四国
今回の多次元融合において、大きい影響を与えた地の一つである。
調査に向かった職員の話によると、基本的な地理などは大きな変化は見られず、文化も現代にと変わらないのだが、気になる情報あ幾つも上がっている。
それは時代の数え方だが、ここでは西暦ではなく神歴と呼ばれる時代で今年で300年という年号である。
「だけど、やっぱり、街並みはそんなに変わりないようだけど」
俺は現在は調査の為に四国の中にある香川県の街並みを眺めているが、変わっている様子はなかった。
「なんだこの違和感は」
周りを見渡してもなんというか人の優しさが溢れているようが、何か感じる違和感がぬぐえなかった。
そう思っていると道の真ん中ではなぜか倒れた人が見えた。
「どうしたんだ!?」
俺は急いで駆け寄ると、声を出すのがやっとなのか、なんとか聞き取ったが
「おっお腹が減って、動けない」
「はい?」
その一言に俺は思わず呆れるように声を出してしまう。
「それだったら、近くの店に行って」
俺はそう言って、近くの店を探したが、違和感があった。
先程までは簡単に動けるはずだった足が重く感じて、一歩でも簡単に動く事ができない。
「身体に力が入らない」
俺はそう思っていると、懐から飴を出すが、その飴が地面に落ちると共に潰れ、その隙間からはなぜか灰が出てきた。
「空腹は恐ろしい。
身体に必要な栄養がなくなる状態を知らせるのが空腹であり、そしてついには栄養が無くなり、動かなくなる状態を飢餓と呼ぶ」
「誰だ?」
俺はどこからともなく聞こえてきた声に、俺は叫ぶと、そこに出てきたのは身の丈に合わないスーツを着ている少年がいた。
「あんたは?」
「ほら、これをやるよ。
ただし、10万円だがな」
「なっ」
そこから出したのはコンビニで売られているだろう安いパンだが
「おっ俺にくれっ!!
俺だったらもっと出す」
「いいや、私もだ」
「儂が」
そう言っていると、周りはそのパンの存在に気づいたのか、四つん這いになりながらも近づいてきた。
「まさか、てめぇ」
「ここまで気づくとはな、だが、それで何ができる?」
その言葉と共に奴を俺を蹴り飛ばす。
力はそれ程でもないが、身体に力が入らず、壁際まで吹き飛ばされた。
「情けない声を出すな。
別に構わないが、お前の持っているそれを頂くとするか」
「ぐぅ」
その言葉と共に俺の懐にあるVSチェンジャーを奪い取り、銃口をこちらに向けた。
「まぁ楽しませてもらったよ、偽善者」
そう言い、引き金を引こうとした瞬間だった。
「とりゃああ!!」
どこからともなく声が聞こえ、見ると赤色の髪の子が自分の持っている鞄を勢いよく投げた。
「くっ」
それによりVSチェンジャーを落とし、さらには俺の身体に覆うように倒れこんだ。
「これだったら」
俺は最後の力を振り絞り、懐から取り出したレッドダイヤルファイターを転生者に押し付けると、転生特典を盗む事に成功し、特典を懐に仕舞った。
「だっ大丈夫ですか!」
「あぁ、俺はなんとかな。
それよりも何か食べ物ないか?
ここら辺の人は全員餓死寸前だから」
「そっそんな事に!」
その子は急いで鞄から手作りなのかおにぎりを持って、近づいたが次の瞬間、何かが空間全体を包みこんだ。
「これは一体?」
突然起きた出来事に最初は別の転生者の仕業かと疑ったが、周りにはそんな気配もなく、結界が展開された感じがした。
「これって、樹海化現象!
でもなんで」
その現象に心当たりがあるのか、女の子は声を出して驚いているが、その前に俺は現状の確認を優先した。
先程の現象によって、どういう訳か周りにいた人はいなくなり、いるのは俺に襲ってきた転生者、そして彼女の三人だけとなっている。
その空間の周りには樹だけがあり、海の先には蠍のような何かと二つの人を腰の部分で合体させた形をした怪物がこちらに近づいてきた。
「へっ所詮はここで終わるのか」
そう言い奴は当たり前のように寝ころび、目の前の光景を見ていた。
「どうしたんですか?」
「お前のような能天気な奴では分からないだろうけどな。
人は所詮は一人なんだよ」
「そうかよ」
その言葉から、前世はあまり報われない人生を送っているようだが
「とりあえずは俺はお前の八つ当たりに付き合うつもりはない」
「八つ当たりだと、お前の何が分かる!!」
「知らん!」
「なっ」
「今日始めて会ったお前がどんな奴かなんて知らない。
だけどな過去を引きづって前に進まないといつまでも変わらない」
「何を言っているんだ、お前は」
「よく分かりませんが、とりあえずはこれを」
そう言い赤髪の子は転生者におにぎりを渡した。
「なんのつもりだ?」
「お腹を空いていたら、動く事もできません。
とりあえずは食べて、一緒に進みましょう」
「・・・」
その言葉に驚きを隠せなかったようだが、少しずつおにぎりを食べていると、目元は涙が溢れていた。
その少しの優しさは意外だが、少しだが転生者の心を動かしたようだ。
「どうやら、借りを返す時が来たみたいだな」
俺は赤い髪の子からもらったおにぎりを食べ、共に目の前にいる奴らを見る。
周りには人よりも遥かに大きな敵が3体いる。
【レッド】
【0・1・0】
【マスカレイズ!】
「丁度良いぜ、怪盗チェンジ!!」
【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー!!】
「ルパンレッド」
「えっルパンレッドって、テレビで出ていた」
「ここは任せな。
まぁ後で聞きたい事はあるがな」
そう言い俺はまずはニンニンファイターを取り出し、VSチェンジャーをセットする。
【2・1・0】
【GET SET READY? 飛べ!飛べ!飛べ!】
【二・二・二・ニンジャー】
その音声と共にVSチェンジャーから出てくるニンニンファイターを取り出し、とりあえずは転生者と友奈ちゃんを乗せる。
「わわっ、これってなんですか!!」
「揺れるぜ!!」
その一言と共に俺が近づいている事に気づいたのか、蠍のような奴がこちらに向けて尾で襲い掛かってくるが
「怪盗忍法 分身の術!!」
その一言と共にニンニンファイターは分身し、攻撃を避けると共に分身体がそれぞれ尾などの防御が薄い所を狙っていき
「まずは一体!!」
俺は奴の胴体目掛けて突っ込むと、それと同時に蠍の身体は破裂するように爆発した。
「すごい、バーテックスを倒した」
「とりあえずは、君はここで待っていてくれ」
「えっ」
俺はその一言と共にニンニンファイターにある自動操作モードを行うと共に、俺は懐からキョウリュウファイターを取り出す。
「強さはまぁまぁだけど、先輩達の方が強いぜ!」
【0・3・8】
【GET SET READY? 飛べ!飛べ!飛べ!】
【キョ・キョ・キョウリュウジャー!】
その音声と共に、VSチェンジャーからキョウリュウファイターが現れると、ファイターは空中に飛ぶと同時に
「バトル開始だ!」
俺は目の前に出てきた【READY】の文字が現れ、俺はその画面をスライドさせると【OK】の画面が出ると共に、キョウリュウファイターは変形を行い、手足が生えると共に今度はかなり人型に近い奴がこちらに猛スピードで襲い掛かってきた。
「だけど、怪盗の俺よりも遅いぜ」
俺の言葉と共にキョウリュウファイターは雄たけびをあげると同時にこちらに向けて振るった手を噛みつきを行う。
もう一体はこちらに攻撃を仕掛けるがキョウリュウファイターの尻尾部分でその攻撃をはじき、上空へと飛び、二体の頭を狙い、蹴りを放った。
二体はキョウリュウファイターの上空からの攻撃に対応できず、地面で破裂した。
「勝利は頂いたぜ」
今回はMr.エメトさんの転生者を採用させてもらいました。
今後も募集していますので、皆様の応募、お待ちしています。