なんでもできるうちの娘は、異世界ライフを落下からスタートさせる   作:オケラさん

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書いてて意味が分からなくなってくる...


初めての町

そういえば、こキコちゃんは家に帰るために森まで来たんだよな?

なんで盗賊がまだいるかもしれない道を通る、町までの案内をしてくれたのだろう?

 

「キコちゃんは何故、盗賊が残っているかもしれない道を通る、町までの案内をしてくれるんだい?」

 

そうきくと、一瞬「そうだった!」とでも言うような顔をしたあと、

 

「だってお兄ちゃん、困ってそうだったもん」

 

とのことだ。困った顔なんてしてたかな?

 

「それに、盗賊がでても、お兄ちゃんなら、さっきみたいに何とかできそうだし、安心かなって」

 

さっきの転移はアリスのなんですがね…なんか心が痛い。

アリス曰く、

「マスターも、空間を理解できれば使えるようになります。」

とのことなんだか、ぶっちゃけできる気がしない。

 

「ところで、お兄ちゃん達は幽霊なんだね」

 

 

うちの娘の優秀さを改めて感じてると、キコちゃんが話しかけてきた。

盗賊たちはハーフだと間違えたみたいだが、この娘はそこらへんの区別がつくのかな?

 

「うん、そうなんだ。実はね、お兄ちゃん達、本当はここじゃない世界に居たんだけど、ここに来た時に何故か幽霊になっちゃったんだ。」

 

 

「じゃあ、お兄ちゃんたちは迷い人なんだね。」

「迷い人って何?」

「違う世界から、こっちに来た人たちのことだよ。神様がランダムに連れてくるの」

 

 

なんつー迷惑な神様だよ。まっ、俺達は自分で来たんだけれどもね。

 

 

「他にも、転生者や、召喚者って人たちもいるの。」

 

 

そうして、町へと向かう途中に色々と話を聞けた。

曰く、この世界では神が複数おり、ちょこちょこ干渉をしてくるらしい。

 

 

かつての行いとしては、召喚者や、転生者、など、他の世界の人を連れて来たり、新しい魔法を作っては眷属や信徒に授ける。他に、「ステータスがある世界の方が面白い」といって、ステータスの概念を追加したりするなど、随分と勝手気ままにやってるらしい。

 

 

それぞれの神がこういう風にやっているらしく、この世界は、随分といろんなもので溢れているそうだ。

 

そんな感じでお喋りをしていると、町に着いた。規模としては、村と街の間ぐらい。

まさにファンタジーの町って感じだ。

 

 

 

一応、町の入り口の所に門らしき所があり、そこに兵士のような人が2人立っていた。

 

「やあ、辺境の町、バルドへようこそ。」

 

二人の兵士の、若そうな方が声をかけてきた

 

「ええ、少し町に用事がありまして」

 

幽霊だとバレると面倒そうだと思っていたが、特になんもないな。

ここは笑顔で流して、さっさと町に入らせてもらおう。

 

「ん?ナキちゃんじゃないか。どうしたんだい?」

 

「このお兄ちゃんが町に行きたいって言ってたから、ナコが案内してあげるの。」

 

門番は俺を一瞥した後、

 

「ま、キコちゃんが言うなら問題ないか。」

 

そう言うと、特に何もなく門を通してくれた。

 

「え?いいんですか?」

 

流石におかしいと思い、つい声をかけた。

確かにこの子が問題としないならいいかもしれないが、俺はこれでも自分が怪しいという自覚はある。

流石にチェックもなし、というのはどうなのだろうか?

 

「ああ、構わんよ。キコちゃんはな、危機感知が優れていて、犯罪者や、何かを企んでたりするやつがわかるのさ。そのナキちゃんが言うならお前さんは問題ないってことだ。」

 

「見たところ、旅人なんだろう?」とおっちゃん門番が言った。

旅人、そうかその設定で行くか。

 

「ええ、あまりこの辺りに詳しくなくて。いやあ、助かりましたよ。」

 

「ほお?だがな坊主。その道の先は竜神様の山だ。更に行くと海があるだけで、町はおろか、村すらなく、人などいない。」

 

「え?確かこの先には盗賊が出ると…」

 

これもしかして、嵌められた?いやいや、俺はただの小市民ですが?

 

「違うもん。お兄ちゃんはいい人だもん!」

 

ナキちゃんが庇ってくれた。可愛い。頰を膨らませてるナコちゃん可愛い。

自分の盗賊疑惑など頭から抜けて、ずっとこの子を愛でていたい衝動に駆られる。

 

「なぁ〜んてな。キコちゃんが盗賊を見抜けないはずもなし、もしそこまで偽装できるなら、俺らじゃどうしようもない。見たところ丸腰の半人(ハーフ)、しかも幽霊ときた。そんなんじゃ事件の起こしようもねぇ。なら、問題などない!何か事情があるんだろ?大丈夫、聞いたりはしないさ!」

 

なんか助かった?よかった。盗賊扱いされなくて。

 

それから、町についての説明を受けた。辺境の町を自称しているが、気候は安定し海も山も近くにある、なかなかに恵まれた地であった。

また、全体的にゆるく寛容なため、実は各国の王族や貴族が保養地として利用しているとの噂もあるらしい。基本的には領民がいるが、セキュリティが高いため治安も良く、仕事もあるため、盗賊になるものの方が珍しいとのことだ。

 

そして町へ入ると、様々な種族で賑わっていた。

中には聞きなれない言葉や単語も飛び交い、まさしく異世界といった感じだった。

そういえば、キコちゃんとは普通に話してるし、さっきの兵士たちとは普通に会話できたな。

この世界の言葉について、後で誰かに聞いてみよう。

 




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