私はなるべく前情報なしで見に行きましたが、まさかルパントリコロールの姿を見た時には声が出そうなぐらい驚きました。
皆様もぜひ、劇場でその驚きを体験してくださいね。
ギャラルホルンの調整は終わったという報告を受け、俺達はさっそく向かった。
「今回の反応からして、おそらくは坂本竜二がいると思われる」
「坂本さん?」
そう言われても疑問に思っている響を中心に、石堂は画面を操作すると、映し出されたのは金髪の高校生が出てきた。
「坂本竜二、怪盗団結成当初からのメンバーで切り込み隊長だ。
問題行動が見られる人物だと書かれているが」
「竜二は、本当に人の為に怒れる奴なんだ。
自分の事は我慢できても、他人を馬鹿にされると、感情的になってしまう、そういう奴なんだ」
「雨宮さん」
「なんだろうな、知らないはずなのに俺は知っているんだ」
不思議な感覚で顔や名前も始めて見たはずなのに、ここまで言えるなんて。
「きっと、雨宮さんにとっては本当に大切な存在だからこそ言えるんですよ」
「そういうもんか」
それを言われて、俺は改めて覚悟ができたかもしれない、
俺はもう一度、仲間と再会したい。
「先に行け、雨宮」
「えっ」
「嬢ちゃん達のメンバー選出もあるし、こっちは準備が必要なんだ。
だったら、すぐにでもいけるお前達だけでも行った方が良いんじゃないか?」
「でも「心配するなよ」クリス」
「すぐに決まる事だし、そんなウズウズしていたら、こっちも気になってしょうがないだろ。
だったら、さっさと行って、仲間を探して来い」
「・・・悪いな、それじゃあ、言葉に甘えさせてもらうぜ」
「まったく、面倒な事を押し付ける」
「まぁ、世話役だからな、面倒を見てやるもんじゃよ」
そう言うと俺達はすぐに外へと飛び出し、ダイヤルファイターに乗り、異世界へと向かった。
「ここが竜二がいる世界か」
「見た目は俺達とは変わりないようだが」
「様々な所に違うがあるようだな」
見てみると、空にある月は欠けておらず、街にはなぜか巨大な学園があると言った違う特徴がある。
「それに、この町でも転生者はいるようだな」
その言葉に従うように見てみると、そこにはシンフォギアを纏った赤い髪の少女と茶色の髪の少女がおり、さらには赤い勇者の服を着た少女に盾を呼び出している転生者の少女とその傷を癒している少女といった、ある意味混合チームがそこで戦いを繰り広げていた。
そしてその先にいる相手は黒い服を身に纏っている小さな少年がいるが、子供とは思えないパワーとスピードで追い詰めており、手からは氷の矢を幾つも出している。
「ギャングラーに逆らう奴には死あるのみだぜ、お嬢さん方。
さっさと降伏したらどうだ?」
「誰がするかよ!!」
「貴方達が行った事で信用できるとは思えないからな」
そう言い、戦いは続いているようだが、明らかに疲れが見えて、戦える状況には見えない。
「どうする?
ここで放っておくのも一つの手だぞ」
「そんなの決まっているだろ、助けを求める声を放っておけるかよ」
それこそ、放っておいたら竜二に会わせる顔がないぜ。
「相変わらずのようで、何よりじゃ!!」
「本当にいきなり来て、こんな事に遭遇するとはな」
そう言いながらも、俺達は建物から飛び降りると、先程まで戦っていた彼女達の前に立ち、ギャングラーに目を向ける。
「如月、あいつらの事を知っているのか?」
「いえ、私も初めて見る転生者です。
でも敵ではないようですが」
「んっ転生者ね。
特に問題ない様子だから、大丈夫か」
「貴方達は一体」
「この世界では、始めての名乗りだから、気合入れて行かせてもらうぜ」
そう言い、俺達はVSチェンジャーを手に取り、ダイヤルファイターをセットする。
「あれはもしかしてっ!?」
「弓原?」
「前に神様から聞いた事がある。
こことは別の世界で転生者の特典を奪う怪盗がいるって」
「まさか」
【レッド】 【ブルー】 【イエロー】
【0・1・0】 【2・6・0】 【1・1・6】
【【【マスカレイズ!】】】
「「「怪盗チェンジ」」」
【【【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー!!】】】
俺達は変身を終えると共にマントを翻し、名乗りを上げる。
「ルパンレッド」
「ルパンブルー」
「ルパンイエロー」
「「「怪盗戦隊ルパンレンジャー」」」
その名乗りを終えると共に目の前にいるギャングラーに目を向ける。
「お前のお宝、頂くぜ」
その言葉と同時に俺達はVSチェンジャーで打ち始め、奴はそれに対応するように自身の前に氷の楯を召喚し、防御した。
「へぇ、ルパンレンジャーの噂は聞いていたけど、それ程大した事なさそうだね」
そう言うと奴の姿が消えた。
「へぇ、なるほどね」
すぐに俺達は後ろにVSチェンジャーを打ち込むと、氷の砕ける音がした。
「なんでバレたのかな?」
「さぁな。
お前から聞こえてくる機械音じゃないのかなっ!!」
すぐに奴を殴りつけると、奴は地面に叩き込まれるが、余裕の表情で立ち上がった。
「機械の音?」
「奴の特典の詳細は分からないが、サイボーグと言った所だな」
「へぇ、さすがはルパンレンジャー。
でもね、僕の力はまだまだ分かっていないよねぇ」
「まぁな、だけど、そんなの関係ねぇよ」
俺はそう言うとダイノホープを手に取り、VSチェンジャーにセットする。
「恐竜チェンジ!!」
【ダイノホープ】
「へぇ、恐竜ねぇ。
でも知っているか、恐竜はね、氷河期で死んだ。
つまりは、すぐに死んじゃうという訳だよ」
そう言うと奴は自身を中心に強大な氷を作り出し、こちらに向けて雪崩れを起こしてきた。
「やばい、如月すぐに楯を」
「無理だよ。
幾らなんでも質量が違いすぎるよ」
「安心しろ。
すぐに終わる」
「すぐにって」
俺は雄たけびを上げると同時に走り出し、右手に呼び出したのはジュウレンジャーの武器である龍撃剣を構える。
するとダイノホープから溢れ出るエネルギーが龍撃剣に集まりだし、そこには巨大な光の剣が出来上がる。
「なっ」
「ティラノスラッシュ」
俺は雪崩に向けて、剣を一振りすると、こちらに迫っていた雪崩は横一閃で切り裂かれ、エネルギーの熱で一瞬で蒸発した。
そして雪崩の後ろにいた奴はティラノスラッシュを受けて、地面に倒れ込んでいた。
「なんだよ、それチートじゃないかよぉ!!」
「一体何が」
「説明は追々にする。
それよりも奴の特典を「それは確保されたら、困る」っちぃ」
その言葉が聞こえ、その場を離れると、そこに立っていたのはこれまで見た事のない奴が立っていた。
「自己紹介をさせて貰おう。
俺の名前はブラッドスターク、まぁ本名はお前達も知っているエボルトだがな」
「お前が、エボルト!?」
これまで謎に包まれていた幹部がまさかここで姿を現すとは思っていなかったので、警戒を高めていると、奴はパイプ菅を思わせる武器を転生者に向けて、放った。
「ぐがぁああああぁ!!」
次の瞬間、奴の身体は煙から晴れると、そこに現れたのは巨大な機械が全身氷の鎧を身に纏ったロボットへと変わった。
「なっ」
「お前達の活躍は見させてもらっている。
でも、盛り上がるにはこれぐらいが必要だろ、それじゃあ、チャオ」
それだけ言い残すと、エボルトはその場からいなくなったが、それよりも今は目の前にいる奴からだ。
「どうする、グットストライカーは来てないようだが」
「ダイヤルファイターでなんとかするしかないだろ」
そう言い、俺達はダイヤルファイターを取り出そうとすると、空から何かが降ってきた。
慌てて、掴むと、そこには見た事のないダイヤルファイターとトリガーマシンだった。
「これは」
「待たせたな、お前達」
その言葉が聞こえ、見てみると、巨大な銀色の新幹線が現れ、ギャングラーに攻撃していた。
「まさか、石堂」
「あぁ、やっと開通したからな。
それより、頼む、その二つを巨大化させてくれないか
「なんだか分からんがやるしかなさそうだな」
そう言うとソーマと忍はそれぞれをVSチェンジャーにセットする。
【ファ・ファ・ファ・ファイヤー!!】
【疾・風・迅・雷】
その音声が鳴り響くと同時に、二人の元から二つのマシンが巨大化すると共に、石堂の元へと走りだす。
「見せてやるよ、エックストレインの合体を」
「合体?」
「エックス合体」
その合図がきっかけとなり、石堂が乗っていたエックストレインは分離し、ソーマ達が召喚したエックストレインに各々が合体する。
そしてその二つが交差し、起き上がった。
「完成!エックスエンペラースラッシュ!」
そこに現れたのは身体の中心は金色になっていたが、腕や頭は銀色のロボットへと変わっており、なによりも右腕から見える刃が印象的だった。
「さぁ行かせてもらうよ」
その言葉と共にエックスエンペラーは動き出すと、転生者はその拳から先程のような氷の矢を幾つも使い襲い掛かってくるが、エックスエンペラーはその矢を軽々と切り裂き、進んでいく。
「あんなに身軽に動けるのか」
これまでルパンカイザーを動かしてきたが、石堂はそれ以上に軽々と操る姿を見て驚きながらも、瞬く間に転生者に近づくと同時に蹴り上げる。
転生者も応戦するように攻撃を仕掛けるが、すぐにその場から離れ、切り裂く。
「エボルトが無茶な事をしたから、体力はそれ程ないみたいだな。
ならば、ここでとどめを刺させてもらうぜ」
その言葉と共にエックスエンペラーは右腕を構え、走り出す。
「エックスエンペラーストライク」
一気に接近すると同時にX字で切り裂き、転生者を瞬く間に倒す。
「それでは永遠にチャオ」
転生者の元へと向かうと、既に特典は消えており、俺達は無事なのを確認した。
「死んだのか」
「生きているよ。
まぁ意識は何時取り戻すか、分からないがな」
「そうか、それよりも助かった。
礼を言わせてくれ」
「別に礼を言われる程じゃない。
俺達はある奴を探しに来ただけだから」
「ある奴って、世界を超える程なのか」
「あぁ、この世界にいると聞いたからな。
俺の仲間、坂本竜二が」
「なっ坂本だと」
名前を言うと驚いたのか、目の前の女性は大きく声を出した。
「知っているも何も、この騒動を起こした元凶だよ」
「げん、どういう事だよ、説明してくれ!!!
元々仲間だった坂本がそんな悪事をしたとは、俺は信じられず、問い詰めると、彼女は取り出したのはスマホだったが、そこに映し出されたのはある動画だった。
そこに映っていたのは紅い衣装を身に纏った金髪の男が一人立っていた。
「よぉ、俺の名前は坂本竜二、簡単に言うとバルバンという海賊の船長を務めている。
俺の目的はただ一つ、この世界を支配する事だ。
別に邪魔をしても良いが、邪魔をした奴の命はないぜ、じゃあな」
それだけ言い残し、スマホの動画は終了した。
「この動画が終わった後、奴はさっきみたいな転生者を次々と送り込んできた。
最初は私達でもなんとかできたけど、さっきの奴は本当に危険だった」
「竜二が、本当に」
俺はそう言いながらも目の前が真っ暗になるような感覚に襲われ、地面に倒れてしまう。