なんでもできるうちの娘は、異世界ライフを落下からスタートさせる   作:オケラさん

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失踪してませんよ。
週一投稿復帰します。



保護した狐っ娘

「くそっ!なんなんだ!さっきの奴らは」

 

盗賊たちのアジト、そこで目つきの悪い男が怒鳴っていた。

 

「落ち着いてくださいお頭。」

 

先ほど奴隷として捕らえた商品が、辺りを燃やして脱出したため、アジトは大混乱となっていたのだ。

 

「そうですよ。あの方が来るまでもう何日もありやせん。」

 

「急いで奴隷を集めましょうや」

 

「こうなったらもう町まで行きましょう。」

 

「くっ...そうだな。今はあの方の事が優先か...」

 

ーーーーーーーーー

 

 

「さて、此処まで来たら大丈夫かな?」

 

俺たちは、森の入り口まで転移してきて一息ついた。

狐っ娘に話を聞きたいが、まだ泣きじゃくっていて無理そうだ。

狐っ娘が落ち着いてから話を聞くとして、その間に情報を整理する。

取り敢えず魔法は対人でも発動したし、身体は思ったように動く。

 

心なしか軽い気もする。

で、さっきの事だよな。

 

男達(盗賊っぽかったもで以後盗賊)のうち一人が俺の事を見てハーフレイスと言っていたな。

俺の種族はそうなのかな?

 

(いいえ。マスターの種族は幽霊となっています。)

 

あらそう。じゃあそれはいいとして、次にこの娘だが...

まさかあれで遊んでたとかはないだろう。

この世界特有のなにかで俺が処罰食らうとかないよね?

この娘泣いてたし、俺も襲われたし...

 

「うぅ...お兄ちゃん、誰?」

「初めまして。お兄ちゃんは仲間流凛。散歩していたら偶然君が捕まりそうになっているのを見つけて助けたんだ。大丈夫かい?怪我はない?」

「うん。ちょっと汚れたけど大丈夫。ありがとう、お兄ちゃん。」

 

 

お兄ちゃん…いい響きです。

 

「そうか。良かったね、えっと…何ちゃんかな?」

「えっと、キコっていいます。」

 

「じゃあキコちゃん。さっきの男たちとは知り合い?」

「ううん。いきなりキコに話しかけてきて連れて行こうとしてきたの。怖いから逃げようとしたら、囲まれていてできなかったの。」

 

よし、俺は無罪。実は親子とかじゃなくて良かった。

 

「もう大丈夫、とは言えないけど、取り敢えずは助かったよ。」

「うん。お兄ちゃん、ありがとう!」

 

かわいい..この娘凄くかわいい。

おっと思考が逸れたな。

このまま美幼女とお喋りしてもいたいが、まずはこの後のために話を聞かねばな。

 

「君はなんでこんなところに一人でいたんだい?」

「町に買い物にいってたの。本当はお姉ちゃんも一緒だったんだけど、はぐれちゃって、自分だけで帰ろうとしたら、さっきのことに...」

 

 

この辺りに住んでいるのかな?

じゃあ、盗賊のことも知ってそうだけど、そこを一人で来たのかな?

「この辺りは盗賊とかは多いのかい?」

「ううん。最近出始めたってお姉ちゃんが言ってた。」

なのに一人で帰ろうとしたのか。危ないなぁ。

「それは、山に入ったら大丈夫っていつも言われてたから...」

「これからは気を付けるんだよ?」

いくら安全と言われてても、さすがにこんな子供一人だと危ないだろう。

「よし、まあ話はこのくらいにして、君はこの後どうするの?お兄ちゃんは町に行ってみようと思うんだけど」

 

(すっかりお兄ちゃん呼びが気に入りましたね。)

(いいじゃん。別に)

(私もそのようにしましょうか?)

(いえ、アリスはそのままでお願いします。マスター呼びもありだと思うんです。)

(はぁ…了解しました、マスター)

(あ、アリスも自己紹介しといたら?)

(了解しました。)

 

アリスは、盗賊達との戦闘の前に対応しやすいようにと、腕輪になっていた。

俺の隣に身長130cmぐらいの女の子が現れた。

「え?…え?何?」

「初めまして。マスター、仲間流凜のメイドをしております。アリスといいます。以後、お見知りおきを。」

 

(メイド…?うーん、間違ってはないか、な?)

 

「それでは、このあとはどうしましょうか?帰ります?」

「いや、せめてこの娘を家まで送ってあげようよ?」

「了解しました。」

「お兄ちゃん達、町に行くって言ってたよね?じゃあキコが案内してあげるよ!」

 

それは助かるな。もう少し話も聞きたいし、

 

「助かるよ。ありがとう」

 

こうして、狐っ娘と一緒に町へと向かっていった。

 




展開、表現などに関するアドバイスなどあれば是非ください。
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