霊夢「ん………。」
陽の光が顔に当たって目が覚める。
もう朝か、などと思いながら体を起こし、布団を畳む。
エグゼシード「お、霊夢。今日は遅いな。」
霊夢「そういうアンタは珍しく早いわね。変なものでも食べた?」
エグゼシード「飯を食える体でもないだろう……あ、そうそう。邪神皇なら少し前に出掛けたぞ。」
霊夢「アイツが?なんでよ?」
エグゼシード「わからん。起きて神社の中をさまよっていたらちょうどアイツが外に出ていったのを見ただけだからな。」
エグゼシード「飛んでいった方向からして妖怪の山辺りだとは思うが。」
それなら別に不思議に思う必要も無い。どうせヴァンディールに用事でもあったのだろう。
朝食を食べ終わって、境内に出る。まずは境内の掃除だ。
エグゼシード「毎度大変だな。」
霊夢「それは掃除が?それとも博麗の巫女としての仕事かしら?」
エグゼシード「両方だろう……ん?」
霊夢「何よ…あら。」
風を切る音が上から聞こえたので、空を見上げると、白と黒の影が降りてきた。
霊夢「魔理沙じゃない。こんな早くからなんの用かしら?」
魔理沙「お、おう…霊夢。おはよう。」
霊夢「……?」
魔理沙の様子が少し変だ。いつもなら時間帯などお構い無しに『よう霊夢!遊びに来たぜ!』というのがテンプレだ。
しかし、今回は妙にテンションが低い……その上目を合わせようとしない。
霊夢「……なによ?」
魔理沙「いや、その……異変はどうだ?なんか進展あったか?」
霊夢「別に。」
魔理沙「そ、そうか。それは残念だなハハ……。」
やはりおかしい。何か隠してるのは明白だが、何だろうか。まさかうちにある食材だのお茶っ葉だのを盗んだのでは。
そんな風に疑っていると、魔理沙の様子がまた変わった。
魔理沙「………。」
次はエグゼシードの方を険しい目付きで見ている。一体何なのだろうか。
魔理沙「……霊夢、その───
『全く、いつまで余を待たせる?魔法使いよ。早々と殺ってしまえばよかろうに。』
突然響く声。突如、魔理沙の懐から黄色のカードが飛び出してきた。
?『ここまでくればもう退路は無かろう──魔法使いよ、分かっているな?』
魔理沙は数瞬言葉を詰まらせた後、私達の方を睨み、頷く。
霊夢「……エグゼシード。やるわよ。」
エグゼシード「分かっている!」
霊夢「……ソイツ、誰かしら?まさか異変の黒幕に手貸してるんじゃないでしょうね?」
魔理沙「ッ………否定も肯定もしないぜ。それと1つ言っとく──これは幻想郷に被害が出ない為でもあるんだ。」
互いに睨み合う。魔理沙も引き下がる気は無いようだし、せっかくだ。叩きのめして洗いざらい吐いてもらうとしよう。
魔理沙「ターゲット。悪いが勝たせて、いや───潰させてもらうぜ。」
霊夢「言うじゃない。その言葉、数分後に自分に返って来るわよ?」
魔理沙「……ゲート、オープン!」
霊夢・魔理沙「「界放!!」」
霊夢「さて、始め………!?」
霊夢は周囲を見回し、目を見開いた。
霊夢「……なによ……ここ……?」
霊夢は魔理沙を睨んで問いかける。
霊夢「アンタ、悪魔とでも契約した?」
魔理沙「……んなわけないだろ。一つだけ忠告しとくと──普段のバトルと同じと思うなよ。」
霊夢「……ハッ。上等よ。」
魔理沙「先攻、譲るぜ。」
霊夢「いいわよ。私のターン。」
霊夢「『十二神皇の社』をLv2で配置。ターンエンド。」
霊夢
R:0 T:3 H:4 D:35
十二神皇の社:【1】Lv2
魔理沙「私のターン。『水銀海に浮かぶ工場島』を配置。ターンエンドだぜ。」
魔理沙
R:0 T:【5】H:4 D:35
工場島:0 Lv1
霊夢(……白紫?あの魔理沙が?)
魔理沙は使用するデッキを固定しない。しかし、今まで使ってきたデッキはどれも赤や緑、青などの攻撃的な色、その中でも特に攻撃特化したデッキを使ってくきていた。
加えて混色などまず使わない。霊夢は今までの経験と今の齟齬に内心戸惑う。
霊夢「……まぁ、考えても仕方ないわね。『壬獣アクセルエッジ』を召喚。召喚時効果で、相手のネクサスを1つ破壊するわ。」
アクセルエッジが肩の銃を発射し、工場島を焼き払う。
霊夢「ターンエンド。」
霊夢
R:0 T:3 H:4 D:34
アクセルエッジ:【1】Lv1
十二神皇の社:1 Lv1
魔理沙「私のターン。『旅団の摩天楼』、『五角形の砦』を配置。摩天楼の配置時効果で1枚ドロー。
バーストをセットして、ターンエンド。」
魔理沙
R:0 T:【6】H:4 D:33
旅団の摩天楼:0 Lv1
五角形の砦:0 Lv1
霊夢「……アンタ、そのデッキどうしたの?」
魔理沙「……何がだ?」
霊夢「前まではやられる前にやると言わんばかりの攻撃特化のデッキばかり使ってたじゃないの。
それをいきなりネクサスで固めるとこから入るデッキなんて。」
魔理沙「……そんなの、今は関係ないだろ。」
霊夢「それもそうね。私のターン。『エンペラードロー』、ソウルコアを使って使用するわ。デッキから2枚ドローした後、デッキをもう2枚オープン。」
午の十二神皇エグゼシード
セイントフレイム
霊夢「エグゼシードを手札に加えてセイントフレイムは破棄。さらに『彷徨う天空寺院』を配置。」
霊夢「アタックステップ。アクセルエッジでアタック!」
魔理沙「……ライフだ。」
魔理沙:ライフ5→4
魔理沙「ッ……!」
霊夢「?……ターンエンド。」
霊夢
R:0 T:【5】 H:6 D:28
アクセルエッジ:1 Lv1
十二神皇の社:0 Lv1
天空寺院:0 Lv1
霊夢(エグゼシード……今、魔理沙の奴……。)
エグゼシード(見てたよ。それなりのダメージを受けたように見えた。やっぱりこの空間、少し危険だな。)
魔理沙「……私のターン。『さまよう甲冑』を召喚。召喚時効果で1枚ドロー。さらに『鎧闘鬼ラショウ』をLv2で召喚。召喚時効果でデッキを4枚破棄し、2枚ドロー。」
戦鬼ムルシエラ
機巧武者シラヌイ
氷石柱の大地
ストロングドロー
→破棄
魔理沙「ラショウのLv2の効果。トラッシュにソウルコアがある時、相手のネクサス全てのLvコストを+2する。どっちのネクサスも消滅だぜ。」
十二神皇の社と天空寺院が瘴気に当てられて崩れ去る。
魔理沙「ターンエンドだ。そう簡単にエグゼシードは出させないぞ。」
霊夢「でしょうねぇ……すぐ終わるのは拍子抜けだもの。」
魔理沙
R:0 T:【3】H:6 D:24
ラショウ:3 Lv2
さまよう甲冑:1 Lv1
旅団の摩天楼:0 Lv1
五角形の砦:0 Lv1
霊夢「んじゃ私のターンね。召喚、『雷魔神』!
召喚時効果でラショウを破壊するわ!」
雷魔神が、その名の通りの雷放ち、ラショウを破壊する。
その後、アクセルエッジと雷魔神が繋がり、合体スピリットとなる。
霊夢「さらに『壬馬トラケナー』をLv2で召喚。アタックステップ。アクセルエッジ、行きなさい!!」
魔理沙「エグゼシードが手札にあるのが分かってるからな……次のターンで確殺しようってハラだろうが……いいぜ!!ライフで受ける!!」
雷魔神の力もあり、アクセルエッジが魔理沙のライフを2点奪う。
魔理沙:ライフ4→2
魔理沙「ぐっ……!!」
魔理沙はまたしてもダメージを受けたかのような素振りを見せる。
魔理沙「ライフ減少によりバースト発動!!『絶甲氷盾』!!ライフを回復して、フラッシュ効果でアタックステップを終了させる!」
霊夢「ターンエンドよ。」
霊夢
R:0 T:4 H:5 D:27
アクセルエッジ:【1】 Lv1
トラケナー:2 Lv2
魔理沙「私のターン。『機巧武者シラヌイ』を召喚。さらに『ストロングドロー』。デッキから3枚ドローして手札2枚を捨てる……よし。」
霊夢「…!」
鍵鎚のヴァルグリンド
絶甲氷盾
→破棄
魔理沙「バーストセット。ターンエンドだ。」
魔理沙
R:0 T:6 H:5 D:19
シラヌイ:【3】Lv2
さまよう甲冑:1 Lv1
旅団の摩天楼:0 Lv1
五角形の砦:1 Lv2
霊夢「私のターン……。(どう思う?)」
エグゼシード((正直少し不穏だな。ドローを繰り返すのは分かるが、白と紫が中心だってのに入ってるストロングドロー、それに白紫では核になるブレイヴも見られない。))
霊夢(……そもそも白紫デッキじゃない?)
エグゼシード(有り得る。しかもストロングドローの後、「よし」と言ったのも聞こえた。行くなら早めがベストじゃないか?)
霊夢「……そうね。『コレオン』を召喚。コレオンの効果で、系統:神皇を持つスピリットのコストを-1する。」
霊夢「───炎纏う神馬、その疾走は風の如く!召喚!『午の十二神皇エグゼシード』!!」
エグゼシード Lv1 BP15000
霊夢「出てきていきなりで悪いけど、維持コストはコレオンを消滅させて確保。さらに雷魔神をエグゼシードに右合体。」
エグゼシード『すまんな……コレオン……。』
霊夢「その分私達がやってやろうじゃないの。アタックステップ!エグゼシードでアタック!」
エグゼシードが嘶くと、ソウルコアが消え、霊夢のライフにセットされる。
霊夢「【封印】によって、エグゼシード達は【走破】を得る!さまよう甲冑に指定アタック!」
魔理沙「いつものか………!!」
霊夢「走破の効果で、バトル終了時にコイツのシンボルの数だけライフを奪う!」
魔理沙「させるか……フラッシュタイミング、さまよう甲冑を消滅させて『白晶防壁』を使う!!
相手のスピリットを1体手札に戻し、このターンのライフ減少を1に抑える!!」
氷の壁がエクゼシードに飛んで行くが、トラケナーの効果によりそれを弾き飛ばす。
さまよう甲冑が消滅したため一瞬立ち止まるが、すぐさま魔理沙の方に突進していき、1つではあるがライフを奪った。
魔理沙「いッ………クッ……!」
エグゼシード『決めきれないか……!』
霊夢「仕方ないわね…!」
魔理沙「ライフ減少によりもう一度バースト発動!『虚龍ホロゥドラゴン』!!」
魔理沙「デッキを6枚オープンして、その中の系統:虚神を持つスピリットを全て手札に加える!」
エグゼシード『虚神……!?』
再び空いた虚空の穴
No.25 グロウセレブレーション
水銀海に浮かぶ工場島
さまよう甲冑
氷刃の大空洞
神帝獣スフィン・クロス
魔理沙「スフィンクロスを手札に加えて残りはデッキの下に──さらにこの効果で加えた枚数だけ、相手のスピリットのコアをボイドに送る。…じゃあな、エグゼシード。」
ホロゥドラゴンが飛び、エグゼシードを弾き飛ばす。
さらに乗っていたコアを奪って、噛み砕いた。
霊夢「エグゼシード!?」
エグゼシード『すまん……霊夢……!』
魔理沙「……。」
エグゼシードが消滅する。霊夢は歯を食いしばりながらも、ターンエンドを宣言した。
霊夢【封印】
R:0 T:3 H:3 D:26
アクセルエッジ:1 Lv1
トラケナー:2 Lv2
魔理沙「私のターン……。」
霊夢「……魔理沙、アンタ。」
魔理沙「……なんだ?」
霊夢「今までのアタック3回。アンタ全部あからさまに痛がってたわよね。どういうことかしら?」
魔理沙「……。」
霊夢「なんか言いなさいよ。」
魔理沙「鋭いな……お前は。」
霊夢「……この空間、負けるのどうなるのかしら?」
魔理沙「……さっきの私の反応から分かるだろうが、ライフダメージは結構な量だ。でもこの空間じゃ死にはしない……らしい。」
霊夢「らしい?」
魔理沙「私の作った物じゃないからな……。」
霊夢「……アンタが敵側に加担する理由は?」
魔理沙「……言えない。」
霊夢「そう……なら終わった後に全部「無理だぜ。」……なんですって?」
魔理沙「もう私の勝ちだ……それに、恨んでくれたって構わない。どうせ忘れるんだしな。」
霊夢「……は?」
魔理沙「私のターン。………虚を祀る、闇の神官『虚神将ドグマ・グラード』Lv3で召喚。」
ドグマ・グラード Lv3 BP9000
魔理沙「………召喚時効果で2枚ドロー。そしてホロゥドラゴンをLv3にアップ。アタックステップ。」
霊夢(……来る!)
魔理沙「ッ………。」
アタックステップに入ったものの、全くアタックをしようとしない魔理沙。
まるで何かを躊躇しているようだった。
霊夢「………どうしたの?」
魔理沙「………。」
霊夢(……ったく。)
霊夢「……魔理沙。」
魔理沙「……なんだよ?」
霊夢「アンタの友人として言うわ。もし聞き取れなかったら2、3回くらいは言ってあげる───
───アンタ、そういうの向いてないわよ。」
魔理沙「……意味がわからないぜ。」
霊夢「『幻想郷のため』、そのアンタの言葉を疑いはしない。でもね、恨まれ役なんてやめなさい。私が、邪神の奴らが、そんなに弱く見えるかしら?」
魔理沙「……!!」
霊夢「アンタが1人でなんとかしようとする必要もなければ、私の恨みを買う必要も無い。もっと周り見なさい!!」
魔理沙「……ッ。」
霊夢「ほら、そんな変な奴どっかに追い出してさっさと戻ってきなさいよ。私達2人なら負け知らずじゃない。」
魔理沙「……れい、む…!」
魔理沙は泣きそうになりながらも、霊夢の言葉に何度も頷く。そして、自分の手札を見遣る。
魔理沙「……悪いな、スフィン。お前らの思い通りには動かないことにした。」
スフィン『……ほう?』
魔理沙「もうお前らと一緒に戦う理由はないぜ。このバトル、私の負けで──
『──魔法使いよ。貴様、我らをなんだと思っているのだ?』
魔理沙「……え?」
スフィン『まさかとは思うが、このまま終われるとでも思っているのか?』
魔理沙「………何が言いたい……!?」
『───少々、余を甘く見すぎているな。』
突如寒気と頭痛が魔理沙を襲った。
魔理沙は頭を抑え、うなり始める。
霊夢「魔理沙!?」
『そもそもこの程度の状態で何もできなければ神など名乗るまい。煌臨の原点というのはな──煌臨する対象の生物、その体と魂を無理やり食い破る行為だ。』
魔理沙「な……ん……ウァッ!?」
頭を抑えていた魔理沙の両手が突然力無く降りる。
数秒後、霊夢の方を見据える目は──
霊夢「なっ……!?」
スフィン「──まあ、そういうことだ。せっかくの説得も無駄骨だったな。」
───一切光を反射しない虚ろな黄色。
その禍々しい色が、霊夢を捉えた。
霊夢「アンタ…魔理沙に何を…?」
スフィン「喰った。」
端的に返す、魔理沙の姿をしたスフィン。その言葉に霊夢は絶句した。
魔理沙を喰った。それを理解するのに数秒かかった。
霊夢「アン……タ……まさか…魔理沙を……!?」
スフィン「早合点するな。魂を喰って腹で消化した訳では無い。こやつの魂を余という名の檻で囲った状態よ。」
スフィン「しかし、ふむ……食い破る、というのは少し語弊があったな。身体の支配権を奪うのが面倒だから、魂の主導権を貰った、とでも言うか。」
霊夢「は……?」
スフィン「本来身体を操作するはずの魂を閉じ込め、身体の操作権を握っている。」
霊夢「……魂を身体の隅に追いやって、代わりに自分が中心に入った、って事かしら?」
スフィン「ふむ……まあそれでよかろう。何はともあれ、今はこの身体はこの余のものという事だ。」
霊夢「……ってことは、アンタを倒せば魔理沙が中心に戻るわけね。わかりやすいわ。」
スフィン「然り。では、その発言に力が伴うか、試して見るとしよう。」
スフィン「ドグマ・グラードよ、アタックせよ。」
スフィンが指示すると、ドグマは杖を突き立て、魔法陣を地面に形成した。
スフィン「アタック時効果、手札の系統:虚神をソウルコアも煌臨条件も無視して煌臨させる。」
霊夢「!!」
スフィン「我が象徴するは”繁栄”、無の繁栄である。『神帝獣スフィン・クロス』ドグマグラードに煌臨!」
スフィン・クロス Lv3 BP15000
霊夢「それがアンタの……!!」
スフィン「ホロゥドラゴンの効果を発動。貴様のライフ、1つ貰うぞ。」
ホロゥドラゴンが巨大な炎の玉を打ち出し、霊夢のライフを奪う。
霊夢【封印】:ライフ6→5
霊夢「ッッ……!!」
焼けるような痛みが全身を襲う。片膝を付きそうになるが、なんとか堪える。
スフィン「忠告は受けただろう?ダメージは普段とは段違いだと。」
スフィン「さらにスフィン・クロスの煌臨時効果、下のカードであるドグマ・グラードを再召喚。この時、余のコアを全て使い、余は消滅する。」
霊夢「消滅……?」
スフィン「理由は今に分かる。ドグマ・グラードの召喚時効果で2枚ドロー。そのままドグマ・グラードでアタック──
──こやつはトラッシュの虚神を煌臨させることも出来る。後は理解できよう?」
霊夢「あ……!!」
スフィン「貴様のライフは残り5つ。よし───
────もう5回、繰り返すとしよう。」
霊夢に無数の炎の玉が襲いかかる。
霊夢は何も出来ず、ただそれを受けるのみだった。
バトルフィールドから投げ出され、デッキのカードが散らばると同時に、霊夢は地面を転がる。
霊夢「ぐっ……ァ………!」
立ち上がろうとするも、ライフダメージと今の衝撃で上手く身体が動かない。
エグゼシード『霊夢!』
エグゼシードが浮遊したまま霊夢の所に向かう──
スフィン「それは叶わぬ事よ。貴様はここで終わりだ。」
エグゼシード『なっ────!?』
エグゼシードが重なった魔法陣に捕まり、その場に固定される。
霊夢「エ………グゼ……!!」
瞬間、霊夢は嫌な寒気を感じた。
魔理沙──いや、スフィンが自らの手にエグゼシードを拘束したものと同じ魔法陣を作り、手にとった。
スフィン「クク────2度目の終わりだな。午の十二神皇よ。」
霊夢「待っ………やめ……─────
──────バキッ。
────2つの魔法陣が砕けた。