Fate/GrandOrder Quatre Inconnus de Magiciens 作:オレン・オラージュ
皆さんどうも、夏バテから無事帰還してきましたオレンです。今年は大雨が酷かったり、なのに気温が猛暑日を越えたりとか死にそうな季節が続きますね……!エアコンがある人はエアコンを必ずつけること、無い人はある施設へ避難しましょう。夜中でも油断はしないようにしてください!
FGOの夏イベントは、爽快ですね!主に男性の水着姿が追加が楽しかったです!同人誌とか言っててネタとしてやりたくなった。ぜひ来年は男性鯖の実装も……。
テイルズの方ではなんとコラボが開始されましたね。知ってる奴があると尚更嬉しくなります。しかも相変わらず豪華で何より。
話を戻しまして、今回はあの襲撃者との対決からです。戦闘描写が相変わらず下手過ぎて………。あと弓兵が弓兵やってません。もうあいつはセイバーでいいんじゃないかと常々思います。
今回はガーレン視点から。では、どうぞ!
「今の攻撃は……!」
私は地上に降ろされた後、先ほど爆発が起こった学校の方に目を向けた。他の皆さんもそれぞれサーヴァントに降ろされた後、学校の方に目を向けている。
キャスターは杖を出して、空を睨みつけていた。
すると、向いていた先から何かが流星の如く飛来して来るのが見えた。咄嗟にマシュが私達の前に立って盾を構え、それを弾き飛ばした。
その正体は白と黒、二対の短剣のようなものを構えた白髪の男……サーヴァントだった。
「珍しく表に出て来たな、セイバーの側にいなくていいのかい?信奉者さんよぉ」
キャスターがそう言いながら、持っている杖をサーヴァントに向ける。サーヴァントは私達を睨みつけて皮肉げに言った。
「信奉者になった覚えはないがね。だが、、つまらん来客を追い返す程度の仕事はするさ」
「しつこい男は嫌われるぞ!セイバー、迎撃を!」
「あいよ!!」
シュミットが素早くセイバーに指示を出し、セイバーはそれに答えようと剣を引き抜いてサーヴァントに飛びかかった。
私も懐からしまっていた剣を抜いて、モーガンに指示を出す。
「モーガン、セイバーを援護してください!」
「分かってます!」
モーガンが聞き取れないほど小さな声で何か詠唱を始めると、周りに炎が浮かびそれらが全て白髪のサーヴァントに飛んで行く。
サーヴァントはセイバーの剣を受け流し、続いて放たれたモーガンの炎を全て斬り捨てた。
使い慣れた剣捌き………まさか、彼はセイバーですの?
「あれは、セイバーですの?キャスター」
「いや、クラスはアーチャーだ」
「え?ですが、アーチャーは弓とかを使うのでは?」
「うん、俺もそう思った」
キャリスと立香が首を傾げているのを見て、聞いていた私も苦笑を禁じえなかった。
確かにアーチャーと聞くと弓兵、という印象が強いのかもしれない。そうじゃなくても遠距離が専門だと思うだろう。だけど中には剣を使うアーチャーもいる………という噂。実際に見るのは初めてだけど、本当にいるとは思わなかったのが本音だったりする。
それはともかく。
「シュミット、ここは私達で止めますわよ。立香、キャリス!あなた達は先へいってくださいな!」
「えぇっ!!?」
「そ、そんな、ですがシュミットさんとガーレンさんは!?」
「僕達なら大丈夫。君達は先にいってくれ!特異点の元凶がどこかにいるはずだ!」
私とシュミットで2人に呼びかけ、更に私は呆然としている所長に声をかける。
「所長、私達のことはお気になさらず!所長は特異点Fの元凶の特定をお願い致します!」
「……!………分かりました。2人とも、素早くそのサーヴァントを倒して合流しなさい。いいですね?」
「「了解!」」
「行くわよ、藤丸、ハーミット」
所長が苦々しげにこっちを見てから、走り出す。立香は「絶対に無事でいろよ!」と声をかけてくれ、キャリスも「また後で会いましょう!」と言ってから所長の後を追って行った。マシュやキャスターも後にするけど、ただ1人、ラモラックだけが援護に集中しているモーガンに声をかけていくのが見えた。
「モーガン」
「何かしら」
「……出来るだけ遅くに来い。その間に奴は片付ける」
「ええ、その前に私達が先にアーチャーを倒すわ」
何やら言葉を交わしてからラモラックは凄まじいスピードでその場を立ち去った。さっきの会話の意味が凄く気になるところだけど、今は目の前のアーチャーに集中することにする。
アーチャーはご丁寧にも大人しく待っていてくれたらしい。
「別れの挨拶は済ませたかね?」
「はっ、ジョーダン!仲間を庇って残るって何かかっけぇだろ!」
「シャルル、気をつけなさい。相手はそれなりの手慣れよ」
「わーってるっての」
「シュミット、準備はできていますわね?」
「ああ!いくよ!!」
☆☆☆☆☆☆☆☆
「所長、本当に2人を残して来て大丈夫なのでしょうか………!?」
「正直不安しか残らないわ。でも、あなた達に比べてあの2人は時計塔でも実力者。そう簡単に死なない……と思いたいわ」
マシュの言葉に、所長が不安そうに返答する。
確かに、あの爆発の威力からしてもサーヴァントの力は強大だ。でも、今は信じるしかない……あの場に残っても、足手まといなのは俺達、なんだろう。
「だ、大丈夫でしょうか……死んだり、しませんよね………」
「え、縁起でもないことをいわないでちょうだい!」
キャリスが涙目になって走りながら言うその言葉に、所長は怒鳴って黙らせる。するとラモラックが走りながら、2人の頭をこづいた。
「ま、あのモーガンがいるんだ。それにあの2人は魔力を多く持ってる。それなりの実力はあるし、大丈夫だろう」
「随分とモーガンさんを信頼していらっしゃるんですね、ラモラック卿」
「そりゃあな。やるときゃやる。……まあ、遅めに来るようにはいっといたから大丈夫だろうけどさ」
「え、なんでだ?」
ラモラックの言葉に俺達が首を傾げるが、ラモラックはその言葉を無視して話題を切り替えるかのようにキャスターに声をかけた。
「キャスター、まずどこへ向かえばいい?この特異点って奴の元凶がどっかにいるんだろ?」
「ああ、ついてきな。アーチャーをあの2人が抑えてくれてるなら、今奴を討つにはうってつけってことになる」
「元凶?」
「この特異点を造り出した何らかの原因を造り出した黒幕がいるということです。その黒幕を討てば、この特異点は崩壊し、元の時代へ帰れると考えられます」
なるほど、つまり黒幕を早いところ討てばいいってことか!
俺が頷いていると、キャリスが心配そうに先を見据えて言った。
「で、ですが、その黒幕って一体……」
「ああ、俺でも単体じゃ正直言って叶わねえ。それくらい強いってのは確かだ」
キャスターが先ほどよりも真剣そうな顔で言う。ラモラックも何だか進むに連れて顔が深刻そうになっているし、よほどまずい相手なのだろうか………?
☆☆☆☆☆☆☆
「はぁっ!!」
「その程度か、セイバーのサーヴァント!!」
シャルルとアーチャーが互いに互角に戦い、私とシュミット、モーガンで援護しているとはいえ、好転する気配がない。
先ほどからシャルルがアーチャーの双剣を何度砕いても、まるで最初っからなかったことのように手元に戻って来てしまってる。
あれは……魔術?
「魔術を使うアーチャー、ということでしょうか?シュミット、どう考えます?」
「あまり考えたくない推察だけど………おそらく投影魔術だ」
「と、投影魔術!!?」
投影魔術。それは魔術の中でもマイナーの部類に入る、オリジナルの鏡像を魔力で物質かさせる魔術だ。話にしか聞いたことがなく、しかも非常に効率の悪い魔術だからか私もあまり知らない。
けれど、まさか………。
「それを使用するサーヴァントがいるなんて……彼はもしかして、魔術師ですの?」
「分からない。でも、キャスターが魔術師であるとは限らないだろう?多分それと同じ、彼は魔術師でありながらアーチャークラスとしての適正を持ったサーヴァントだ」
「なるほど……」
「でもマスター、そう考えると彼はとんでもないわ。本物のレプリカを、まるで本物のように扱っている………しかも、それを瞬時に複製し、射出出来る」
そうモーガンが解説した瞬間、何かが突然飛来した。しかし、モーガンが杖を振りかざして造り出した結界によって防がれる。
けれど、威力が凄まじかったのか、結界にヒビが入っていた。
あれが直撃していたら……と考えると冷や汗が出たような気がした。
けれど、それはシュミットも同じのようでお互い顔を見合わせて、笑みを浮かべた。
「……敵にとって不測なしだね。セイバー!遠慮は要りません!!彼に追撃をかけなさい!!」
「モーガン!シャルルが有利になるよう隙を作ってください!!」
「あいよ、任せろマスター!!」
「ええ!」
シャルルはシュミットの言葉に応えるかのように、魔力を放出させ、先ほどよりも凄まじいスピードでアーチャーに攻撃を仕掛けて行く。その間にモーガンがいくつもの火球や水球を造り出し、アーチャーに放つ。
アーチャーはシャルルの攻撃をギリギリで避けたあと、後ずさってモーガンの攻撃をかわし、双剣を投げる。
「当たるか!」
シャルルは投げられた双剣を避けるけれど、私とシュミットは嫌な予感がして、私は持っていた短剣に魔力を込めて強化魔術を施し、シュミットは詠唱を唱え始める。
案の定、双剣がこちらに飛んで来た。
「『
「やぁっ!」
私は短剣で飛んで来た白色の剣をたたき落とし、シュミットは炎の魔術を放ち、黒色の剣を落とす。
アーチャーは再び投影魔術で双剣を創成する。
「だーもう、キリがないな!あの武器、何度壊しても復元する!!」
「……シャルル、もう少し持ちこたえなさい!」
「ああ、何か策があるなら早くしてくれ!!」
モーガンの言葉にシャルルは頷き、もう1度アーチャーに飛びかかる。
モーガンは杖を霊体化させ、手元にあるものを出現させた。
「………え!!?」
「えっと、モーガン……それは?」
シャルルとアーチャーは派手に剣の打ち合いをする。騎士や皇帝として剣を持ち合わせているシャルルの方が有利のように思えるが、アーチャーも負けてはいない。双剣が壊されると、今度は長い刃を持った双剣が作られ、シャルルに斬り掛かる。
鍔競り合いを行っていると、アーチャーがシャルルの耳元で囁いた。
「ほう、『紛い物の騎士』であるとはいえ、なかなかの技術を持っているようだな」
「……………っ!!?」
その言葉を聞いた瞬間、シャルルは驚きで目を見開いた。力を一瞬抜いた隙をついて、アーチャーがシャルルの持っていた剣を弾き飛ばした。
「うわっ!!」
そして逃さないようにアーチャーはシャルルの首に剣を当てる。その間、僅か数㎝でアーチャーが僅かにでも動かせばシャルルの首は搔き切られるだろう。
シャルルは苦々しく、アーチャーを睨みつける。
「………どこで、それを知った?」
「何、考えれば分かることさ。シャルルマーニュと君のマスターは呼んでいたが……そもそもそれは、『史実には存在しない』名前ではなかったかね?」
「さあ?それはどうだろうな?」
シャルルは口角をあげ、さも余裕があるような表情を浮かべた。
アーチャーも口角をあげ、止めを刺そうと手元にある剣を動かして………。
「『ガンド』!」
シュミットはその瞬間を狙い、アーチャー……正確には彼の脇腹を狙ってガンドを放った。
アーチャーはそれに気づき、ガンドを避けようと後ずさった瞬間、
「なっ…………」
何かが飛び退いたアーチャーを貫いた。
貫いたアーチャーの腹から刃が飛び出ていた。鈍く金色に輝く、刃。後ろを見て、アーチャーは目を見開く。
そこにいたのは、手元に剣であろう柄を握りしめているモーガンの姿があった。
「マーリンに出来て、私に出来ないことはないのよ。今時のキャスターは剣を使うのが主流なのよ?」
「……フッ、なるほど。まともなサーヴァントではない、ということか………」
アーチャーはそう呟いて、粒子となって消えて行った。
私は無事に戦闘が済んだことに安堵し、ホッと息を吐く。シュミットは素早くセイバーの方に駆け寄った。
「セイバー、大丈夫?」
「ああ、サンキュなマスター。………ってそうじゃねえ!!モーガン、何だそれ!?剣なのか!?あんたセイバーだったのかよ!!?」
「あら、違うわよ?マーリンがアーサーに剣を教えていたものだから、負けたくなくて私も剣をやってみたの。暫くして飽きたけど」
「飽きたのかよ……」
「でもその私のおかげで助かったでしょ?」
「それは、そうだけど……」
「………いいとこ取りしてくよなぁ。ちぇーっ」
何となく納得の行かないシュミットとシャルルを見て、私は苦笑した。初めてのサーヴァントとの連携だったけれど、何気なく上手くいっててよかった。
あと本当にサーヴァント達は多種多様だと思ったのは秘密だ。もちろんいろんな意味で。
「少し休憩したらすぐに立香達の後を追いましょう」
「そうだね。キャスターがいるとはいえ、立香君やキャリス君が心配だ。黒幕が誰なのか気になるところだし……」
「確か残ってんのは……えーっと、あと何人だ?」
シュミットとキャリスが相対したのはアサシンとライダーだと聞いている。そして私と立香、そしてマシュが対峙したのはランサー。少し聞いたキャスターの話だと、バーサーカーはその辺りで暴走しているらしく、少なくとも遠い方だと聞いた。
残るのは………。
「セイバー……が黒幕、ということでしょうか?」
「おそらくね」
モーガンはフードを深く被り、俯いて呟いた。その声は、何か嫌そうに、苦悩を抱えたような声に聞こえた。
「私の考えに間違いが無ければ、あまり良くない相手でしょうね………」
モーガン「マーリンだって出来るのに、私に出来ないことなんてないわ!!」
はい、こんな感じで終始書いていました。魔術師としての本領を発揮する前に剣を使いました。オイ、それでいいのかモーガン。
という訳で今回は本職セイバー、そしてセイバー(本職魔術師)vsセイバー(本職弓兵)の戦いでした。戦闘描写の方は頑張っていきますのでどうかご容赦を……。
初見の際にアーチャー=弓を使う人だと思っていたのに、Fateではその概念を覆されたのには驚きました。ええ、今では石を投げたりイルカを投げたりするのが普通ですもんね………。
あとシャルルについては原作を知っている人には多分分かります。彼のこと、どの辺りで入れようかなぁ……ラモラックとモーガンに関してはあのブラック円卓が大集合しているあの六章でやると決めているんですが、彼はフランスだから1章なのかな?うーん………。
次回はセイバーとの戦いです。ええ、セイバーです。円卓の騎士達にとって胃痛がやってくる(実質どこかの黒騎士は胃痛要員らしい)あの方の登場です。モーガンとラモラックは既に勘づいている様ですがはてさて、どうなることやら。
では、次回もお楽しみにー!