ルパンレンジャー達が行方不明になってから、一ヶ月。
彼らの無事を確認する為にS・O・N・Gを始めとした機関が調査を行ったが、ルパンレンジャーの行方を見つける事ができなかった。
そんな中で飛鳥達は悪忍達のボスである道元が超秘伝忍法帳を取り戻す為に私立蛇女子学園に潜入していた。
様々な戦いを経て、悪忍である焔達との共闘を行える事になり、ついに道元との戦いに挑む。
だが道元の持つその圧倒的な力の前にやられそうになっていた。
その時だった。
「ショータイムはまだ終わっていないだろ」
どこからともなく聞こえてきた声に、飛鳥達は驚き周りを探り始め、それは今回の一件の黒幕である道元も同様だった。
「まったく、儂らが寝ている間にここまで進んでいるとはな」
「だが、ようやく目的の物も手に入れるようだな」
そして、先程の言葉に続くように二人の男女の声が響き渡り、ついにはその姿を現した。
「ルパンレンジャー!」
「よぉ久しぶり」
そこに現れたのは一ヶ月前の戦いにおいて行方不明にはずのルパンレンジャーの三人だった。
「なぜだ、貴様達はあの時、確かに特典の自爆によって死んだはずでは!?」
「あの程度の爆発では死ぬかよ。
まぁレッドの場合はぎりぎりじゃったがな」
「あれ?」
「どうしたひばり?」
「なんだが、ルパンイエローさんってあんなに大きかったけ?」
「いいえ、私の記憶にある限りではルパンイエローさんの体系は小学生ぐらいのはず。
ですが」
「今は私達よりも年上の女性?」
「その金髪、まさか貴様は」
「ほぅ、儂の正体に気づいたか。
ならば、レッドが無事な訳も貴様は分かっているようだな」
そう言い、ルパンイエローは仮面を外し、そこに現れたのは金色の瞳をした美女だが、その姿を見て道元は恐れるように言う。
「まっまさか、貴様は伝説の」
「あぁ儂の名はキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。
鉄血にして、熱血にして、冷血の吸血鬼じゃよ」
「なっ」
「知っているの?」
「噂程度ですが、規格外の強さを持つ最強の吸血鬼。
ですが」
「だがある日、突然姿を消して、消息不明になっていたが、まさかルパンレンジャーになっていたとはな」
飛鳥達はルパンイエローの正体が分かると共に警戒を高めた。
味方だと思っていた人物は、実は敵に、それも自分達では倒せるかどうか分からない程の強さを持っていると余計に
「なっならば、貴様の目的は力か!」
「はぁ?」
「貴様がどのような目的で特典を集めているのか分からないが、力が欲しければ私に着け!
そうすれば「勘違いするなよ、下種」っ?」
キスショットはその一言で道元は口を閉じてしまい、その瞳は絶対零度と言える程の冷たさで道元を睨む。
「儂が望む事が貴様程度で叶えれる訳がないじゃろう。
叶えられるとしたら、それはルパンレッドだけだ」
「なっ、そいつに何ができるというんだ!
そんな犯罪者に「犯罪者だと」っ!!」
今度、質問したのはルパンブルーだった。
ルパンブルーの発言に疑問に思った道元だが、すぐに自身のミスに気づく。
「犯罪者、それはまるで貴様、こいつの過去を知っているようだな」
「どうやら、確定じゃな。
ルパンレッド」
「あぁ、俺の目的の奴は転生者。
そして裏に関わっている事がな
「ルパンレッドの目的?」
突然復活したルパンレンジャーもだが、同時に数々の謎が解き明かされ、そして深まるこの瞬間だった。
そんな中、道元は狂ったように笑いだす。
「確かに驚いたよ。
伝説の吸血鬼が怪盗戦隊だとはな。
だがそれがどうしたと言う!!」
その言葉と共に、道元の身体に黒い煙が周りを囲み始め、その姿は異形の姿へと変えていった。
その姿は黄金の戦国武将を思わせる鎧を身に纏った百足の怪人が現れた。
「これこそが俺の力だ!!」
「なるほど、だから?」
「なに?」
「貴様程度を倒すのにはそれ程かからない」
「なにより、俺達は一度狙った獲物は絶対に奪って見せる」
「予告する、お前のお宝、頂くぜ」
その一言と共にルパンレンジャーの三人は各々のVSチェンジャーとダイヤルファイターを手に持ち、セットする。
「「「怪盗チェンジ」」」
【レッド】 【ブルー】 【イエロー】
【0・1・0】 【2・6・0】 【1・1・6】
【【【マスカレイズ!】】】
【【【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー!!】】】
「ルパンレッド」
「ルパンブルー」
「ルパンイエロー」
「「「怪盗戦隊ルパンレンジャー」
VSチェンジャーによって、変身したルパンレンジャー達は各々の名乗りを終えると共に走り出すとルパンイエローが手に持っていたのは、これまで見た事のないダイヤルファイターだった。
「最初の一手はこれじゃ!」
【カクレ】
【5・9・0】
【マスカレイズ】
「カクレンジャー、力を借りるぜ」
その一言と共にルパンイエローのVSチェンジャーから現れた光を受け止めると、ルパンレッドの手には赤い巨大な手裏剣、ルパンブルーの両手にはそれぞれ水色の銃と黒い弓矢、ルパンイエローの手には白い苦無に黄色のかぎ爪だった。
「なんだ、その力は」
「死にかけた時に出会った先輩の力だ。
まぁ見ていろ」
その一言でルパンブルーは両手を構えると、そこから無数の水色と黒色のエネルギーが発射される。
圧倒的な数の攻撃に対して、道元はすぐに自身の持つ槍でその攻撃を防ぐ。
だがルパンレッドの持っている巨大な手裏剣が直撃し、槍を手放してしまう。
その隙を突くようにルパンイエローのかぎ爪は伸び、道元の動きを封じると共に片手に持っていた苦無で連続で攻撃を仕掛ける。
「ぐぅ!」
「次はこれだ」
そう言ったのはルパンブルー。
ルパンブルーが手に持っているのはハリケンダイヤルファイターを手にVSチェンジャーにセットする。
【ハリケンジャー】
【8・6・9・0】
【マスカレイズ!】
その音声と共にルパンレンジャーの手元にあった武器の形状は変わると同時にルパンイエローは両手に持っていた武器が変形した大槌を手に、道元を殴り飛ばす。
「ぐっ」
苦渋の声を出しながらも、体制を取りなおそうとした瞬間、道元の下に潜り込んでいてたルパンレッドがその手に持っていた銃を狙いを澄ませると共に引き金を引く。
その衝撃により、道元は遥か空中へと吹き飛ばされる。
「地面に叩きつけろ」
そして最後にルパンブルーの放った一言が道元ににも反映され、地面へと落下する。
「ぐぅ」
苦渋の表情を浮かべている間にもルパンレンジャー達は集まっており、各々武器を組み合わせると同時にルパンブルーがその武器を構える。
「ソニックガジェット、ロールアップ!!」
ルパンブルーの叫び声が響き渡り、道元の身体にはさらなる衝撃波が襲い掛かり、地面へと叩きつける。
「とどめはこれだ」
そうルパンレッドが取り出したのはニンニンファイターだった。
【ニンニンジャー】
【2・1・0】
【マスカレイド】
その音声と共にルパンレッドの手に持っているのは一本の忍者刀だった。
それだけではなく、ルパンブルー、イエローも同じく忍者刀に変わっているが、その刀の形は各々違いがあった。
「怪盗流忍術 ルパン二十閃」
その一言と共にルパンレンジャーの周りにはルパンレンジャー以外にも様々な人物が現れる。
それは先程までのルパンレンジャーの使っていたカクレンジャー、ハリケンジャー、ニンニンジャーの17人が現れる。
そして同時に走り出し、カクレンジャーによる必殺剣を行っていき、続くようにハリケンジャー、ゴウライジャー、シュリケンジャー達6人による影の舞を行う。
そしてニンニンジャー6人による連続の斬撃を行う。
最後にはルパンイエローは居合切り、ルパンブルーは刀身にエネルギーを溜め、一気に
放ち、ルパンレッドは巨大な炎の刀の三人が一気に切り裂く。
そうした必殺の一撃の数々を受け、限界を迎えた道元は倒れると共に爆発する。
「確かにお宝、頂いたぜ」
その言葉はルパンレッドの手には道元の持っていた特典は勿論の事だが、善忍と悪忍の超忍法秘伝書を手に持っていた。
「だが、まだ終わっておらぬようじゃよ」
その言葉と同時に道元の身体は先程とは違う煙が現れ、道元の身体は変化すると、そこに現れたのは様々な傷を背負っている凶悪な蛇の怪物が現れる。
「まったく、久々に会ったと思ったら、またとんでもない奴と戦っているな、お前らは」
「グッドストライカー、お前無事だったのかよ」
「当たり前だ、俺はそんな簡単にくたばらないぜぇ。
さっさと片付けようぜぇ!!」
「まったく、調子の良い奴だぜ。
だったら、今回はスペシャル版で行くぜ!!」
その言葉と同時にルパンレンジャー達は各々がニンニンファイター、ハリケーンファイター、カクレファイターを起動させる。
「行くぜ、忍者怪盗ガッタイム!
忍んで、勝利を奪い取ろうぜぇ!!」
その言葉と同時に各々ダイヤルファイターが変形し、その姿は怪盗の姿を模したルパンカイザーとは違い、赤色の忍者を思わせる赤い頭巾を身に纏い、右腕は右手には赤い忍者等刀、左腕には青い手裏剣を三個を持って現れる。
「シュシュっと、参上!
ニンジャルパンカイザー!!」
完成と共に、ニンジャルパンカイザーが飛ぶと、こちらに向けて無数の蛇が襲ってくる。
だが瞬時に左腕を蛇に向けると、次々と手裏剣が発射していき、蛇はその手裏剣で切り裂かれていく。
「なかなかピーキーな機体だな」
「だけど」
「儂ら好みじゃな!」
その言葉と同時にニンジャルパンカイザーの高速な動きで、瞬間的に2体、3体とその数は増えていき、上下左右様々な方向にニンジャルパンカイザーの分身が現れる。
分身は各々から忍者刀や手裏剣による物量戦法での攻撃を行っていき、次々と蛇の首を切り裂いていく。
「さぁ一気に決めるぜぇ!!」
その言葉と同時にニンジャルパンカイザーは上に掲げると、そこには巨大な手裏剣を作り出す。
「必殺!グッドストライカー連発 シュリケン乱舞」
それにより巨大な手裏剣を次々と放っていき、手裏剣は蛇に攻撃を行っていき、最後の巨大な手裏剣が真っ二つに切り裂く。
「お宝、頂いたぜ!」
その言葉と同時に戦いの舞台である私立蛇女子学園が崩壊し始め、ニンジャルパンカイザーの物量的な分身により、内部にいた生徒を救出し、その闘いは終わりを迎えた。
飛鳥「それにしても、本当にどうやって助かったの?」
雨宮「いやぁ、爆発の直前キスショットが俺の血を吸って、元の状態に戻ったおかげでなんとか爆発に耐えられたんだけど、ダイヤルファイターは故障して、場所が海の底だったから動こうにも動けなかったんだよね」
柳生「普通は無理だと思うが」
雨宮「まぁな。
だけど、そこでカクレ先輩達が現れて助けてくれたんだよ」
雲雀「カクレ先輩?」
雨宮「まぁ忍者戦隊の元祖だな。
それでなんとか助けてもらった後、急いでここに来た訳だよ」
葛城「それじゃあ、本当にさっき戻ってきたばっかりだったのか?」
雨宮「だが、それではルパンレッドも吸血鬼なのか?」
忍「ルパンレッドは吸血鬼だが、まぁ儂が弱体化している間は多少傷の治りが早い程度の人間じゃよ」
飛鳥「あれ、キスショットさんが元に?」
忍「儂は今は全開で力を出せないからな。
こうしてないと、身体が保てないんじゃよ。
それで儂を退治するか?」
斑鳩「いいえ、キスショットさんが良い人だっていうのは、さっきの戦いで知りましたから」
忍「ふっお人よしが。
まぁそれよりもさっさとドーナツを食べに行くぞ!
儂はも我慢の限界じゃ」
雨宮「おい!
引っ張るなよ!!」
葛城「おぉいいねぇ。
そういえばブルーは?」
飛鳥「あれ本当だ、何時の間に」
雲雀「ブルーさんだったら、眠いから帰るって」
飛鳥「なんていか、結構マイペースな人達が多いね」