Fate/GrandOrder Quatre Inconnus de Magiciens   作:オレン・オラージュ

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皆さんこんばんは、バレンタインよりもホワイトデーの方に期待していますどうもオレンです。
先日のバレンタインイベントは楽しかったですね!初参加だったので、鯖の皆さんから概念礼装を頂きました。中でもつぼったのがトリスタンの概念礼装・・・ぜひ、生ボイスで聞きたいですね!実装まだですか!!(*ないです)

今回は短いです。やたらと時間がかかった割に短い理由は上記のイベントを周回していたのとテイルズのアプリを始めたのと、今までの物語を復習していたからです。FGOって、奥が深いですね・・・考えれば考える程謎が浮かんで来て頭がパニックになってます。皆さんどうしたらそんな考察出来るんですか!


では、どうぞ!


カルデア事変

 

 「なっ……」

  「部屋が真っ暗に……」

 

 立香君の部屋が突然暗闇に包まれ、闇の目に慣れていないこの目では2人の姿を認識することさえ出来ない。

 

 これは停電?そんな言葉が頭に過る。

 しかしそんな考えを途絶するように突然、轟音と震動が僕達を襲う。直後、サイレンとともにアナウンスが入る。

 

 

 ――緊急事態発生。緊急事態発生

 ――中央発電所、及び中央管制室で火災が発生しました

 ――中央区書くの隔壁は、90秒後に閉鎖されます。

 ――職員は速やかに、第二ゲートから退避して下さい。

 ――繰り返します。中央発電所、及び――

 

 

 「火災……!?」

  「今のは爆発音か!?一体、何が起こっている……!?モニター、管制室を映してくれ!皆は無事なのか!?」

 

 ドクターが通信機に応答を求めるが、通信機からの応答は1つもなく、沈黙している。

 

 ふと、僕の頭に思い浮かんだのは2人の少女。

 僕達をこの部屋まで案内してくれたマシュ・キリエライト、そして僕の同級生の―――。

 

 そこまで考えて、僕と立香は顔を見合わせ、部屋を飛び出した。

 

  「な、何をしているんだ君達!早く第二ゲートから避難しなさい!!」

 

 ドクターの避難命令と制止を振り切り、マシュの戻っていった道を全力で駆けていく。後ろからドクターも追いついて来て、3人で並走して中央管制室の扉を開いた。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 『ソレ』は突如として発生してしまいました。

 

 コフィンに入ろうとしたその時、爆発音とともに天井が崩落しました。

 

  「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

  「うわああああああああああああああああああああっ!!!!」

 

 悲鳴や怒号、絶叫などが飛び交い、私は慌ててコフィンから離れる。瓦礫が私達の元に降り注ぎ、ある者は押しつぶされ、ある者は火災によって焼かれ………と周りは地獄へと化していました。

 

 「な、何が、ど、どう、なって、いるんです……!!?」

 

 全身の震えが止まらず、腰を抜かしてしまいました。目の前で起きている惨状が理解出来なかった。

 

 

 怖い、怖い、怖い、怖い、怖い、怖い。

 

 赤い、赤い、炎が燃え上がって。辺りを包み込んでいって、天井から瓦礫が降っていて。

 

 

 

 

 

  「危ないっ!!!」

 「!?」

 

 茫然自失となっていた私を呼び戻したのは、危険を知らせる一声だった。

 

 次の瞬間、突然私の周りが少しだけ陰が指す。見ると、横の瓦礫が私の方にむかって倒れて来て………。

 

 いきなり誰かに突き飛ばされ、私とその人はもつれるようにそのまま床に転がり、その人は私に覆い被さるようにして倒れていた。

 

 「えっ……」

 

 覆い被さっているその人は、金髪の女性だった。カルデアの制服を着ているのでおそらく私と同じマスター候補生の1人だと思います。

 

 「あ、あの、大丈夫ですか!?」

  「え、ええ……どうにか間に合いましたわ。あなたは大丈夫?」

 「は、はい……」

 

 その人は目を開けて、ホッとした顔を見せた。けれど、頭から血を流していて私は血の気が引いた。

 

 「あ、あの!血、血が、血が流れてます……!」

  「へっ?ああ、このくらいなら平気ですわ。それよりも」

 

 話を続けようとした女性の声を遮るように、爆発音が怒鳴るように聞こえて来て私はびくりと震えました。

 女性はそんな私を守るように抱きしめてくれました。

 

 「あ、あのっ……」

  「大丈夫です、私が絶対に守ってみせますわ」

 

 痛みにこらえるように女性は顔を顰めたけど、それでもニッコリ笑って言いました。

 何故こんな状況になって笑っていられるんだろう、と私は不思議に思いましたが、そこへ。

 

 

  「キャリス!マシュ!!」

  「ガーレン!返事をして下さい!!」

 

 知っている声と知らない声が耳に届き、私はガバッと顔をあげました。1つは間違いなく立香さんの声でした!

 

 「立香さん!!」

  「シュミットさん!!」

 

 私とガーレンさんは2人の元へいこうと立ち上がりましたが、金髪の女性はまだ身体中が痛むのか、すぐにしゃがみこんでしまいました。

 

 「だ、大丈夫ですか?」

  「え、ええ……少々、腰が抜けただけですわ」

  「見つけました!」

 

 瓦礫をかき分けて来たのは立香さんではなく、ガーレンさんより濃い金髪の男性でした。

 その人は女性の膝裏と首に手を回し、横抱き・・・というか『お姫様抱っこ』のような要領で彼女を抱き上げました。

 

  「!? しゅ、シュミットさん!!」

  「ああもう、ガーレンは本当に無茶をするんだから」

  「降ろしてください!こ、このくらい自分で歩けますから!!」

 

 ………これは私、要らない人でしょうか。何だかすごく会話に入りづらい空気になっているような……。

 

 

 すると、炎とは違う赤い光が中央管制室を照らしました。光を放つ方に目を向けてみれば、今まで黒一色になっていた球体——カルデアスが赤く染まっていた。

 

 

 ——観測スタッフに警告、カルデアスの状態が変化しました

 ——シバによる、近未来観測データを書き換えます

 ——近未来百年までの地球において、人類の痕跡は 発見 出来ません

 ——人類の生存は 確認 出来ません

 ——人類の未来は 保障 出来ません

 

 絶望的なアナウンスが、炎が燃え盛る管制室に鳴り響きました。

 

 

 

 人類継続保障機関だというのに、人類の未来は保障出来なくなってしまったのです。

 

 

 

 「そんなっ………!!」

  「カルデアスが、真っ赤に……」

  「嘘……」

 

 私達は驚きとショックで、声を震わせて呟きました。

 その後に続くように、アナウンスが響く。

 

 ——中央隔壁 封鎖します

 ——館内洗浄開始まで あと180秒です

 

  「しまった、隔壁が……!いえ、まずは立香君と合流しましょう」

 「そうです!マシュさんは!!?」

 

 私達は急いでマシュさんと立香さんのいるところへ走り出しました。

 

 その先には頭から血を流し、下半身が瓦礫の下敷きとなってしまったマシュさんと、瓦礫を退かし助けようとする立香さんの姿がありました。

 

 「立香さん!!マシュさん!!」

  「皆、さん……もう、外には……」

 

 マシュさんは苦しそうな表情を浮かべ、私達の方を見ます。

 

 この傷では、もう………。

 

 死への恐怖と絶望で、私は震える身体を手で押さえつけました。見ると立香さんもかすかに震えていました。

 そんな恐怖をかき消すようにガーレンさんが声をはりあげました。

 

  「隔壁ならどうにかなります!まずはこの人を助け出しましょう!!」

  「そ、そうだよ!生きていればどうにかなる!!」

 

 

 ——コフィン内のマスターバイタル、基準値に達してません。

 ——レイシフト定員に達していません

 ——該当マスターを検索中……発見しました

 ——適応番号14 ガーレン・ブリーテンリッヒ 適応番号15 シュミット・ヴェラータ 適応番号47 キャリス・K・ハーミット 及び 適応番号48藤丸立香 を マスター として再設定 します

 ——アンサモンプログラム スタート

 ——霊子交換を開始 します

 

 

 「……あの、皆さん、手を握ってもらって、いいですか?」

 

 マシュさんの言葉に私達は顔を見合わせ、揃ってマシュさんの手を握りました。

 

 

 

 

 ——3

 

 ——2

 

 ——1

 

 ——全行程 完了(クリア)

 

 ——ファーストオーダー 実証を 開始 します

 

 

 そして、私の身体がなくなるような感覚に襲われ、意識を失いました。

 





ようやくもう1人の主人公登場、これで4人とも揃いました。管制室でも奇跡的に生きている人って多分いると思っています。原作ではマスター達は全員コフィン内にいると思いますが、キャリスはまだコフィンに入ってません。多分避けられたんだから幸運EXぐらいはあるんじゃないかと。ガーレン?・・・彼女はコフィンを危機感を察知して自力で破って来たんじゃないでしょうか。


前回より短かったですが、いかがだったでしょうか。
期間が空いてしまいましたが、今後もマイペースにいきます。気長にお待ち下さい。まだ未熟なので、もし何か感想や意見があるのならよろしくお願いします。

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