こちらはルパレンジャーの活躍を描かせてもらいますので、ガンダムラザーニャさんの転生者を更正する警察集団もよろしくお願いします。
これはどこかの町にあるとある家で起こった事件の記録である。
被害者の名前は王月宝という。少年は天から与えられたと思われるような優れた容姿と身体能力を持っているが、それ故に傲慢な性格で学校にいる女性に言い寄る事の多い少年である。
彼の家には既に両親はおらず、金によって雇われている家政婦が時折家の掃除しに来る程度だが、その家政婦が置いたとは思えないような派手な赤い色をした手紙が彼の机の上に置かれていた。
「なんだ、これは?」
彼はそのまま手紙の中身を確かめる為に封を開けて、中身を確認した。
【予告状 宝月宝
〇月●日、20時、貴様が持つ転生特典《王の財宝》を貰いに参上する。
怪盗戦隊 ルパレンジャー】
「なんだこのふざけた手紙は?」
彼はその手紙の内容に対して怒りで顔を歪めて、近くにあったゴミ箱に投げ捨てて、既に用意していた食事に口を運ぶ事にした。
そうして、風呂や日常生活を続けていく内で、時計を見ると既に時刻は先程の予告状に書かれている予告時間である20時に迫っているのに気づくと、目を細めて周りの警戒をし始めるが
「ふっくだらない」
その一言と共に視線を自分が持っているスマホに視線を戻そうとした瞬間、部屋の中の電気が消えてしまい、そこには眺めていたスマホの画面だけであった。
「なっなにが起こったんだ!!」
その声と共にスマホ画面を見ると、そこには予告状に書かれていた予告時間である20時を指しており、その意味が予告状に書かれていた事が事実だと分かった瞬間に自身の特典である王の財宝を周りに展開すると、彼の周りに黄金の波紋が浮かび上がると共に波紋から剣、槍、斧と言った様々な種類の武器が囲み始めた。
「くっどこから来やがる!!」
そんな彼の警戒を他所に一つの疑問を浮かぶと、周りに展開していた武器の一つが消えているのが見えた。
「なに?」
疑問に思い、消えた武器の変わりに新しい武器を召喚するが、一つ、また一つと武器が消えていくのを見ると共に予告状に書かれていた怪盗の仕業だと分かると同時に武器を奪われない為に、彼は黄金の波紋から一つの武器を手元に召喚し、動き始めたが
「悪いが、これは奪わせてもらうぞ」
「そういう事じゃな」
そんな行動を止めるように青と黄色の二つの影が展開されていた黄金の波紋に手を入れると、王の財宝の中にあった武器を奪い取っていった。
「きっ貴様らはぁ!!」
その動きを見て、彼らを攻撃をしようと思い、青と黄色の影に手元に持っていた武器を奪い返そうと動くが、そんな彼の前に赤い影が出てくると、彼の顔面に向けて銃を構えると同時に打ち始めた。
「くっ」
反射的に攻撃を防ぐ為に盾を召喚するも、その動きさえ見破っていたように赤い影は盾を手に取り、後ろへと他の人影と共に揃うと顔には笑みを浮かびながら盾を眺めて、着ていた服のマントに盾を入れると
「ふっお前が持っている転生特典である王の財宝の9割は盗ませてもらった。
あとはお前が持っている最後の武器であるエアと天の鎖も奪わせてもらうぜ」
そう言うと共に出てきたのは赤い派手なコートを着飾り、赤いドミノマスクで顔を隠した青年だった。
「恰好を付ける前にさっさと片付けるぞ。
こいつの持つ特典はそれだけで危険だからな」
「まったくもって、もうすぐ好きな番組が始まるんじゃ、さっさと仕事を終わらせるぞ」
その言葉に従うように、青いフードを被り青いドミノマスクで顔を隠している青年と、彼らよりも背が低く黄色のドミノマスクをした金髪の少女が出てきた。
「お前らは一体なんだよ!!」
「お前の特典を奪いに来た、まぁ特典泥棒だな」
「なっなんだと、これは俺の力だぞ」
「違う、神様から貰った力だろ。
まったく、特典だからって、裏で悪い事ばっかりしているのがばれないとでも思ったのか?
俺達はそういうのはあっちの奴らとは違って甘くないんだから」
「ふっ何の事だが、さっぱりだな」
「◆月、貴様は転生特典を使い、同級生を脅し交際を迫った」
「ぐっ」
「□月、転生特典を使い、建物の崩壊を起こした。
その際の被害者は多く、現在も入院している人がいる」
「よって、お前の転生特典、俺達が頂く事にするぜ」
「何を言っているんだ!?」
「これから名前は大きくなるからな。
特典を奪われた後、懺悔する人生の中で覚えておけ」
その言葉と共に三人はそれぞれが持っている白い銃を手に、それぞれに合った色の飛行機型の模型を銃にセットする。
「「「怪盗チェンジ!!!」」」
【レッド】【ブルー】【イエロー】
模型が銃にセットされると共に模型にあるダイヤルを回し始める。
【【【0・1・0! 怪盗チェンジ!!】】】
その言葉と共に銃を上空に向けると、銃から光が溢れ彼ら三人を包み込み、それぞれをイメージさせた色のスーツとマント、そしてその顔にはシルクハットを思わせるマスクを着けていた。
「ルパンレッド」
「ルパンブルー」
「ルパンイエロー」
「「「怪盗戦隊 ルパンレンジャー!!」」」
各々の掛け声を言うと共に、ルパンレッドは王月に銃を構えて
「お前のお宝頂くぜ」
「とっ取れる物だったら、取ってみやがれぇ!!!」
その言葉と共に王月は財宝の残りである天の鎖を出し始めると、黄金の波紋から次々と天の鎖を出し拘束をする為に動き始めた。
「へっ面白くなってきたぜ」
その声と共に鎖はまるで生きているようにルパレンジャー達に襲い掛かってきたが、その天の鎖の攻撃を縦横無尽に避けていき、手に持っていた銃を撃ちながら宝月に接近していった。
「ぐぅ」
ルパンレッドは宝月に近づくと、手に持っていた剣を使い、攻撃を行うと、それを防御するように手に持っていた最後の武器であるエアで防御を行う。
「その程度の武器などすぐに潰してやる」
「まぁ普通の武器だったらな」
ルパンレッドはそう言うと剣を離し、宙を飛ばすと剣の先にあるグリップを持ち替えるとそのままエアに向けて持ち手の下にあったマジックハンドを掴むとエアを奪い取った。
「そんな武器があるのかよ!!」
「これが怪盗の武器っていう訳だよ」
その言葉と共にルパンレッドは身体を回転して、振り返ると後ろにいたルパンブルーとルパンイエローもまた襲い掛かっていた天の鎖の回収を終えていた。
「さて、それではとどめと行きますか」
そう言うとルパレンジャー達は一か所に集まり、手に持っていた銃を宝月に狙いを澄ませると同時に放った。
「なっなんだ、これはっ!?」
その銃弾に当たると同時に宝月にあった髪の色は輝く金色から一般にある黒髪になっていく。
「お前の特典は確かに頂いた」
「あくまで特典だけだからな。
この世界で得た自身の力はそのままにしてある
「まぁ自身の力で自身の人生を乗り越える事じゃな」
「それじゃあな」
その言葉と共にルパレンジャー達は音もなく消えていき、その場に残されたのは転生者としての宝月ではなく、一般人へと変わってしまった宝月だった
「くっくそぉ、俺が俺の力がああぁぁ!!」
その叫び声は家の中で響き渡った。
そして家から遠く離れた廃墟にて、ルパレンジャーは先程奪い取った王の財宝を空に向けると共に王の財宝は光となって消えていった。
「さて、これで今回の任務は終わったな」
そう言うと共に変身は解除され、その姿は変身前の怪盗姿に戻っており、被っていたマスクも外し、素顔を出した。
「さて、焼き肉でも食べに行くか」
そう言い、黒髪の少年が腕を伸ばしていた。
「はぁ、どうでも良い。
俺は食べれば、どちらでも」
そう言い、同じく褐色の少年はフードを外し、呆れたように言った。
「何を言う!
肉などよりもドーナツじゃ、ドーナツを要求する!!」
そんな二人の会話に対して、不満を感じて、金髪の少女は文句を言うように黒髪の少年に抱き着きながらも、とある店に入った。
「んっここで良いんじゃないか?」
「むぅ、ドーナツはあるかのぅ?」
「どうでも良いから、さっさと食うぞ」
そう言い、三人はその店に入り、席に着いた。
「にしても、派手な奴らだな」
そう彼はそう言いながら、背後にいる白髪の少年に緑髪の少女にピンク色の少女達が騒いでいる光景を眺めながらつぶやいた。