東方魔卿録   作:子アオ

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第17話『戦法…?』

 

ヴァンと椛、文は数十分かけて紅魔館に到着した。

門に歩いていくと、そこには美鈴が。

 

美鈴「おや、椛さんに文さん、それに…「ヴァンディールだよ。」あぁ、貴方がヴァンさんですか。紅魔館に何か御用で?」

 

ヴァン「うん。ちょっとレミリアさん…というかウロヴォリアスにね。異変の事で。」

 

咲夜「そういう事でしたか。案内しますわ。」

 

いつの間にか現れていた咲夜にヴァンが驚く。

 

ヴァン「うわっ……周回移動?」

 

咲夜「違いますよ。さて、なんでしょうか?」

 

ヴァン「……時間操作?」

 

咲夜「正解ですわ。」

 

ヴァン「やったー!」

 

咲夜「さて、お話はこの辺りに。案内しますわ。」

 

文「お願いしまーす!」

 

咲夜「あなたは……まぁいいでしょう。付いてきてください。」

 

3人は咲夜に連れられ、紅魔館の中へと入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「……なるほどね。ウロヴォリアス、どう?」

 

ウロヴォリアス「残念ながら見覚えがない。なにかの文献に載っていた覚えもな。」

 

椛「てことは、新種とか……でしょうか?」

 

文「逆もありうるかもしれませんよ。大昔過ぎて資料がない、とか。」

 

ウロヴォリアス「ハヌマーリンかダイテイオウ様が居れば分かるのだろうがな……判断できるのは、機獣だということぐらいか。」

 

レミリア「残骸はどうしたのかしら?」

 

ヴァン「紫さんに。」

 

レミリア「そう、なら大丈夫ね。」

 

文「こっちは進展なし…と。霊夢さんの所の彼が知っているという可能性は?」

 

ウロヴォリアス「ない。」

 

椛「随分バッサリと否定するんですね……。」

 

ヴァン「そっかー……じゃあ僕らはここで「待ちなさい。」…?」

 

席を立とうとしたところをレミリアに呼び止められ、不思議そうにレミリアを見て座り直す。

 

レミリア「ヴァンディール……私達とバトルしなさい。」

 

ヴァン「……え?なんで?」

 

レミリア「今の私達は目的を同じとする仲間。その仲間の強さを知っておくため、といったところかしら。」

 

ヴァン「なるほどね。いいよ。」

 

即答で了承するヴァン。そして、両者席を立ち、地面を離れる。

 

文「おやおや。」

 

椛「いいんでしょうか……?」

 

ウロヴォリアス「付き合わされる身にもなって欲しいものだがな……。」

 

文は関心の目で2人を見上げ、椛は部屋が大丈夫なのかと心配している。ウロヴォリアスは呆れているようだ。

 

レミリア「ウロヴォリアス。」

 

ウロヴォリアス「はぁ……まったく。」

 

ヴァン「こっちはいいよ。いつでもどうぞ?」

 

レミリア「いいわ。では始めましょうか。」

 

 

レミリア・ヴァン「「ゲートオープン、界放。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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レミリア「先攻後攻、選びなさい。」

 

ヴァン「いいの?」

 

レミリア「えぇ。私から挑んだのだしね。」

 

ヴァン「じゃあ先攻貰うね。僕のターン。」

 

ヴァン「『小凰ニックス』を召喚。召喚時効果発揮、デッキを上から4枚オープンし、アルティメットを1枚手札に。」

 

 

バーゴイル

獄風極天クルビデンス

止まない風の森

ドクロスリーパー

 

 

ヴァン「『バーゴイル』を手札に入れて、残りはデッキの下に。ターンエンドだよ。」

 

 

ヴァン

R:0 T:3 H:5 D:34

 

小凰ニックス:【1】Lv1

 

 

レミリア「ではターンを貰うわ。『死神壬龍ジェット・ザ・リッパー』を召喚。アタックステップ。」

 

レミリア「行きなさい、ジェット・ザ・リッパー。アタック時効果発揮。相手の2コア以下のスピリット、つまりニックスを破壊。」

 

ジェット・ザ・リッパーがニックスを鎌で両断する。

 

レミリア「そうすることで1枚ドロー。」

 

ヴァン「ライフで受ける!」

 

 

ヴァン:ライフ5→4

 

 

レミリア「ターンエンド。」

 

 

レミリア

R:0 T:4 H:5 D:34

 

ジェット・ザ・リッパー:【1】Lv1

 

 

ヴァン「僕のターン。『ビートルゴン』をLv4で召喚。Lv4の効果でビートルゴンに赤と緑のシンボルを追加。それを使って『バーゴイル』を1コストで召喚する。」

 

レミリア「初動はザンドのデッキとおおよそ同じね。どのあたりから動きが変わるのかしら。」

 

ヴァン「どこからだろうね。バーゴイルの召喚時効果、BP5000以下のジェット・ザ・リッパーを破壊だ!」

 

バーゴイルが炎でジェット・ザ・リッパーを焼く。

ジェット・ザ・リッパーが破壊された。

 

レミリア「バーゴイル…コアブースト以外にもそんな事が出来るのね。」

 

ヴァン「アタックステップ!バーゴイルでアタック!」

 

レミリア「いいわ!ライフで受ける!」

 

 

レミリア:ライフ5→4

 

 

ヴァン「ターンエンド。」

 

 

ヴァン

R:0 T:4 H:4 D:33

 

ビートルゴン:【1】Lv3

バーゴイル:1 Lv3

 

 

レミリア「中々やるわね……『戊の四騎龍ホワイトライダー』を召喚!召喚時効果で相手のアルティメットのコアを2つリザーブに!消えなさい!」

 

ホワイトライダーが紫色の2本の矢を放つ。その矢はバーゴイルとビートルゴンを貫通し、2体は消滅した。

 

レミリア「そうね……ターンエンド。」

 

 

レミリア

R:0 T:5 H:5 D:33

 

ホワイトライダー:【2】Lv2

 

 

ヴァン「ザ・除去合戦だね。でもここで一旦休憩、『邪神域』を配置。さらに『ネオダブルドロー』を使用!デッキから2枚ドローするよ。」

 

ヴァン「バーストセット。ターンエンドだよ。」

 

 

ヴァン

R:0 T:【7】H:4 D:30

 

邪神域:0 Lv1

 

 

レミリア「(動きを止めたわね…)私のターン。『竜骸山脈』を配置。そして『ウロドラ』、『戊の四騎龍レッドライダー』を召喚。レッドライダーの召喚時効果で1枚ドロー。」

 

レミリアがカードを引く。すると、ヴァンの口角が少しつり上がった。

 

レミリア「アタックステ「おっと!そのドロー、貰っちゃうよ!」…!?」

 

ヴァン「相手の効果による相手の手札増加でバースト発動!『甲殻伯メタリフェル』!」

 

レミリア「なにっ!?コアのないその場面で!?」

 

ヴァン「さっきホワイトライダー1体に2体もやられたからね!1.5倍返しだ!」

 

メタリフェルのバースト効果。

BP合計20000まで相手のスピリットを破壊できる。

 

それによって、レミリアのフィールドの三体も例外なく炎にさらされ、破壊される。

 

 

レミリア「やってくれるわね。でも更地にはならないわ。レッドライダーをもう一体、ソウルコアを使って1コストで召喚。」

 

レミリア「本来ならば2コストだけれど、『竜骸山脈』の効果でソウルコアを2コスト分として扱うわ。召喚時効果で1枚ドローし、竜骸山脈をLv2に上げてターンエンド。」

 

 

レミリア

R:0 T:【7】H:4 D:30

 

レッドライダー:1 Lv1

竜骸山脈:1 Lv2

 

 

ヴァン「僕のターン。『獄風の小隊アントマン』を召喚。召喚時効果でコアブースト。」

 

ヴァン「次にコイツだ!召喚!『終焉甲帝』!!」

 

レミリア「コアブースト…やはり厄介ね。」

 

ヴァン「じゃあもっとやっちゃおう!終焉甲帝の召喚時効果でコアを2個追加。アタックステップ!」

 

ヴァン「終焉甲帝、アタックだ!アルティメットトリガー、ロックオン!」

 

レミリア「トリガー持ちのアルティメットか…!コストは……えっ!?」

 

 

辰の十二神皇ウロヴォリアス 7

 

 

ヴァン「ガード…だけどいいのが落ちたね!」

 

レミリア「くっ…アタックはライフで受けるわ!」

 

同様しつつもレミリアはアタックを通す宣言。終焉甲帝の太刀が振り下ろされる。

 

 

レミリア:ライフ4→3

 

 

ヴァン「ははっ、ターンエンド。」

 

 

ヴァン

R:0 T:6 H:3 D:29

 

終焉甲帝:【5】Lv5

アントマン:1 Lv1

邪神域:1 Lv1

 

 

レミリア「私のターン…。」

 

ウロヴォリアス『付き合わされた挙句登場することもなく退場…か。』

 

レミリア「仕方ないでしょ!こんなの予測しないわよ!」

 

ヴァン「あっははは!!」

 

レミリアとウロヴォリアスのやり取りを見てヴァンが笑い出す。

笑い終えた後、口角のつり上がったままレミリアに問う。

 

ヴァン「どうするの?相棒、トラッシュに落ちちゃったけど?」

 

レミリア「分かってるわよ……『ダークネスワイバーン』を召喚し、召喚時効果で1枚ドロー。さらに召喚!」

 

レミリア「異魔神ブレイヴ『龍魔神』!!」

 

突如現れたゲートを開き、龍魔神が姿を現す。

 

レミリア「さらに『死神壬龍ジェット・ザ・リッパー』を召喚。そして龍魔神をジェット・ザ・リッパーの左、ダークネスワイバーンの右に合体!!」

 

レミリア「アタックステップ、ジェット・ザ・リッパーでアタック!」

 

ジェットザリッパーが突撃する。その直後、龍魔神が拳を構えた。

 

レミリア「龍魔神の追撃!アントマンを疲労させることで1枚ドロー!さらにジェット・ザ・リッパーの効果でアントマンを破壊し、もう1枚ドロー!」

 

龍魔神が拳から放った雷撃がアントマンに当たり、発散する。その後、ジェット・ザ・リッパーに両断され爆散した。

 

ヴァン「わーお……。」

 

レミリア「ダブルシンボルのアタック、どうする!?」

 

ヴァン「流石にここで何もしないと負けちゃうよね……フラッシュ、『インファナルウインド』!レッドライダーとダークネスワイバーンを疲労させ、ボイドからコアを終焉甲帝に!」

 

叩きつけるような風が巻き起こり、ダークネスワイバーンとレッドライダーがその場に伏せる。

 

一方でジェット・ザ・リッパーはヴァンに斬りかかり、ライフを奪っていく。

 

 

ヴァン:ライフ4→2

 

 

レミリア「惜しいわね……ターンエンド。」

 

 

レミリア

R:0 T:7 H:5 D:25

 

ジェット・ザ・リッパー:【1】 Lv1

ダークネスワイバーン:1 Lv1

レッドライダー:1 Lv1

竜骸山脈:0 Lv1

 

 

ヴァン「僕のターン……さて、反撃反撃っと。」

 

ヴァン「我が統べるは地獄の暴風。その風は同志を鼓舞し、敵に敗北を与える───『獄風の四魔卿ヴァンディール』Lv4で召喚!!」

 

 

ヴァンディール Lv4 BP22000

 

 

ウロヴォリアス『向こうはしっかりと出てきたが。』

 

レミリア「分かってるわよ。」

 

ヴァン「アタックステップ!ヴァンディールでアタック!!」

 

ヴァン「我が魂は風そのもの……この風こそ我が証明!!【ソウルドライブ】発揮!!」

 

ヴァンがソウルコアを砕くと、ヴァンのデッキが上からオープンされていく。

 

 

アルティメット・セイリュービ

地球神剣ガイアノホコ

ドクロスリーパー

小凰ニックス

獄風極天クルビデンス

邪神域

邪神域

止まない風の森

甲殻伯メタリフェル

 

 

ヴァン「アルティメットが3枚出たので、そのアルティメット達を無条件ノーコストで召喚!!」

 

 

ヴァンディールが次元を裂くと、その中から三体のアルティメットが出現した。

 

ヴァン「さぁ!アタックはどうだ!」

 

レミリア「ライフで受ける!」

 

ヴァンディールが鎌で斬り、すぐさま後退して今度は鎌を投げる。この一連の動きでレミリアのライフを2つ削った。

 

ヴァン「ラストアタックだ!メタリフェル!」

 

メタリフェルが両手の剣を構え、駆ける。

 

レミリア「まだまだ!フラッシュ、『リミテッドバリア』!このターンの間、コスト4以上のアルティメットのアタックではライフは減らない!さらにソウルコアを使用した時、相手のネクサスを手札に!」

 

ヴァン「むむっ、耐えられちゃったか。ターンエンド。」

 

 

ヴァン

R:1 T:6 H:3 D:19

 

ヴァンディール:3 Lv4

メタリフェル:3 Lv4

終焉甲帝:1 Lv3

U・セイリュービ:1 Lv3

 

 

レミリア「私のターン。……来た!」

 

 

レミリア「『戊の四騎龍レッドライダー』を召喚。召喚時効果で1枚ドロー。さらに『戊の四騎龍ブラックライダー』の【アクセル】を使用!トラッシュの系統:死竜を持つスピリットをノーコスト召喚!」

 

ヴァン「ようやく来たね!ウロヴォ「『戊の四騎龍ホワイトライダー』を再召喚!」あれ?」

 

レミリア「召喚時効果、セイリュービと終焉甲帝のコアをリザーブに!」

 

ホワイトライダーが矢を放ち、セイリュービと終焉甲帝を射抜く。射抜かれた2体は消滅した。

 

ヴァン「ぐっ……。」

 

レミリア「さらにホワイトライダーのLv2効果、『戊の四騎龍ブラックライダー』を、そちらのリザーブからコストを払って召喚する!」

 

ヴァン「ズルくないですか!?」

 

レミリア「最後に『戊の四騎龍ブルーライダー』を2体、Lv2で召喚する。四騎龍揃い踏みよ。」

 

ヴァン「おおー!すごい!」

 

レミリア「さて、勝負を決めに行きましょうか。アタックステップ。」

 

ヴァン(数が多いなぁ……でもインファナルウインドがまだ

 

レミリア「アタックせずにアタックステップを終了。」

 

ヴァン「……え?」

 

レミリア「このままエンドステップに。」

 

ヴァン「……??なら僕のター「エンドステップ。ブルーライダーの効果が発揮」!?」

 

レミリア「名前の異なる『四騎龍』が4体いる時、相手のスピリット1体のコアを全て除去することで、相手のライフを1つ破壊する。ブルーライダーのもうひとつの効果でこの時の対象にアルティメットも含める。」

 

レミリア「条件が揃っていてブルーライダーは2体。よってヴァンディールとメタリフェルのコアを全て除去し、ライフを2つ貰うわ!!」

 

メタリフェルとヴァンディールが突然現れた紫色の魔方陣に飲まれる。

2体の姿が見えなくなると、四騎龍達が一斉にヴァンに飛びかかった。

 

ヴァン「うそでしょぉぉぉぉぉ!?」

 

 

 

 

 

ヴァン:ライフ0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

() () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () ()

 

ヴァン「うー……なんかいつもより悔しい負け方……。」

 

レミリア「こういう戦法もあるという事よ。覚えておきなさい。」

 

ウロヴォリアス『黒を引いたお陰で咄嗟に出来た事を戦法と言って良いものかどうか。』

 

レミリア「……。」

 

椛「残念でしたね…ヴァンさん…。」

 

文「四騎龍が決まるとは思いませんでしたねー。」

 

ヴァン「いいもん。次は勝つもん。」

 

レミリア「ふふっ、楽しみにしてるわ。」

 

互いに拳をぶつける。

どうやら互いにそれなりに満足できるバトルはできたようだ。

 

文「いやー、子供が遊んでる姿っていいですねぇ。」

 

レミリア「誰が子供よ!!」

 

ヴァン「子供じゃないもん!!」

 

文「あははー、私一足先に失礼しますねー。」

 

そう言うと文は窓を開けて飛んでいってしまった。

レミリアはそのまま席に座ったが、ヴァンは文を追いかけて飛び出した。

 

ヴァン「文さん待てーっ!子供発言撤回しろー!!」

 

椛「……2人とも行ってしまったので、私も失礼しますね。」

 

レミリア「ええ。わざわざ足を運んでくれて悪かったわね。気をつけて。ヴァンディールにはもう少し大人になりなさいと言っておくといいでしょう。」

 

椛「(どっちもどっちな気もするけどなぁ……。)言っておきます。今日はありがとうございました。」

 

そう言うと椛は部屋を去り、しっかりも玄関から出て紅魔館を去った。

 

 

 

なお、椛が2人に追いつくと、椛が来る前に文がいじり過ぎたのかヴァンが涙目になっていたのは完全な余談である。

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