この世界の現在の状況について、重要な事として、シンフォギア、精霊と言った内容を集める事ができ、それ以外にも多くの情報を集める事ができ、おそらくどれも世界を揺るがすだけの情報が多く集まっている。
「おい、少しやばい事になっているぞ」
「うわぁ寒っ!!
なにが起こっているんだ!!」
俺はいきなり入ってきたソーマに反応しながらも、外に出てみると、外の景色は異常な程の雪景色になっていた。
「まさか転生特典の暴走か?」
「そうではなさそうだ」
ソーマはそう言うと手元にあるパッドを操作すると、パッドに表示された情報は何かが移動していた。
「これは?」
「フラクシスという所にハッキングした所、この現象は精霊の仕業らしい。
だけど気になるのは、この映像だ」
そう言い、操作していくと、精霊と戦っている隊員の一人が精霊によって壁に叩きつけられたが、同時に纏っていた機械の鎧が膨張していき、その姿はまるで恐竜へと変わっていた。
「まさか、転生特典か!!」
「あぁ、どうやら記憶を無くしているようだからな、特典が命の危機を察知して、暴走したんだろうな」
「だったら、早く止めないとな」
「まったく寒いのは苦手なのに」
そう言い、忍はかなりの量のコートを着ている状態で降りてきたが
「いや、ルパンレンジャーに変身したら、あまり意味はなくない」
「解除した瞬間地獄じゃろ!!」
「はぁ」
俺はそう言いながらも、ルパンレンジャーに変身し、現場に向かって走っていくと、現場では暴走していた転生特典の前になぜか士道が立っていた。
転生特典は士道に襲い掛かろうと、その手を振り下ろそうとしていた。
「まったく、放っておけないぜ!!」
俺はその一言と共に、バックルを取り出し士道に向けると、バックルのワイヤーは士道を捕らえ、こちらまでに引き寄せた。
「なっ、一体」
「よう、少年。
また会ったな」
「えっお前は確かルパンレッド!!」
こちらの顔を見ると、驚いたのかすぐに離れたが、俺達も士道に構っている暇はなく、VSチェンジャーを暴走した転生特典に狙いを澄ませた。
「ここは危ないから、さっさと避難しろ。
こいつは俺達の獲物だ」
「そんな事を言われても、この先には四糸乃が」
「四糸乃?」
既にこの場にいる住人はあの吹雪によって避難しているはずだが、そのような人物がいるとは思えない。
「その子はあとで俺達が探すから、お前は「無理だ」なに?」
「四糸乃はあそこにいる。
助ける為にも、俺が行かなきゃ」
「現実から言って、なんの力も持たないお前何をしたって無駄だ」
「だからって、えっ?」
そう反論しようとすると、突然耳元を抑えると、何かうなずき始め、士道は耳に付けていたインカムをこちらに渡した。
「なんだ?」
「いや、分からないけど、琴里が渡せって」
「誰だ、それ?」
俺は疑問に思いながらも、インカムを受け取り、耳元に付けた。
『初めまして、怪盗戦隊ルパンレンジャーさん。
私ラタトスク所属の司令官、五河 琴里よ』
「へぇ、それで何の話をしたいんだ?」
『単刀直入に言うと私達に協力してくれないかしら?』
「いきなり何を言うかと思えば、なんで俺達がそんな事をしなくちゃいけない」
『この事態において、協力する事が一番被害を少なくする方法だからよ』
「それで、ここにいる少年一人で、何ができる?」
『吹雪を止める事ができる』
「冗談もいい加減にしろよ」
『本気よ。
でもこの状況をどうにかするには、目の前にいる奴をどうにかしないといけないわ』
「それで、俺達がどうにかして欲しいという訳か」
『えぇ、あなたの目的はあの寅ならばね』
「悪いが断る。
俺達はわざわざ自殺しようとする奴の手助けなんか「自殺なんてしねぇよ」へぇ」
俺と向こうの司令官の話を聞いていたのか、士道は大きく声をあげて言った。
「俺は絶対に四糸乃を助ける。
だけど死ぬつもりなんてねぇよ」
「だったら、ここで俺に殺されてみるか?」
俺はそう言い、VSチェンジャーを士道の額に押さえつけた。
「俺は引かねぇよ!」
「それは死んでも良いって事か?」
「そんな事は言っていない!!
だけど、ここで引き下がる気もない!!」
「我儘な奴だな」
俺はそう言い、VSチェンジャーを離し、くるくると手元で回しながら考える。
士道があれをどうにかできるとは考えにくいが、ここまで大きな組織が自殺を支援するとは思えないし、彼の目の奥にある決意は確かに本物なので、嘘をついているとは思えない、
だとすれば、賭けてみるのも悪くない。
「分かったよ、お前をあの吹雪まで送る。
ただし、その後は俺達はあいつを倒す事しかしない」
「あぁ、それだけで良い」
「はぁ面倒な事を引き受けてしまったな」
俺はそう言いながらも、隣にいるソーマはそれに対しては賛成なのか頷き、忍もあくびをしながら了承した。
「それじゃあ、さっさと仕事を終わらせるか」
俺達はその言葉と共にVSチェンジャーを操作を行う。
【【【GET SET READY? 飛べ!飛べ!飛べ!】】】
【レ・レ・レ・レーッド!】
【ブ・ブ・ブ・ブルー!】
【イ・イ・イ・イエロー!】
その音声はVSチェンジャーを押すと、VSチェンジャーからそれぞれのファイターが巨大化する。
「ほら、乗れ」
「あぁ、サンキュー!!」
それと同時に士道も俺のレッドダイヤルファイターに乗り込んだ。
「飛ばすぜ、捕まれ!!」
「おう!!」
ルパンカイザーに乗り込んだ俺達は目の前にいる暴走した転生特典に対峙しながらも、直接戦うのではなく、まずは士道を送り届ける事を目的に飛び始めた。
こちらを掴もうと巨大な手をこちらを狙うが、ソーマが狙いを合わせてガトリング砲を撃ち、忍がバズソーを奴の目元を狙った攻撃で、こちらから注意を離れた瞬間を狙い、俺は奴の足元を通り抜け、一気に吹雪の前まで接近した。
「こっからはお前の仕事だ」
「ありがとうな」
「礼はまた今度の機会だ」
俺はそのまま士道を降ろした後、再度転生特典へと向かうと途中、背後から近づくのを見ると
「グッドストライカー」
「グッドストライカー、ぶらっと参上!
なかなか面白そうな事をしているじゃないかよ」
「そうだな、いいから手伝え」
「機械使い荒いねぇ、まぁそこを気に入っているからな。
怪盗ガッタイム」
その音と共に俺達のダイヤルファイターは変形し、グッドストライカーと合体していく。
「完成、ルパンカイザー」
ルパンカイザーへと変身完了すると同時に改めて見た特典の姿は、身体のほとんどが機械でできていたが、黒い恐竜のようになって、立ちはだかっていた。
「さぁ行くぜ!!
お前のお宝、頂くぜ!!」
それと同時にレバーを操作し、ルパンカイザーは空を飛び、奴に向けて飛び、左腕に装備されているバズソーを回しながら、接近戦を挑むも、奴の纏っている装甲は想像以上の装甲でダメージを与えられない。
「くっ」
奴はそのまま左腕を掴もうとするが、スピードはそれ程ないので、俺は右腕のガトリング砲で牽制しながら、離れていくが、変わらずダメージを与える事ができずにいた。
そして奴はこちらが離れるのを見計らったように口にエネルギーを溜め始めた。
ここからでは攻撃が間に合わないと思い、俺はそのまま地上に滑るように降り立つと同時に宙へと舞うと奴はそのまま空に向け、口を開くと、口から巨大ビームが放たれ、俺達に襲い掛かる。
「ぐぅ!!」
レーザーの威力は凄まじく、少しでも近づこうと思えば焼かれてしまう程の高熱を放っており、避けるだけでも一苦労だった。
やがてレーザーを撃ち終えたのか、口を閉じたが、再度打つ為にエネルギーを溜め始めた。
「奴め、暴走したから自身の限界を超えた攻撃を簡単に行えるのか」
「このままだと危険じゃな」
「だとしても、俺達の武器が通じなきゃ「武器だったらあるぜ」なっ!!」
俺達が話していると、俺の前がいきなり開くとそこから出てきたのはまるでグッドストライカーを模した人形がそこから現れた。
「お前達には話していなかったけど、このルパンカイザーには必殺武器があるぜ」
「本当なのか?」
「こんな時に嘘はつかないさ」
「はぁ信用してやるか」
「OK、それじゃあ、セットされているVSチェンジャーを出しな」
俺達はそのまま指示に従い、VSチェンジャーを構えると、ルパンカイザーの上に巨大なVSチェンジャーが現れた。
「へぇこんなのがあるとはな」
そう驚いていると、こちらに向けて再度転生特典がこちらに攻撃を仕掛けようとしたが、こちらもそれに合わせてVSチェンジャーを構えた。
「「「「はぁっ!!」」」」
その声と同時VSチェンジャーからエネルギー弾を発射し、敵もそれを消すようにビームを出した。
エネルギー球は容易にビームの中へと消えていったが
「まだまだ弾は残っているぜ!!」
俺達は再度引き金を引くと続々エネルギー弾が連射されていき、そのビームは徐々にだが押されていき、ついにはビームは分散された。
「グッドストライカー連射 倒れちまえショット」
その技名を叫ぶと共に転生特典は次々にエネルギー弾が当たっていき、ついには限界を迎えた転生特典は最後の叫び声と共に、地に倒れ爆散する。
そして転生特典を回収すると共に、地面には気絶して転生者だけが残っていた。
「さて、それじゃあ、アドゥー」
その一言と共にその場から去ると、背後には吹雪は止んでいた。
「どうやら成功したらしいな」