明治の向こう   作:畳廿畳

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地獄の釜の、蓋が開く



では、どうぞ





14話 横浜暗闘 其の弐

 

 

 

 

 

 

良かったぁ。

 

ジョン・ハートレー事件覚えててマヂ良かったぁ。

 

生前、何かの本かTVで知ったのか、何故かこの事件だけはその存在を覚えていた。

だからジョン・ハートレーという名前を聞いたときにピンと来て、そういえば明治10年に起きた事件だと思い出せたのだ。

 

というか、今さらだがこの世界は俺の生きてた世界と同じ歴史を歩んでいるんだな。

るろ剣の世界だからといって違う歴史を歩むでもなく、ほとんどが一緒……いや、違うな。

 

きっと、俺の居た世界にも()()は居たんだ。

歴史の闇に消えていったが、彼らは本当に幕末を戦い、そして明治を生き抜いたんだろう。

 

 

だからこそ、俺の知っている歴史の知識は、ここでも役に立つんだ。

 

 

 

「それで、取り引きってなに?私に何を要求するのよ」

 

 

平成の世からしたら古すぎる骨董品間違いない商船を感慨深く眺めていたらふと目に着いた、忙しなくちょこまかと動き回っていた女性。

エミー・クリスタルが問うてきた。

 

何を勘違いしているのやら、彼女は自分の体を抱きしめてる。

俺は深く溜め息を吐いて言った。

 

 

「とある商人を記事に乗せてほしい。ソイツは日本人に武器の密売をしているんだ。その情報を横浜にばら蒔いてくれ」

 

「武器の密売? なにそれ、そんなのーー」

 

「そんなの阿片の大量密輸に比べたら小さい事件、てか?ま、確かにそうなんだが俺の本命は生憎こっちなんだ。武器の密売を先に報じてほしい。阿片の密輸についてよりも、だ」

 

 

物的証拠を目にした以上、密輸に関して書ける内容は真実だ。

憶測や可能性の話を載せるのではなく、真実として記事を書ける。

例え彼女自身がこの阿片を手にしていなくても、彼女が本件について新聞を書けば、それはきっと横浜を、否、日本中を騒がす一大事となる。

 

だから、そんな事件のニュースの後に密売という小規模な記事を載せても反響はほとんど無いだろう。

密売の事件を報じるのは、阿片の大量密輸の前の方がいいのだ。

 

 

「ふ~ん。ま、インパクトは徐々に大きくしていった方が面白いものね。いいわよ、約束してあげる。それで、密売について証拠はあるの?」

 

「無い。状況証拠すら無い。あるのは捕らえた日本人の証言だけだ」

 

 

俺たちは夕陽を背にして横浜駅に歩いている。

そろそろ宇治木どもとの集合時間になるはずだ。

ちゃんと仕事してなかったらシメてやる(自分が無関係な事をしてたことは棚の上の方に上げて)。

 

 

「憶測で記事は書きたくないわ。せめてその日本人の話を聞かせなさい」

 

「見上げたジャーナリズム精神だ。平成のマスコミどもに見せたい姿だよ……証言と言っても、取り引きをした場所と、姿を偽って取り引きした相手の背格好と話し方から絞った結果、最も高い可能性として浮上しただけだ」

 

「……まぁ日本の警察が動けないから、それだけで十分か。ていうか、なんで警察の情報をアンタが知ってんのよ」

 

「懇意にしている警察がいるからな。詳しくは……お、いたいた。アイツらに聞いてくれ」

 

 

横浜駅に戻ると既に宇治木らがおり、手持ち無沙汰気にしていた。

そして宇治木が俺を見つけると、眉間に皺を寄せながら詰め寄ってきた。

 

おぉ、ちゃんと目を合わせられるようになって……あ、気のせいか。

 

 

「何処をほっつき歩いていた。もう集合時間は過ぎているぞ」

 

「悪い悪い。頼りになる味方を見つけてな。彼女を説得するのに時間が掛かったんだ」

 

「む……誰だ、この西洋人は?」

 

「エミー・クリスタル。横浜の英字新聞を書く記者だ。今回のネタを新聞に起こしてもらうよう頼んだ」

 

「なに?」

 

 

日本語を解せるのか、自分の名前だけを聞き取れたのか、エミーは微笑みながら手を宇治木に差し出した。

 

彼女の手を訝しげに見る宇治木は、馬鹿にしているわけではなく、おそらく対処の仕方が分からないのだろう。

手を軽く握ってやるよう教えると、恐る恐るだったが無事に握手が成立した。

 

 

「この人がさっき言ってた、アンタの懇意にしている警官?」

 

「そう。宇治木という。右手がガールフレンドの変態だから気を付けろ」

 

「え゛?!」

 

 

その右手と握手をしながら、唖然として固まるクリスタルを尻目に、宇治木の部下に宿が何処かを問う。

すると、どうやら少しお高めの洋風宿屋をとったという。

 

都合がいい。

ホテル?ならロビーがあるだろうし、そこで打ち合わせをしよう。

 

俺たちは全員、宿屋へと向かった。

 

 

 

 

道中ーー

 

 

「おい。あの女、俺を警戒しているみたいだが何を吹き込んだ?」

 

「お前が二枚目だから近寄りづらいとさ」

 

「ほう……見る目があるな。どれ、ならば俺から接してやるか」

 

 

無意識か意図的か、握手した右手をズボンでごしごしと擦っている女性に、得意気な顔で近づき通じない言葉を振る男。

 

 

 

 

内心爆笑させてもらいました。

 

 

 

 

 

 

==========

 

 

 

 

 

「武器密売疑惑のある店はマックスウェル商会という。商会主はレオナ・マックスウェルで、過去に密売したのは拳銃が主だ。買うのは専ら日本人だが、清国人も出入りしていた証言も取れている」

 

「店の周りの評判は芳しくありませんでしたぜ。もとより商人だから白い目で見られてるのもありますが、どうやらお国でよからぬ事をしたようです。嘘か本当かは判別着けようがありやせんが」

 

「世界の裏側で起こした事が日本(ここ)まで付いて回るとはな、世は広いんだか狭いんだか。で、どうするのだ?」

 

 

彼らの報告を聞きながら逐一エミーにも翻訳して聞かせる。

熱心にメモも取ってる姿から、それなりに興味を抱いたのだろう。善哉

極力宇治木を見ないようにしているのはご愛嬌。

 

ちなみにここは洋館宿屋のロビー擬き。

円形のテーブルを五人で囲む形となっている。

 

 

「まずは俺が客として接触する。武器の密売が本当かどうかこの目で確認したい」

 

「おい。密売を見るにしろ、勧められるにしろ、何の意味がある?証拠を掴んだところで逮捕できないのはお前も知っているだろう」

 

「だからこその、この記者なんだよ。俺が密売を勧められたという証言を記事に載せてもらう。それだけで事件の注目度は跳ね上がり、新聞の購買者は増えるハズだ。そうして事実が横浜に広がれば奴の動きも制限されるだろうし、捕まえなくとも警察も動くだろうさ」

 

「……昨日今日で売りを勧めてくるものか?」

 

「フツーはないだろう。ま、考えがあるから任せとけ」

 

 

そう。

この地に日本警察の捜査権は及ばない。

だから逮捕なんてできないし、仮にできても身柄は相手の本国に渡さないといけないから、追い出すのが精一杯だ。

 

 

「私はどうすればいい?」

 

「取り合えず帰って記事の草案を作っといてくれ。早ければ明日、遅くとも今週中には新聞に起こしてほしいし。宇治木、お前は一人俺について来い」

 

「えぇ~」

 

「……ふん、まぁいいだろう」

 

 

そうして俺たちは一先ず解散した。

エミーは新聞社に、俺と宇治木が件の商店に行き、宇治木の部下二人が宿で待機となる。

彼女は記者魂が逞しいのか自分も同行すると駄々を捏ねていたが、宇治木と一緒になるぜと言ったら渋々引き下がった。

 

 

 

陽も次第に沈み始め、そろそろ闇が辺りを飲み込み始める時分。

宇治木と二人でマックスウェル商会の店に向かって歩いていた。

 

 

「新聞記者を使うのは何故だ。不義を報じることで何が変わる?」

 

「あ~そうさなぁ……」

 

 

文明開化を経て、明治政府は新聞の作成と購読を強く国民に推奨した。

啓蒙に役立つからだ。

 

だがこの頃の新聞は社説論説が主で、数年後の自由民権運動の活発期になると政府批判を行うだけのものとなる。

実際に報道取材がメインとなるのは当分先のことで、今の人たちにマスメディアの真価を知るのは土台無理な話なのだ。

 

マスコミは他人の人生を簡単に(面白可笑しく)潰せる恐ろしい存在だということを、彼らは知らない。

 

 

「横浜の英字新聞は中立だ。政府批判もしないし社説も載せない。ただ起きたことをあるがままに報じる。だからこそ、それを目にする人々は不義を見てこう思う。『悪事を働いて名前が書かれた人ってなんか怖いな……近付かないようにしよう』て」

 

「……つまり、村八分にするということか」

 

「それそれ、いい表現だ!やっぱ地頭はいいんだな、お前」

 

 

そう。

マスコミの恐ろしさは「空気を作ること」。

人々の思いを、考えを、感情を一方向に仕向けられるのだ。

しかも、それを当人らに察せないぐらい自然に。

 

極端に言えば、洗脳だな。

 

まさか伝わるとは思わなかっただけに、すこし嬉しくて声を大きくしてしまった。

いやはや、コイツもしかして頭いいんじゃねぇの?(失礼)

 

 

「まどろっこしいな。効果的とも思えん」

 

「表立つのは禁じられてるから仕方ないだろ。それに効果は覿面だ、俺が保証する」

 

 

と、そんな話をしていると件のマックスウェル商会の店に到着した。

店の規模は至って普通。

民家よりも大きいが、商店にしては普通の大きさだ。

 

だが、ふと違和感を覚えた。

 

店の明かりが消えているのだ。

 

 

「店じまいにしては早いな。それとも今日は休店日か?」

 

「いや、今日は開店していた。部下が聞き込みの時に確認している。閉店時間は知らんがな」

 

「でも戸にOPENのプラが掛かってる……」

 

「日本語で話せ。意味が分からんぞ」

 

「営業中って意味だ。宇治木、お前は店の前で待機しててくれ。何かあったら店に入るなり退くなりしろ。判断は任せる。退くなら部下を連れて朝までここを見張って、夜が開けてから入ってこい」

 

 

宇治木の慌てて制止する声を無視して、俺はそそくさと店の中に入る。

 

どうにも嫌な予感がするんだ。

首筋をちりちりと炙られてる感じ。

西南戦争の時に、薩摩軍と政府軍との休戦約束を壊そうと画策していた鵜堂仁衛の目的を探っていたときと同じだ。

 

 

理屈でも経験則でもない、へったくれもクソも無い、ただの純然なる勘によるもの。

 

 

カランコロンとドアに付いていた鈴が鳴り、俺の入店が店内に響く。

が、反応する人は誰もおらず、店内は暗闇と静寂に包まれたまま。

俺は息を殺して店内を奥に向かって歩く。

 

 

ぎし、ぎしと歩を刻む音が暗闇に響き、呼吸音が嫌に大きく聞こえる。

 

 

マントの内側から愛用の十手を引き抜き、順手に持つ。

 

 

 

あぁ、鼻につんと、否、()()()と来やがる。

 

このこびりつくような、ムカムカする、それなのにどこか懐かしく感じる、悪臭。

反吐が出そうなほどのクソッタレな、嗅ぎ慣れた汚臭。

 

ネバつく臭いが身体中にまとわり付き、酷い不快感に襲われた。

 

 

 

そして

 

 

カウンターの後ろ

 

 

店の奥に続く通路の前に鎮座する、首の無い死体が目に入った。

 

 

その死体の横に、ごろりと転がる生気の無い顔をした頭部があった。

 

唐突な殺害現場を目の当たりにし、思わずせり上がって来た吐き気を飲み込む。

 

 

 

 

 

「くそッ……キレイさっぱり刈り取られてやがる……第一発見者とか不運過ぎるだろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なら、第二の犠牲者になる?」

 

 

 

「ッ?!!」

 

 

 

店の奥から聞こえた声に咄嗟に反応して、カウンターを飛び戻る。

 

その瞬間、体を浮かせるように支えていた手を置いていたカウンターが真っ二つになった。

 

 

横に、だ。

 

 

 

「??!!」

 

 

直後、破砕音が店内に響き、バランスを崩した俺は木片の上を転げ回る。

 

……大丈夫ッ、身体には当たってない。

 

相手の武器も()()

 

 

咄嗟に起き上がり、十手を構えて店の奥を見遣る。

 

 

声の主は未だ暗闇の向こう。

 

その姿は見えないが、あんなもの振り回す奴なんて一人しか思い浮かばん。

 

一人か?……足音!一人分だ。

とうする?ここからすぐに逃げるか?

……いや、情報の収集を優先すべきだ。

 

 

 

そう、情報。

 

 

なぜ奴がここにいるのか、それを探るんだ!

 

 

 

「へぇ、あれを避けるんだ。ただのお客さんじゃないわね。貴方、何者かしら?」

 

「…ッ」

 

「あら、(だんま)り?さっきの攻撃(やつ)は謝るからさ、少しはお姉さんとお話しましょうよ」

 

 

そう言って暗闇から現れたのは、チャイナドレスのようにスリットの入った独特な和装に身を包んで大鎌を担ぐ一人の女性。

 

と、普通ならそう思うだろう。

だが、この目の前の女は女ではない。

 

その声も見た目も、どこからどう聞いて見ても美しい女としか思えないのに、あそこにはあれがぶら下がっている正真正銘の男なのだ。

 

なぜそれを知ってるのかって?

 

これも偏に原作知識だよ。

 

 

 

 

主人公である緋村剣心は幕末期に暗殺を繰り返して、敵味方から人斬り抜刀斎として恐れられた。

恐怖のどん底に叩き落としたと言ってもいい。

 

だが、その名を世に馳せたのは暗殺を繰り返しただけだからではない。

 

彼の活動は前半が暗殺を主として、後半は表の世界に出て遊撃剣客となることを主任務としていた。

むしろこの後半期の表立った活動があったからこそ、彼はその名を轟かせたのだ。

新撰組との血みどろの戦いはもちろん、幕府軍と長州藩(主人公は長州出身)あるいは旧幕府軍と新政府軍による会戦地には必ず出没して、その実力を遺憾無く発揮していたが故に。

 

で、何が言いたいのかというと。

 

彼が暗殺任務を干された理由。

それは彼の力が戦場で必要になったのが半分、もう半分は彼と同等以上に暗殺をこなせる実力者を長州藩が得たから。

 

 

それが、志々雄真実。

 

 

地獄の底から黄泉還ってきた、この明治の世の転覆を企てる最悪の剣客。

 

緋村剣心の後継者とも言え、それでいて実力は緋村剣心以上の最凶の剣客。

 

 

その部下が今、目の前にいる女男なのだ。

 

 

 

俺は暴れる鼓動を無理矢理手で押さえつけて答える。

 

 

 

「ハッ、ハッ…ふぅ、ふぅ……母ちゃんに大鎌を店内で振るう奴とは仲良く話をするな、て躾られてるからな」

 

「あらら、随分と限定的な躾ね。そんなの、私だけと仲良くなるなって言ってるようなもんじゃない」

 

「その大鎌を置いてくれんなら、まぁ話をするのも吝かじゃぁない」

 

「う~ん……そーねぇ」

 

 

そう言って、指先を唇に当てて小首を傾げる姿は正しく美女。

覗ける素足はスラッとしてて、華奢な体つきも肉付きも到底男には見えねぇぞコンチクショー。

 

 

「ううん、やっぱりお話はいいや。誰であれ目撃者は殺さないとだし♪」

 

「微笑んで言うことかよ……」

 

「というわけで……死になさいッ!!」

 

 

再度振るわれる、横凪ぎの大鎌。

 

重量物のくせして空気を切り裂く音すら聞こえず、この狭い室内の空間を的確に把握して振り回されるそれは、狙い過たず俺の首に襲い掛かってきた。

 

 

防ぐ、なんて馬鹿なことはできない。

なまくらサーベルならいざ知らず、こんなもの十手で防ごうものなら体と一緒に両断だわ。

 

だから、地べたに這いつくばる形で伏せて、その一撃を躱す。

 

頭上を死神の、文字通りの大鎌が通りすぎていく。

 

 

「疾ッ!」

 

 

その直後、俺は地を蹴って相手に肉薄する。

 

情報を絞り出すには、まず相手を落とすのが先決だ。

 

 

大丈夫。

リーチの長すぎる大鎌は振るわれた。

コイツが打たれ弱いのは見た目からも原作からも明らか。

 

一撃で、意識を刈り取る!

 

 

 

……

 

 

 

…………

 

 

 

 

 

「やべッ…、……がはぁッ!!」

 

 

 

瞬間、咄嗟に自分の胸の前に出した左腕に激痛と衝撃が走り、その衝撃により俺は背後にある店の壁に叩きつけられた。

 

盛大な音を立ててその場に崩れ落ちた。

 

 

「いっ、たぁ……!」

 

 

いきなりの出来事ゆえに頭が混乱する。

 

落ち着け、落ち着け、落ち着け。

 

 

まずは腕の確認を……クソ、見なくてもわかるわ。

左腕は完全に折れてやがる。当分は使い物にならん。

おまけに壁に背を叩きつけられたから呼吸も苦しい。

若干ながら目眩もする。

 

 

「へぇ、あれを咄嗟に防ぐんだ。ますます只者じゃないわね」

 

「鎖、分銅……」

 

「ご名答♪懐が弱いのは百も承知。中距離の大鎌を掻い潜って近づく奴はこれで木っ端微塵よ。貴方のようにね」

 

 

クソッタレ、近付いた瞬間に原作を思い出したわ。

 

 

志々雄真実との最終決戦時。

 

正しく俺と同じく懐に肉薄した主人公勢の一人が、この鎖分銅で肋骨をへし折られてぶっ飛ばされたことを。

咄嗟に思い出したから腕で防げたものの、できればもう少し早く思い出したかった!

 

フラフラとしながらも俺は立ち上がる。

 

大丈夫、混乱は次第に解け始め、目眩も治まった。

足には影響ないからまだ戦える。

 

 

「さぁて、これでお仕舞いかしらね。ちょっと面白そうだなって思ったけど、残念。もうお別れね」

 

「ハッ、たかが腕一本とったぐらいでいい気になるとはな。めでたい頭だ」

 

「……減らず口を。命乞いはしないの?」

 

「死ぬつもりもないのに助命を乞う意味が分からねぇ」

 

 

 

あぁ、そうだ。

 

 

腕一本使えないぐらいで、俺が止まるものか。

 

 

原作改変?

 

上等。

もとよりいずれするつもりだったよ。

 

 

 

 

 

左腕の代価、きっちり払わせてもらうぜ。

 

 

 

 

 

鎌足!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 









ストック分どんどん上げていきます


ひとえに読者の皆様への感謝ゆえに





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