あの日の戦友たちは今敵となる   作:ゼノアplus+

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はいどうも、研修先の外国が40度だった日に帰国すると日本が6度で34度の気温差に風邪をひきかけた作者です。

なんとなく思いついて書いてみましたが、グダリすぎて何も言えません。

ちなみにこれは投稿の1時間前から書き始めて投稿したのですが、文字数的には皆様どれくらいが良いのでしょうか?ちなみに本編が2000文字程度でこれが6000文字程度です。


番外編
俺に力を貸せ!◯◯◯◯◯!


どうも一夏です。今は訓練をしています。

 

 

「ふう… 今日の訓練はここまでにするか… ん?はいもしもし、Sです」

 

 

亡国ナンバーからだけどこんな朝早くに誰からだ?

 

 

『Sよ、貴様に任務を与える。至急研究所に行け』

 

 

突然スギィ!まあ行けるけど。

 

 

「ボスですか、任務了解しました。つかぬ事をお聞きしますがどのような任務で?」

 

 

『ああ…それなんだがな…私もよくは聞かされてないのだが研究所の方から来てくれとしか言われてないのだよ。まあ命に関わるようなことは私がさせないから安心したまえ』

 

 

いや怖いわ、うちのマッド共にまともについて行くとろくなことにならねぇよ。

 

 

「は、はあ…分かりました。それでは失礼します」

 

 

まあ行くか。おっとシャワーくらいは浴びとかないとな。ISスーツは…一応着るか…

 

 

 

 

「ああよく来たね一夏君!待ってたよ!さあこっちへ」

 

 

俺はできれば来たくなかったです。ちなみにこの人はレイさん。この研究所の所長でマッドサイエンティスト筆頭だ。

 

 

「それで?任務の内容は?」

 

 

「せっかちだなぁ…ただの新作ISの起動実験とそれに伴う性能調査、オプションもあるよ」

 

 

オプションは余計だよ!?

 

 

「じゃあ早速開始しましょう、ISスーツも着てますし。どんな機体ですか?一応俺全距離で試せますけど…」

 

 

「それなんだがね、説明が難しいのだよ。どちらかといえばまあ…近接型に分類するか。あ、全身装甲(フルスキン)だからよろしく」

 

 

まーた変なもん作ったんだな… そして扉が開き始めた。

 

 

「これは、まさに君のために用意したといっても過言ではない伝説の機体だ」

 

 

白がいた。そこには、わかる人には必ずわかるあの伝説がいた。角ばったボディに何よりも印象的な頭から生えている角。

 

 

「はあ...めんどくさい…」

 

 

「そう!ユニコーンガンダムだ!」

 

 

ああうん、そういえばこの人ロボットアニメの大ファンだったな。どうせ俺の声がほぼ同じだからとか何とかでまた作ったんだろうな。(CV同じです)研究所の金で...

 

 

「さあ一夏君早く乗ってくれ!ビームマグナムから、シールド、ブースター、ビームサーベル、NTDまでしっかり再現したのだよ!さあ早く!」

 

 

あえて言おう。何やってんだアンタァァァ!!

 

 

「レイさん、たしか今ってレーザー兵器が開発されて間もないくらいでしたよね?イギリスのブルーティアーズ型とか。」

 

 

 

「おお!さすがボスのお気に入り!よく勉強してるね!あんなのはレーザーでもなんでもないただの光だよ。レーザーを名乗るんならコロニーレーザーくらいのを作らないと私は認めない!」

 

 

いやあれは宇宙にあるから。そんな技術どこかの天災ウサギでも無理だから。

 

 

「そうですか...ていうかNT-Dはダメでしょ!?え、何?あれ再現したの?ニュータイプなんかいないのに?」

 

 

イヤイヤ、レイさんや、名前がアムロと同じだからってそれは無理でしょ?

 

 

「まあそれは流石にISに反応するようにしたさ。もちろんサイコフレームも再現したからしっかりアニメを再現できるよ!」

 

 

「それが目的か⁉︎この女、世界初の男性操縦者をなんだと思ってやがる⁉︎」

 

 

まさかオプションって台本のことか⁉︎

 

 

「何を言ってるんだい?私の大事な研究資料だよ!」

 

 

この女、なんかある意味束さんと通じるところがあるんですけど⁉︎

 

 

「言い切りやがったよ!貴重なISコアをこんなことに使うとは…どうせNT-Dもエネルギー消費する燃費の悪い機体だろ⁉︎」

 

 

白式が遠距離戦も出来るだけでしょ?あれ?普通に強くない?

 

 

「なぜ分かった⁉︎で、でも操縦者に負荷はかけないようにしたし、ビームも原作通りカードリッジつけてるし、サイコフレームに独自にエネルギー貯めてるからそこまで燃費は悪くないはずだよ!」

 

 

それはもう原作のユニコーンから外れてんですけど…

 

 

「いやだからなんであんたは、エネルギーパックとかISのエネルギーをパーツに貯めておくシステムやら作れるんだよ⁉︎明らかにコアいじってるよね⁉︎じゃないとそんな技術無理だから!」

 

 

この人はマッドというかヤバイ!

 

 

 

 

約30分くらいだろうか。俺たちはずっと言い合いをしていた気がする。時間なんて気にしてられないよ…

 

「「ハアハア……」」

 

 

つ、疲れた…仕方ない、折れるか。

 

 

「分かりましたよ。乗ればいいんでしょ!ですけど俺の期待通りじゃなかったらボスに報告しますからね!」

 

 

「フン!今回は今までより真面目なものだからね!乗ってみればその素晴らしさがよくわかるはずだよ!」

 

 

この人は全く…

 

そして俺はユニコーンに乗ろうとした。だが…

 

 

「あれ?全身装甲の機体ってどっから乗ればいいんですか?」

 

 

「あ……ちょっと待って!wait a minute!」

 

 

「やっぱ欠陥機じゃないですか⁉︎なんなの⁉︎乗れない機体を作って何がしたいんですか!」

 

 

「やりました…。やったんですよ!必死に!その結果がこれなんですよ!!」

 

 

「それは俺が言わないと意味がないでしょうがァァァァァァァ‼︎‼︎」

 

 

そんなこんなで約1分。ドッグタグ型の待機形態作ってきやがったよ…分かった。俺はもう何も気にしない…

 

 

「本来なら一度専用機として登録しないと待機形態には出来ないんだけどね。忘れてt…そこまで考えが至らなかったから急いで君の生体情報を登録したのだよ!だから乗れるはずだ!」

 

 

努力の方向性を間違えてなければ束さんに次ぐかもしれない研究者だと思うんだけどなぁ。あと俺の耳にはしっかり忘れてたって聞こえましたよ?

 

そんな事はもう面倒なので今度こそ俺はユニコーンを展開した。

 

 

「あ、展開するときは、俺に力を貸せ!ユニコーン! でお願いね?」

 

 

「時間の無駄なんで普通にやります」

 

 

「手厳しい‼︎」

 

 

構ってられるか。さてとどんなもんかな、アニメの再現というのは。

 

 

「ん?フムフム…へぇ…視界はカメラか、壊れた時のために頭部はヘルメット型になっていると。しかも全身装甲なのに動きに違和感がない。これは…ああマグネットコーティングか。ユニコーンにもあったんだな。レイさん?これ俺にめっちゃ馴染むんですけど?」

 

 

違和感が無さすぎて逆に違和感がある。まるでこの機体が俺自身みたいだ。俺がガンダムだ!なんてな。

 

 

「そりゃあ展開出来るように君の情報を登録したからね。待機形態のドッグタグも君の情報がしっかりあるよ」

 

 

ふーん。よくわかんねぇけどまあ展開出来るんならいいか。…ん?()()()()()()()()()

 

 

「レイさん⁉︎まさかこの機体俺の専用機になってません⁉︎」

 

 

「え?ああ⁉︎ホントだ!一夏君以外展開できない!これはマズイかも……ふう…逆に考えるんだ私。アニメでもユニコーンの搭乗者はバナージでロックされてたはず。そう考えれば…行ける!」

 

 

行けねぇよ!ああ…大切なコアが…初期化するの面倒だろうなぁ。

 

 

「はぁ…もういいですよ。機体は初期化すればいいですし。とりあえずテストだけ済ませましょう」

 

 

早く終わらせて報酬だけもらいたい。

 

 

「そうだね。じゃあまずは基本的な移動、関節部の可動域、ブースターを使った移動をしようか」

 

 

「了解です」

 

 

そして機体の起動実験が始まった。

 

 

 

 

だいたい2時間ほど経過した。

 

 

「お疲れ〜。いやあ、いいデータが取れたよ!とりあえず武装面までの試験は完璧だね!まさかここまでなんの問題もないとは流石に思わなかったよ!」

 

 

この機体、体に負担ほとんどかからない。負荷は無くしたって言ってたけどそれだけでどうにかなる問題じゃないだろ。あとは武装だ。正直言って危険すぎる。ビーム兵器がヤバイ…なんといってもヤバイ。なんだよラファール二体の装甲抜けるとか聞いてねぇぞ。シャルが泣くぞおい?でも多分まだ行けるな。俺の予想だと…五体は行けるか…

 

 

「たしかに順調すぎますね。まあこのまま終われるわけはないと思いますけど…」

 

 

「よくわかってるねぇ。まあ大丈夫だよ、これで最後だから。じゃあ今回の目玉!NT-Dを試してみよう!流石に反応するかわからないから無人機を相手にしてね」

 

 

「なんで無人機あるんだよ⁉︎あんた実は束さんだろ⁉︎あの人以外まだ無人機なんて作れねぇよ!」

 

 

「君から聞いた記憶から私なりに考えて作ってみたんだよ。まあコアを使わずにエネルギーパックを核にしてるだけのISモドキだよ」

 

 

この人、束さん超えてる気がしてきた。

 

 

「分かりましたよ…えっと起動方法は…ああこれか。てか単一能力(ワンオフアビリティー)なのか、じゃあ使い方分かるわ。」

 

 

そして俺は起動させた。

 

ユニコーンは各パーツのロックを解除、中にあるサイコフレームを引き出していく。更に頭部に違和感、顔がガンダムフェイスに変わり角が割れる。この時点で大分身長が伸び違和感がある。次に背中のビームサーベルの柄が上に上がり掴みやすい位置に、最後にサイコフレームが赤く光り輝いた。変身完了、といったところか。

 

 

「うお!機体出力が大幅に上がってる⁉︎おいおいこれじゃシールドエネルギーがすぐに尽き…てない!こいつは凄い!アニメみたいにパイロットに負荷もかからない。うわぁ、白式の10倍は出力が出てる…俺これ使えるかな…」

 

 

 

「どう?私の傑作は。ちなみにサイコミュ・ジャックも出来るよ。ちょうどいいところに試しに作ってみたファングとファンネル、シールドビットとユニコーン用のシールドファンネルがあるから試そうか!」

 

 

アンタそんなにニュータイプ用兵器好きか。セシリアというかイギリス泣くぞ。

 

 

「どうすれば良いんですか?」

 

 

「んー、シンプルにイメージ・インターフェイスを使う様に遠隔操作を思い浮かべれば行けるんじゃないかな?まあ物は試しだ。なんでもやろう!」

 

 

研究者としては超一流で言ってる事は正しいからまともに反論できない。

 

 

「セシリアは確かBT適正は高かったけどそれでも移動しながらの操作は出来なかった。だとするとなかなか難しいはず。こんな感じか?」

 

 

俺は試しにMK-VとかSガンダムとかが持ってる有線式のインコムを思い浮かべてみた。するとどういう事だろうか。全ての遠隔操作兵器が宙に浮かび上がった。

 

 

「うぐっ…!これはなかなかきつい…これ程までに集中力が必要だとは…もう無理だ。やめよう!」

 

 

その瞬間全ての兵器が地に落ちた。成果を聞くためにレイさんに視線を向けると目を開き口を大きく開けてポカンと立っているではないか。どうした?

 

 

「一夏君…今何したの?」

 

 

「何って普通に兵器たちを使用しようとしただけですよ?集中が続かなくてすぐ落ちましたけど」

 

 

何をそんなに驚いてんの?

 

 

「いや君自分が何をしたかわかってるの⁉︎私が遊び半分いや遊び8割で作ったファンネル達を全て、50はあったはずのものを全て動かしたんだよ!そんなことをしたら脳に負荷がかかりすぎる!今すぐ検査をしてもらいに行って!」

 

 

え?今のそんなに凄いことなの?

 

 

「分かりました。でもちょっと今動けなくてですね、難しいかもです…」

 

 

俺が覚えているのはその言葉までだった。

 

 

 

 

眼が覚めると真っ白な天井が目に入った。ここはアレだな。

 

 

「知らない天井だ…」

 

 

これは決まった。

 

 

「残念。あなたも何回も来たことある検査室ですよー」

 

 

なん…だと…

 

 

「これはお恥ずかしいところをお見せしました。ところで私はどうしてここに?」

 

 

「何言ってるんですか?新ISの実験中に無理しすぎて倒れたんでしょう?レイ所長から聞いてますよ。あと脳には特に異常は見つかりませんでしたので今日はしっかり休養を取れば、明日からは普通にしていても問題ありません」

 

 

そういやそうだったな。結局あの後どうなったんだろう?途中で止まってしまったから…ハッ⁉︎任務遂行できなくて報酬無し⁉︎ヤバイ、それだけは回避したい!今月はガンダム◯ンラインの新機体が面白そうだから課金したいのと俺はPS4が欲しいんだ!

 

 

「ありがとうございます。それで、レイさんは何か言っていました?」

 

 

「目が覚めたら社長室に来て欲しいと言っていましたよ」

 

 

うわー絶対任務失敗の話だ。しかもボスに直接のパターン。俺死なねぇかな?

 

 

 

 

「よく来たなS、いや今はいいか。ようこそ一夏君。任務お疲れ様。おかげでいいデータが取れたとレイ君も言っていたよ」

 

 

え?怒られる感じじゃないの?

 

 

「ありがとうございます。しかし私は途中で倒れました。それは問題だと思いますが?」

 

 

「まあ任務が完璧ではなかったというのは確かにある。実は私は、今回の実験を見ていたのだよ。君が大量の遠隔操作兵器を使えたら理由、それはおそらくナノマシンによる並列思考と演算能力、空間認識能力が向上しているためだと思う。更にユニコーンと君の相性もよく、さらにミスとはいえ君の専用機になってしまった」

 

 

やっぱコアが俺のものになったのは問題だよな。

 

 

「まあコアが君のものになったのは大した問題ではない。もともと定例議会で君に専用機を持たせる話があったからな。よって、ユニコーンガンダムをS、君の専用機として正式に認める。亡国として動くときはユニコーンを使って任務を遂行したまえ」

 

 

あれぇ、話がおかしな方向に進んでいる気がするぞ?え?任務でアレ使うの?まじかー。

 

 

「わ、分かりました。貴重なISコアと機体、ボスのご期待に添えるよう使わせていただきます」

 

 

 

 

そんなこんなで次の日

 

また研究所に呼ばれた俺はレイさんとユニコーンのカスタマイズについて話していた。

 

 

「武装の基本構成は何がいい?それから機体の色、名前も」

 

 

「そうですね、拡張領域にもよりますが基本的なビームマグナム、ビームサーベル、ビームマシンガン、ハイパーバズーカ、あとはファンネルとファング、シールドビットを入れてください。色は白い部分は黒に、サイコフレームは紫に発光するようにさせてください。名前は…【ウルティオ】でお願いします」

 

 

正直言おう。俺は少し厨二病だ。

 

 

「拡張領域は結構余裕があるからビーム兵器のカードリッジを大量に入れておくね。色と名前は…ちょっとまってて。ガンダムブレイカーでちょっと試してみる」

 

 

ゲームかい!シミュレーター使えや!

 

 

「こんな感じかな、それじゃ調整するから2日ほど時間ちょうだい!」

 

 

「了解です」

 

 

こうして俺は亡国の任務の時、黒いユニコーンを使うことになった。

 

裏の世界では俺は、【黒い一角獣】とか【闇落ちバナージ】とか【ロマンの塊】と呼ばれるようになってしまった。一つ目はまだ分かるよ?後の二つは何があったんだい?

 

 

俺はもう気にしないよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後の進行における重要事項『アンケート結果がそのまま反映されるわけではありません。あくまで参考にさせて戴きます』

  • 凍結し、リメイクのみを制作、順次更新
  • リメイク版無しでこのまま継続
  • リメイク版ありで両方継続
  • この作品のまま加筆修正

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