デビルサバイバー2 PossibilityOfGirl   作:天導 優

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会食

マナside

楽しい時間もいずれは終りを迎えるとは良くいったものですね。

私は東京に帰るために駅に来ている。

「おねえちゃん、またあそんでね」

「じゃあね、シロちゃん」

見送りに乙女さんと小春ちゃんが来てくれた。

「ええ、またお会いしましょう」

手にお祭りで買ったお土産を手に新幹線に乗り込みました。

さて、迫さんにメールでもしておきましょうか。

 

東京 迫side

「A班は築地の警備にあたれ。極少数だがDケースの可能性もある」

「了解しました」

「B班はC班と協力し資料の整理を」

「「はい」」

忙しいが、普段局長や副局長がやっている量よりは少ないのだ。これぐらいでへこたれる訳にはいかないな。

「精がでるな、迫」

声をかけられ振り向き

「局長、何かご用でしょうか?」

「なに、そろそろ会食の時間だから近くに寄っただけだ」

もうそんな時間か。

「私は副局長を迎えに行ってきます。局長は」

「待て、迫。私も同伴しよう」

「分かりました。車の用意をしてきます」

 

ヤマトside

「迫、まだ着かないのか」

「後、1分ほどです」

「そうか、分かった」

しかし、会食とは面倒だな。

あんな腐って尚、木から落ちる事の無い木の実のような連中に。

「ただいま戻りました、大和様」

「ああ、お帰り。迫、車を出せ」

「畏まりました」

「カノン、会食の会場に着くまで仮眠をとっておけ」

「では、お言葉に甘えさせてもらいますね」

目を閉じて私の膝を膝枕にして眠ったか。

「迫、あえて渋滞の道を選んで会場に迎え」

「しかしそれでは会食に遅れてしまうのでは」

「なに、カノンを少しでも寝かしておくためだ」

「分かりました」

何だかんだ云いつつも私はカノンに対して甘いのかもな。

 

19:00 会食会場前

 

「ついたぞ、カノン」

「おはようございます、大和様」

「副局長、コートです」

「ありがとうございます、迫さん。それでは行ってきますね」

 

-会食会場-

 

「良く来てくれた。おお、そちらの子が副局長かね」

頭皮が寂しい感じの男が私達に向かって話しかけてきた。

「ええ、その通りです。マナ、挨拶を」

さすがにここでは渾名は使えんな。

「マナです、お見知り置きを」

「大和君も若くして局長になったが、それよりも更に若いとはな」

豚のように太った腹をした議員が語っていた。

「お誉めに預かり光栄です」

「うむ、礼儀正しい子だな」

当然だ、これくらい出来なくてどうする。

「そんなことより、明日から始まる審判の日、我々を守ってくれるんだろうね」

私達の正面に座る男が語ってきたか。

「ええ、勿論です、総理」

守る気は一編も無いがな。

「さて、立ち話もなんだ。一緒に食事でも」

「申し訳ありません、総理。私共はまだやらなければならない仕事が残っているので失礼させてもらいます」

「そうか、残念だ。そちらのお嬢さんも今度は一緒に食事をしよう」

「ええ、その時はまた」

フン、気に食わんな。

「それでは、失礼します」

 

-会食会場前-

 

「カノン、この後に食事でも行かないか」

「構いませんが大和様、アイスが食べれるところが良いです」

「お前は本当にアイスが好きだな。迫、カノンの好みに合いそうなレストランへ迎え」

「畏まりました」

私達は迫の運転する車に乗り込んだ。

「大和様、これはお土産です」

「フム、すまんな。どうかしたのか、迫?」

「いえ、なんでもないです」

(局長がお土産を貰って喜んでいる!?)

「食物が中心か。この容器に入っているのはなんだ?」

「たこ焼きと呼ばれる食べ物です。基本的には大阪で食べられるものですが、神戸の方では汁の具に使われることもあるそうですがこれはそのままで食べるタイプの物です。本当は作りたてが一番美味しく頂けるようですが」

「成る程な。それではカノン、JP's内でこれを味や食感を再現することは可能か」

「可能ですが、多少味は落ちるかもしれません」

「そうか、残念だ」

「それと大和様、これは作る際に特別な調理器具が必要になるのでその器具を仕入れても構いませんか?」

「構わんぞ。迫、どうした?」

「あ、いえ。そのための器具を買うのは構わないのですが、それを何処に置くのか気になってしまって」

「厨房に置いておけば良いのではないか。これも調理器具なのだから」

「ただ、JP's東京支部の厨房には他にも副局長が買ってきた、鯛焼き器を初めとした調理器具が並んでいるものですから」

「フム、そうか。それなら食堂を少し狭くして、厨房をその分広くしよう」

「……、畏まりました」

 

-某レストラン-

 

「やはり思った通りあの連中はクズだな」

「そうですね、あのような者達がいては日本の未来は真っ暗ですね」

私達は今、遅めの夕食を取っている。

「あんな家畜のような奴は捨てるべきだな。いや、私が実力主義の世界を完成させた時点で見捨てられるか」

思わず笑いがこぼれてしまうな。

「大和様、それは失礼ですよ」

「どういう意味かな」

カノンは私に賛同してくれているはずだが。

「家畜は私達に味覚と満腹感を与えてくれますが、あの者達はそれ以下の害獣ではないでしょうか」

フフ、やはり私に賛同してくれているな。

「ハハハッ、確かにあいつらは害獣、いや、それ以下の存在だな」

「ええ、大和様が手を下さずともいずれは駆除されるものかと」

「やはりお前は私の右腕となる存在だよ」

「お誉めに預かり光栄です、大和様」

「デザートも食べ終わったことだ。帰るぞ」

「はい」

「それと、明日から始まる審判の日、開始は13:00からだ。それまでに準備を終わらせておけ」

「畏まりました」

さあ、運命の始まりの一週間が始まる。

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