誤字・脱字・アドバイスなどありましたら感想の欄などに書いていただけるとありがたいです。
いろいろと至らない点は多いと思いますがよろしくお願いします。
私の名前は町田初佳。
七月六日生まれの9歳。血液型はA。
身長135センチ。体重22キロ。
職業は小学生。これでも外見にそぐわない知識量と精神年齢で、何かことあるご
とに同年代の友達に頼みごとをされる。私は、性格的に悪いことでなければよく引
き受けてしまう。自分で言うのもアレだけど、お人よしの部類に入ると思う。
そのため現在進行形でとんでもないことに巻き込まれている。
『キシャアアアアアアァァァァァアアアア!!!!!!』
人がたくさんいる筈の商店街に人は無く、怪物の咆哮が鳴り響く。 怪物は魚の
ような外見をしておりながらも、両手両足があり何かを投げて、少女を狙ってる。
その少女、町田初佳は全力疾走で逃げているはずなのに、一向に人のいない商店
街から出られないことに、焦りを感じている。
(どうして商店街を抜けられないの?そんなに長い商店街でもないのに・・・)
『グググググググウウゥゥゥウウウウウウ!!』
初佳は愚かにも足を止めて振り返った。初佳には驚きの光景が広がっていた。
魚の様な怪物が吐いていたのだ。何をと問われれば、答えることはできる。
初佳は口元を押さえてこみ上げてくる甘酸っぱい何かを飲み込んだ。 初佳とて
吐いただけならば、すぐさま逃げることができただろう。魚の様な怪物の吐いたも
のが原因で頭が真っ白になってしまったのだ。
(あ、え?あれは・・でも、そんなのあるは・・け、ない。でもアレは!)
初佳が見たものとは人のパーツと人だった。
無残に引きちぎられた人間の顔丸ごと。あげく、皮が剥いである。もう片方はそ
のまま生きた人間がでてきた。そして、怯えきった生きた人間を少しづつ齧って食
べた。それも、初佳の前で。
(な、にが・・逃げないと・・・死ぬ!)
何とか初佳は走った。出口を求めて。しかし、子供の体にも限界がある。もう、
足が痛くて走れないはずだ。呼吸も苦しい。
そのとき、後ろの方で桃色の閃光が弾けた。
「ディバイン・・・バスター!」
後ろを振り向くと、初佳のよく知るクラスメイト高町なのはが何か桃色のすごい
光線を放っていた。
初佳は精神的にも体力的にも限界だったため、倒れてしまった。
そして、桃色の光線少女こと高町なのははというと、魚の様な怪物をボコボコに
していた。魚の様な怪物がぐらついた一瞬の隙を逃さず《バインド》という拘束魔
法を使った。
「リリカルマジカルジュエルシード封印!」
なのはがそういうと、青い宝石だけが残り、なのはの《デバイス》という機械に
しまわれた。
「ユーノ君、初佳ちゃんに怪我がないか見て」
「わかったよ」
ユーノが一応、初佳を確認するが目だった外傷も無かったのでしばらくすれば起
きるだろうと判断した。それを聞いたなのはも安心して《バリアジャケット》を解
除した。
とりあえず、二人は初佳を近くの公園のベンチに寝かせた。
「ねぇ、なのは。この女の子とは知り合い?」
なのはは少し悲しい顔をしたがそうだよ。と頷いた。
なのはは初佳と昔、一度だけ遊んだのだが・・・・初佳本人は忘れており、なの
はもそのことがわかっているので少し悲しい。
「初佳ちゃんはね、私が辛いとき助けてくれたの。本人は覚えてないみたいなの。」
「そっか。でもこの子はこれからジュエルシードに関わるかもしれないよ」
ユーノは真剣な声でなのはに言った。なのはは驚いたがとりあえず黙った。
「この子は、ものすごく魔力量が多いんだ。このままだと、危険な目に合うよ。も
しかしたら、今日初めて襲われたのかもしれない。この子は訳も分からず逃げてい
るようだったから」
なのはは改めて眠っている初佳の顔を見た。
(うん、かわいいなの!って違うの! 初佳ちゃんが危険な目に合うのはいやなの)
実はなのはには少々百合っ気がある。もとの原因は初佳にあるので自業自得だが。
「うぅん?ふぇ?ここどこ?」
初佳は、自分が寝かされていることに気がつき、生きていることに喜びをかみ締
めていた。
(生きてる!けど、何で生きているの?私は・・・)
「初佳ちゃん、目が覚めたなの!大丈夫?」
「え、うん。助けてくれてありがとう」
初佳はなのはに助けてもらったことを嬉しく思うと同時にあの恐ろしい光景が蘇
った。なのはがアレと戦っているのが改めてすごいと思った。
初佳が落ち着いたのを見計らってユーノは初佳に声をかけた。
「こんにちは。僕はユーノ・スクライアです。」
「ふぇ、フェッレットが喋った?」
初佳は目を丸くした。動物が喋るなんて初佳の常識ではありえないことだった。
「あぁ、驚かせてごめんね。僕は人間なんだ。魔法で変身しているだけ」
初佳は魔法をイメージしてみた。・・・残念ながら、マジックしか思いつかなか
った。初佳は知識は豊富だが、興味の対象外についてはそこまで詳しくはない。
「魔法はどういうものなの?」
「僕らの常識の魔法は、攻撃、防御、治癒などで、願い事を叶えたりするようなも
のではないんだ」
初佳はユーノの残念そうな顔を見て理解した。小さい子は皆願い事を叶えてくれ
るものだと思うからである。初佳も例外ではない。
「だけど、魔法は危険なんだ。君がさっき、襲われたのは願い事を叶える魔法の石
だよ」
「なのはが封印してユーノ君の回収を手伝っているなの」
今まで黙っていたなのはが入ってきて初佳はちょっとだけ驚いた。なのはは本気
で誰かのために、そしてユーノのためにも手伝っているんだな、と初佳は思った。
「あれは、ジュエルシードと言って、願いを歪んで叶えるんだ」
「例えば私が大きくなりたいと言ったら、周りが小さくなる感じ?」
「まぁ、そんな感じでいいかな」
(それは・・・困るわね。もしも、人の手に渡ったら、おしまいね。)
初佳は自分が自己紹介をしていないことを思い出し、ユーノに向けて自己紹介を
した。
「自己紹介がまだったわね。私の名前は町田初佳。初佳でいいわ。よろしく。」
「うん、よろしく。ものは相談なんだけど魔法少女になってみない?」
ユーノは笑顔でとんでもないことを提案したのである。
最近見たステルヴィアの町田先輩が可愛かったので書きたくなりました