三人称Side
転生者との戦いを終え、三人は二課に設置されている施設にて搬送される。
搬送先で様子を確認する為に精密検査を行っており、やっと状態を確認を終えたエルフナインが出てきた。
「三人共、身体に特に問題なく、ただの疲労による睡眠だと思われます」
「よっよかったぁ、本当にどうにかなるかと思ったよ」
三人の無事を確認でき、響は安心したようにため息を吐いた。
だが、それに対してエルフナインの表情は優れなかった。
「ただ、忍さんとソーマさんの身体からは普通の人間では考えられないようなのが検出されました」
「確かグットストライカーが言っていたわね」
そこで出てきたのは三人が合体する際に現れたグットストライカーが最後に放った言葉について疑問が出てくる。
「神殺しと吸血鬼」
「謎が謎を呼ぶデース」
その答えは全員の顔を曇らせていく。
「その答え、俺が答えてやろうか」
どこからか聞こえてきた声に全員は周りを見始めると、自然とその声の持ち主を見つける。
「何時の間に!」
「そう慌てるなよ。
俺はお前さん達の敵じゃないから」
そう言いながら、帽子を被った男は笑みを浮かべながら、周りを見渡した。
「まずは自己紹介からだな、二課の皆さん。
俺の名前は石堂愁一、あいつらの家の管理人みたいな感じだな」
「その石堂さんが、なんでここに?」
「あいつらが無茶をしたと聞いたのでな。
見舞いついでに、皆さんにも色々とね」
「色々って」
「そりゃあ、皆が知りたがっている事だよ。
例えば、ソーマの出身、忍ちゃんの正体、そして雨宮の目的」
「えっ」
「ははっそんなに慌てない、慌てない。
面白い話は、ゆっくりと、コーヒーでも飲みながら」
全員はそのまま警戒を崩さないまま、目の前で笑う石道の話を聞く事にした。
雨宮Side
「ここは」
記憶の端にある最後の戦いにおいて、俺と忍とソーマの三人による合体後、戦いの疲労で倒れた所までは覚えているのだけど、目を覚めるとそこはまるで牢獄の中にいるような部屋の中だった。
「ようこそ、我がベルベットルームへ」
そんな疑問を他所に、俺を出迎えるような声が聞こえ、見るとそこにいたのは
「イゴールなのか」
「お久しぶりですね、雨宮様 」
目の前に広い机に座っているのは長い鼻が特徴的な人物であるイゴールが座っていた。
イゴールは俺がペルソナに目覚めてから、知り合い、度々ペルソナの合体など行ってくれたのだが
「珍しいな、お前から来るなんて」
「実は今回の戦いにおいても、世界の危機を感じましてな。
それにはペルソナだけでは対応しきれないと感じましてな、今回はそれに関するお知らせをしに来ました」
「それは一体「そこからは私から話すは」っ!?」
俺とイゴール以外に入ってきた声に俺は警戒しながら向けると暗闇の中でやや見えにくいが女性と思われる人物がいた。
「本当はゆっくりと休みたかったのだけど、どうやら私のせいで色々と大変そうだから、ここから手伝う事になったわ」
そう言い出てきたのは金髪の髪を床まで伸ばした科学者が着る白衣を着た女性だった。
「あんたは」
「私はそうね、あえて言うならば櫻井了子。
ここであなたの力を貸す科学者とでも思ってくれたらいいわ」
「はぁ」
「何者かなんて、そんなの調べれば簡単に分かるわ。
その前にこのベルベットルームでの私の役割についてを説明するわ」
そう言い櫻井さんが取り出したのは、シザー&ブレードダイヤルファイターだった。
「何時の間にっ!?」
「別にここはそれを可能にする空間よ。
まぁ、これは説明の良い例として出しただけよ。
貴方の持つ力、ペルソナとは人の絆によって強くなる存在。
その影響かしらね、あなたと強い絆で結ばれた人々の力をこういう形で出す事が可能になったのよ。」
「そういえば、確かに」
このシザー&ブレードもそうだが、サイクロンもどちらも誰かとの絆でできたような気がする。
「だからこそ、あなたの場合は絆の数だけ力を変える事ができる。
それはペルソナも、そしてこのダイヤルファイターもまた同じよ」
「そうか、確かにな」
これまでの戦いにおいても、俺は一人だけで勝てる戦いは決してなかった。
他の奴らからしたら、一人だけでは戦えない腑抜けと言うかもしれないけど
「俺は誰かに守っているのと同様に、俺は誰かを守りたい」
「本当に、あの子とそっくりね。
さぁ、説明はこれぐらいにするわ、次はどんなのを見せるのか、楽しみにしているわ」
そう言い、櫻井さんはそのまま近くにあった椅子に座った。
「さぁ行きなさい。
あなたを待っている子達がいるわ」
その言葉共に俺の意識は自然と落ちていくような感覚が襲ってくる。
今回から新しいアンケートを行いたいと思います。
それに伴い、最初のアンケートの方は絞め決めりたいと思います。
皆様の応募、お待ちしています。