あの日の戦友たちは今敵となる   作:ゼノアplus+

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実は私、明日からオーストラリアへ二週間ほど研修がありまして、二週間ほど失踪しますがああ逝ったんだな、くらいの気持ちでいてほしいと思います。感想などへの返信等することが出来ませんのでご了承下さいませ。


未来は現実となり変わっていく
交流(社交辞令)開始


「危なっ!?」

 

 

「チッ…避けていいとは言ってないぞ織斑」

 

 

突然身に迫る危険。だが舐めてはもらっては困る、ナノマシンによって強化されたこの体ならあの攻撃を避けることもできるのだ。

 

 

「理不尽じゃないですかねぇ…織斑先生…」

 

 

そう我が姉織斑千冬その人である。見ろよ姉さん、机から煙出てるぜ?あと女子がみんな固まっちゃってるぜ?どうにかしてくれ。

 

 

「貴様がこの空気を作ったのだろう?まあいい。諸君、私が織斑千冬だ。君たち新人を一年で使える程度には育てるのが私の仕事だ。私の言うことはよく聴き、理解しろ。出来なくてもいい、出来るまで教えてやる。ああそれと私の言うことには逆らってもいいが、聞け。分かったな?」

 

いやどこの暴君だよ…あっ!?耳栓しとかないと…

 

 

「「「キャーーーーーーー!」」」

 

 

おゔ!?なんだ!?最近の女子は叫びだけでソニックウェーブが出せるのか!?俺には無理だぞ…

 

 

「千冬様、本物の千冬様だわ!」

 

 

「生まれて来る前からファンでした!」

 

 

「お母さん、産んでくれてありがとう!今日から感謝するね!」

 

 

「流石千冬様!私達の想像を超えて来る!」

 

 

「「「そこに痺れる!憧れるぅーー!」」」

 

 

カオスゥ…ていうかさ、君たちあれだよね?本当は仲良いよね?絶対今日が初めての邂逅じゃないよね?あ、そうだ。いまの女子たちチェックしとこ。多分俺とか簪とかと同類だ。(アニメ的な観点で)

 

 

「はぁ…毎年毎年よくもまあこんなに騒げるものだ。あれか?私のところにだけこんな馬鹿どもを集中させてるのか?」

 

 

姉さん辛辣…でもまあどうせ…

 

 

「あぁ!!千冬様からの罵倒!それもまたいい!」

 

 

「踏んでください!」

 

 

「あっ…濡れてきちゃった…」

 

 

おおい!?今のはまずいだろ!?俺の予想を超えてきやがった!?このクラスマジヤバいわ…

 

 

「黙れ、時間がなくなる。織斑、もう自己紹介はいいだろう、早く座れ。」

 

 

勝手だなぁ。

 

 

「わかりましたよ、賢姉殿…痛ぁ!?」ゴスッ!

 

 

「織斑先生だ。公私の区別くらいしっかりしろ馬鹿者」

 

 

分かってますよそれくらい…俺の体が異常だからバレないように演技してるんですよ。言えないけど。

 

 

「賢姉って…織斑くんってもしかして千冬様の兄弟?」

 

 

「え!?じゃあ織斑くんがISを使えるのってもしかして…」

 

 

また女子たちが騒ぎ始めた。本当に女子って話が好きなんだなぁ。

 

 

「静かに!自己紹介も終わったことだ。これから授業に入る!」

 

 

「「「はい!」」」

 

 

軍隊かなここは?

 

 

 

 

簡潔に言って暇だった。いやね?復習みたいなもんだから…ていうかナノマシンが脳にまで働いてくれると思わなかったよ…

超絶覚えるのが楽になった。ハハ、チートだな俺。ちなみに今は一時間目が終わった後の休憩時間。十分しかないけど。

 

 

「ちょっといいか?」

 

 

この声は…

 

 

「ん?ああ!箒じゃないか!久しぶりだなぁ!」

 

 

俺わざとらしいなぁ…この子は篠ノ之箒。ISを作った篠ノ之束さんの妹で話し方や態度的にまさに武士って感じだ。

 

 

「少し話したいのだが…屋上に行かないか?」

 

 

悪いけどそんなに時間ねぇぞ…

 

 

「話ならここでもいいだろ?それにしても箒、お前全然変わってないなぁ〜。ポニーテールのままだし。箒だってすぐ分かったぞ。」

 

 

「そ、そうか」

 

 

「そういえば箒、去年の剣道の全国大会、優勝したらしいな。おめでとう!」

 

 

「な!?なんでそんなこと知ってるんだ!」

 

 

新聞読んだらすぐにでも分かるのだよ。

 

 

「いや新聞に載ってたし…」

 

 

「なんで新聞なんか見てるんだ!」

 

 

俺には新聞を読む権利すらないのか…

 

 

「新聞くらい自由に読ませてくれよ…そういえば話ってなんだ?」

 

 

「そ、それはだn『キーンコーンカーンカーン』チャ、チャイムがなったから私は席に戻る」

 

 

タイミング悪いな…

 

 

 

 

そして二時間目。

 

 

今まで空気だった山田先生も自分の担当の授業では張り切っている。空回りしなけりゃいいんだけど…

 

 

「何かわからない点はありますか?」

 

 

沈黙。そりゃまあIS学びに来てんだからこれくらい分かるよな。

 

 

何事もなく授業も終了。

 

 

 

 

「ちょっとよろしくて?」

 

 

来た。思い返せば俺の中で面倒くさいランキングトップ3に入るこの出来事。鮮やかな金髪はロールがかかり、その改造された制服や雰囲気はいかにもお嬢様を思い浮かべる。セシリア・オルコットだ。

 

 

「はい、俺に何か用でしょうか?イギリス代表候補生で入試主席のセシリア・オルコット嬢?」

 

 

女尊男卑に染まっていた頃のセシリアには下手に出ないとすぐに癇癪を起こされるから要注意だ。

 

 

「まあ!ISが使える男と聞いて、どのようなものかと思いましたが、多少の学と礼儀は弁えているようですわね」

 

 

言い方に若干皮肉が込められていて正直腹がたつ。

 

 

「私には期待されるようなことないですよ。ただISが使えるだけの男です。これから学友としてよろしくお願いします」

 

 

あくまでも()()としてだ。鈴みたいに悲しませたくはない。

 

 

「ええ、こちらこそ。よろしくお願いしますわ、織斑さん」

 

 

敵対した関係にならなくてよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




準備で全然書く時間ない…

今後の進行における重要事項『アンケート結果がそのまま反映されるわけではありません。あくまで参考にさせて戴きます』

  • 凍結し、リメイクのみを制作、順次更新
  • リメイク版無しでこのまま継続
  • リメイク版ありで両方継続
  • この作品のまま加筆修正

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