エルメロイ異伝 異種聖杯 作:せいばーのりゅーたん
イギリスの首都ロンドンの時計塔。魔術協会の総本山たる歴史のあるその場所の一室にロード・エルメロイ二世は向かっていた。その場所は各学科の学長たるロード達が集まり会合を開く、いわば会議室のようなもの。本来ならば今日は会合など無かったはずなのだが、突然院長補佐のバルトメロイ・ローレライから召集がかけられたのだった。エルメロイ二世がようやく会議室に辿り着き、ノックをして入室すると、そこには彼以外のロードが全て既に揃っていた。
鉱石科──メルアステア。
植物科──アーシェロット。
全体基礎科──トランペリオ。
個体基礎科──ロード・ソロネア。
降霊科──ロッコ・ベルフェバン。
動物科──ロード・キメラ。
伝承科──ロード・ブリシサン。
天体科──マリスビリー・アニムスフィア。
呪詛科──ロード・ジグマリエ。
創造科──イラノイ・バリュエレータ・アトロホルム。
考古学科──ロード・アステリア。
そして、法政科──バルトメロイ・ローレライ。
現代魔術科のロードであるエルメロイ二世を彼らに加えれば、時計塔に存在する学部長全員がそろう。ただし、降霊科のロッコ・ベルフェバンは特命で時計塔を離れているロードのユリフィスと次期降霊科ロードのブラム・ヌァザレ・ソフィアリの代理であり、現代魔術科のエルメロイ二世も次期エルメロイ家当主のライネス・エルメロイ・アーチゾルテからエルメロイ家の当主代理を任されているだけではあるが。
「申し訳ありません。遅れてしまったようで」
「問題ありません。席に着いてください、ロード・エルメロイ」
遅れたことを謝るエルメロイ二世に対し、そんなことはどうでも良いと言わんばかりに着席を促すバルトメロイ。エルメロイ二世は二世を付けられずに呼ばれたことに少しばかり眉をひそめるが、それは遅れたエルメロイ二世が悪い為に訂正を促す気にもならなかった。その上、エルメロイ二世はある意味タチの悪い天災生徒のフラット・エスカルドスに先程まで絡まれていたので少しばかり疲れていてそれどころでは無かったということもあるのかもしれない。
エルメロイ二世が席に着くのを待ってバルトメロイが静かに語り出した。
「つい先日、時計塔にある手紙が何者かより届けられました。貴君らの目の前に写させたものがあるので、内容を確認してください」
バルトメロイの言葉に各ロード達は個人個人で折りたたまれた紙を手に取り広げて内容を読む。内容を読んだイラノイはニヤリと笑ってエルメロイ二世を見て、ロッコは驚愕し、エルメロイ二世はただ顔を顰めてため息を吐いた。
「貴君らが確認したとうり、これは要するに招待状と言った所です。ロード・エルメロイ二世。貴君宛の」
そう、その手紙は招待状だった。ただの招待状なら良かったのだ。名門の魔術師の家とは表の世界でも有名貴族として名を轟かせている家も多いし、そうでなくとも魔術社会で貴族のような所が多い。故にパーティやオークションなどの招待状が届けられることはままある。しかし、その招待状は普通の招待状では無かった。その招待状はかつてエルメロイ二世が参加したことのあるあの戦争のものだった。そう、聖杯戦争という名の魔術師と英霊達の殺し合いの。
「……ファック」
エルメロイ二世は誰にも気づかれないように悪態をついた。
頼むからきのこは早く他のロード達の設定だけで良いから公開して
気になって夜しか寝れないから
バルトメロイの口調がわからん……タイプムーンウィキ見たら敬語ぽかったけどそれは敬意を表してる時だけかもしれんし……ぐぬぬ