Fate/GrandOrder Quatre Inconnus de Magiciens   作:オレン・オラージュ

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みなさんどうも、最近デビルメイクライなるスタイリッシュアクションゲームを買ったせいで危うくこっちを忘れかけたオレンです。スタイリッシュアクションゲームたーのしー!!そして操作が難しいー!!誰か同士はいませんか!

まあそれは置いといて、先日からFGOではイベントが続いていますね。プリズマコラボ復刻にバレンタインデーイベントにCCCコラボ復刻にホワイトデーイベント・・・運営側はユーザーの財布を死なせたいのかなと思ってしまいます。ホワイトデーに念願のプロトアーチャー来てくれるんじゃないかなって思ってたけど見事に外れました。プロトコラボ早よ!!そしてプロトアーチャー早よ!!


原作はストーリーに進まずそんなこんなな状況ですが作中はまだ序盤の序盤。
では、本編をどうぞ!




フランスの異変

 

 

 急な浮遊感と加速感覚の後に穏やかな風を感じて、目を開けるとそこには広大な草原が広がっていた。辺りを見回してガーレンやキャリス達も無事に来ていて安心した。

 

 「よかった、無事につけたみたいだね」

  「は、はい、安心しました………」

 

 キャリスが大きくため息をついてホッとしており、ガーレンは大きく伸びをしている。他のサーヴァント達もいるみたいだし、安心した。

 

  「フォウ!」

  「きゃあっ!ふぉ、フォウさん!!?」

 

 するとマシュの背中からぴょん、と飛び出して来たものがあった。フォウだ。

 

 「またついてきたのか?こいつ」

  「コフィンにでも紛れ込んでいたのでしょうか?」

  「というより、この子何科の動物でしょうか?」

  「職員の誰かが作った魔法生物、というのがドクターの見解らしいですわ。であれば、レイシフト適性を持っているのも納得がいくかと」

 

 ってことはもしかしたらフォウみたいな動物がカルデアの中に結構いるってことか?それはそれで嫌だな………。

 

  「あ、あの、先輩?上のあれを………」

 

 すると盾を持ったマシュが指で上を指して、俺達もつられて上をみあげた。

 そこには空にかかった極大な光の輪のようなものがあった。

 

  『やあ藤丸君、キャリスちゃんにガーレンちゃん、どうやら無事フランスにつけたようだね……って皆してどうしたんだい?』

  「ドクター、映像を送ります。あれはなんですか?」

 

 マシュの言葉の後、ドクターの驚いたような声が聞こえてきた。

 

  『光の輪?いや、衛星軌道上に展開した、何かの魔術式か・・・?』

  「おいおい、あんなの俺の師匠でも無理があるぜ」

  「モーガン、何かわかりますか?」

  「うーん、残念っ、私にもわからないわねー」

  「私の師匠にもわかりそうにないです・・・」

 

 どうやら一番魔術師っぽいキャスニキやモーガンも心当たりがないらしい。

 同じキャスターならアンデルセンはどうだろう?と思ってシュミットの姿を探してみたけど、今気がついた。シュミットやシャルル、アンデルセンの姿がない。

 

 「……あれ、そういえばシュミット達は?」

  『あーうん、その話をしに来たんだよね藤丸君………』

  「何かありましたの?」

 

 ドクターが画面の向こう側で何か気まずそうにしている。首を傾げていると、エミヤとキャスニキが何か察したような顔をしている。モーガンはもう笑いをこらえているように腹を抱えている。

 これは、まさか…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  『いや、実はシュミットだけかなーり遠い場所にレイシフトしてしまったみたいで……うん、レイシフトは失敗したみたいなんだよねぇ』

 「「えええええええええええええええええええっ!!!!???」」

  「あんのっ………バカシュミットぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

 

 騎士姫に似ても似つかわしくない、ガーレンの珍しい怒声が草原に響き渡ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____________________________

 

 

 

 

  『……まあレイシフト率83%って数値でもこうなるわよねー』

 「なんだい?それは僕に文句でもあるのかな?」

  『別に何も。ただ藤丸に比べたらしょうがないわよ。ガーレンやキャリスとも違って彼100%だったし』

 「ふうううん………」

 

 レイシフトしてすぐ気づいたことは、立香君達がそばにいないことだった。光の輪もこちらで確認しているけれど、それよりもかすかに聞こえて来たガーレンの声(多分カルデアに届いた声)があまりにもひどすぎてちょっと落ち込みそう。

 バカシュミットって僕悪くないんだけど!レイシフトに関しては僕悪くないよね。

 

 っていうか!!

 

 「彼そんなレイシフト率高かったの……」

  『ええ………半分でも、いいえ半分以上でも!わけてほしかったわ!!』

 

 人形姿の所長が思いっきり悔しがるところを見るのはかなり楽しいんだけど、立香君にそこまでの適応力があるとは僕も正直思わなかった。

 彼の経歴から見ても普通の一般人だというのに、適応力だけは他と違って段違いに高いとは。魔術協会が聞いたら黙っていないだろうなも思う。

 

 そこまで考えていると、偵察に向かわせていたシャルルマーニュがこちらに戻って来た。ちなみにキャスター・アンデルセンは偵察を放棄して手帳に何かを書き上げているところだ。

 

  「マスター!ここから北西に街があるみたいだぜ。行ってみるか?」

 「情報も集めなければなりません。所長、合流は後でも構いませんか?」

  『ええ、構わないわ。藤丸たちも別の近い街へいくところだし、違う情報が集められるかもしれない。迅速な行動を頼むわよ、シュミット』

 「はいはい。それじゃあ案内してくれ、シャルル」

  「あいよ!!」

 

 僕は通信機を切り、シャルルの案内に従って森の中を歩き始めた。すると今まで黙っていたアンデルセンがムスっとした顔でメモ帳を閉じた。

 

  「つまらん!!」

 「え?」

  「もっと刺激的な展開が欲しいぞマスター!ここはレイシフトすぐに魔物に襲われるというトラブルだろう!!」

 「いや知らないよ。というか1431年代にモンスターがいるとは思えない。これが幻想種のいるアーサー王とかの時代ならまだしも、この時代は歴史的事実が明確な方だからね。まあ、特異点となっている以上何が起こるかはわからないけれど」

  「はんっ、そのうちドラゴンが現れるかもしれんぞ?」

 「さすがにそこまで飛躍的にはならないよ」

 

 幻想種。

 多くの伝説・神話に登場する生物のことだ。竜という種はその中でも頂点に君臨する。ただ召喚すら困難な部類に入る上、手のつけられない相手だ。名のある個体ならサーヴァントでは太刀打ちできない位だと本で読んだことがある。

 そこまで考えて、いいや、と思った。レフ教授、カルデア以外の世界を滅ぼし、歴史まで歪めさせた男。聖杯の力を使えばなんだってできそうだ。

 

 すると突然わしゃわしゃと頭を撫でられる感触を感じた。見上げるとシャルルが笑ってこっちを撫でていた。

 

  「ま、難しいことは考えずにいこうぜ、マスター!!そういうところはカッコ悪いぜ?」

 「言うね。この程度で恐れていてはガーレン達に申し訳が立たないだろう」

  「惚れた女にいいところを見せたいか。せいぜい思いが実るといいな!」

 「当然」

 

 

 

 

 

_________________________________

 

 

  「シュミット………こういう危機的状況に限って本当に空気読みませんわよね……!!」

  「お、落ち着いてくださいマスター……!」

 「はははは……」

 

 シュミットがレイシフトの失敗で俺たちとはかなり遠い地点に到着したことをドクターから教えてもらったガーレンはなぜか頬を膨らませていた。多分、一緒にいられないことへの不服なのか、それとも一人だけ単独行動をとっていることへの不服なのか俺にはわからないけど、とにかく刺激したらまずいということだけはわかった。

 

 

 

 現在俺たちは到着した地点より少し近かった村……といっても、何者かによって焼き払われた『ドンレミ村』という場所から離れた街『ヴォークルール』にやってきていた。

 

  「オルガマリー所長の話ではシュミットさんも別の街で情報を集めているんですよね……大丈夫でしょうか………」

  「特に何事もなければいいけどそう簡単にはいかないでしょうね」

  「ああ、見てみたまえマスター」

 

 エミヤの言われた方向を見ると、兵士たちであろう人たちが傷だらけになっているのが見えた。砦らしきところはあちこち崩壊しているおり、壁も崩れているところが見えた。

 

 「あれ、負傷兵って言うんだっけ……」

  「今は戦争中ではないはずです。1431年、フランス側のシャルル七世がイギリス側についたフィリップ三世と休戦条約を結んだはずです」

  「小競り合いはそれなりに多いはずですけど……」

 

 

 

 

 

 すると一人の兵士が俺たちに気づいたのか、武器を構えて何か他の兵士たちにに叫び始めた。

 

  「De nouveau, des personnes suspectes!(また怪しいやつらが来たぞ!)」

 「え!?」

 

 その兵士の言葉とともに他の兵士たちもこっちを取り囲み始めた。

 

 「え、なにいってんだ!?」

  『あ、ちょっと待ってくれ。自動翻訳機能つけるの忘れてた!!』

 「えぇぇぇっ!!?」

  「ち、違います!私たちは敵じゃありません!!」

  「まずったな、峰打ちしておけばいいか?」

  「先走るなキャスター!」

  「どうする?マスター」

 

 向こうが完全な警戒態勢になって俺とキャリスがどうにかして誤解を解こうとうろたえていると、ガーレンが前に出て一人の兵士の前に立つ。

 

 

 「Nous sommes en voyage. Pourriez-vous me passer?」

 

 

 突然の流暢なフランス語が出て来て俺とキャリスは揃って?マークを浮かべた。

 ガーレンはそのままなにやら兵士たちと会話を始めた。

 

 「……えっと、なにをいってるかわかる?皆」

  「さ、さあ……私やラモラック卿はブリテンの出ですので……」

  「どうやら旅人だとはいっているようだが、それ以外は無理だ」

  「俺もだ、訛りがなさすぎてわからん」

 

 すると兵士が何かいった後、周りを囲んでいた兵士らしき人たちは多少警戒を残しながら剣を下ろし、砦に戻って行った。

 

 俺もここへ来られる程度には英語は習っているし、キャリスもそれなりにできる方だと思う。サーヴァントたちはどうかわからないけど、けどあそこですぐさまフランス語はできないと思う。

 

 兵士たちが戻ったあとガーレンが俺たちの方へ戻って来た。

 

  「一応旅人ということにして戦闘は回避しましたわ!」

  「す、すごいです……マスターはフランス人なんですか!?」

  「いいえ、私のお兄様フランスに留学していたことがありましたの。それで一時期お兄様に伝授してもらいましたの!」

  『う、うん……カルデアの自動翻訳を起動する前に話が終わっちゃったから全部は把握してないけど、それでも土壇場での流暢なフランス語はさすがだよ。名門ブリーテンリッヒ家は魔術師の中でも秀才だとは聞いていたけどここまでとは驚いたなぁ』

  「ああ、すごいな!」

  「ほ、褒めてもなにも出ませんわよ!」

 

 尊敬しているラモラック卿に褒められて嬉しいのか、頬を赤らめる。キャリスはおどおどとしたがら言い出した。

 

  「え、えっととにかく今は事情を聴きましょう!今なにが起こっているのかわかれば、聖杯が関わっている手がかりもつかめるかもしれません!」

  「キャリス先輩に賛成です。今はフランス軍の兵士たちについていって話を聴きましょう」

 

 マシュの言う通りだ。状況を把握するために、俺たちは兵士たちに続いて砦の中へ入っていくのだった。

 

 





現在長期の春休みなので原稿を書くどころかまともに文章を書くのが久しぶりすぎて感覚を取り戻すのに時間がかかりました・・・定期的に何か書いておかないと本当にダメになりますね、これ。


補足説明としてシュミットは魔術適正が他3人に比べて高い割にレイシフト適正だけ他4人より低いという点があります。どれだけ高ければ完全にレイシフトできるんだろうと考え、原作では立香は100%だったのを考えて他3人はもうちょい下げておこうと思いました。Aチームは100とは行かずともレイシフト率がかなり高いと考えたのですが、実際どうだったんだろう・・・。

ちなみにアンデルセンのことはしょっちゅう忘れます。多分この人、カルデアにずっと引きこもっているとしか思えないんだよなぁ・・・。大丈夫です、ちゃんと活躍はありますから(多分)

今回は翻訳機能に大変お世話になりました。フランス語が難しスギィ!!

最後に、ガーレンには、フランスに留学していた兄の他にもう一人います。多分今後の回想や話にしか出て来ないと思います。が、作者的にはガーレン一家の設定がかなり楽しいのでどっかで出す、かも・・・・。


次回は事態の把握と戦闘に入っていきます。シュミットはしばらく引っ込みますが、ほか二人の魔術も見ていただきたいところ。
次回もお楽しみにー!!
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