あの日の戦友たちは今敵となる   作:ゼノアplus+

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先週の分サボってたわけではないんです。ちょっと原作一巻行方不明になってただけなんです。ありましたけども。許してくださいなんでもしますから(なんでもするとは言ってない)


どうでもいいことですが私、今日高校の入学式でした。知り合い以外誰にも話しかけれないとか自分終わってる(白目)


俺だって言われてばかりじゃない。

「それではこの時間は、実戦で使用する各種装備の特性について説明する… と言いたいところだが、このクラスはまだクラス代表を決めていなかったな。ちょうどいいので今から決める」

 

 

ああ…これ面倒だったなあ…なんとしてでも回避したい。

 

 

「クラス代表とはそのままの意味で、まあクラス委員長とほとんど変わらん。クラスの雑用係とでも思ってくれ」

 

 

その言い方でやりたいという奴がいたらそれはあんたの信者しかいねぇよ…

 

 

「ちなみにクラス代表者は、再来週行われる、クラス対抗戦に出場する。一度決まると一年間変更できないのでそのつもりでいろ」

 

 

なってしまったら()()()の仕事が出来ない。そうだ!オルコット嬢に押し付けてやればいいんだ。あの人はこの時は高慢ちきだから余裕でオーケーしてくれるだろう。

 

 

「はい!織斑君を推薦します!」

 

 

やっぱそういう奴居るよなぁ。俺を選ぶ意味を一つもわかってない奴が。

 

 

「あっ、私も!」

 

 

「そうだよねっ、せっかくの男子だもの。活用しないではないわ!」

 

 

みんな好き勝手言ってくれるなぁ…男子だからってだけで選ぶ。俺は()()()()ISについてほとんど知らず、一度も乗ったことがないド素人だぞ?

 

 

「では候補者は織斑だな。他にいるか?自薦でも推薦でもどちらでも良いぞ」

 

 

さあ早く来るんだオルコット嬢!そしてこの大変面倒な現状を納めてくれ。姉さんは…無理だから。あ、ついでにお土産も作るか。

 

ピッ… その音はとても小さく、誰にも聞こえないほどの音量で鳴った。

 

 

「待ってください!納得がいきませんわ!」

 

 

女性からそんな音を出せるのかと思ってしまうほどの勢いで机に叩きつけられたオルコット嬢の腕。そして勢いよく立ち上がった。すごい剣幕だなぁ。

 

 

「そのような選出は認められません!大体、男がクラス代表なんていい恥さらしですわ!その男は、まだ多少の教養と常識があるようですが?わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を味わえとおっしゃるのですか⁉︎」

 

 

わあー、一回目より評価が上がってる、うれしいなー(白目)

 

 

「実力から行けば私がクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります!私はこのような島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ありませんわ!」

 

 

やっぱりこの時の()()()()は面倒だな、久しぶりに…キレちまったよ…とかはまあないけども、どうしようかなぁ、言葉責めにするのもいいし、今録音してるレコーダーで脅すか…それともガン無視か…

 

 

「いいですか⁉︎クラス代表は実力トップがやるべき、そしてそれは私ですわ!」

 

 

言ってくれるねぇ、まあ表向きはそれで間違ってはないんだけども。ちらっと姉さんを見ると…あ、ヤバイわ。後ろに鬼武者のオーラっぽいのが見える。キレてるなぁ姉さん…他の日本人生徒も嫌な顔してるし。…はあ、面倒だけど仕方ない、やるかぁ。

 

 

「大体、文化としても後進的な国でからさなくてはいけないこと自体、私にとっては耐え難い屈辱で…「その辺にしましょうかオルコット嬢」な、なんですの突然!」

 

 

「それ以上言うとアナタが面倒なことになりますよ。まあ、俺がISについてはド素人なのは当たり前なので仕方ありません。ですが、そのあとがいけない」

 

 

少しずつ教えてあげるか、面白いし、あれ?俺ってSだっけ?いや俺Sだけども…(コードネーム的に)

 

 

「何がいけないと言うんですの!その態度、イギリス代表候補生であるこの私にとっていいものではないことがわからないのですか!」

 

 

なんか前よりウゼェ、ISがないと何も出来ないことがわからないオンナ共はこれだから!

 

 

「わかりませんね。自己紹介のとき言ったでしょう、俺は女尊男卑の考え方が嫌いだと。それよりも、そんなにも日本にいるのが嫌ならイギリスに帰ればよろしいでしょう?この学園に入ることを決めたのがアナタなのかイギリス政府なのかは知りませんが、ここは法的には日本ではないのですから」

 

 

そう、土地は日本にあるのに、アラスカ条約やらなんやら詳しくは覚えていないが、ここは日本ではない。

 

 

「あら?イギリス政府が私に専用機のデータ収集を目的に入学させましたのよ?帰れるわけがありませんわ!」

 

 

それでいい、そのまま少しずつでも深海に足を踏み入れろ。

 

 

「なら我慢してください。アナタは()()()()()なのだから。それに、アナタの発言で、今まさに戦争が始まろうとしているのが分かりませんか?」

 

 

「はあ?なんでですの?」

 

 

頭悪いな。ちなみに俺はオルコット嬢を酷評しているが、俺の知ってるセシリアはもっと美しく気高かった。コレは俺の知ってるセシリアじゃないからな。気にしない。

 

 

「ここまで言っても理解できないか、極東の猿?それが日本人のことを指しているなら前を見てみろ。」

 

 

「前?前に何かありまs…ヒッ!「オルコット、私は猿か?」い、いえ!違いますわ!」

 

 

我らが織斑先生はお怒りである。

 

 

「違う?このクラスの生徒大半と山田先生と私は極東の猿なのだろう?」

 

 

「そ、それは言葉の綾で…この男に向けて言ったのですわ!それと戦争がどう関係するというのですの?」

 

 

コイツ本当にイギリスの代表候補生なんだよな?まあブリュンヒルデ様にそこまで言えるからオルコット家の当主も務まるのか。

 

 

「少しは自分の頭を使え代表候補生。俺の知ってる代表候補生はもっと気高く、美しく、強いぞ。サラ・ウェルキン候補生がいい例だ」

 

 

以前の俺ならここら辺でやっちまった感あるけど、別にコレくらい所属不明基地破壊作戦でデータ抜く前に電子機器全部壊してスコールの姉貴の的になったことの方が怖いわ。あ、一応姉貴に聞いとこ。

 

 

『あー…姉貴?あれ?繋がってねぇのかな?あ〜ねきぃ〜』

 

コレはISの機能の一つで個人間秘匿通信(プライベート・チャンネル)というものだ。まあ、IS操縦者同士の密会みたいなもんだ。俺たちみたいな暗躍組織ではコレがないと声や内容が筒抜けだからな、頼もしい機能だ。

 

 

『そんなに呼ばなくても聞こえてるわよ。ていうか、コールかけて頂戴。いきなり呼ばれたから驚いたわ。それで用件は?』

 

 

現在こうやって話してはいるがオルコット嬢は絶賛キィーキィー鳴いてる最中だ。俺はナノマシンでマルチタスクも出来るようになったから両方同時進行出来る。…まあ聞いてるだけだけども。

 

 

『ちょっとあの…今クラス代表決めてんだけど、女尊男卑のイギリス代表候補生がちょっかいかけてきてバトりそうだから、()()()()()()()()()()()()()

 

 

『はあ…ちょっかいかけたのはどうせアナタもでしょ?そうねぇ…1割から3割でやりなさい。それくらいなら量産機でも余裕でしょ?あ、間違っても瞬時加速(イグニッション・ブースト)とかの技術関連使うんじゃないわよ?基本技術だけでやりなさい。後、手加減を覚えてきなさい!Mがそろそろ本当にマゾになっても知らないわよ。」

 

 

それは由々しき事態だ。早急に手を打たなくては。マドカとはいい関係を築けてるから変なことになりたくない。後まあ大事な妹だからな。ていうかちょっとユニコーンで違法な研究所とかを焦土に変えただけなのに…アレそんなにマズかったかなぁ…流石にビームマグナムをエネルギーパック2マガジン使ったのはやり過ぎたと思うけども…

 

 

『了解、通信感謝する。今度、お土産になんか買っていくよ』

 

 

そうして俺は通信を切った。今俺は常備してるチョーカー型のユニコーンで通信してました。起動がばれないようにステルスもつけて。どっかの生徒会長様は勘がいいからな。

 

 

「決闘ですわ!」

 

 

ほう、俺に決闘だと?いいだろう、血闘術とブラッドアーツで相手してやる……… 突っ込んでくれる奴がいないって悲しいな…

 

 

「織斑先生、こう言ってますが?」

 

 

大人に頼るって大事だよな!

 

 

「勝手に決めて後を教師任せにするな愚弟。しかし、まあいいだろう。来週の土曜日、クラス代表決定戦を行う。アリーナは確保しておくのでそのつもりでいろ」

 

 

あーあ、結局こうなっちゃったよ。チェルシーさん苦労してんだろうなぁ。もっと時間経ったらちゃんとこっちに引き込んであげないとな!あー試合面倒くさいー。都合よく無人機とか現れてくれねぇかな…そっちの方がまだやる気起きるわ〜。

 

 

ピッ 俺は忘れていたレコーダーの電源を切り亡国へのお土産を作った。人の弱みを握るって意外と楽だったぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ある日


「兄さん模擬戦しないか?久しぶりにまた訓練して欲しいんだが。」


「マドカか、いいぞ。ルールはどうする?」


「お互い量産機でシールドエネルギー尽きた方の負けでいいだろう。今は技術を上げたい。」


「やっぱ仲がいいなSMコンビ。仲がいいからって禁断の関係にはなるなよ?」


「「うるさいぞオータム!余計なお世話だ!」」


「ジョーダンだよジョーダン!え、いやちょっお前ら、ウワァァァァァァァァ!!!!!!!」


その夜医務室からは女性の悲鳴が止まなかったとかなんとか。

今後の進行における重要事項『アンケート結果がそのまま反映されるわけではありません。あくまで参考にさせて戴きます』

  • 凍結し、リメイクのみを制作、順次更新
  • リメイク版無しでこのまま継続
  • リメイク版ありで両方継続
  • この作品のまま加筆修正

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