一日丸々書き続けて少々疲れましたので今日はここまで。更新は次の仕事休みになります。
このお話がジル君と帝国の未来を変える大事な大事なとっても大事なターニングポイントです。『ジル君おめでとう』って思うか『ジル君可哀想』って思うかは貴方の愉悦度次第です。
今回の一言
「その勘違いが勘違いであることをわかってほしい。」byRIN
―――帝国四騎士選抜大会後に大きく帝国は変わった。
帝国の皇子であったジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクスが皇帝に即位したのだ。
その背景として、まず前皇帝が皇后に毒殺されたことが発端である。動機は明らかではないが、皇帝の座を狙う誰かに晒されたのではないかと噂されている。
誰もが前皇帝が崩御したことで空位になった皇帝の座を巡って醜い争いに発展するかと思われていた。しかしここでジルクニフ皇子が帝国騎士団を掌中に収め、その力を背景に大粛清を行ったのだ。
帝国騎士団の力は圧倒的で特にその中でも帝国四騎士と帝国魔将の力は圧倒的であった。四騎士は一騎当千という言葉が相応しく貴族領主の軍を一人でなぎ倒せるほどだったと言われる。
またその四騎士より上に当たる帝国魔将はその一騎当千である四人を無傷で倒せるほどの力を持ち、貴族同士が最後の抵抗にと結成した貴族連合をたった一人で殲滅した帝国最強の魔法詠唱者であった。
それらの力の前に皇帝候補者は次々と断頭台に上げられ、ジルクニフの手によって兄弟も関係なく全員殺されてしまい、そのままの勢いで見事に皇帝に即位をしたのであった。
――その鮮やかな手際と容赦のない大粛清によって彼は尊敬と畏怖を込めてこう呼ばれた。
―――『鮮血帝』と。
――ジルクニフSIDE――
――私は今二つのことで悩んでいる…それは嫁選びとゴルベーザのことだ。
皇帝に即位した今、少々早いとは思うが次代の皇帝を育てなければならない。自惚れるつもりはないが私の能力は圧倒的だ。民たちも私の圧倒的な能力での統治に満足をしているだろうが、それを私一代限りで終わらせるわけにはいかない。恒久に維持できてこそ最高の統治というのだ。
その為には文官を育て皇帝を補佐する優秀な者をつくることもそうだが、その母体なる皇帝も優秀であるべきなのは言うまでもない。
そして最も手っ取り早く優秀な次代皇帝をつくるやり方は――私の血の通った子供に継がせることである。
私の圧倒的な能力を少しでも持ってくれればそれだけで優秀な次代皇帝になれるし、私の思考をなぞるものであればなおのこと歓迎できるものだ。
しかし、当たり前のことだが私の血の通った子供をつくるためには嫁がいる。
結婚は一つの外交手段であり、それだけで戦争の火種や交易の恩恵を得ることのできる大きな手札である。ただ皇帝として妾が何人いても不自然ではないが、あまりに多くなりすぎると将来内紛での自滅になりかねないこともある。
私としても結婚は出来るだけ選んで行きたいとは思うが…一番の問題はその嫁の候補が最悪なことである。
フールーダからは竜王国のドラウディロンとの間に子をなすことを提案された。だがあんな若作りの婆なんぞと結婚できるか!幼い子供の姿をしているが私から見れば酒臭そうな匂いでも漂ってきそうな婆さんにしか見えない!確かに血筋的には優秀な子供が生まれる可能性は高いが、国益でもなければ断固却下だ!
また愛妾のロクシーからはリ・エスティーゼ王国のラナーを妻にする事を提案されたがあいつは論外だ!もしあいつを妻に迎えたら別の男との間に出来た子を次代皇帝に据えられ私は人知れず殺されるという未来しか見えない!帝国のためだとかの前に、流石に国を明け渡すほど馬鹿にはなれんわ!
しかし、嫁選びは悩ましい問題ではあるがまだ時間がある。追々でも大丈夫ではあるが、目下一番の問題となっているのが帝国魔将ゴルベーザだ。
こいつ自身は非常に稀に見るほどの優秀さである。まずはその戦闘能力だが正直比べられるほどの相手がいないぐらい強いのだ。貴族連合を一人で薙ぎ払ったときには『…もうこいつだけでいいんじゃね?』と本気で思ってしまったほどだ。
次にその絶大なるカリスマだ。魔法の力によってフールーダが陥落したことで帝国魔法省全員からの尊敬と全権限を掌握した。またその戦闘能力によって帝国騎士団からの崇拝も凄まじく八将軍の半分はゴルベーザ派閥だ。また帝国四騎士は全員がゴルベーザの言うことに逆らうことは出来ず、その内の一人はゴルベーザのことを狂信しているほどだ。手に負えない魔物退治なども請け負うことから国民からも英雄視されている。
最後にこいつの先見能力の高さである。ゴルベーザは私がやろうとしていることに必ず先回りしている。こいつがいると困難な道であろうと思われることも、私が通る頃には石畳で舗装し、宿屋や馬小屋まで用意しているぐらい完璧に整備されている。こいつは『何でも出てくるポケットを持った何かの化身』なのかもしれないと何度も思った。
これでこいつの優秀さはわかっただろう?それで何が問題かって?問題ありまくりだあの馬鹿野郎め!!
絶対君主制にしたいのに何で派閥ができてるんだ!?軍部が半分に割れてたら内乱になるだろうが!!
あと帝国四騎士どもめ!あいつらが帝国魔将の言葉に従うのはわかるが、さらに上の皇帝の言葉に従えないのはどういうことだ!?おかしいだろ!?
他にもフールーダめ!!完全にあいつ側に付きやがった!!子供のころからの付き合いもあって、これが一番精神的にも最悪だ!!
これではゴルベーザが私を裏切った時点で武力では太刀打ちできないじゃないか!!しかもこいつは私の考えていることに対して先読みができるほどの先見性を持っている。つまりこちらが何をしようとも先手を打たれるということだ!勝ちの目すら存在しないぞ!
今のところは従順に従っているもしくは尻尾を隠しているが、早いうちにあいつの弱みを掴むか私に従うことでのメリットを示していかなければ確実に潰されてしまう。そのためには危険を犯してでもあいつのことを調べなければならない。そしてまずは…―――
―――私は今ゴルベーザの私室に向かっている。
まずはあいつの素性から調べたい。こちらの諜報員を使ってもあいつの来歴を調べることは出来なかった。ならばあいつから直接聞きだすのが一番いい。竜の卵は竜の巣にしかない――危険を犯してでもあいつの情報を得ていかなければならないのだ。
今日はこの日の時間のために午後からの予定は空けている。ゴルベーザもこの時間なら部屋で執務をしているはず。今回アポは入れてはいないが、上司たる皇帝の私に時間を取ることは不思議な話ではないし、実際に疑われた時のために他に振るはずだった仕事を差し止めて持ってきている。いつもは私の執務室でやることをあいつの執務室でやることの違いだけだ。
私の話術で話題をゴルベーザの来歴や身上話に持っていき、そこを起点に情報を洗ってやる。もし嘘をついても調べればわかること。嘘をついた時点でそのことを言及しどこまでも食いついていけば確実に何かがわかるはずだ。
さて、考え事をしている内にあいつの執務室前に着いた。まずはノックをして声掛けから始めよう。
「ゴルベーザよ!少し話がしたいのだが入ってもいいか!」
――ガタン…。
ん?音がしたということは中にいるのか?だが返事がないようだが…?
もしや何か後ろめたいことでもしているのか!?これは弱みを掴む好機かもしれないぞ!!
「すまない!入らせてもらうぞ!」
よし!鍵も開いている!あいつは中でどんな後ろめたいことをしているんだろうか!さぁ、その姿を見せて…
―――部屋の中を見た時にきっと私の時間は止まっていた。中には…女神がいたのだ…。
その女神は女性にしては背が高く、青の意匠の施された純白のドレスを着ていた。白に近い輝く銀の髪が腰まで届くぐらい長く、頭の上にはその銀の髪に似合うサークレットをのせている。肌はとても白く少し吊り上がった目が凛々しさを感じさせると同時に頬の僅かな赤みや口元からは柔和さをも感じさせる。年は私より少し年上のように見えるが、均整のとれた顔や身体からはその類推もあてにはならないだろう。
「あ、あな、あなたは…いったい…?」
言葉が出ない。胸がドキドキする。身体の制御が利かない。いったい自分の身体になにが起きているのだろうか。
女神は私の言葉に驚いているようだ――驚いた顔が可愛い――。しかし何か納得がいったのか少し考えているような素振りを見せながら――考えている姿は知的で美しい――こちらに返事をした。
「初めまして陛下。私はゴルベーザ様の配下の一人でございます。この度はこちらへどのようなご用向きでしょうか?」
事務的な声色で――いろんな声がもっと聴きたい――こちらに用向きを訪ねてきた。
「あ…あ、ゴルベーザ…殿がどこに…いるかと思ってな…。」
「閣下でしたら先ほど緊急の用があり出ていかれました。よほど急いでいたのか場所はこちらでも把握しておりません。」
まるで拒絶するかのように話を終えようとしている――もっと話をしてほしい――。それよりもこの女神が誰なのかが気になってしょうがない――あなたをもっと知りたい――。
「そ、そうか。それよりもそなたはここでは見ない御仁だな!名をなんという!」
「私の名…ですか…?」
どうやら名前を聞かれ困っている――困っている姿も心をくすぐられる――みたいだ。
「私の名は…セオドールと申します。しかし覚える必要はございません。今後会う機会はないでしょうから。」
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――INSIDE――
――今目の前にジル君がいます。
ぎゃー!!こっちの世界に来てから鎧を脱いだことなかったから、興味本位で脱いだらジル君がいきなり来たんだよ!!どんだけタイミング悪いんじゃ!!
というか鎧の中身がドレスって…あの鎧の中どうなってんねん!!物理的におかしいだろ!?ここだけゲーム設定盛り込んでくんな!!
ふぅ…叫んで少し落ち着いたぞ!とりあえず今の私の容姿はユグドラシルで最初に設定した容姿そのままのようだ。え?お前男じゃないのかって?私一度も鎧の外見以外で男だって言ったことないよ。むしろ中身は女だって言ってたじゃん!
ちなみに私の容姿のコンセプトはずばりセシル・ハーヴィ(原作ゴルベーザの弟)のお姉さんです!ゴルベーザの中身の女版とも言う。あとさっきジル君に言った名前はゴルベーザの本当の名前だよ。女版の名前が思いつかなかったからそのまま言いました。
それにしても…ジル君どうしたの?なんかこの世の終わりのような顔をしてるけど…そんなに鎧版の私がいなかったのがショックだったのかなぁ?それとも今の私にでも惚れたのか?まっさかー!ジル君皇帝なんだから美人何てよりどりみどりじゃん!きっと女性にこう思わせてガバッと行っちゃうんだろ?すけこましだねぇジル君も!
え?私はジル君のことをどう思うかって?いやだなぁ!厨二病の私が惚れているのは二次元だけだよ!失礼しちゃうなぁもう!三次元の男なんて興味の欠片もないわ!!私の彼氏は私の妄想だけなのさ!!
「あ、会う機会がないとはどういうことか!?そなたはゴルベーザ…殿の部下なのだろう!?」
まぁ、鎧着てたらこの姿じゃ会えないからねぇ…。しかしそのまま伝えるのはまずいからちょっとぼかして伝えておこう。
「私はゴルベーザ様の影にあたる者…ゴルベーザ様と常に共にあり、そして誰も見えぬ場所から眺める者。今日陛下と出会ったのはいわば事故であり、本来その姿はゴルベーザ様の御許可無しに現すことはありえません。」
私=ゴルベーザなんだから常に一緒だし、誰も見えないのは私が鎧から眺めていれば誰も見えないし、私が許可なしに現れないのは私が鎧を脱がない限り会えないからです。うん…嘘は言ってないぞ!
「もしや…そなたはゴルべーザ…殿の奥方…なのか…?」
えええぇ!?なんで奥さん!?あ、でも確かに文脈からそれっぽく聞こえるかも。なんか夫を陰ながら支える妻みたいな?しかし何でジル君は血の涙でも流しそうな勢いなんだろうか?とりあえず思っていることを伝えよう。
「奥方?いいえそのような関係ではありません。そうですね…強いて言うなら――娘のようなものでしょうか。」
このアバターの外見は私の妄想の産物によって生まれたもの、つまり子供のようなものだからこの表現で間違ってはいないはず。
「…娘!?そなたはあやつの子供…?」
ジル君?なんか今日はいつもと変だなぁ?いつもはカリスマいっぱいの余裕のある感じを見せてくれるのに。今日は調子が悪いのかな?…ううむ、ここは早めに退散してジル君に休んでもらおうか。いつも忙しそうだしこの後のジル君の仕事は私が引き継いでおこう。
「《ゲート/転移門》」
《ゲート/転移門》でとりあえず誰もいないところ…空中神殿のマイルームでも行くか。それから鎧を着てから帰ってくればこんな事故はもう起こらないだろう。
「…!待て!待ってくれ!またあなたとお会いできるだろうか!!?」
ん?ジル君必死に止めてどうしたんだ?ああ…そういえば今までの会話を思い出すとお互い初対面のくせに碌な話をしてないな。きっと不快にさせたと思って不安になったんだろう。とりあえずスマイルで不安を取り除きながら『ゴルベーザ様用語集』から抜粋したセリフでも言っておこう。
「あなたと私に…光の微笑む日が来たならば。」
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――ジルクニフSIDE――
「あなたと私に…光の微笑む日が来たならば。」
輝くような笑顔を私のために残して女神は魔法の空間に消えてしまった。
セオドール殿か…よもやゴルベーザに娘がいようとは…。おそらくあれだけの力を持ったゴルベーザに対して復讐をしたい者などいくらでもいる。それらからの脅威から守るために表舞台には上がらないようにしているのかもしれない。
その脅威を除いてもあれだけの容姿だ。女神としか形容のできないあの美しさでは手籠めにしたいと現れる者が後を絶たないだろう。事実私も…。
そ、それにしても!ゴルベーザめ!あのような娘を持つとはあいつは完璧超人か!圧倒的な力を持ち、絶大なカリスマを持ち、先見性に優れた頭脳を持ち、まさか女神のような娘まで持つとは…。特に娘――セオドール殿とお近づきになれないだろうか…。
―――ん?というかここまでの力を持つならセオドール殿と結婚してもいいんじゃないのか?
よくよく考えれば外交手段としてのみ婚姻を考えていたが、自国であってもメリットさえあれば別に婚姻をしてもかまわない。もしゴルベーザの正式な娘としてセオドール殿と結婚が出来れば…。
①ゴルベーザとの関係が良好と見られ割れている軍部が修復できる
②私とセオドールの子供がいればフールーダを教育係として帝国に呼び戻せる。
③その子供が私とゴルベーザの優秀さを引き継ぐ可能性が高くなる。
④帝国四騎士もゴルベーザとの内縁関係者を無視はできず指示を聞いてくれる。
⑤国民も英雄視されているゴルベーザの娘との結婚で皇帝に対する支持が増える。
⑥何よりゴルベーザが帝国に対して裏切らない要因として使うことができる。
EX:そして合法的にセオドール殿と結婚ができる!!
おおおお!これは良いこと尽くめじゃないか!!ゴルベーザ関連が一気に解決できると共に嫁問題もこれなら誰も文句は出ないだろう!
しかし、やはり最大問題はゴルベーザである。ここまで匿っているセオドール殿を簡単に嫁に出すはずもない。皇帝の権力にものを言わせて結婚まで持っていくか?いや待て、もしそれでゴルベーザに反乱されようものならこちらが一気に滅ぶ。
まずはゴルベーザにそれとなくセオドール殿のことについて聞いてみて良い方法がないかを検討しよう。こういうことはまずは友好からだ。将来義理の父上になるかもしれんのだ。慎重に話を進めよう!
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――INSIDE――
―――最近ジル君の機嫌がいいです。
あの後仕事を引き継いであげようと思ったら、お付きの人に『陛下は仕事を終わられて休まれています。』って言われました。
ああ…やっぱり疲れてたんだね。おそらく私に休むことを伝えようとして珍しく私の執務室に来ていたんだな。疲れてるならお付きの人に任せればいいのに…律儀だなジル君は!
次の日から元気が出たのか私に対してニコニコ顔で話してくれるようになった。今までは顔を合わせる度に眉間にしわを寄せてたり、私の話を威圧感持って聞いていたのに随分印象が変わったね!もしかして嫌われていたのかと思ったけど勘違いだったようだ。
それにしてもなんかしきりに私の意見を聞きたがっている。『お前は結婚についてどう思う?』とか『お前から見て私は女性からの結婚相手に相応しいだろうか?』とか『もし結婚式になるとすれば東方式と西方式どちらがいい?』とか…主に結婚についての意見だ。
何か結婚についての催しでもあるのだろうか?あ!そういえばフールーダのおじいちゃんが言ってた!なんか竜王国の女王さんと王国のお姫さんで婚約者の話が上がってたって!もしかして本気でそのことを考え始めたのだろうか?
しかし私の優秀な部下達の調べによると二人ともどっちも若い姿をしていたな。特に竜王国の王女さんなんて可愛らしいお人形さんみたいな外見をしていた。
まさかジル君ってロリコンか…?確かに貴族社会で成熟した女性は見慣れてるだろうし、そういう趣味に走ってもおかしくはないかも。もしかしてそれらのことについて意見を聞いているのかもしれない。
そうかわかったぞ!一応この国の上層部に当たる私から意見を聞き、幼女との結婚賛成派を増やして外堀を埋める気か!さすが頭脳派の皇帝は考えることがすごいな!
よぉし!そういうことならお姉さんが色々と噂を広めちゃうぞ!任せろジル君!君の結婚は私が応援しようじゃないか!!
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――その鮮やかな手際と容赦のない大粛清によって彼は尊敬と畏怖を込めてこう呼ばれた。
―――『鮮血帝』と。
――そして一時期他国との婚姻話と広まった謎の噂によって尊敬と畏怖を込めてこうも呼ばれた。
―――『
<原作を知ろう!>
私に…光の微笑む日が来たならば。
出典:DFF(ディシディアファイナルファンタジー)
使用者:ゴルベーザ
ゴルベーザが血の繋がった弟であるセシルと戦い、兄としてセシルの成長に喜びながら退場する際に言ったセリフ。自身に厳しいゴルベーザは過去の行いの記憶から、セシルと共に仲間として行くことができなかった。しかし、セシルからの感情を発露した説得により、ゴルベーザもその考えを変え、いつか自分の弱き心に打ち勝ち再びセシルの仲間や兄として一緒に歩くことを決意した言葉。自分に厳しいゴルベーザが唯一自分を許した覚悟の台詞である。実際それはFF4TAで叶えることができている。黒衣の男としてセシルと共に仲間として旅ができたことを考えると非常に重い一言ではある。小説内では再会ができたらいいな程度で主人公が使っています…罰当たりな。
主人公の性質上TSタグは付けていない。一応この主人公最初から女性だからね。
次回は主人公の配下の一人が中心となります。またナザリックの面々も出ますので、基本は話の流れから抜け出さない奴らがでます。君には誰が来るか分かるかな?