2018年夏
神奈川県七里ヶ浜
時間はお昼を少し回った頃
海水浴客で賑わう砂浜に巨大な生物の死骸が打ち上げられていた。
蟹のような甲羅に覆われた巨大生物は、首を根元からもぎ取られ
死んでおり、辺りは死臭が漂っていた。
「うぇ、臭っ、、これなんなんすかね汗」
パトカーから降りた警察官が鼻を摘みその生物に近づく。
あまりの臭いに野次馬も距離をとるほどであった。
「さぁな、まぁ新種か、突然変異で巨大化した蟹か亀だなw」
上司の警官が、木の枝でつつく。
すると、つつかれた部分が、開き強烈な臭いを含んだガスが噴出した。
「がはっ、ぅおぇ!?」
強烈な臭さに二人は嘔吐した。
魚の腐った臭いにさらに臭さを足したような臭いは風に乗り町へと入り込んだ。
役所には苦情の電話が殺到し、町も役所も混乱していた。
「市長これはある意味一種の薬物テロに近い事案です、自衛隊に頼めないんですか!?
災害派遣とかでいけるでしょ!!」
家畜伝染病における殺処分や薬物テロ、生物テロでの救援、除染における災害派遣は過去幾度か
行われており、今回の件も適応されると考えた職員は、市長に頼み込んできた。
「確かに、今回の件、警察、消防では、、
分かった、、異臭騒動に関して、伝染病の可能性を考慮し、一部住民の一時避難及び、
自衛隊に災害派遣要請」
「はい!!」
2018年夏PM1240
陸上自衛隊練馬駐屯地
第一特殊武器防護隊
「よし、まぁ班長靴磨きはこんなものだろう、」
迷彩服姿をした神埼煉(かんざきれん)一等陸尉は磨き終えた班長靴(軍用ブーツ)を床に置いた。
神埼は第一特殊武器防護隊に入る前は北海道の第73戦車連隊に所属していた経歴もあり、
その経験を活かし今いる部隊では87式指揮通信車の操縦手を担当している。
「まだ、若干汚れてますよ、、」
「マジで!?」
部下である橋山賢治(はしやまけんじ)二等陸曹は、神埼の班長靴を手にするなり磨き始める。
神埼と同じ高校を卒業し、同じ戦車連隊に所属していた橋山との付き合いは長い。
そんな部屋に、通信科の隊員が走りこんできた
「神奈川県の七里ヶ浜の海水浴場に巨大生物の死体が漂着!
伝染病が充満する可能性あり!神奈川県知事より災害派遣要請!!」
「行くぞ!!」
要請を受け、車両に向かって走る。
等間隔に並べられた車両に自衛官達が乗り込み
五分足らずで、出動した。
「ここからだと、ざっと一時間半か、各車我の後に続け」
第一特殊武器防護隊長洩明忠道(もりあきただみち)一等陸佐はそう言って無線をしまうと
ガスマスクを装着した。
「伝染病も気になりますが、巨大生物も気になりますね」
神埼の言葉に洩明は「あぁ」といいタブレット端末に送られてきた情報を見つめる。
オープニングはここまでです。次回に続きます。
今回は艦娘出てきてませんが
次回に登場します。
まぁ、今回は今後のストーリーに繋がっていきます
ここはもっとこうしたらいいとかありましたらどうぞ
遠慮なくどうぞ