怪盗団のメンバーが集まった頃、俺達は改めて怪盗団のメンバーを全員紹介する為にS.O.N.Gの本部にて自己紹介を始めた。
最初はぎこちない雰囲気が出るかと思ったが、ある意味、いつも通りと言うべきトラブルが起きて、それがきっかけでうち解ける事には成功した。
そう思った時、懐に仕舞っているVSチェンジャーが光り出すと共に俺達の目の前で謎の人物が現れた。
「あんたは」
「どうも、初めまして!!
俺の名前は伊狩鎧、またの名をゴーカイシルバー!」
「ゴーカイ先輩?」
「ゴーカイ先輩って、なんだか語呂が悪いな」
「それで、そのゴーカイジャーが何の用じゃ?」
「あぁ実は仲代さんから頼まれて、君達の師匠になってくれて頼まれたんだが
「師匠?
それに仲代さんって確かアバレ先輩?」
ダイノホープの力をくれたきっかけでもあるアバレキラーこと仲代さんが彼に頼んだとは一体?
「そうだ、俺の他にももう一人いるようだけど、それは俺が教えるとは別だからな。
まず、俺が教えるのはスーパー戦隊としての教えだ」
「あのぉ、聞きたいんだけど、そもそもスーパー戦隊ってなんだ?」
「そういえば、私達って、ルパンレンジャーやパトレンジャーは知っているけど、実際スーパー戦隊って知らないかもしれない」
「なんとっ!!
では、教えよう、スーパー戦隊とはなんなのか!!」
そう言うとゴーカイ先輩は張り切ったのか、USBメモリををパソコンに繋げて貰うと、画面に現れたのは
「赤、青、黄、緑にピンク」
「おぉ先輩達と私と調デス!!」
「そう彼らこそ、全てのスーパー戦隊の原点、その名も秘密戦隊ゴレンジャー!!」
「ゴレンジャー?」
「えぇ、彼らから41のスーパー戦隊が誕生し、今の君達怪盗戦隊ルパンレンジャーと警察戦隊パトレンジャーに受け継がれたんだ!!」
「パトレンジャーも?」
それを聞くと少しだけ嫌そうな表情を浮かべたマリアを始め、基地の人達は何名か納得のいかない顔をしていた。
「あいつらは、更生と言って人を殺しているのよ。
それなのに」
「確かに殺しはよくない。
だけど、彼らも人を救おうとしているのは変わりない。
つらいけど、時には殺す事も救いになる事もある」
「そんな訳ないだろ!!
それって、こいつらのやり方を「別にそれはそれで良いんだ」でも」
「ゴーカイ先輩は別に間違った事は言っていない。
だけど、俺は人を助ける為に殺さない為に戦いたい」
「それで合っている。
数多くのスーパー戦隊も様々な正義を持っていて、ぶつかった事も多くあったから。
というか、俺達ゴーカイジャーなんて、その最も例だけどね」
そう言い、パソコンを操作すると出てきた3つの映像にはゴーカイ先輩達と戦う3つのスーパー戦隊の映像が出ていた。
「ゴセイジャーは地球を守る力を取り戻す為にマーベラスさんと戦い。
ゴーバスターズは訳あって地球を攻めていた俺達と戦って。
ジュウオウジャーは自分達の大切な物を取り返す為に俺達と戦う。
スーパー戦隊はそれぞれの正義があって、それでぶつかって戦う事なんて多くある」
「正義と正義のぶつかり合いか」
「それでも手を取り合う事ができる。
それにこれを見てくれ」
そう言い、パソコンに出たのはスーパー戦隊達を助ける怪人の姿が見え、彼らと共に戦う姿もあった。
「かつて敵と一緒に戦う事だってある。
今は難しいかもしれないけど、いつか一緒に戦う時がきっと来るから」
「その時にならなないと、分からないな。
でも、ゴーカイ先輩、あんたの用件はそれだけか?」
「いいや、これは俺個人で君達に渡したかった物だ。
ギャングラーは数多くのスーパー戦隊と戦った敵を組織に取り込んでいる。
だから、これにはその多くのデータが入っている」
「凄い、これだけあれば対策ができる」
「そして、俺がこれから行うのは、ルパンレンジャー。
君達にこれらを渡す為でもある」
そう言い取り出したのはダイヤルファイターだったが、その大きさはグットストライカーと同じぐらいの大きさだが
「これは?」
「俺から手渡す力の一つだ。
この力はずばり怪盗団の皆の力が必要だって、仲代さんが言っていたけど、俺にはよく分からないんだけど」
そう言っていたが、俺はどのような使い方をすれば良いのか悩んだ。
「こっこれは!!
大変です!!」
「どうした!」
俺達がそう言っていると、突然藤尭さんが叫び、画面に出たのは
「予告状?」
「しかも巨大な」
上空で巨大な予告状が映し出されており、そこに書かれていたのは
『今夜、決着をつけよう。
場所は僕達が最初に出会った場所だ』
「あそこか」
「場所が分かったのか!!」
「あぁ、おそらくはこれがクロウとの最後の戦いになるかもしれない
「えっ」
俺達はすぐにクロウと最初に出会った場所に向かって飛ぶと、そこは更地になっており、俺達の世界ではテレビ局だった場所だった。
「待っていたよ、雨宮。
それに怪盗団にシンフォギアだね」
「てめぇ一人とはなかなか舐めてくれるなぁ」
そう言い、全員が殺気を出すが未だに余裕の表情を崩していない。
「いや、僕としてもなかなか緊張するよ、とは言え、同時に君達との戦いは楽しみでもあるけどね」
そう言い、クロウはこちらを挑発するように言ってくる。
「悪い、忍、ソーマ。
ここは俺達に任せてくれないか」
その言葉と共に、竜二達も前に出ると同時にその格好は心の怪盗団の衣装へと替わる。
身勝手かもしれないが、この戦いは前の世界との因縁を断ち切る為にも、俺達だけで戦わなければならない気がする。
「分かった、だが早く片付けろ。
儂は気が短いからな」
「やるなら、確実にやれ」
「あぁ」
俺はそう言い、クロウ、いや
「決着を着けよう、明智」
「なるほど、俺の事も思い出した訳か」
そう言い、明智は変装も解くと、そこに立っていたのは記憶で覚えている明智で間違いなかった。
「さて、これで僕の目的は達成させられたのは分かるね。
既に条件は揃った、君の力を頂くするか」
そう言い、クロウが取り出したのは黒いVSチェンジャーと黒いレッドダイヤルファイターだった。
「君と同じ土俵に立つ為に用意したんだ。
ここで決着をつけようか」
「良いだろ」
俺達はその言葉と共にVSチェンジャーにダイヤルファイターをセットする。
【【レッド!!】】
その音声が鳴り響くと、明智から鳴り響く音声はこちらの音声よりも不気味に鳴り響き、周りに響いた。
【【0・1・0】】
【【マスカレイズ!】】
「「怪盗チェンジ!!」」
【【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー】】
その音声と共に俺達は引き金を引き、変身が終わると、俺の目の前にいるのはルパンレッドの色が全て反転した姿がおり、もう一人のルパンレッドの姿だと思える。
「ふぅ、さぁショータイムだ!!」
「今度こそは勝ってみせる!!」
その言葉と共に俺達は互いに持っているVSチェンジャーで撃ち合いながら接近し、手に持ったルパンソードによる激突で、地面は抉れる。
「っ!!」
「はぁ!!」
互いの攻撃で吹き飛ばされると同時に俺達は互いのペルソナであるアルセーヌとロビンフットを召還し、激突を繰り返していきながら、俺はシザー&ブレードダイヤルファイターを取り出しセットする。
「それはさせないよ!!」
そう言い、明智の手に持っていたのがダイヤルファイターだと分かった瞬間、俺はマントで姿を隠して、掠ったが、その間に手に持っていたシザー&ブレードダイヤルファイターを奪われる。
「はぁ!!」
【シザー!怪盗ブースト!
ブレード!怪盗ブースト!】
その瞬間、明智の手には武器があり、こちらに向けてブーメランを投げてきた。
「だったら」
【マジック!怪盗ブースト!】
俺は急ぎ、手にマジックアローを放ち、ブーメランの軌道を変える。
「だけど、こちらの狙いは既に終わっているよ」
そう言い、前を見るとロビンフットがこちらに向けて矢を向けてきた。
「終わりだな」
「終わらせるかよ!!」
「俺達を忘れては困るな」
その言葉と共にロビンフットに向かって突っ込んできたのはキャプテンキッドとゴエモンが攻撃を防いだ。
「なっどういう事だ」
「聞いていなかったの!」
「彼は最初から俺達って言ってた」
「だから、私達怪盗団全員が相手だよ!!」
その言葉と共に杏達三人が、各々の銃を明智に向けて放ち、それを手に持っていたシールドで防ぐが
「怪盗から物を取るなんて、なかなかやるじゃないかよ。
でも返させて貰うぜ!」
「しまった」
その隙を逃さず、モルガナが手に持っていたワイヤーでシザー&ブレードを取り返す。
「というか重いなぁ!」
「全く無茶をするなよ」
「やっぱり、お前には仲間がいるんだな。
だがなぁ、俺ももう引けないんだよぉ!!!」
その言葉と共に明智は叫び、ロビンフットの表面が剥がれていき、そこに現れたのは明智のもう一つのペルソナであるロキだった。
そして明智のルパンレッドには氷の鎧が身に纏われ、まるでルパンレッドとザミーゴの二つの力が融合したような姿へと変わった。
「俺はお前達を倒し、その力を手にする。
そうして、俺の目的が達成するからな!!」
「明智、今度こそ、お前を生きて助けてみせる!!」
その言葉と共に、手に持っていたゴーカイ先輩から託されたダイヤルファイターが光ると、モルガナがそれを見つめた。
「なるほど、これがゴーカイジャーの言っていた怪盗団の力か!!」
そう言うとモルガナはダイヤルファイターに触れるとダイヤルファイターの色が赤くなる。
「皆、このダイヤルファイターに触れろ!」
「なんだか、分からないが、やってやるぜ!!」
その言葉と共に皆がダイヤルファイターに触れると、そこに現れたのは真っ赤に黄金の装飾がされたダイヤルファイターへと変わった。
「誕生、ジャックポットストライカー!!」
その声を聞くと共に俺はジャックポットストライカーをVSチェンジャーにセットする。
【7・7・7】
ダイヤルを回し、同時に引き金を引くと同時に俺の背のマントは仕舞われ、変わりに赤いコートを着ると同時に俺のマスクにはアルセーヌの目の模様が入る。
「決着をつけよう、明智」
「そうさせてもらうぜ!!」
その言葉と同時にアルセーヌをルパンマグナムへと変形し、明智へと向け、それと同時に周りに怪盗団のペルソナ達が現れ、そのエネルギーがルパンマグナムとVSチェンジャーに集まる。
対して、明智もロキを呼び出し、VSチェンジャーに黒いエネルギーを集め、こちらを睨み付ける。
「雨宮あぁぁぁ!!」
「明智いぃぃ!!!」
その言葉と共に俺達は互いの攻撃が火花を散らしながら、地面が割れていく。
引き金から手を離す事ができず、互いに睨み合っていた戦いの中、俺達は叫び続け、やがて互いのエネルギーが暴発し、辺り一帯には大きな光で覆われる。
「くっ」
「宝は」
「しまった」
「頂いたぜ!!」
俺はその言葉と共にダイヤルファイターを押しつけると、明智から特典を奪い取ると、手元へ来ると同時に明智の身体を纏っていた氷は溶け、俺は明智にルパンマグナムを突きつけた。
「どうやら、今度も僕の負けらしいな」
そう言い、明智はどこか満足げに倒れていた。
「それよりも教えろ。
お前達ギャングラーのボスの正体を」
「モルガナから聞かなかったのか?」
「モナちゃんから?」
「あぁ俺も正直びっくりした。
でもどういう事なんだ」
「それは普通はな。
でも案外簡単な話だ、ギャングラーのボスの正体。
それは雨宮連だからな」
「なっ、何を言ってやがる!!
こいつがそんな事をする訳ないだろ!!」
そう言い、竜二は明智の胸ぐらを掴む。
「あぁ、だけど彼ではない彼だったらどうだい?」
「それって、どういう意味?」
「君達はこれまで彼が正しい人間に見えたかい?」
「当たり前だ!!
こいつはいつだって誰かの為に動いていた、それは俺達やこの世界の奴らだって知っている事だぞ!!」
「そうだね、だけど、それが間違った考えに至る事もある」
「間違った考え?」
そう言うと明智が取り出したのはカメラだった。
「その画像を見れば、君達ならば分かるんじゃないかな?」
その言葉の真意が分からず、戸惑いながらも俺達はカメラの画像を見るとそこに映し出されていたのは
「なっこれ」
カメラの画像が気になり、響達もどんどん見に来るが、そこに映し出された画像は町の全てが暗い何かに覆われており、人々はそれを気にせずに歩いている異様な光景だった。
「私達が最後に戦った時の光景にそっくり」
「それってどういう事なんだ?」
「私達はこの世界に来る前の最終決戦で東京がこの姿になったのを見た。
その時は連が助けくれたけど」
「それが分岐点だったのさ。
あの時、彼は奴にこう選択を迫ったんだ。
世界を元に戻すとね」
「えっ」
「奴は様々な手を使い、誘惑したけど彼はそれを断った。
だけど、あちらの彼はその誘惑に負けた」
「それじゃあ、ギャングラーの正体ってまさか!?」
「もう一人の雨宮が作り出した世界」
その事実に全員が驚いている中で俺は気になる事があった。
「それじゃあ、明智お前は」
「あぁあちらの世界で消滅した仲間達の代わりに無理矢理蘇生させられた存在さ。
彼はその後の活躍によって、拡大させ、様々な世界で改心という名の侵略を行ってきた」
「でもそれで転生者と何の繋がりがあるんだよ?」
「怠惰を望んだ人間は、やがて自分中心を願いだした。
彼はその願いを叶える為に転生を行い始めたんだ。
望まない人を巻き込んでね」
「それじゃあ、これまでのギャングラーの転生者は全員その世界の住民という事?
それってやばくない!!」
「雨宮の世界の住人全員が転生者ならば、いくら何でも無理がありすぎる」
「しかしそれに対抗できる手段があります」
その言葉と共に現れたのはラヴェンツアが現れた。
「彼女は?」
「あっ、確か櫻井さんと一緒にいた子?」
「お初にお目にかかります。
私はラヴェンツア、トリックスターを導く存在です」
「それよりも、さっき言っていた倒せる可能性ってどういう事なんだ!!」
「邪悪な意思と共にあるトリックスターを倒す可能性があるのが、我らがトリックスターなのですから」
「雨宮君が!」
「そうだったぜ!
俺達はあいつを倒したんだ、今度だって」
「だけど、今はまだ無理です。
あの時、あなた達は怪盗団として、様々な絆を持ったからこそ発動できた力。
ですが、残念ながらあなた方の世界もまた」
「それじゃあ、お姉ちゃんも皆」
「ですが、我が主は最後の希望を託す為にこの世界への移動をする事ができました。
ですが、それが原因でこの世界を中心に世界は融合が始まってしまいました」
「俺が、次元融合の原因」
「だけど、このままじゃあ、ギャングラーにこの世界も取り込まれるんだろ!
だったら、早くギャングラーを」
「焦る気持ちも分かります。
ですが、奴らがこの世界に攻め込む事は難しいです」
「難しいの?」
「この世界は様々な世界が融合した結果、その衝撃波とでも言う存在がギャングラーの世界自体を遠ざけています。
世界の進行は避けられませんが、対抗できるだけの時間は稼げます」
「俺達はどうすれば良いんだ?」
「力を得る為には様々な試練を越えなければなりません。
そうすれば、いずれ神殺しの力を得られます」
ギャングラーの侵略を止める為には、俺が神殺しの力を得なければならない。
だからこそ
「それじゃあ、さっそく雨宮先輩の特訓開始デス!!」
「私達も強くならないとね」
その言葉を聞き、切歌と調は張り切りだし、皆も一緒に立ち上がる。
「・・・僕はどうやら「何をやっているんだ、明智?」えっ」
「一緒に行くぞ」
「なんで、僕は君達と敵対し、さらには多くの人を殺してきた、なのに」
「だけど、お前は俺を止めようとしてくれたんだろ?
それにお前の罪を償わせるのも俺達の役目だからな」
「まったく、君は本当に馬鹿だね。
でも、だからこそ僕は君を」
そう言い、何か言おうとしたが、言葉を飲み込んだ。
「分かった、僕も彼を倒す為に君達と協力しよう」
「という事は本当の意味で怪盗団復活だな!!
けど、竜二、お前だけ何も変わっていないだろ」
「なっ何を言っていやがる!!
双葉と春だって変わっていないだろ!!」
「いやぁ、私ってばあいつらのおかげで電子系がさらに得意になってね、今後はS.O.N.Gの基地でバックアップする事になったの」
「私は取り付いていてた人が残したデータが残っているから、それぐらいしか」
「そっそれじゃあ、本当に俺だけかよぉ」
そう言い、落ち込んだ竜二を中心に自然と笑みを浮かべながら雑談が始まり、俺達は新たな一歩へと踏み込んだ。