帝国魔将ゴルベーザ!   作:RIN

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第7話の投稿です!
今回は今までの答え合わせ回です。一体ボクオーンがシャルティアに対してどうやって戦っていたのかが分かります。
皆の予想は当たっていたかな?わいわい想像して楽しい小説ライフを送りましょう!

今回の一言
「とあるTCG用語が分かれば効果も分かるはず。」byRIN


真相と急変

――ボクオーンSIDE――

 

 

「ふむ…他愛もない。これで終いかの。」

 

 

 

 ここは廃坑の外。儂はその上空で廃坑内の状況を伺いながら待機をしている。いや……正確には()()()()()()()()だ。

 

 儂の能力<マリオネットマスター>を用いれば、儂自身が戦場に出んでも十分に戦える。我が創造主から受け継いだ人形達『ミニオン』と属性高ランク武器、そして創造主が編み出した『種族対策戦術』を活用すれば勝利など容易い。

 

 我が創造主の最高傑作達『ミニオン』は全て意志を持たぬ人形で構成されている。当然意志を持たぬのだから動くことは無いただの人形だ。しかし、創造主の()()()()なるものでこの人形の全てに違った職業やスキルや魔法を設定し、レベルもカキン力で最大レベルで調整してきたそうだ。

 

 我が創造主の全てのカキン力を用いて作られたと言われるこれらを<マリオネットマスター>で動かし、そのステータスや設定した魔法・スキルで戦わせることが我が創造主の基本戦術だ。

 

 そして、儂と全く同じ姿をした各種族に対する対策を持った人形で戦う戦術を『種族対策戦術』と我が創造主が名付けた。

 

 やることは簡単だ。今回は最初にアンデッド対策を中心とした『ミニオン』が高ランク神聖属性武器で戦いを挑み、戦った際に出てきた問題点や相手の対応により、それらに何かの対策を持った次の『ミニオン』を送り込む。ただそれだけのことだ。

 

 しかし、戦っている相手はまさか敵が丸々変わっているなどとは思わぬし、基本の戦い方は一緒なので、次の『ミニオン』の対策部分が全く違うなどとは想像もできまい。

 

 今回の最初の『ミニオン』は《負属性吸収(エネルギーアブソープ・ネガティブ)》やパッシブスキル<アンデッド特効>等を持っており、アンデッドを回復させる負属性を消し、相手へのダメージを増やす等ができたが、次の『ミニオン』二体は《究極単一封印(アルティメット・オンリー・シール)》やスキル<誤った指図(ミスディレクション)>を持っており、相手の《力の聖域(フォース・サンクチュアリ)》やスキル<清浄投擲槍>に対策をしている。

 

 最初の《負属性吸収(エネルギーアブソープ・ネガティブ)》等は次の『ミニオン』は使えないものの、一度痛い目を見た相手に二回痛い目を見ようと思う馬鹿はおるまい。最初に少し見せておけば、それに関する魔法やスキルを使ってくることは無いだろう。

 

 

 

 しかし、相手もまさかここまでの強さの者とは思いもよらなんだ。もし若のお言葉が無ければ、ここまでの準備は出来ずにこちらが確実に敗北していただろう。

 

 今の有利な状況はこちらの入念な準備と相手の稚拙さに助けられているところがある。まぁ、あの吸血鬼の小娘の戦闘力はとてつもなく高い。あそこまで強ければ大概の敵は勝負にならんだろうし、装備とそのスペックでごり押した方が上手く行くだろう。ある程度稚拙なのも致し方ないとは思う。

 

 儂とて自惚れるつもりは無い。儂自身は他と比べ非常に弱い。空中神殿内ではおそらく最弱であろうとも自覚している。あの小娘と単騎で戦っても勝利はありえんだろう。

 

 しかし、物事は腕力で決まるわけではない。戦術や発想力、そして達成するための道筋が最も重要なのだ。腕力や能力はその道筋を短縮してくれる一つの手段に過ぎない。

 

 今回の目標は『嗅ぎつけた匂いの痕跡を消すこと』と『侵入者の排除とその調査』だ。前者が比重が大きく、後者は出来ればで良い。

 

 すでにこの廃坑からの痕跡は一切無い。ここから何も辿ることはできないだろう。またあの吸血鬼の足跡も辿っている。トブの大森林方面から来ており、更に仲間も数名確認が取れた。敵の姿が露わになるのも時間の問題だろう。

 

 

 

 後はあの小娘を倒すだけだが……ふむ、そろそろ決着かの。

 

 

 儂のスキル<道化の人形化(クラウン・マリオネット)>は発動した味方を武器にする特殊スキルだ。能力も改変され、使用した者の総合レベルに合わせた味方のスキル適応内の戦士クラスとステータスに変貌させることができる。

 

 味方が剣豪を持っていればレベル100相当のステータスを持った一定の剣技を使えるし、ウォーリアの職業レベルを持っていれば斧や棍棒関連の一定の技をレベル100相当のステータスで使うことができる。

 

 一見お手軽に最強の前衛が作れるように見えるが実はそうでもない。あの小娘が見抜いた通りデメリットも多い。基本3つのデメリットが存在する。

 

 1つ目は味方のHPが徐々に減ってしまうことだ。何もしなくても減ってしまうためいつかは無くなる。そしてそのHPを回復させるには使用者自身がHPとMPを同時に分け与えねばならない。

 

 小娘はこのことには気付いたようだ。儂が長期戦ができないと踏んで長引かせるための魔法を使ったのだろう。

 

 しかし、実はこれはそこまでデメリットになっていない。なぜなら全て儂の人形達である『ミニオン』にストック分を使わせているので代わりはいくらでもいるからだ。また、アイテムを使えないわけではないので、減ったHPの回復を行うことも可能だ。人形を入れ替えて戦えば1ヵ月は余裕で戦っていられる。

 

 それでも小娘の魔法を封じたのは、時間経過で情報漏洩が起こることを危惧してのことだ。少なくとも夜明けまでの戦闘は危険だと考えている。実質は使われても痛くもかゆくもないのだ。

 

 2つ目のデメリットは使用者自身から攻撃や攻撃魔法を使用できず、スキルや魔法以外ではその場を移動できないことだ。これはスキルや魔法で誤魔化してはいるが、上記のデメリットよりも見抜かれては困る点だ。

 

 執拗に使用者を後ろから狙ったり、全体攻撃魔法で安全地帯をなくされてはたまったものではない。この狭い坑道内で戦っているのもそれらを防止するための策である。

 

 もし見抜かれていれば廃坑の外で戦うか、自傷覚悟で全体魔法を使うなどの措置を取るはず。行動を起こさないことからやはりまだ気付いていないのだろう。…ただ気付いてもそれらにも罠を張ってあるので無意味だがの。

 

 そして3つ目だが、これが最大問題であるスキルを掛ける前提条件の問題だ。前提条件としてスキルに対応する職業を持っているかと、相手が完全な味方であり洗脳無しの心からの同意が必要だということである。

 

 このスキル<道化の人形化(クラウン・マリオネット)>の対応する職業系の戦士は全体から見ればそこまで多くない。運良くそれらが見つかっても得体の知れない者からの話では、やはり心からの同意を得るのは非常に難しいのだ。

 

 だからどうやってもまずは説得に入らねばならない。適当な作り話をしながら、相手の心を解し同意まで持っていく作業になる。通常ではその成功率も下がるため、命の懸かった場面か心が折れかけた時が一番効果的だ。

 

 あの剣士の男は元々目星を付けていたが、冒険者の女は完全に拾い物だった。特に女の方は儂の話をホイホイ信じるので、儂も逆に騙されてないか不安になってしまったのぉ…。無知とは恐ろしいものだ。

 

 

 

……おっと、随分長く考え込んでしまった。では、そろそろ小娘を始末するとしよう――――

 

 

 

 

 

 

 

―――……む?《伝言》だろうか?このような時分に誰が……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『―――ボクオーンよ。そこまでにするがいい。』

 

 

 

―――若?一体何故……?

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 坑道内では戦闘が続いていた。状勢は守勢の構えで相手の攻撃をいなし続けるシャルティアと攻勢を続けるボクオーン・ブレイン・ブリタ組の戦いになっている。

 

 

 しかし、その戦闘の激しさにも終わりが見えて来ていた。

 

 

「斧奥義<高速ナブラ>!」

 

「剣奥義<不動剣>!」

 

 

 ブリタが三人に分身し、それぞれが三方向から斧でシャルティアを切り抜ける。その場を動けなくなったシャルティアに対して、更にブレインが熱波を伴う一撃を剣から解き放ちシャルティアにぶつけてくる。

 

 

「ぐぅぅぅ!!?こんな雑魚共に!!スキル<時間逆行>!!」

 

 

 大ダメージを受けたシャルティアであったが、時間が巻き戻るかのように負傷した身体が元に戻っていく。しかし戻ったのは大ダメージを受ける前の状態であり完全ではないようだ。

 

 

(長期戦にもつれ込めばと思ったけど、全然相手の底が見えてこない…!いつまで戦えばいいのよ…!)

 

 

 エインヘリヤルで出したシャルティアの分身も一緒に戦っているが、ボクオーンの位置替えスキルにより同士討ちや不意打ちの温床になってしまい全く役に立っていない。むしろHPが削られる最大の要因になっている。

 

 加えて相手のHPやMPは減っているが最初の時に比べ減りが遅い。シャルティアは徐々に減っていることは感じるが何かが引っかかっていた。

 

(……()()()()()()()()()()ような感じが……。……まさか!?)

 

 

「《魔法解体(マジックディストラクション)》!対象《虚偽情報―生命(フォールスデータ―ライフ)》!!」

 

 

 《魔法解体(マジックディストラクション)》は相手の発動中の魔法や相手にかかっている魔法を打ち消す魔法だ。打ち消せない魔法も多く単一の魔法にしか使えないため汎用性は低いが、発動時間が長い魔法や相手にかかっている魔法一つを打ち消せる。

 

「ほう…?ようやく気付きおったか。」

 

「な…!?なんでほとんどHPが減ってないのよ!?」

 

 シャルティアの勘は当たっており、見事片方のボクオーンの魔法を打ち消した。そして新たに現れたHPは開幕当初からほとんど減っていない状態であった。

 

 

「別に不思議がることもあるまい?弱点があれば装備やアイテムで補うものであろう?儂はただ単に回復も同時に行っていただけじゃ。」

 

 

 どうやら元々HPを回復する装備やアイテムを持っていたようだ。ボクオーンは見えないところでこっそりと使用をしており弱点を補っていたのだろう。MPもHPと同様に偽っている可能性がある。

 

(ぐ…やられた!長期戦なんて意味が無かったんじゃない!……もしかして最初からこれが狙いか!?)

 

 シャルティアは被弾を下げるために防戦に徹していたが、長期戦が弱点にならない以上意味のない悪手であった。ボクオーンはHPを無駄に損耗させるため、いかにも弱点を装っていたに違いない。証拠に《虚偽情報―生命(フォールスデータ―ライフ)》まで使ってHPを偽装していたのだから。

 

「さて…次の切り札はなんじゃ?それとも出す札がもう尽きたかの?そうであるならば……分かっておろうな?」

 

 ボクオーンはシャルティアに対し通告をかけてきた。もしこのまま次が無ければ決めに行くと暗に言っていることが伝わってくる。

 

(どうする…?蘇生アイテムもあるからまだ戦うことは出来る。しかし、このまま戦って勝ち目があるかは……正直分からない。くそ…!ここは屈辱だけど撤退すべきか…!)

 

 例え蘇生アイテムがあろうと相性の悪い相手では勝ち目があるかは分からない。ここは一度ナザリックに戻り情報を持ち帰った方が良いとシャルティアは判断した。

 

「この勝負はお預けよ!《転移(テレポーテーション)》!」

 

 撤退をするために転移魔法を唱え、シャルティアはこの戦域から離脱しようとする。しかし……()()()()()()()()()()。転移の予兆や魔力の残滓もないほど静かにそして何も起こらない。

 

「な…!?《転移門(ゲート)》!《次元の移動(ディメンジョナル・ムーブ)》!《上位転移(グレーター・テレポーテーション)》!」

 

 他の転移魔法を試すが成果は見られない。もう考えずとも分かることではあるが、この現象の元凶をシャルティアは睨みつける。

 

「おお…怖い怖い。儂は元々パッシブスキル<敵対者の領域(ボスエリア)>を持っているだけじゃよ。相手が使う転移魔法や疎通魔法を制限させ、領域内にいる者を儂の許可無しでは出入りできなくするスキルじゃ。儂の知っている者は皆持っていたので忘れていたのう!カッカッカッ!」

 

 スキル<敵対者の領域(ボスエリア)>は最初に場所を指定する必要があるが、指定した場所から出られなくなり、更に外部から応援を呼ぶこともできなくなるスキルである。つまりシャルティアはボクオーンを倒さぬ限り、この戦闘域から逃げることは出来ないのだ。

 

(連絡もできない…!退路もふさがれた…!もうこのクソ爺に勝つことしか道は無い…!しかし勝ち目はあるの…?相手の得体が知れないというのがここまで厄介だとは思わなかった…!)

 

 シャルティアは見えない泥沼に沈んでいくような感覚を感じていた。戦っているはずなのに相手の姿が一向に見えてこない。確かに有効なスキルや魔法は他にもあるが、相手への疑心暗鬼や自滅への危惧で有用か判断できず使うことができない。もし外したり自身に降りかかるようであれば、その後の敗北は確実であった。

 

 

――もはやシャルティアには一か八かの特攻か消滅への先延ばししか出来ることは無かった。

 

 

「カッカッカッ!どうやら迷っておるようだの?なぁに…どのような手段を取ろうともお主には万に一つにも勝ち目はない。ここへ来るまでに情報を駄々洩れにし続けた自身を恨むがいい!」

 

 ボクオーン二人はブレインとブリタに戦闘態勢を取らせ、じりじりとこちらに迫らせてくる。身体面より精神面で大きく追い詰められたシャルティアはエインヘリヤルの分身と共に少しずつ後退をして行く。

 

 背面は無限ではない。いつしかシャルティアは壁面に身体をぶつけ、一瞬相手から目を離してしまう。

 

「一撃必殺<次元断>!」

 

「一撃必殺<一刀両断>!」

 

 その瞬間を見逃さず前衛二人が斬りかかる。僅かな不意を突かれたシャルティアはエインヘリヤルの分身を前に押し出す形で盾にした。分身は削れていた体力分もあり、二人の斧と剣の前についにその役目を終えてしまった。

 

 残るは壁を背にしたシャルティアのみである。

 

(どうする…!?このままじゃ本当に……。仕方無い…ここは覚悟を決めるわ!一か八かスキル<清浄投擲槍>を使ってあいつを倒す!放った後はどうにでもなりなさい!!)

 

 覚悟を決めたシャルティアは相手の攻撃に合わせてスキルを穿つため攻撃の態勢に移る。――例えそれをボクオーンが待っていたとしてもだ。

 

 このシャルティアの一撃がおそらく勝敗を決める決定的な一撃になることはお互いにわかった。張り詰めた緊張感が高まっていく。

 

――そしてボクオーンが最後と思われる言葉を投げかける。

 

 

「さぁ…心の準備は出来とるかの?それではこのまま決めさせてもらう!行くぞ小娘!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――む?……なんじゃと!?一体何が?」

 

 

 ボクオーンの殺意が消え失せた。先程まで張り詰めていた緊張感が霧散していく。何か予想外のことが起こったのかボクオーンが動きを止めてしまったのだ。

 

(……何かしら?これはチャンス?いや…不意打ちの可能性もある。けれど、本当に様子がおかしいわね…?)

 

 シャルティアも戦闘を中断したボクオーンを訝しんでいる。《伝言》でも受け取っているのだろうか。

 

「ほぅ、なるほど。流石は若だ…儂の計算を悉く上回る。どうやら()()()()()()は終了じゃ。良かったなポンコツ脳筋小娘、スキルを撃つ前で。もしそのスキルを撃っておったら……お主死んでいたぞ?」

 

「っ……!!?」

 

シャルティアの動いていない心臓が跳ねた気がした。やはりボクオーンはスキルを撃つことを待っていたようだ。どのような手段かは知らないが、おそらくこちらへの自滅ダメージを誘うつもりだったのだろう。

 

(でも、何故戦闘を止める?スキルへの対抗手段があったならあっちが有利じゃない…。敵が倒せるならこのまま続けても何も問題は無いはず…。)

 

「深く考えんで良いぞ?()()()()()()は終了しただけじゃ。儂自身が相手をするのが面倒での。儂の代わりの者達に相手をしてもらおうと思ったまでじゃ。」

 

「代わりの者達?」

 

 シャルティアはつい聞き返してしまったが、このタイミングでボクオーンの代わりの者達を出す意味が不明な上、ボクオーンに匹敵する代わりの者達がいるのかも疑わしいので聞き返すのも無理はなかった。

 

「なぁに、行けばわかる。もっともその時には手遅れかもしれんがの。ではまた会わないことを祈っとるぞ。スキル<味方‐敵性位置交換(リンク・エネミー・トランス・ポジション)>!」

 

「な…!?どういう意味よ!このクソじ―――」

 

 最後まで言うことができず、スキルによって()()()()()()()()()シャルティアは飛ばされてしまったのだった。

 

 

 




<原作を知ろう!>番外編
誤った指図
出典:MTG(マジック・ザ・ギャザリング)
 通称ミスディレ。MTGはプレイヤーが魔術師として盤面世界をコントロールして相手の魔術師を倒すといったコンセプトで開発された世界的に有名なカードゲーム。プロツアーなども存在するほど戦略的で、さらに全体の収録枚数も膨大になっており、設定ルールを気にしなければ様々な個性溢れたデッキが構築可能である。その中の一枚である誤った指図はメルカディアン・マスクスから収録された5マナの青のインスタントカード。効果は「あなたは、誤った指図のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある青のカード1枚を追放することを選んでもよい。 単一の対象を取る呪文1つを対象とし、その対象を変更する。」である。何を言っているかというと、この魔法は通常コスト支払うのではなく手札1枚(青枠のカード)をゲーム中使わないことで相手の魔法の対象を別の対象にできるのだ。ダメージを与える魔法をこっちに唱えてきたら相手に移せるし、自分の使い魔を殺す魔法も相手の使い魔に挿げ替えることができる。記述によってはできない魔法もあるが、手札一枚でいつでも発動可能なこの効果はかなり強力。私も何回か一撃級の必殺魔法を返されてあぼんされたことがある憎き一枚だ。だが対策していない方が悪い。
 小説内ではボクオーンがシャルティア対策として操る人形に持たせていたスキル。察しの良い方は分かったと思うが、このまま清浄投擲槍を放っていたら神聖属性の必中の槍の対象を変えられ、必中の弱点がそのままシャルティアに返ってくるというナイトメア不可避状態だった。ふっ…奴はうちの小説の設定に救われたな。


次の話はプロットを大きく変更しようと思うので時間が掛かります。3章は無理矢理理屈を捻じ曲げなければいけないシーンが多いので辻褄合わせがマジで死ぬ。首を長くして待っててね!
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