい。ここで人を殺したところでホントにそいつが死ぬとは限らないし。それより自分の心配した方がいいんじゃない?」
ロザリアは前と同じくそこまで言うと指を鳴らした
「ユウキ!シリカを頼んだ!」
「分かったよキリト!」
これで名前は知られた。
「な!?キリトにユウキ!?」
「黒ずくめの服の男と紫の服の女で二人とも盾なしの片手剣。ロザリアさんこいつらデュオで、前線に挑んでる攻略組だ。」
「攻略組がこんな所にいるわけないじゃない。ほら、とっとと始末して。身ぐるみはいじゃいな。」
「死ねや!」
そう誰かが叫ぶと敵が一気に攻撃をしてくる
「助けなきゃ、でも。」
「大丈夫だよ。ほら、キリトのHP減ってないでしょ。」
「ホントだ。」
ユウキがシリカに教えたようだ。
「あんたら早く殺しちゃいな!」
「10秒辺りに100ってくらいか。あんたら7人が俺に与えるダメージだ。俺のレベルは81、HPは1万5000。バトルヒーリングスキルによる自動回復が10秒で600。あんたらが何時間攻撃しても俺は倒せない。」
「そんなのありかよ。」
「ありなんだよ。たかが数字が増えるだけで無茶な差がつくそれがレベル制MMOの理不尽さなんだ。」
ロザリアが舌打ちをしたが気にすることじゃない。
「これは俺達の依頼者が全財産をはたいて買った回廊結晶だ。監獄エリアの出口に設定してある。全員これで牢屋に飛んでもらう。」
「グリーンのあたしを傷付ければあんたがオレンジに…」
その台詞前と同じ。なら、俺も同じ行動をするか。
一気に距離を詰めてロザリアの首元に剣を突きつける。
「言っとくが俺はそんな1日2日オレンジになるくらいどうってことないぞ。」
これで何とか全員送れたな。
「キリト!やったね!」
「あぁ!」
「宿に戻ろっか。」
「はい。」
宿につきシリカに事情を話すか。
宿
「ゴメンな、シリカ。君を囮みたいにして。」
「キリトさん、ユウキさん。別に大丈夫ですよ。やっぱり行っちゃうんですか?」
「うん。5日も前線から離れちゃったからね。」
「攻略組なんてすごいですね。私じゃ何年経ってもなれないですよ。あの、私。」
「レベルなんてただの数字だよ。この世界での強さは単なる幻想に過ぎない。そんなものよりもっと大事なものがある。」
「次は現実世界で会おうよ!その時はまた友達になれるよ!」
「はい!きっと必ず!」
「じゃあピナを蘇らせてあげよう。」
「はい!」
シリカはピナの心とプネウマの花をアイテムボックスから取り出してピナを蘇らせた。
「じゃあね!」
「はい!またいつか!」
俺とユウキはシリカと別れた。
ユイのキャラを掴めないです。
設定無理矢理すぎですね。
それにいつもよりセリフが多い。
その上投稿も遅いと来た。最低だな!
とか言っときながら読んでくださるのを凄く待っている今日この頃。と、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。また次回お会いしましょう。