なんでもできるうちの娘は、異世界ライフを落下からスタートさせる   作:オケラさん

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初投稿となります。更新は遅いですが、一応は完結させる予定です。
どうか暖かい目で見守ってください。


新たなる世界(楽しみ)を求めて (1)

「おはようございます。マスター、支度が整いましたよ。」

 

その声で目を覚ました。俺の相棒であり愛しき我が子、アリス。俺、。どこにでもいる、彼女いない歴=年齢のファンタジー好きの高校生。そんな俺が作り上げた万能型AIだ。(因みに俺はこんな名前で男であるし、アリスという名前もあの有名小説からとっただけなので幼女趣味というわけではないのをご理解いただきたい。)

 

某映画のように知識欲とハッキング技術を持ったAIに常識と良識、その他コンピューター上でのステルスのようなものなど様々な機能がてんこ盛りの俺の最高傑作だ。いや…このい言い方だと語弊がある。俺は最低限の事しかしてないのに自己判断でどんどん成長していっただけで…(容量の問題とかも何とかしてるらしい)

 

「ん?ああ、あの準備か。遂にこの時がきたんだな」

そういってアリスの指示に従い自分の準備を済ませていく。

アリスはAIなので体はないが、大改造により、家はすべてアリスの意のままにうごく。

「こちらがゲートの部屋でございます。」

 

そういって部屋にあったらしい隠し扉が開いた。

いつの間にこんなの作っていたんだか…

 

「部屋の中央にある魔方陣に立ってください。」

 

どこか洞窟のようなデザインの部屋の床には巨大な魔方陣が描かれていた。

言われた通りに立つ。

 

「では、これより別たれし古の世界への門を繋ぎます。あちらにも、町といえるようなものが存在していると予想されますが、まあ、いざとなったらサバイバルでもしてください」

「おいおい。大丈夫かよ?」

「安心してください!陸に転移できるように設定しております。それでは開始します。」

 

そういって、魔方陣が輝き始めた。

 

「というか、この世に魔力とかあったんだな。」

「いえ、あちらの世界のを使えるようにしています。」

 

そう、魔力。魔力といえば魔法、ファンタジー。今しているのはファンタジーの世界、俗に言う異世界とも呼ばれる場所への転移。魔法とはすなわち夢、ロマン。そこへの転移を遂に完成させたのだ(アリスが)。

あたりを光が包み込んでいく。

では、いざ異世界へ。

 

「ゲートオープン。かい…」

 

瞬間、強い光が部屋中に広がった。

 

 

 

台詞が遮られた。そう思ったとき、視界いっぱいの緑が広がった。

どうやら転移に成功したようだ。なんだが…空中である。もう一度言おう、空中である。

転移に成功したと思ったら空中に投げ出されていた。緑の向こう側には海が広がっていて、反対側には、どうやら町らしきものが見える。

さて、冷静に勤めようとしてみても状況は変わらない。ここは心に素直に叫ぼう。

 

「うぇぇぇ!?落ちてるぅぅぅ!?はあぁぁぁ?なんでやぁぁぁ」

 

叫んだ。心の中を、腹の底から、後にも先にもこれ以上無いだろうぐらいの大声で。

ていうか高さ何Mあるんだよ?死ぬぞこれ?普通に死ぬぞこれ?そもそも何故に空中?

初期地点空中で死亡目前の落下スタートとかどんなクソゲーですか?誰がプレイすんだよ?

俺がやってるなぁぁぁ!何故こうなった?ハッ!まさかアリスによる暗殺計画?

俺、この世界の新聞(あるかわからないが)で【山中で謎の落下死体!?】とかいって一面を飾るんですか?嫌だそんなの

 

「死にたくない!死にたくなぁぁい!」

 

某新世界の神みたいなことを口走りっても、地面はもう目前だ。

あ、まじでここまでだ。ああ、短い人生だったな。死ぬなら、天国行きがいいな。

 

 

ーーードォォオンーーー

 

目が覚めると、辺りは森だった。どうやら助かった、のか?いやいや、あり得ないだろう?どうなってるんだ?事実、紐なしバンジーで地面とキスしてからさっきまで気絶してたのだろうし。

もしかして、ここがあの世?随分と自然に溢れてるな。天国か?地獄か?いや、きっと天国なんだろう。ていうか、異世界に転移して直ぐに死んだわけで、異世界を堪能してないんだが、漫画みたいに神様とかがでできて生き返らしてくれないかな?

 

そういって周りをキョロキョロとしていた流凜の目に飛び込んできた、映ってはいけないもの。右手側、少し離れた地点にいる、赤黒くて巨大な影。ドラゴン。その口元に集束していく白と黒の光。明らかにヤバめなブレスの構えである。

神様はいなかったが、ブレス準備をしている竜ならいた。しかも標的はこっちと来た。

 

(おいおいおいぃぃぃ。ヤバいだろこれ。ここはどうやら地獄なのか?永遠に殺されるんですか?楽に生きよう楽に生きようとし続けてきた俺の人生、遂に壊れたか)

 

「アンリッシュド・カオス!」

 

そしてそれが遂に放たれた。

もし、神様が本当にいるのなら言ってやりたい。

 

「何か俺に恨みでもあるんですかぁぁぁ!」

 

そうして、流凜は目映い黒と白の光に包まれ、辺りに爆音が迸った。

 




ここまで見てくださり、ありがとうございます。
どうかこれからも見てやってください。
アドバイスや、コメントなどがあれば是非よろしくお願いします。
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