Fate/GrandOrder Quatre Inconnus de Magiciens   作:オレン・オラージュ

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はい皆さんこんにちは、ホワイトデーピックアップでプーサー、更にその前の円卓のピックアップでガウェインとアルトリア(槍)が来てヒャッハーっ!!と歓喜していたら風邪にかかってしまったオレンです。
そのホワイトデーピックアップでの出来事で面白かったものを1つ。友人2人が大人しく動画を見ている私の横で『エーミーヤ!エーミーヤ!(時々料理名)』という呪詛を呟きながらホワイトデーピックアップ10連に望んでいたところ、☆4以上を5体(プーサーとトリスタン2枚、エミヤオルタ含む)を引くと言う神引きを見て『嘘……だろ……』と私は某死神代行のような反応をしました。しかもその子、ほとんど鯖を引いていました。恐ろしい、FGOのガチャはいろんな意味で恐ろしい


さてそれは置いといて、今回は初の立香視点からです。普通の青少年をイメージして書いているのに、私の青少年のイメージはどこかズレている気が、しなくもない。あと、オリ鯖登場です。

では、どうぞ!


炎上都市冬木
炎上汚染都市冬木


 

 

 俺は藤丸立香。

 18歳。元高校生、現在は何故かカルデアという組織のマスター候補生。

 

 俺はさっきまで炎に包まれた管制室の中にいた。そしてキャリス達と一緒にマシュの手をつないでいた。

 

 そう、繋いでいた、はずだった。

 なのに。

 

 

 

 「嘘だろぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」

 

 気がつけば何故か炎に包まれた街で、数体剣を持った骸骨に追いかけられていた!

 

 あり得ない!!何かあの骸骨カタカタ動くし、どっかのスプラッターホラーじゃないだろうな!?ゾンビが出て来たらバイオハ○ード間違い無しだろここ絶対にラクーンシティだろうが!!

 というかマシュや他の皆はどこへ行ったんだ!!?皆無事なんだよな!?というかここ何処だよ!!

 

 頭が混乱しつつも、後ろから追いかけて来る何かから逃げるために俺は走る。ふと間合いを確認するために一瞬だけ後ろを振り向くと、あの骸骨の剣士が飛び込んで来た。

 万事休すか、と思ったそのとき。

 

 

  「やぁぁぁっ!!」

 

 突然上から何かが飛んで来て、骸骨の剣士が粉砕された。

 見ると、身の丈に合わない程の盾を持った紫髪の女の子が………って。

 

 「マシュ!!?」

  「先輩はこのまま私の後ろに。戦闘を開始します!」

 

 さっきとは違う服装になっているマシュは持っている盾を振り回し、骸骨の剣士を粉砕していった。

 大人しそうな雰囲気に見えてたのに、骨を砕く程のパワフルな行動に俺は唖然としてその様子を見ているだけだった。

 

 

 

 

 

 最後の1体も盾で粉砕し、マシュはふうと一息つく。

 俺はその様子を見て破れに帰り、急いでマシュに駆け寄った。

 

 「マシュ!け、怪我はないか!?」

  「はい、大丈夫です。先輩こそ怪我がないようで何よりです」

 

 管制室にいた時は瓦礫に挟まれて、頭から血を流していたのに、いつの間に治療してたんだろうか……。

 

 「それにしても、こいつらは一体何なんだ?まるでファンタジーに出て来るモンスターだ」

  「モンスター、という点は間違っていないと思います。おそらくここに出現するものかと」

 「ここ?そういえばここはどこなんだ!?」

  「おそらくここは特異点F、2004年の日本冬木市です」

 「えっ!!?」

 

 言われて驚く。俺達はいつの間に特異点に飛ばされていたんだ!?しかも、日本の冬木にこんな大火事は………。

 

 そこまで思い浮かべて俺はハッとする。

 確かドクターはここに来る前に、観測出来ない領域『特異点』が見つかったと言っていた。

 特異点は過去・未来から独立した異空間で、人類史を侵すあってはならない領域のことを指す。

 

 つまり、ここは特異点なのか………!!?

 

 「い、いつの間に俺達は特異点に来ていたんだ?」

  「ここへのレイシフトは作戦通りでした。事故発生後も生き残った機能が、既に発動していたレイシフトのプログラムを続行させたのでしょう」

 

 俺の問いにマシュは冷静に答えた。だけど、さっきからかすかだけど震えているのが見える。

 多分、実はさっきの戦闘がすごく怖かったのかもしれない。あんな恐ろしい化け物と戦ってたもんだもんな。俺でさえ怖かったのに、普通の女の子のマシュだったら尚更だ。

 

 そう考えていると、何かがマシュに飛びついて来た。フォウだ。

 

  「フォウ!」

  「フォウさんもこちらに来られたのですね。ご無事で何よりです」

  「フォーウ!」

 

 元気よく返事をするフォウを見て、俺は思い出した。確か、あそこには俺の他にも……。

 

 「マシュ、もしかして他にもキャリスやシュミット達がいるんじゃないか?」

  「そうですね。レイシフトの最中に何かしらの誤作動が起きて、離ればなれになってしまったのかもしれません」

 「それ、結構まずくないか!?」

  「はい、まずいです!」

 

 そんなはっきり言わなくても………。

 俺がうろたえていると、

 

 

 

 

 

  「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 突然、どこからか悲鳴が聞こえてきた。

 

 「! マシュ、今のは……」

  「生存者がどこかにいるのかもしれません!いってみましょう!!」

 「あ、ああ!!」

 

 俺は走り出していったマシュを追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「はぁっ、はぁっ……きゃあっ!!」

  「所長!くっ……」

 「………ああっ!!」

 

 俺達がその場へ駆けつけると、倒れている所長とその所長を守るように立っている金髪の女性……多分俺と同じ服装だからカルデアの職員の誰かなんだと思う。っていうか、あの人どこかで見たような気が……?

 そして、その2人に近づく、鎌を持ち、黒いフードを身につけた女性の姿があった。あの女性からはとてつもなく怖い雰囲気しか感じない。

 

  「オルガマリー所長!!」

  「え?マシュ!?あなた、その姿……」

 

 所長が驚いた様子で俺とマシュの姿を見つめる。マシュは女性の姿を視認すると、盾を構えて俺に呼びかけた。

 

  「あの『サーヴァント』を敵性存在と判断します!マスター、指示を!」

 「えっ!?あの、マスター!?指示って何!!?」

 

 いきなり呼びかけられてもよく分からない!というかサーヴァントって何!!?あの女性のことなの!?

 

 俺が混乱していると、金髪の女性が振り向いて叫んだ。

 

  「お願いします!ひとまず時間を稼いでください!!」

  「はい!」

 

 マシュは女性の言葉に従って黒いフードの女性に向かっていった。黒いフードの女性が鎌を振り下ろそうとする前にマシュが盾で防ぐ。

 俺は急いで2人の元へ駆け寄ったけど、所長に何故か文句を言われた。

 

  「あなた、よく見たらあの一般人じゃない!それに何でアンタなんかがマスターに!?あの子にどんな乱暴を働いて言いなりにしたの!?」

 「え、そ、そんなことを言われても意味が……」

  「右手を見なさい!」

 

 言われて、俺は右手を見た。いつの間にか右手に見慣れぬ紋章があって、俺は驚いた。

 

  「その『令呪』がアンタとあの子が契約した証拠じゃない!」

 「うわっ、何だこれ!?」

  「所長、誤解です……!強引に契約を結んだのは私の方で……!」

 

 マシュが戦いながらフォローをしようとするけど、あの女性が鎌をマシュに振り下ろして攻撃した。間一髪マシュが盾で防いだものの、攻撃が強かったからか急いで後退していた。

 

 「マシュ!」

 

 俺はマシュに駆け寄ろうとするけど、そこで金髪の女性に右手を掴まれた。

 

  「いけません!サーヴァント同士の戦いに飛び込むのは危険です!!サーヴァントというのは魔術世界における最上級の使い魔。人類史に残った様々な英雄、偉業、概念。そう言った星の記憶を霊体として召喚したものです。それに割って入るのは自殺行為です!」

 「でもこのままじゃマシュが……」

 

 そこまで言って気づく。サーヴァント同士と言ったけど、それって。

 

 「あれ、じゃあマシュはどうなるんだ?」

  「……彼女は、デミ・サーヴァントよ」

 「でみ、さーゔぁんと……?」

 

 所長の言った言葉に俺が首を傾げていると、金髪の女性が目を見開いた。しかし、それも一瞬でスッと真剣な顔をして言った。

 

  「霊体であるサーヴァントを現世につなぎ止めるための楔になっているのが契約したマスターの魔力。今あなたが死ねば、あの子も道連れになってしまいます。ここで指示を出すのが懸命だと思います」

 「!」

 

 マスターである俺が死ねば、マシュも消える……。

 それを聞かされて、俺はグッと右手に握りこぶしを作った。知らず知らずと、身体が震え始める。

 俺がしっかりしないと、マシュが死ぬかもしれない………そんな緊張感が、俺を襲う。

 

 そんな俺を元気づけるように、女性が俺の肩を叩いて来た。

 

  「大丈夫!私があなたのことを守って差し上げますわ!私、こう見えてもとても強いですから!!」

 「いやいや、そんな無茶しなくてもいいからね!?さっき危険だといったのどこの誰ですか!?」

  「それは普通の人や魔術師の場合の話よ!」

 「そっちも結構ボロボロになってるよね!?」

 

 見た目俺より可憐、というかどう見ても戦いに向いてなさそうなのに既に怪我をしているから余計に心配だ。しかもさっきから左手で右腕を抑えているってことは、右腕が動かせない程の重傷を負っているんだろう。

 それなのに戦うなんて、いくらなんでも無茶が過ぎる。本音を言うのなら、女に守られる男って情けないだろ!!今もそうだけど!

 

  「きゃあっ!!!」

 「マシュ!!」

 

 マシュの悲鳴が聞こえた。さっきよりも息が絶え絶えになっていて、立っているのもやっとの状態だ。

 さすがに見ていられないのか、女性も手元にあった短剣(いつの間に取り出したんだろう?)を構えた。

 

  「これで終わらせてあげる!!」

  「っ……!!」

 「マシュ!!」

 

 

 

 万事休すなのか、と思ったそのとき。

 

 

 

 

 

 

 どこからか何かが駆ける音が聞こえ、次に。

 

 

  「ちょぉぉぉぉっと待ったぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 そんな怒声とともに、黒いフードの女性とマシュの間に一振りの槍が突き刺さる。槍が飛んで来た方向、俺達の後ろを振り向くと何かがこちらに向かって来ていた。

 

 

 それは、一頭の馬。

 栗毛の馬が、こっちに向かって来ている。

 

 

 「って、馬ぁ!?」

  「な、何よあれぇぇっ!!?」

  「きゃあぁっ!!」

 

 俺達は慌ててその場から離れ、何とか馬に蹴られることだけは回避した。

 栗毛の馬の背に乗っていたのは、赤を基調とした鎧を纏った騎士のような人物。その右腕には小さめの丸型の盾がつけられている。

 

 騎士のつけていた兜が粒子のような光になって消えていくと、そこから端正な顔立ちが現れた。よくアニメとかで見かける『イケメン』の顔立ちの男の人だった。炎の光に照らされて輝く緑髪に、つり気味の青い瞳。全体的に何故かキラキラしているように見えるのはなんでだろう。

 

 男の騎士は黒いフードの女性を見て、ニヤリと笑って言った。

 

  「『ランサー』のサーヴァントかぁ!こいつぁ面白え!!美人だし骨のある奴に見えるな!!」

  「そういう貴様は『ライダー』か……?だが、今回の聖杯戦争での『ライダー』は貴様ではないはず。何者だ」

 

 黒いフードの女性……『ランサー』は鎌を構えて、『ライダー』と呼ばれた騎士の男に問うた。

 ライダーは「やっぱりそう聞かれると嬉しいねえ!」と笑って、マシュの前に立ってはっきりと名乗りを上げた。

 

 

 

  「サーヴァント『ライダー』……円卓の騎士が1人、『ラモラック』!さあ、さあ!戦いを楽しもうか!!」

 

 

 

 

 

 




はい、本作最初のオリジナル鯖のラモラック登場です。
第2部の六章にあからさまに円卓の騎士が登場しそうな雰囲気だったのですが、我慢出来ず作りました。これでもし六章にラモラックが出て来ても、このキャラで突き通して行くつもりです。(そもそもラモラック自体がFateの円卓の騎士にいないらしいので出ないかもしれませんが…)

そして今回も5000字以内。短すぎね?と思っています。書いているうちはあれ、長いかなぁ?とか思ってるのに、なんでだろう。区切りをつけるところがよく分からないです。


次回はvsランサー。どこかで多分見ているだろうあの人も登場する予定。次回もお楽しみに!


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