特典を奪う怪盗団   作:ボルメテウスさん

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予告状59 俺達は

明智が俺達の仲間になった事でギャングラーの情報がより正確に分かるようになったが、幹部と同じ立場だったが、それでも情報は未だに不明な所が多かった。

 

「僕の持つこのVSチェンジャーも奴らが君達との戦いの研究の成果としてなんとか作成できた試作品だからね。

僕としては、僕以外真似事をするのは気に入らなかったし、彼を倒す時にこれがあれば厄介だったからね、研究データも全て消させてもらったから」

 

「なるほどな、だけどこれで他にルパンレンジャーが出てくる心配はない訳か」

 

「まぁね。

けど、奴らがいる世界も分からないけどな」

 

「お前は元々はあの世界にいたんじゃないのか?」

 

「厄介な事に、彼の屋敷に行くには案内人が来ないといけないんだ。

何度か仕掛けてみたけど、失敗に終わったけど」

 

「だが、敵の情報に味方が増えただけでも、現状は喜ばしい事だ」

 

「けど、これからどうするんだ?

怪盗団は全員集まって、神殺しの力をどうやって覚醒させるのか?」

 

「それについては大丈夫だ。

実はゴーカイ先輩がここからいなくなる前に「もう一人の師匠は少し時間がかかるらしい。

奴らとの戦いの前にはなんとかなる」って伝言があった」

 

「結局はそれ待ちか」

 

そう言いながら、これまでとは変わりない活動内容に少し戸惑いを感じながらも、僅かだが希望を持てる状況に全員が少し落ち着いた様子になっていた。

 

「んっこれは?」

 

そう言っていると、双葉がパソコンで何かを見つけたのか、操作を行い始めた。

 

「どうした?」

 

「厄介だ、私が作成したギャングラー探知機で奇妙な反応だ」

 

「何時の間にそんなのを」

 

「奴らに取りつかれているおかげで前以上に化け物スペックになったからな。

それよりも明智、こいつに見覚えは?」

 

そう言い、映し出されたのは女性一人と、明らかに人間とは思えない容姿をした奴にフードの男がいた。

 

「厄介だね。

彼らは単体でも厄介な能力を持っている坂本 龍華、巣手居 令男、それに辞在だ」

 

「どういう風に厄介なんだ?」

 

「龍華は一人でも様々な獣の力を操れるが、恐ろしいのはその頭の速さだ。

それに巣手居は他の人の姿を真似る事ができ、辞在は自由に物を作り出す」

 

「それじゃあ、ある意味どんな事に対処できるとんでもない奴らか!!」

 

「なるほど、奴らも本腰を入れてきた訳か」

 

そう言い、俺達は立ち上がり、VSチェンジャーを取り出す。

 

「行くのか?」

 

「ここでじっとしていても仕方ないからな。

やれる事がだけやってみるさ」

 

「そういう所は変わりないようだね」

 

そう言い、明智もVSチェンジャーを取り出す。

 

「大変です!

周辺で、アルカノイズが現れました!!」

 

「何っ!!」

 

「どうやら、奴らは本格的にかく乱する為に手を打ってきたらしいな」

 

「奴ら相手には最低でもルパンレンジャー全員でやらないといけない。

でも「大丈夫」えっ」

 

「雨宮君達はあの人達をなんとかして。

その間、私と翼さん、クリスちゃんでアルカノイズをなんとかするから」

 

「だけど、相手は相当な数だぞ。

しかも見た事のない奴らもいるようだが」

 

「それならば問題ない。

私達も遅れる訳にはいかないから、鍛錬を積み重ねてきた」

 

「お前達が見せてくれたのを参考にこっちだって面白いのができたんだから」

 

そう言い、響達がシンフォギアを発動させると、翼さんの姿はライダースーツ、クリスは龍に、そして響はなんと怪盗のように変わっていた。

 

「これは一体」

 

「なんか雨宮君達みたいになりたいと思ったら、この姿になっちゃって」

 

「シンフォギアには心象変化によって姿は大きく変わるからな」

 

「お前達を見ていて、強くなりたいと思った訳だからな」

 

「だから、任せておいて」

 

「分かった」

 

そう言い、響達にアルカノイズを任せて俺達は急いでダイヤルファイターに乗り込もうとすると

 

「お邪魔するデス!!」

 

その声が聞こえ、見ると切歌が入っていた。

 

「あれっ切歌に調、それにマリアも!!」

 

よく見ると、他のダイヤルファイターにも調とマリアが入っているが。

 

その答えを出すように明智が言ってくれた。

 

「最初に言ったよね、ルパンレンジャー全員でやらないと危険だって。

できないと諦めていたけど、響君達があそこまで強くなっていたのは正直に関心するよ」

 

「だから、私達も早く片付けて、助けに行く」

 

「・・・そうだよな、だったら早く行くぜ!!」

 

その言葉と同時にダイヤルファイターは加速し飛び、双葉の指示する場所へとたどり着く。

 

辿り着くと、既にこちらを捕らえていたのか、巨大な蛸の足が襲い掛かってくる。

 

「どうやら、さっそく歓迎のようだな、行くぜ皆」

 

「分かったデス!!」

 

後ろから切歌の声だけが聞こえるが、皆同じように言っているのだけが確認できた。

 

その掛け声と共にダイヤルファイターから飛び降りて、衝撃を和らげながら走って行くと、俺達に襲い掛かってくる蛸の足を交わしながら、俺達は各々のVSチェンジャー、Xチェンジャー、ルパンチェンジャーに変身アイテムをセットさせると俺達は各々の敵を相手にする。

 

俺と明智は目の前にいる女性の刀を受け止めながら、ダイヤルを回し、同時に彼女の下へと転がりながら避ける。

 

【【レッド】】

 

【【0・1・0】】

 

【【マスカレイド!】】

 

「「怪盗チェンジ!」」

 

【【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー】】

 

「ルパンレッド」

 

「ダークルパンレッド」

 

その声を合わせるように俺達は各々の手に持ったルパンソードを使い、女性の剣を絡め盗り、蹴り上げる。

 

一方、カセットデッキのような怪人へと姿を変えた男に対して、ソーマ、忍、石堂は奴の足から放たれた超音波によってできた地面の割れ目を避けながら、進んでいきながらダイヤルを回す。

 

【ブルー】【イエロー】【エクスナイズ】

 

【2・6・0】 【1・1・6】

 

【【マスカレイド】】

 

「「「怪盗チェンジ!!」」」

 

【【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー】】【怪盗Xチェンジ】

 

「ルパンブルー」

 

「ルパンイエロー」

 

「ルパンエックス」

 

3人は変身が完了すると同時に、手に持っていたVSチェンジャー、Xチェンジャーで怪人に向けて銃弾を放つ。

 

そして身近にあった物を次々に鞭へと変えて、マリア達に向けて放っていた男に対して、マリア達は持ち前の身体能力で軽々と避けながら、シンフォギアをルパンチェンジャーにセットする。

 

【グリーン】【ピンク】【ホワイト】

 

【0・9・6】【0・1・9】【0・4・6】

 

【【【マスカレイド!】】】

 

「「「怪盗チェンジ」」デス」

 

【【【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー】】】

 

「ルパングリーンデス」

 

「ルパンピンク」

 

「ルパンホワイト」

 

その宣言と同時に手に持っていたルパンチェンジャーを変形し、専用武器にすると同時に戦い、様々な方向から攻めて吹き飛ばす。

 

全員が変身を完了すると同時に俺達は一ヶ所へと集まり

 

「怪盗戦隊」

 

「「「「「「「「「ルパンレンジャー!!」」」」」」」」」

 

「てめぇらのお宝、纏めて頂くぜ!!」

 

「奪えるのならば、奪って見せろ!!

ステイ、ジザイ!!」

 

「あいよ、姉さん」

 

「準備はできているぜ」

 

その言葉と共にステイは取り出したカセットテープを自分の身体にセットすると、ジザイの背中を触れる。

 

すると、その姿は変わっていき、そこに立っているのは俺の姿だった

 

「なっ何デスか今のは!!」

 

「姿が変わった。辞在はさっきみたいに物の形を自由自在に変える。

そしてステイは自分にセットした能力を完全再現する事ができる」

 

「つまり、目の前にいるのは本物と同等の偽物な訳ね」

 

「聞けば、ルパンレッドはお前達の中でも最強の存在。

ならば、その俺がお前達に倒せる訳ないからな」

 

そう言い、ステイはVSチェンジャーをこちらに向けて放ってくるが、同時に俺の手元にはジャックポットストライカーが来た。

 

「待たせたな!!」

 

「あぁ行くぜ!!」

 

【7・7・7!怪盗ブースト】

 

その音声が鳴ると、俺は光に包まれ

 

「「「まさか、もう一度この姿になれるとはな」」」

 

「なっそれはまさか!!」

 

たった一度だけの変身した姿で、あまりにも強すぎる為に二度と使用できないと思っていたが、ジャックポットストライカーの力により安定した合体が可能になり、二人との合体も可能になった。

 

「「「あえて言うならば、ルパントリコロール参上!!」」」

 

「くっだが、それがどうしたんだ!!」

 

そう言うと向こうのルパンレッドの手は様々なダイヤルファイターを模した武器に変化し、他の転生者も武器を構えてきた。

 

一瞬だけだが

 

「隙がありすぎるぜ」

 

俺は手に持ったルパンソードを抜刀術の応用で作り出した空気の刃で全てを無力化させる。

 

その隙を逃さなかったダークルパンレッドとエックスは俺の刃に隠れるように女性の背後に飛ぶと同時に蹴り上げ、手にはダークルパンレッドはVSチェンジャーを、エックスはエックスロッドソードを構える。

 

「やらせるかっ」

 

「遅すぎるわ」

 

「えっ」

 

ジザイはそう言い周りを見ると、左右には既にグリーン、ピンク、ホワイトがそれぞれ変形させた武器を構えていた。

 

「これは罠だったのか」

 

「そんなもんじゃない!

ただ単に合わせただけだ」

 

その言葉と共に俺達は各々の武器から必殺技を発動する為に光が集まり、構える。

 

「スぺリオンソード」

 

その声と共にエックスは斬撃を放ち、グリーン、ピンク、ホワイトは各々武器が合わさった巨大な刃が放ち、ダークルパンレッドの巨大な黒い弾丸が、そして俺達の3色の巨大なエネルギー波が前後左右全ての方向を襲う。

 

「くっくそおぉ!!」

 

その叫び声と共に奴らの特典は上へと舞い上がり、同時に回収した。

 

だが

 

「まだだぁ!!」

 

爆発の中から現れたのは巨大なラジカセ型の怪人が現れた。

 

「どうやら、まだまだ諦めが悪いようだな!!

だったら、行くぜ!!」

 

そう言うと共にジャックポットストライカーを装着したVSチェンジャーを再度回す。

 

【GET SET READY?】

 

「行くぜ!!」

 

その音声と共にジャックポットストライカーは巨大化し、同時に俺達は自分のダイヤルファイターを巨大化させ、乗り込む。

 

「怪盗ガッタイムだぜ!勝利を奪い取ろうぜ!!」

 

モルガナがそう言うと共に姿が変わり、その姿はルパンカイザーと似ているが、背中から生えた赤い翼と頭にある金色の冠、そして黄金の剣があり、ルパンカイザーとは違う姿へと変わっていた。

 

「完成!ルパンレックス」

 

その宣言と共に周りを見ると

 

「竜二達はこういう感じなのか!!」

 

「まぁな」

 

「なかなか快適だぞ」

 

俺は後ろを見ると、横一列のソファで、各々の怪盗衣装へと着替えている竜二達がおり、おそらくはジャックポットストライカーの合体時にはいつもこんな感じだろうか?

 

「俺達も忘れるなよ!!」

 

「えっ!!」

 

突然聞こえた声で見ると、そこにはエックストレインが走っていた。

 

「それじゃ、手筈通り行くよ」

 

「「「「エックス合体!!」」」」

 

「えっ」

 

その声と共にエックストレインは合体すると

 

「「「「完成!エックスエンペラースラッシュ!」」」」

 

「まさかグリーン達も!!」

 

「そうデス!

せっかくの巨大ロボット、乗らない手はないデスからね」

 

「お前達だけに無理はさせないからね」

 

どうやら、エックスエンペラーには石堂以外にも切歌達も乗っているようで、その様子はは最初に見せた時よりも力強い印象がある。

 

「さぁ、早く行くぜ」

 

「分かった!!」

 

俺はそう言うと共にルパンレックスは宙へと飛び、その手に持っている剣を構えてステイに向かっていく。

 

「があぁあぁぁ!!」

 

だが、ステイは背中から取り出したカセットをセットすると、その姿は全身が黒く、眼と胸が赤く光っている巨人へと変わり、手に召喚したのは漢字が炎、水、岩、嵐と書かれた剣を召喚した。

 

「その姿がなんだか分からないが」

 

「今の俺達は」

 

ルパンレックスの剣を弾くと、エックスエンペラーが胴体を切り裂く。

 

それにより、剣を手放してしまうも、奴はそのままエックスエンペラーに向けて構える。

 

「ぐっぐぅ!!

ダークオリジウム光線!!」

 

エックスエンペラーに向かって放たれた一撃を防ぐ為に、俺達が前に出ると

 

「私の出番ね」

 

「頼むぜ」

 

そう言うと春が前に出てくると、その仮面を外す。

 

「ミラディ!

マトラカーン!!」

 

その言葉と共に翼にピンク色の光が覆われると、こちらに向かっていた攻撃を受け止めると同時に全てを奴に向かて跳ね返る。

 

「はっ跳ね返っただと」

 

「さぁとどめだぜ!!」

 

その言葉と同時に上空と飛ぶと、竜二達は全員が仮面を取る。

 

それによりルパンレックスの背後には竜二達全員のペルソナが現れ、剣を上に向けると、剣に全てのエネルギーが集まり七色に輝き始める。

 

そしてエックスエンペラーもその腕には緑、ピンク、銀、赤黒の4色の光が集まり、同時に向かっていく。

 

「ファントムシーフ・スラッシュ!」

 

「シンフォギア・トリプルスラッシュ!」

 

その言葉と共に俺達は一斉に奴に必殺の一撃を放ち、今度こそとどめを刺した。

 

「確かに特典を頂いたぜ!!」

 

背後の爆発を確認すると共に戦いが終えたのを確認すると、丁度連絡が来た。

 

「おう、双葉、どうしたんだ?」

 

「大変だ!!

今、結構やばい事になっているぞ!!」

 

「えっ」

 

双葉からの連絡が何を意味しているのか、俺は聞くがそれは驚くべき内容だった。


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