デビルサバイバー2 PossibilityOfGirl 作:天導 優
マナside
私は今、駅に向かっている。
理由は簡単だ。木の葉を隠すなら森の中とはよくいったものでそんな観光名所にそんな秘密があるとは誰も思わないでしょうし、ましてや政府がそんなことをするはずもないと思いこんでますからね。
「迫さん、1つ質問して良いですか?」
私は駅に向かって車を運転してくれている迫真琴さんに気になる事を質問してみますか。
「如何なさいましたか、副局長?」
「学生服姿の人を沢山見掛けるのですが、何かあるのでしょうか?」
「おそらく、大学の入学試験のためかと思われますが」
大学受験ですか。私には縁が無いですね。
「理解しました。ありがとうございます、迫さん」
さて、到着までまだ少し時間がありますね。
「迫さん、軽く仮眠を取るので駅に着いたら起こしてもらっても宜しいですか?」
「畏まりました」
迫side
寝てしまわれたか。無理もないだろう。本来なら小学校に通っているような年齢だからな。
普段の仕事ぶりを見ると局長と同じく年上に見えることも多くあるが眠っている姿は年相応の子供のようだ。
2年前に
聞くところによると副局長の両親は他界したと聞いているが詳しいことは分かっていない。
仮に両親が他界したとするなら親権は誰が持っているのだろう。
局長、では無いな。局長は副局長の実力を認めてはいるが養子にとろうという考えはしないはずだ。
史も違うな。史は研究に没頭して子守りを忘れそうだからな。そういう意味では似た者親子で通じそうだが。
乙女も、恐らくだが違うな。乙女には血が繋がりが無いが娘がいたはずだ。
それでも副局長を養わないとは考えにくいが。
おっと、そろそろ駅に着くな。
「副局長、もう少しで到着です。起きてください」
「ありがとうございます、迫さん」
「いえ、気にしないで下さい」
「帰りは19:00頃になるかと思いますので、迎えを頼んでも宜しいですか」
「畏まりました。気をつけて行ってらっしゃいませ」
「ええ、行ってきます」
行ってしまわれたか。しかし、副局長の親権を考えても仕方ない。
私には私にしか出来ない仕事を探すだけだ。
マナside
さて、駅に着いたのは良いとして、電車はまだ着ていないようですね。
「お嬢ちゃん、一人でお出かけかい?」
駅員の方でしょうか?。まぁ、聞かれたのだから返事をしなければ失礼というものですね。
「はい、名古屋の方まで」
「随分と遠くまで行くんだね。後、5分位で来ると思うから」
「ありがとうございます」
それだけ言うと駅員の方は私から離れていかれました。
あれは、女子高生でしょうか。何やら話しているみたいですが。
「ねぇ、ニカイアって知ってる?」
ニカイア、確か古代ギリシャ語で
「知ってる知ってる。今流行りの死に顔動画サイトでしょ」
どうやら私が知っているのとは違うみたいですね。
「そうそう、このサイトに名と顔写真を登録すると友達の死に顔動画届くってやつ」
「でもそれって胡散臭くない」
「それがさ、私のお姉ちゃんの友達が彼氏が死ぬ動画が届いて同じように死んでたんだって」
「ウソー、それってヤバくないい」
どうやら電車が着いたみたいですね。
それと、やはり一般市民の話はつまらないですね。