特典を奪う怪盗団   作:ボルメテウスさん

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予告状22 新たなる疑問

その日の内に俺は半藏学院の生徒と合流する事ができ、彼女達と合流した後に彼女達の教室で自己紹介する事になった。

 

「それでは改めて自自己紹介させてもらうぜ、俺は世間で言う所のルパンレンジャーのルパンレッドだ」

 

「ルパンブルーだ」

 

「ルパンイエローじゃ」

 

「なんていうか、個性的な奴らだな」

 

「貴様に言われたくないぞ、痴女」

 

「この幼女、言葉がきつい!!」

 

「まぁまぁイエローもなんだか想像していたよりも可愛い子でびっくりだよ!!

でもこんな小さい子が」

 

「んっ何を言っておる、儂は貴様らなんかよりは年上だぞ」

 

「えっ?

それってどういう意味?」

 

「貴様らに話す義理はない。

儂らは儂らの目的を遂行するだけじゃからな」

 

それだけ言うと忍はその場から離れ、どこかへと行った。

 

「なんだか、偉そうな餓鬼だったね」

 

「まぁイエローは慣れていない所では緊張するからな。

そうだろ、ブルー」

 

俺はそうソーマに話しかけようと思ったが、既にソーマの姿はいなくなっていた。

 

「奴だったら、もう用はないと言って出ていったぞ」

 

「はぁまったく、こういうのは俺ばっかりかよ」

 

俺はそう言いながら頭を掻きながら、今後の事について考える。

 

「それで、ルパンレンジャーさん達は一体何が目的で?」

 

「俺達の目的か?

まぁ簡単に言うと、こういうのを探しているが、心当たりはないか」

 

そう言い、俺は源十郎さんから渡された写真を渡すと全員何か心当たりがある顔をしていた。

 

「これって、確か絡繰だよね。

忍者が操るのだけど、これが何か」

 

「いや、別に」

 

その言動から、元からこの世界にあった物だと推察する事ができた為、転生特典ではない事が分かった。

 

だが、問題は特典についてだけだが

 

「これは侵入者」

 

そんな話をしている内に侵入者を知らせる音が鳴り、同時に俺は走り出した。

 

「おい、レッドは行けるってもういねぇ!!」

 

「さすが怪盗と言った所だな」

 

「関心している場合ではありません、私達も行きますよ!!」

 

背後から声が聞こえてきたが、俺はそれを無視し、敵の居場所まで走り、手にはVSチェンジャーで変身できるように備える

 

「早速仕事か、難儀な事だな」

 

「まったくじゃ、ドーナツを食べる時間もない」

 

「お前らな、全部俺に任せて行くなよ、こっちは大変だったんだぞ」

 

そうしている間にも合流した二人に文句を言いながら、感じる殺気の元へとたどり着くと

 

「これは結構な事で」

 

辿り着いた先には先日戦った悪忍の他にも4人の悪忍がいるが、問題はその中で異様に目立つフードを被った男には人質だと思われる男子生徒がいた事だ。

 

「おい、お前、何をしやがる」

 

油断できない状況の中で行動について疑問に思ったのか、悪忍の一人がフードの男に質問した。

 

どうやら状況はあの悪忍達にとっても予想外の状況だったらしい。

 

「何をとは簡単な事だ。

奴らの弱点を突いただけだ」

 

「それでなぜそいつの首を絞める事になっているんだ?」

 

「ふっ奴らの弱点は大体の所はこういう人質だからら」

 

奴はなぜかこちらの弱点を始めから知っている様子だ。

 

確かにこれまでの戦いでは人命を優先していたが、そこまで目だった動きをした覚えはなかったはずだが

 

「さぁどうする?

お前らが動いたら、この女の命はないぞ」

 

「ちっ」

 

俺達はその言葉に従うようにVSチェンジャーを下に置いた。

 

「ふっやはりな。

では始末しろ」

 

フードの男は俺がVSチェンジャーを下したのを見ると、満足そうな様子だけ見えた。

 

「・・・」

 

「どうした?」

 

「別に、あんたの命令を聞く気にはなれないだけですわ」

 

「ふっ忘れるな、こいつはお前らに対する人質でもある。

そしてなによりも任務遂行には奴らが邪魔だから、代わりないだろ」

 

「そりゃあ、そうやけどな」

 

「あんたのやり方が気に入らないだけよ」

 

「ならば、任務も失敗するか?」

 

そう言い、奴は男子生徒の首に刃を突きつけた。

 

「ちっ、恨まないでくださいね」

 

その言葉で悪忍達は武器を構えてきたが

 

「誰が恨むかよ」

 

「なんやて?」

 

「俺達は俺達の意思でこうしているし、あんた達は脅されて、手を汚すだけだ。

恨む理由はないぜ」

 

俺はそう言って、悪忍達は戸惑いながらも、その手には戸惑っている様子だった。

 

「これは一体」

 

そんなやり取りをしている間にも、飛鳥ちゃん達も合流する事ができ、後ろに立っていたが人質がいる状況では下手に手を出せないのか武器を構える事もできない。

 

「丁度良い、目的の物を手に入れられるチャンスが増えたな。

お前達、一気に始末しろ」

 

「そうだな、だが元々人質などいないのだからな」

 

そう呟いた男子生徒は、先程までの怯えていた演技から一変、奴の持つ刀を蹴り上げ、なんとそのままこちらの前まで一瞬で来る。

 

「えっ」

 

「一体何が?」

 

「ふっ、天空忍チェンジ!!」

 

その言葉と共に男子生徒は何時の間にか持っていたのか、緑色のボールを前に掲げると、次の瞬間に現れたのは緑色のボディスーツと黄色のジャケットを身に纏った戦士へと変わった。

 

「なっ!

貴様は」

 

「まさか、先輩だったとは」

 

「イエス、ルパンレンジャー、ユーの覚悟見せてもらった。

そして彼女達の事もね」

 

「そりゃあ、どういう意味だよ」

 

「様々な違いがあっても、根本的な事が近い。

それを確認できたからね」

 

「なんじゃ、そりゃ。

まったく訳が分からねぇ」

 

「今は分からなくても良い。

だけど、いずれそれは君達にもわかるからね」

 

「いや、それよりもなんで変装を?」

 

「そうしなければ、奴が尻尾を出さなかったからな。

そうだろ、バット・ゼ・ルンバ!!」

 

「ふっ、どうやら最初から踊らされていたようだな」

 

その言葉と共に男の姿は変わり、そこに現れたのは蝙蝠が怪物になったような姿だった。

 

「我は暗黒七本槍にして、七本槍にあらず!

零の槍 バット・ゼ・ルンバ!!」

 

「バット」

 

「ゼ」

 

「ルンバ?」

 

「奴はミー達の世界でハリケンジャー、ゴウライジャー、そして二代目シュリケンジャーによって倒されたが、ある神によって蘇った転生者だ」

 

「その通りだ、我の目的は始めから、我が主の求める力を手に入れる事だけだ。

だがシュリケンジャーが現れた以上、ここにいる奴らは全員始末させてもらう」

 

その言葉と共にバット・ゼ・ルンバの周りには髷を付けたような黒い忍者が現れた。

 

「邪魔者は全員始末か?

だったら、私達もそうさせてもらうよ」

 

そう言い、悪忍達はなんと俺達の元へと来ると共に武器を構えた。

 

「私達の味方に?」

 

「勘違いするなよ。

私達の目的は変わらない、だけど達成する為にはあいつが邪魔だから協力するだけだ」

 

「それでもいいんじゃないのか」

 

俺はそう言い、VSチェンジャーを手に取り、ダイヤルファイターをセットする。

 

「「「怪盗チェンジ」」」

 

【レッド】 【ブルー】 【イエロー】

 

【0・1・0】 【2・6・0】 【1・1・6】

 

【【【マスカレイズ!】】】

 

【【【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー!!】】】

 

「ルパンレッド!」

 

「ルパンブルー」

 

「ルパンイエロー」

 

「「「怪盗ルパンレンジャー」」」

 

「アイアムニンジャ・オブ・ニンジャ!

緑の光弾・シュリケンジャー、参上!!」

 

「さぁお前のお宝、頂くぜ!!」

 

俺達はその言葉と同時に俺達は走り出すと、俺や他の数人と共にバット・ゼ・ルンバの元に他の皆はマゲラッパに向かって走り出す。

 

「合わせられるか、悪忍!」

 

「あたしの名前は焔だ!」

 

「そうか、それじゃあ、行くぜ飛鳥ちゃん、焔、それに先輩!!」

 

「ふっ貴様ら程度に何ができる」

 

俺はルパンソードで飛鳥ちゃんはその手に持った刀で切り上げると、バット・ゼ・ルンバはその手に持っている刀でその攻撃を防ぐ。

 

「甘いわ!!」

 

「そうだな、背中ががら空きだぜ!!」

 

その言葉と共にバット・ゼ・ルンバの背後にいた焔はその手に持った6つの刀で攻撃を仕掛ける。

 

「なんだと」

 

「こちらもだぜ プラズマ剣!!」

 

さらには追い打ちをかけるようにシュリケンジャーが持っていた武器で切り上げ、バット・ゼ・ルンバを追い込む。

 

「馬鹿な!

幾らスーパー戦隊とはいえ、なぜここまで!!

まさかっ!?」

 

「行くぞ、ルパンレンジャー、それにニンジャガール達。

ミーについてきたまえ!!

 

「なんだか分からないけど乗るぜ!!」

 

俺はそれに答えると共に飛鳥ちゃんも焔もシュリケンジャーを追うように走り出すと、

 

「流派超越 影の舞!!」

 

その言葉と同時に彰子が閉まると、俺達は各々がバット・ゼ・ルンバに攻撃を仕掛け、最後に4人同時の切り落としを行った。

 

同時に彰子が開かれ、バット・ゼ・ルンバは地面へと倒れた。

 

「ぐっ!!」

 

「さぁ観念しな」

 

俺はそう言い、レッドダイヤルファイターを取り出すが

 

「貴様らにくれてやる物などあるものか!!

宇宙忍法・巨大身の術!!」

 

そう言い、バット・ゼ・ルンバの身体は徐々に巨大化していく。

 

「えっええぇ!

あれも忍術なのっ!!」

 

「なるほど、ではこれを受け取れ」

 

そう言い渡されたのは、ヘリコプター型のダイヤルファイターだが、そのヘリコプターのプロペラは巨大な手裏剣になっていた。

 

「これは」

 

「これはハリケンジャー、ゴウライジャー、そしてミーのシュリケンジャーの力が入ったダイヤルファイターだ」

 

「三人のスーパー戦隊の力がっ!?」

 

「まぁ少し事情があるがね。

だが分かるだろ、この力の意味が」

 

そう言って、振り替えると役目が終わったのか焔達の姿はなく、それを見つめている飛鳥ちゃんはそれを見つめていた。

 

「例え流派の違いがあっても、繋がりがあれば、協力しあえる」

 

「そうだ、敵対するだけではない。

力を合わせる事で困難に立ち向かえる、ユー達ならばきっと」

 

「・・・受け取ったぜ、先輩!」

 

俺はその言葉と共にダイヤルファイターをセットする。

 

【8・6・9・0!】

 

【GET SET READY? 飛べ!飛べ!飛べ!】

 

【ハ・ハ・ハ・ハリケンジャー!!】

 

その音声と共にハリケンダイヤルファイターとブルーダイヤルファイター、イエローダイヤルファイターが現れる。

 

「イエーイ!

今回はなかなかに面白そうだなぁ!

それじゃあ、さっそく行くぜ、怪盗ガッタイム!!」

 

それに合わせるようにグットストライカーが現れる。

 

「まったくタイミングが良いぜ!

行くぜ!」

 

その声と共に変形を行っていき、ハリケンダイヤルファイターも変形していき、プロペラが胸に収まる事によって新たな形態が誕生した。

 

「ハリケーン・ルパンカイザー!」

 

「なっなんだと、その姿はまさか天雷旋風神だと!?」

 

「長い名前だな、だけど、行けるぜ!!」

 

その言葉に従うようにハリケーン・ルパンカイザーは胸にあるプロペラを手に取ると、それはそのまま巨大な手裏剣になり、バット・ゼ・ルンバに向けて投げる。

 

「当たらなければどうという事はない!!」

 

そう言うと共にバット・ゼ・ルンバはその身を蝙蝠に変え、手裏剣を避け、こちらに近づいて来る。

 

だが背後に投げられた手裏剣は軌道を変え、こちらに戻ってくるとバット・ゼ・ルンバに攻撃を仕掛ける。

 

「だから甘い!」

 

「そうかな」

 

再び避けたバット・ゼ・ルンバに向けて、すぐにマシンガンで攻撃を仕掛けるが、再び避ける。

 

「お前らの力もその程度か!」

 

「まだまだぁ!!」

 

再び手裏剣が手元に戻ってくると、手裏剣は小型に変形していった。

 

「なるほど、面白い使い方ができるぜ!!」

 

その言葉で再び投げると、手裏剣の数は先程よりもさらに増え、バット・ゼ・ルンバに襲い掛かる。

 

「くっなんという数、これでは」

 

軌道が読みにくい手裏剣に苦戦させられたバット・ゼ・ルンバを見る中、一枚だけ戻ってきた手裏剣を、イエローダイヤルファイターの回転カッターが外れ、代わりに手裏剣が装着されると共に手裏剣は回転を急速に回転し始める。

 

「グッドストライカー連射 細切りになっちまぇスラッシュ」

 

その言葉に合わせるように宙を飛び、バット・ゼ・ルンバに一撃を与えると、それに怯んでいる内に空中に飛んでいた手裏剣が一気にバット・ゼ・ルンバに襲い掛かる。

 

「こっこんな事でやられるとはぁ!!」

 

その言葉と共にバット・ゼ・ルンバは倒れ、同時に爆発を起こした。

 

「お宝は確かに頂いたぜ」

 

その言葉通り、俺の手元には転生特典だと思われるバット・ゼ・ルンバの力があった。

 

そしてすぐにバット・ゼ・ルンバが爆発した付近を調べると

 

「お前がバット・ゼ・ルンバか?」

 

森の中に倒れていたスーツを着た男に俺は脅すように尋ねると

 

「えっるっルパンレンジャー!!

なんでこんな所に、それよりもここは」

 

「ふざけているのか?」

 

「なっ何の話をしているんだ!!

俺は、盗まれるような物は持っていないし、何もしてないぞぉ!」

 

その態度は明らかにバット・ゼ・ルンバの時とは別物で、演技とは思えないような怯え方だった。

 

「なぁ、あんたは一体」

 

「おっ俺はただの会社員だよ。

でもなんでこんな所に」

 

「・・・なぁあんたの最後の記憶は?」

 

「そっそれが、普通に家に帰っている途中で、なんだかよく分からないけど、変な奴に光の球を押し付けられた以降の記憶が」

 

「転生特典の無理矢理な譲渡、いやこの場合は支配なのか」

 

おそらくは先程の戦闘で言っていた主と呼ばれる存在が渡したと思われるが

 

「謎は深まるだけだったか」

 

俺達は予想以上に厄介な敵が目の前にいる事を知る事になってしまった。

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